Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊兵の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

<< September 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

2018.09.19 Wednesday

寒い国から暑い国へ アカバ 短機関銃

先日「ヒトラーと戦った22日間」を観てきました。 2次大戦中のソビボル強制収容所の脱走事件を基にした映画で、監視役の兵士がモーゼルスタンダードだったり、MG42がバリバリ火を吹いたりと鉄砲的な見所のある映画でした。 ロシア映画とあってハリウッド映画とはまた違うテンポ感でしたが、面白い映画でした……! こんばんは、アルバイトSです。

 

DSCN0007.JPG

ポートサイド 短機関銃は、エジプトがスウェーデンからカールグスタフm/45の生産設備ごと譲ってもらって造った短機関銃ですが、今回は更にその後継であるアカバ 短機関銃です。 アカバはポートサイドを簡単にした銃、という立ち位置にいます。

 

67d7986e804bdf35c8e64d31d4bea086.jpg

(以前の在庫品のポートサイドです。現在SOLD OUT)

並べてみると結構違いますね……! 簡易型と言うよりもはや違う銃のような印象を受けます。 やけに太い木製グリップは相変わらずですが!

 

DSCN0001.JPG

バレル・ジャケットは無くなりフロント・サイトの位置が変わっていますし(ついでにサイト・ガードは無くなってしまいました…)

 

DSCN0009.JPG

フリップ・アップ・サイトは簡単なピープ・サイトに……

 

サイド・フォールディング・ストックはグリースガンのような伸縮式に変わってしまいました。

短機関銃はもっと簡単でいいと思ったのか、イスラエルとの小競り合いで急ぎで必要だったのか、はたまた単に製造技術が追いついていなかったのか……疑問は深まるばかりですが、スウェーデンの設計者が見たら悲しい気持ちになりそうな変更ですね。

しかし却って個性が出て、マニア目線だと面白くもあります……!

 

DSCN0003.JPG

その一方、カールグスタフから変わらないのがマガジン・ハウジング。 固定しているワイヤーを抜きますと……

 

DSCN0004.JPG

簡単に取り外すことができます。 ただしワイヤーには向きがあり、前後逆向きに戻すとちゃんと嵌りませんのでお気をつけください。

 

DSCN0005.JPG

(上はアカバ、下はスオミのマガジンです。)

カールグスタフと同じと言う事は、スオミとも同じと言うこと……マガジンを並べてみるとスオミの輪っか以外はそっくりです。………と言う事は!

 

DSCN9998.JPG

スオミの複々列マガジンが何の問題もなく取り付けられました!

とは言え、本家カールグスタフが作動不良で諦めた複々列マガジン。 アカバに取り付けてちゃんと作動するのでしょうか!?

フィンランドから始まってエジプトにたどり着いた鉄砲の流れ(更にたどればロシアに行ってまたフィンランドに帰ってきそうです。)……なかなか興味深いですね……!

 

>>アカバ 短機関銃はこちら

>>スオミ M44 短機関銃はこちら

>>複々列マガジンを借りてきたイスパノ・スイザ MP43/44はこちら

 

本日のワンポイント情報!!

大阪店在庫品で、アーマライト AR18 自動小銃 の新たな個体を HPとD/P(詳細画像) にアップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

アーマライト AR18 自動小銃(25万円、税別) こちら


2018.09.18 Tuesday

帽子って名前じゃありません!ピッケルハウベって名前がございます

こんにちは。 秋の訪れを感じ、ワクワクにんまりなアイアイです。
秋といえば、食欲の秋ですね〜。
大好きなきのこに脂ののった秋刀魚!今から楽しみです。

そんな私ですが、この3ヶ月間ミリタリー世界との距離を縮めようと小さな小さな一歩を歩み進めてまいりました。
私の知識はお恥ずかしながら皆無に等しく、他のスタッフやお客様から聞いた話をメモして振り返ったり、おすすめしてもらった映画を観たり、店内を歩いて商品を眺めながらキートンさんやアルバイトSさんに初心者講座を開いてもらったりと・・・

更に、距離を縮めるべくブログに挑戦してみようと筆をとってみました。
皆さんご存知の通り、こちらの業界ド初心者のワタクシでございますので、ここは一つ先生になった気持ちで読んでいただき、教えていただけると幸いです。

『マガジン』といえば、雑誌ではなく弾倉! 『ストック』といえば、在庫ではなく銃床!
この感覚になってきた私は、わずかではありますが、この業界に少し染まってきてるのかもしれません(^^)えっへん♪


今日スポットライトを浴びるのは・・・ ピッケルハウベ です!

