Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊兵の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2018.12.19 Wednesday

4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲の戦歴 ヨーロッパ後編 独ソ戦

皆様こんばんは、先日常連様に帰り際「良いお年を〜」と言われ何だか少々愕然としたナベです。

 

本日もシカゴ在庫の4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲です。 ナベが入荷時に見た際は砲と砲架が分離状態、しかしそれでも凄かったのに合体させたPakの迫力は更にスゴイんだろうな〜。

 

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でナベの感嘆は置いときまして、その4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲で大祖国戦争編です。 間違い無く1941年からの独ソ戦において、この45mm対戦車砲が最も数多く運用され活躍した戦いです。 写真はソ連軍の45mm対戦車砲部隊、演習中(実戦でこんな暴露状態でキレイに砲列を組んでいたらアッと言う間にやられちゃう・・・)でしょうか? 皆ポーズが決まってます。 また砲には緑色と茶色と思われる塗料で迷彩されているようです。

 

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1941年に戦争が始まった時点で黒海からバルト海にかけてソ連軍は212個師団を展開していたそうです。 1個師団54門としたら全部で45mm対戦車砲は・・・212×54=11,448ですので11,448門配備されていた事になります、あれ?1932年から1937年の間に約8,000門生産だけど・・・追加生産されたのか?定員割れや装備未配備の部隊も多数あったようなので額面通りの数の45mm対戦車砲が部隊に配られた訳では無さそう。 写真はソ連兵捕虜の列、ソ連は開戦早々に戦死行方不明捕虜など300万人以上、航空機21,000機以上、戦車20,000輌以上の損害を受けました(日本に限らずどこの国に人でもフツーはドイツの大勝利間違い無し!・・・と思うだろうな・・・)。

 

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状況的にシカゴの45mm対戦車砲は恐らく独ソ戦初期のこの頃にドイツ軍が捕獲した物ではないか?と思われます(上の写真のような状況?)。 対戦車砲は自分では動けないのでトラックなどで牽引して貰う手間が必要な上、野砲や重砲と違って敵との交戦距離が非常に近く、敵が間近に接近した際に逃げ出す時間的余裕が無いため、状況的にも戦場に取り残され捕獲され易い兵器でもありました・・・。

 

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独ソ戦当初ドイツ軍の主力はスペイン戦争時の装甲の薄いI号やII号軽戦車ではなく西方作戦の経験から装甲厚を増した右のIII号戦車、左のIV号戦車となり以前ほど45mm対戦車砲は威力を発揮出来なくなっていました・・・。

 

そして1943年頃からは怪獣のようなタイガー戦車(最大装甲100mm)やパンター戦車(最大装甲110mm)などが出張ってくると45mm対戦車砲では流石に対応出来なくなり主力対戦車砲の地位を降りることとなりました。

 

写真は45mm対戦車砲から主力対戦車砲の座を譲られたZiS-3 76.2mm野砲、プロパガンダっぽいですが後ろ景気良くパンターが煙を噴出してます。(そういえばこの76.2mm野砲、自衛隊の土浦武器学校に置いてたな・・・)

 

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もっとも豹や虎などの猛獣退治には力不足でも軽装甲な戦車や装甲車、トーチカに対する威力は十分だったため引き続き大戦終結まで45mm対戦車砲はソ連軍によって使用されました。 写真は1943年ハリコフの市街地で砲煙を上げる45mm対戦車砲。

 

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また捕獲された45mm対戦車砲などの多くのソ連製兵器はドイツ軍が再利用したり、同盟国に供与若しくは売却されました。 その中の国の一つが東欧のルーマニアでした。 写真は三者三様の武器を携行したルーマニア歩兵の皆さん左の人はライフル、中央の人はMP41短機関銃、右の人はZB26か30の軽機関銃を持っているようですね。

 

MP41短機関銃はこちら

 

ZB系軽機関銃はこちら

 

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そのルーマニアは1940年に独ソの秘密協定の結果ベッサラビア、北ブコビナをソ連に取られ、北トランシルヴァニアをハンガリーに取られ、南ドブロジャまでブルガリアに取られてしまいました(同情を禁じえない・・・)。 そのため旧領回復!大ルーマニア復活!と独ソ戦に枢軸側としてソ連へ侵攻しました、が如何せん戦力が弱体、特に対戦車火器不足が深刻でした。 上の写真は鹵獲したソ連製のT-60軽戦車に鹵獲したソ連製76.2mm野砲をのっけたルーマニア国産(?)のTACAM T-60対戦車自走砲