じゃ〜〜〜〜〜ん!!

私の頭に浮上した疑問を自問自答で解決していくワンマンブログ始まります。

 

Q1.そもそもピッケルハウベって何ですかね?帽子?(え?そこから?)

19世紀〜20世紀にかけてドイツの軍隊とか消防や警察さんで使われたおっしゃれ〜なヘルメットらしいです。 ざっくりな解釈ですみません。 (ハウベコレクターの社長にカツ入れられそう・・・)
ドイツ語で「ピッケル」は鶴嘴(つるはし)、「ハウベ」は帽子って意味ということを受けて、私の脳内ではとんがりヘルメットと変換されました。


Q2.その尖った槍みたいなものはなんであるんだろう・・・?

当初は騎兵によるサーベルの打撃から守るためにあったらしいです。
でもその後、時を経て守るためというより、どちらかというと当時のドイツ帝国のシンボルの意味合いの方が濃くなったらしいです。 ふむふむ。

 

Q3.試しに持ってみたら・・・ とても軽いです! でも他の棚を見たら、金属でできているようなものも見つけました。 素材色々! なんででしょう。

元祖ピッケルハウベは、硬い皮革から出来ていたようですね。 でも戦争が進むにつれて革が少なくなっていて、南米から輸入もして量産にトライするも、それでも足りなくて、代わりの材料としてフェルトとか、スチールの薄板製、紙も用いられたみたいです。 あ、今回取り上げるこの品物はフェルトから出来ているから軽いのか、なるほど。

それに、兵種によっても作られる素材は違うと。 胸甲騎兵用は、金属製で作られていたらしいですね。 なんかそれを聞いて心からほっとしてしまったアイアイです。 だってフェルトで出来たヘルメット被って戦場に向かうなんて・・・ って思ってしまいました。

 

Q4.そういえば、最近諸先輩がたにおすすめされた戦争映画を見ると、みんな硬いヘルメットかぶっていて、銃弾から頭を守ったり、ヘルメットでお湯を沸騰させたりしていたな〜。 いつからか切り替わったのかな?

第一次世界大戦が始まるとすぐに、塹壕戦で要求される厳しい条件を満たしていないことが明らかになり、革製ヘルメットには弾片や破片を防ぐ効果が無いし、負傷する兵士が多かったし、隠れるのに不自由だった等の問題点を受けて、シュタールヘルム(鉄製兜)とバトンタッチしたと・・・。
合点です!

だいぶ、ピッケルハウベとの距離が近くなってきた気がします(^^)

 

Q5.最後に気になったのが、左右にあるこのマークは意味があるのでしょうか?色も左右で違うみたいです。

右側:このマーク色合い、見覚えがあります。 帝政時代のドイツの国旗の色だ!

 

左側:こちらは、コカルデといってドイツ帝国内の国籍の識別がこれでできるようです。

となると、これは上段の左から2番目! つまりプロイセン王国時代の人が所持していたピッペルハウベってことですね!

おっしゃれ〜なピッケルハウベが気になってしまった方はこちら

 

本日のワンポイント情報!!

スイス 1851/67 後装式狙撃銃 (無可動古式銃) のHP解説を本日追加いたしました。 ぜひHPをご覧ください。 Detailed Photos(詳細画像)は準備中です。個体は、弊社倉庫より東京店へ9/20(木)に到着予定です。

スイス 1851/67 後装式狙撃銃 (無可動古式銃) (32万円、税別)はこちら


2018.09.17 Monday

アルプスのマニュアル(小銃擲弾、ロケット・ランチャー編)

みなさんどうも〜! ボルシチ系アルバイト レナートです。 今回は引き続きスイス軍のマニュアルをご紹介します。 前回は「おしとやか」に拳銃マニュアルでしたが、今回は大火力! ということでライフル・グレネードとロケット・ランチャーのマニュアルをご紹介〜。  

 

DSCN9998.JPG

まずはK31 騎兵銃 ライフル・グレネードのマニュアルから見て行きましょう。 なんとも強そうな弾薬です! Pz-WG(Panzerwuefgranaten)とありますので対戦車擲弾ですね、多分...。

 

DSCN9999.JPG

へぇ〜、擲弾を発射するときはグリップを握り込まないんですね。 確かに、銃弾に比べたら擲弾ってかなり重いので(PzーWG.44 擲弾は重量855gだそうです!)、反動が大きく手首などを痛めてしまうからでしょう。 作用反作用の法則ってすごいなぁ...。

 

DSCN0001.JPG

もちろんストックを肩に当てない! あ、ちなみにスイス兵が腰に付けている缶は擲弾ケースです、なんだか缶詰を連結させたような見た目ですね。 そして肘でストックを挟むようにして発射し、大きな反動を後方に逃がそう!  よ〜く訓練を積んでおかないと、咄嗟に肩に当てて撃ってしまいそうです...。

K31...ではありませんがその前身であるシュミット・ルビン K11 騎兵銃はこちら

 

DSCN0004.JPG

続いてStgw.57で使用するライフル・グレネードのマニュアルです。 K31の使用する擲弾よりも全長が長くなり、もっと強そうに!

 

DSCN0006.JPG

真横から見た射撃姿勢(写真の擲弾は合成されている?)、こんな撃ち方で当たるの?と思っていましたが...

 

DSCN0005.JPG

フロント・サイトと銃口に装着した擲弾のシルエットで照準を合わせているようです...面白い! なんだかアバウトな感じがしますが、これが正規の照準方法です! 「ランチャー・サイトなど甘え!」と言ったかどうか分かりませんが、スイス軍の男気を感じます!  かなり合理的ですが、実際はどのくらいの精度だったか気になりますね...。

擲弾も使えてカッコイイぞ! Stgw.57はこちら

 

DSCN0007.JPG

ガンキャノンのモノマネかな...? お次はこちらのRL-83 ロケット・ランチャー マニュアルです。 砲の全長が1.7mもあるので分割式になったのでしょう。 この写真では外されていますが防盾があります。

 

DSCN0008.JPG

後から弾薬を装填して...

 

DSCN0009.JPG

射手が撃つ! 発射ガス避けの窓付き防盾があり、何だかドイツ軍のパンツァー・シュレックに似ています。 砲身は上のヒンジを介して分割するようです。 分割というか、厳密には折り畳み式砲身なんですね。(ヒンジのピンを抜けば完全に分離できるかも知れません) それがチョット面倒になったのか、後に全長を1.2mに短縮して1本のチューブ式砲身に改めたRLC-83も開発されています。 RL-83とRLC-83のマニュアルもあったのですが、すでに完売御礼です!

 

DSCN0010.JPG

目標の移動速度別の偏差のコーナー。 ロケット・ランチャーあるあるだと思いますが、弾速が遅い(RL-83は100m/秒)ので、100m先を時速40Kmで走る戦車に命中させるには6m先を狙わないといけない...。 さらに風やら気温による炸薬の燃焼速度やらも絡んできそうなので大変ですね。 私なら止まっている戦車でも外す自信があります!

 

DSCN0011.JPG

蛸壷塹壕での待ち伏せ風景。 ちゃんとランチャーも隠れるように掘らなければならない...勉強になります! 壕の中がどうなっているか分かりませんが、中で座れるのかな...? これで何時間も敵を待つのはちょっとキツイぞ!  

 

DSCN0012.JPG

植物を利用した偽装。 ちょっと離れたら見つからないかも!? 戦車のペリスコープからの視界ってかなり限定的ですから、これは悪夢ですね〜! ん?怪しい茂みだな...(直後に吹き飛ぶ砲塔) でも1発撃ったらランチャーのバック・ブラストで位置が丸分かりだと思うので(しかも生身の人間だし...)、それも恐ろしいですね。 絶対に当たる距離まで撃つなよ! 絶対撃つなよ! (スイス式ダチョウ倶楽部)

 

成型炸薬弾の進化によって、大砲や戦車を連れてこないと太刀打ちできない!なんて時代は過ぎ去り、以前よりお手軽に(?)対戦車戦闘が出来るようになりました。 ライフル・グレネードでもある程度は損害を与えらるでしょうし、当たり所さえ良ければ完全撃破も夢ではないかも!? そんなスイス軍 小銃擲弾とロケット・ランチャーのマニュアルでした〜。

 

スイス軍 K31 騎兵銃 ライフル・グレネード マニュアルはこちら

スイス軍 Stgw.57 ライフル・グレネード マニュアルはこちら

スイス軍 RL-83 ロケット・ランチャー マニュアル(お客様連絡中です)はこちら

 

本日のワンポイント情報!!

下取りで、 アカバ 短機関銃 が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)は本日アップしております 。 ぜひHPをご覧ください。

・アカバ 短機関銃 (18万円、税別) はこちら

 

また、東京店在庫品の US スプリングフィールド M1873 トラップドア ライフル (無可動古式銃) のHP解説と画像 を本日追加いたしました。 ぜひHPをご覧ください。

・US スプリングフィールド M1873 トラップドア ライフル (無可動古式銃) (50万円、税別)はこちら


2018.09.16 Sunday

AR18だー!