 

そんな涙がちょちょぎれるルーマニア軍においてソ連からの贈答品45mm対戦車砲は貴重な対戦車火力であったことに想像に難くありません(もっとも戦うソ連軍は最大装甲90mmのT-34/85中戦車や最大装甲120mmのスターリン重戦車の大群ですが・・・)。 写真は草で擬装した45mm対戦車砲を操作するルーマニア対戦車砲兵。

 

45mm対戦車砲はもう一つの枢軸国ハンガリーにも使用されていたようです(若干細部が異なる?)。 写真は1944年10月のハンガリーブダペスト、ドイツ軍と親独のハンガリー矢十字党が起したクーデター「パンツァーファスト作戦」時の画像。 ドイツ軍のキングタイガー重戦車の前で45mm対戦車砲(?)を動かすハンガリー兵たち

 

・・・そういえば20年以上前に文庫本の「シンドラーのリスト」を読んだ際、工場にいるユダヤ人の子供を引き渡すよう親衛隊が言った時にシンドラーが「ウチの工場で生産する45mm砲弾の薬莢の内部を磨くには小さな子供の手が必要だ!」と言い返して子供たちを守った、という記述(確か)を見たときチェコ製とかの47mmではなく何でまた45mm?誤訳?と当時疑問に思ったのですが、今思うとソ連から捕獲して自軍や同盟国に配備した45mm対戦車砲用の砲弾をシンドラーの工場で生産していたのでしょうね(多分)。

 

20年前の疑問を解いてくれた?4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲はこちら

 

本日のツーポイント情報!!

大阪店在庫品で、 ポーランド PPS43 短機関銃 の新たな個体を HPとD/P(詳細画像) にアップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

・ポーランド PPS43 短機関銃 (4.6万円、税別) こちら

また、先日無可動実銃コレクションと同時に入荷した、野戦電話機や無線機の一部をHPにアップしましたので、ぜひHPをご覧ください。まだ商品化していない品が多数ございますが、順次HPにアップいたします。

・ 日本陸軍 九二式電話機(6万円、税別)はこちら

アメリカ軍 PRC-10A 無線機 セット (13万円、税別) こちら

ドイツ軍 第一次大戦型 野戦電話機FF-17型 (15万円、税別)はこちら

・ HT-1 無線機 (ビレッジ・ラジオ)(2万円、税別)はこちら

HT-2A 無線機 (ビレッジ・ラジオ) (2万円、税別)はこちら

 

* 平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。

本年より弊社東京上野本店ならびに大阪店では年末年始を休業させていただく事になりました。

2018年12月31日(月)から2019年1月3日(木)までの間、両店とも休業とさせていただきますので、年末年始のご来店をご検討されているお客様はご注意いただきますようお願い申し上げます。

尚、弊社ホームページからのご注文・お問い合わせにつきましても、2019年1月4日(金)以降順次回答をさせていただきます。

お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。

 


2018.12.18 Tuesday

ロシア語通訳を連れての英国?出張!

まいど!  やっと本来の出張中のブログを現在進行形で書くことが出来るようになったシカゴ社長でございます!!

今回の出張はご覧の通り、日本と英国の往復という至ってシンプルな旅程です。

 

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珍しくロンドンでは乗り継ぎだけではなく、お仕事をしてきましたが、残念ながらいつもの様にビジネスの内容はお伝え出来ません(涙)。 

 

今回の出張は元外人部隊と東京店のボルシチ系?アルバイトのレナート君を伴っての三人旅です。 朝の5時過ぎにヒースロー空港に到着して、予約していたハイヤー(Pre-booked Taxi)の運ちゃんと無事に合流し、まだ朝靄の中のロンドン市内を通って軍関係の施設に到着しました。 そこでずらっと並ぶ銃を片っ端から私と元外人部隊がチェックし、レナート君が記録をとります。 レナート君が「ロシア語を解する」と言う事なので一緒に来てもらったのですが戦果はいかに...。  

沢山の銃の中にシカゴ倉庫で眠っていた「発明者名不明の英国製後装式小銃」と同じ構造の銃を発見しました!   英国製であればパテントから色んな情報を得ることができます。 この見つけた品にはパテント No.が入っていたので、これから糸口になりそうです。 