どーも、ケンです。

AR18という銃は今さら説明するまでも無いかと思います。
何しろ超有名銃の1丁だし、本ブログでも何度も紹介しているし。

一番の特徴は・・・と聞かれると、実は「軽い事」だったりします。
M16もそうなんですけど、アーマーライトという会社は銃を如何に軽く作るか?という点に力を入れていたのかな?と思うくらい。
これは小口径化ならではの設計で、メーカーによっては小口径の銃でありながらがっしり設計したりと旧ライフルの感覚を残しているものも少なくありませんでしたが・・・アーマライトはいち早く小口径らしい、アサルトライフルらしい銃を設計したという感じです。

そんなアーマライト製でもM16はアルミレシーバーですが、AR-18は製造の容易さを重視したスチール・プレス。
あとM16は長らく米軍に使用されたことによるブラッシュアップから、現代ではカービンとレールという新たな改良を見出して独自の進化をした銃ですが・・・
AR-18はこの銃自体の成功は少なかったながら、後の銃に与えた影響は大きかったという。

つまり・・・本人が成長して成功したM16と子供や孫を沢山作ったAR-18という感じで・・・
どちらにしてもアーマライトって凄かったんですねーというのが個人的な意見。

というAR-18ですが・・・今回入荷しました。
0.gif
しかも今回は状態も、使用感がありつつなかなか良好な個体。
かなり使い込まれた個体が多く見られるAR18や180の中では状態が良い品が多いです。

刻印を見ると・・・アーマライト社製ですね。
4.gif

セミ・フルオートなので間違いなくAR-18。
5.gif

なお、この時代ですでにアンビだ。
5-1.gif

ハンドガードもストックもAR-18としてはなかなか綺麗な品が多いです。
6.gif

7.gif

銃身を見ても綺麗さがわかりますね。
13.gif

特筆すべきはストックのガタが無い。
10.gif

AR-18の最大の弱点がこのストックの折り畳みのヒンジのロック部分で、個体によってはロックを触らなくても力を強く加えるだけで畳まってしまいます。
今回の品はロックもしっかりしているし、ガタもほぼありません。これだけでも状態の良さがわかる。

畳んだ状態ね。
2.gif

マガジンは20連が付属。
11.gif

マガジン底にもしっかりとアーマライトの刻印有り。
12.gif

このように複数在庫です(でも気が付くと品薄になったり、品切れになるのはいつものことですね)。
14.gif

?・・・右端の銃はなんだ?似てるけど・・・
あ・・・ベレッタであった。
15.gif
ベレッタはSIG540と兄弟だったり・・・この世界は親子兄弟関係がややこしいですね。

というわけでAR-18でした。複数在庫のうちにご購入の検討をお勧めいたします。
1.gif
>>AR18はこちら
>>一緒に並んでいたベレッタM70/223はこちら


本日のワンポイント情報!!

東京店在庫品で、PPS43 短機関銃 の新たな個体を HPとD/P(詳細画像) にアップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

PPS43 短機関銃 (10万円、税別) こちら


2018.09.15 Saturday

アルプスのマニュアル(拳銃編)

みなさんどうも! チーズとチョコレートが大好きなアルバイト レナートです。 スイスに行きたくなってきた...。

と言うわけで(?)今回はスイス軍の拳銃マニュアルたちをご紹介します〜!

DSCN0000.JPG

M1900 スイス・ルガーのマニュアルです。 ルガーといえば個人的にP06やP08の印象が強いですが...実は本家ドイツより先にルガー・ピストルを採用してたんですね。 スイスでルガーが採用された1900年(明治33年)って、義和団の乱やパリ万国博覧会があった頃です。 かな〜り早い時期に自動拳銃に目をつけたのはスイスの先見性? それとも「多少機構が複雑でもスイスの工業力なら何とかできるだろう」ということだったのか? 本マニュアルはそんな時代の代物で、表紙の下の方には発行年と思われる「1903」の文字...かなり古いぞ! 一部ページに折れや破れ等が見られるものの、ページの紙は非常にしっかりとした印象。 115年も前の印刷物にしては非常に状態が良いのでは?

 

DSCN0001.JPG

トルグ・レバーとグリップ・セーフティーに指をかけた写真。 丸い写真がなんとも言えないアンティークな雰囲気を醸し出しています。 フィルムが普及して間もない1900年代初頭と言う事もあり、この写真は乾版写真(フィルム登場前の感光剤を塗ったガラス板を使うやつ)だったりして...。 このマニュアルの写真はこれと後述する見開きページのみですが、文字による情報量が多めになっています。

 

DSCN0003.JPG

畳まれていた折り目部分に沿って破れが進行していますので取り扱いは慎重に! そーっと開くと...スイス・ルガーの図面が見開きで載っています。 こういう形式のページってワクワクしますね!! 細かいパーツ類が見て取れますが、ルガー・ピストルってちょっと複雑そう...分解したら戻せなくなった、という兵士がいたかも??

 

DSCN0004.JPG

続いて P06/29 スイス・ルガー マニュアルです。 こちらは1942年に発行されたようです。 第二次世界大戦真っ只中の頃ですね。

 

DSCN0007.JPG

P06からはM1900で破損しやすかった長い板バネ状のリコイル・スプリングがコイル状に改められました。 一つのパーツを改良するだけで信頼性がグッと上がるのは良いことです。

 

DSCN0008.JPG

お次はM49 ピストルとスイス・ルガー P06/29が載っているマニュアルです。 こちらは1962年発行で、米海軍がベトコン対策にNAVY SEALsを結成したりキューバ危機が起こったりと、冷戦の構図が激化したあたり。

 

DSCN0009.JPG

なるほど、SIG P210はスイス軍ではP49と言う名前なんですね。 すらっとしたフォルムが如何にもヨーロピアン・オートと言った感じ。 自衛隊で使われる9mmけん銃の兄貴、といったところですかね。

 

DSCN0013.JPG

最後はこちらのスイス軍 シュミット M1882/29 マニュアルです。 在庫品のスイス軍 拳銃マニュアルのシリーズの中では一番最近?な1972年発行です。

 

DSCN0015.JPG

シュミット M1882/29 リボルバー、クラシカルな形で趣がありますね! 短いシリンダーとグリップ形状がかわいい...! 何となくロシアのナガン M1895 リボルバーっぽいですが、しっかりと国章が入っているのでスイスの銃と分かります(笑) ナガン M1895のようなガス・シーラー機能も無いですし、装弾数も6発です。

 

DSCN0017.JPG

M1882という型式からも分かるように、黒色火薬時代のリボルバーです。 他国の黒色火薬リボルバーは10mmぐらいの大口径で威力を補っていたのに対して、こちらのシュミット M1882の使用弾薬は口径7.5mmと少し控えめな印象。 拳銃はあくまで補助兵器と割り切っていたのでしょうかね? 調べているとこの7.5mm 1882 Ordnance弾の設計者はエミール・ナガンさんでした...! ナガン兄弟のお兄さんの方ですね。 ナガン M1895に似ていると思ったら意外なところで繋がりがあってビックリ!

 

DSCN0019.JPG

コルト SAAのような位置にエジェクター・ロッドがあり、排莢するようです。 バンバーン!と侵略者に6連射を決め、山小屋の影に身を潜めながらリロードするアルムおんじ。(レナートの妄想です)

ちなみに各拳銃の配備期間ですが、

・シュミット M1882/29: 1892年〜1949年頃まで

・スイス・ルガー: 1900年〜1960年代後半まで

・P49: 1949年〜1975年まで

となっていて、使用弾薬が違う銃の配備期間が被っている時期があります。 弾薬の管理が大変そうだな...と思いましたが、2007年まで「予備役兵に配備された銃に関しては弾薬と一緒に保管してOK!」だったようで、有事以外なら問題なさそうです。 もしかすると、3種類の拳銃が配備されていた時期があるかも...? 予備役将校アルムのおんじはM1882/29を、ロッテンマイヤーさんはスイス・ルガー、ヨーゼフは何故か最新式のP49を首からぶら下げている...的な。(スイスのこと知らないからって何でもハイジで例えるの止めろ!)

 

少しお戯れが過ぎて記事が長くなってしまいましたね。 社長に怒られないうちに締めに入りたいと思います(笑) 

スイス軍マニュアル、なかなか侮れない面白さがありました! どのマニュアルも若干の日焼け等は見られますが、紙の光沢が残っている物が多く、コンディションが良いのもgoodですね。 最後までお付き合い頂き、ありがとうございます!

 

スイス軍 小火器 マニュアルはこちら

 

本日のワンポイント情報!!

下取りで、下記の無可動実銃コレクション2挺が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)が未だのものは、近日中にアップする予定です 。

ZK383 短機関銃 (23万円、税別) はこちら

スプリングフィールド M1903 小銃 (価格調整中)


▲top