大袈裟に聞こえますが「シカゴは銃のプロ」ですので「英国製の後装式小銃と思います」なんて素人っぽい事は言えません。 「キッチリ調べて、キッチリ売る」これがシカゴのポリシーでございます。 調べるのに何年かかっても問題はありません。←こんな理由でシカゴ資料室に情報の少ない銃が何百挺も集まってしまいます…。 時たまお客様から「こんな珍しい銃がシカゴにあったんだー!」って言われるのもこれが原因です。 20年以上前に「英軍の試作品自動小銃EM1、XEM1、EM2をあまり調べもしないで売ってしまった過ち」を忘れられません。

さて私は選んだ銃の商談をする為に一日多くロンドン某所に滞在し、元外人部隊とレナート君はシカゴ英国工場目指して夜行で移動!

 

一足先に工場に着いた二人が次回入荷品を整理してくれていました。 米国から届いたライアット/タクティカル・ショットガンの一部です! 実際はまだまだございます!! 私は現用ショットガンは専門外なので元外人部隊とスタッフ・キートンさんがプロフェショナルになってきています。 ウィンチェスター M1897 ショットガンは時代的には私の守備範囲内なのですが…。 

価格もお手頃なので是非バリエーションを集めて下さい。←お陰様で前回入荷品はご好評の内に完売致しました、ありがとうございます!!

 

ヨーロッパ大陸から届いた商品はまだバブルラップ(プチプチ)に包まった状態でこれを英国倉庫で開封するのが私の楽しみです!  世界各国から英国のシカゴ倉庫に無事到着して、まず第一関門クリア!!  レナート君は旧軍の銃を分解して数十年間掃除されたことのない銃の固まったグリースを落として加工の準備をしてくれています。 旧軍の小銃(特に九九式)はタイトな造りなので、加工の際に掃除しておくと後々銃床(ストック)やネジに傷をつけることもなくなります。

 

今回の出張中にわたくしは〇〇歳の誕生日を迎えました。  元外人部隊とレナート君、そしてスティーブ君は別のホテルに泊まっていたので、朝食を一人で摂っていると最初に挨拶に来てくれたのは黒猫…。 これから良い事が起きそうです!!

近い内にシカゴ社長は一線から退きたいですね! そうすれば若い実力のあるスタッフがもっとシカゴで活躍できることになるでしょう。 この歳になって「年間十数回の海外出張」にプラス「毎年増え続ける銃の研究」は物理的に不可能に近くなってきています。 一線を退いても数年間は資料集め&研究のために世界中を飛び回りますが…。

 

工場での昼食は各々が勝手にある食材(ほぼインスタント/レトルト)で使って作るのがシカゴ・ルールです。 今回は特別にシカゴ社長が皆様に麻婆豆腐を作ることに! レトルトの麻婆豆腐ソースの説明書きには「挽肉を80g用意して」と書いてありましたが、英国のスーパーでの最低単位が500g!(説明書きの6倍以上)、思い切って全部使いきったら当然ソースが足りない状態に…。 あとは色々とぶち込んで社長のレシピで出来上がり!!  包丁とまな板はないのに「何故かケーキ・サーバー」があったので包丁の代わりに使ったら、豆腐は問題なく切れました。

私が「昼食を作るぞー!」って言ったらレナート君が「銃剣で料理をするのか?!」と心配していました。

 

前回の銃剣を使って作った料理ブログはこちら

 

今回のレナート君の出張は急遽代理で行くことになったのですが、その働きぶりは日本国内での「そつのない仕事ぶり」を凌ぐものでした。 若干21歳、入社してまだ8ヵ月なのに出来る人材はどこへ行っても出来るもんなんですね!  今回は生憎ロシア語を使う機会はありませんでしたが、次回は気候の良い夏にロシア出張に一緒に行ってもらいます!!

 

 

本日のツーポイント情報!!

大阪店在庫品で、 Kar.98k 小銃 の新たな個体を HPとD/P(詳細画像) にアップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

Kar.98k 小銃 (9万円、税別) こちら

 

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2018.12.17 Monday

サイレント・カラシニコフ!?

皆様こんばんは、先日の百里基地航空祭で引退間近なファントムたちの雄姿を観て思わず涙したキートンです。

 

さて、今回ご紹介するのはこちら。

「AK-47/AKM用 PBS-1 サイレンサー&リア・サイト セット」です。

 

PBS-1は1962年に旧ソ連でPBSを改良して開発されたサイレンサー (サウンド・サプレッサー) で、7,62mm×39弾を使用するAK-47やAKM等に対応しています。

 

早速在庫のAKS-47に取り付けてみました。 一気に隠密作戦用のような物々しい雰囲気になりましたね!

 

PBS-1サイレンサーは分解も簡単で、側面のロック・レバーを押し込みながら後部のやや太くなっている部分を回転させると、本体後部が外れ、内部の部品を取り出す事が可能となります。

 

筒状となった鉄製の本体内部には、バッフルと呼ばれる複数の円盤を金属棒で繋いだ部品の他、厚さ約2cmの「ワイプ」と呼ばれるゴム製の栓が収まっています。 ちなみに初期のPBSサイレンサーでは本体内部にバッフルが固定されており、本体をヒンジで二分割に開いてメンテナンスを行う構造だったそうです。

こちらのPBS-1、もちろん無可動加工は十分に行われており、国内でも合法的に無可動に取り付けてお楽しみいただけます! (バッフル内の弾頭が通過する箇所にはインサートが溶接固定されている他、銃身への取り付け基部についても溶接で塞がれておりますので、サイレンサーとしての機能は一切ありません)。

 

こちらのワイプと呼ばれるゴム製の部品は、発射時に弾頭が通過すると自動的に穴が塞がり、発射ガスの一部を銃身内に押しとどめる事で、減装弾を使用した際でも銃本体の作動に十分なガス圧を確保するそうです。 (戦闘機の自動防漏タンクのイメージでしょうか…?)

 

こちらが発射済みのワイプを銃口側から見たものです。 ワイプは発射直後の弾頭や高圧ガスに晒されて劣化するため、射撃を行う度に減音効果が損なわれていくようです。 ワイプの寿命については諸説あるようですが、概ね200発程度で中心部の穴が広がって交換が必要になるようですね。。

 

さて、こちらのPBS-1、他のサイレンサーと同じく通常弾では減音効果があまり無いため、装薬量を減らして弾頭重量を重くした専用の亜音速弾を使用したようです。 この亜音速弾を使用すると高い減音効果が期待できますが、当然ながら火薬量が減って弾頭が重い分射程が短くなり、弾道も通常弾とは異なるものとなります。

 

この亜音速弾使用時の弾道の変化に対応するため、PBS-1サイレンサーには専用のリア・サイトも用意されました。

 

PBS-1用リア・サイトを 銃に取り付けてみるとこのようなイメージとなります。

 

さて、こちらのリア・サイトの最大の特徴が、スライド部分の両側に設けられたダイヤルです。 ダイヤルを回転させるとダイヤル基部に設けられた突起 (矢印部分) の高さが変化し、リア・サイトのエレベーションが変化します。 これを用いる事により、通常弾から亜音速弾への切り替え時にも再度ゼロイン調整をする事なく、ダイヤルを合わせる事で即座に対応する事が可能となります。

 

通常弾使用時は一般的なAK用リア・サイトと同様に上面の距離目盛を使用します。 最大射程はAKM用リア・サイトと同じ1,000mまで対応しています。 通常弾使用時のゼロイン調整はフロント・サイトの高さを調整する一般的な方法で行います。

 

一方、亜音速弾を使用する際には一度リア・サイトを持ち上げて裏面に刻まれた亜音速弾用の距離目盛を調整してリア・サイトを戻します。 こちらの亜音速弾用の目盛は100〜400mに対応しています。 (やはり通常弾に比べると亜音速弾使用時の射程はかなり短くなるようですね…)。

 

さて、亜音速弾を使用して最初にゼロイン調整を行う場合は、サイト両側のダイヤルを外側に引いた調整ポジションで回転させながらゼロインを調整し、調整が完了した時点でのダイヤルの番号を控えておきます。 (ダイヤルの番号は赤丸部分で示した小さな穴の位置で合わせるようです)。 尚、左右のダイヤルは独立していますが、二つとも同じ番号で合わせておくようです。

一旦ゼロインが完了した後は、通常弾であればリア・サイト上面の通常の距離目盛を使用し、亜音速弾であれば裏面の距離目盛とゼロイン時に確認しておいたダイヤル番号を合わせるだけで、弾薬の切り替えにも即座に対応できるというスグレモノです。

 

…とここまでお話を進めてきましたが、その中で気になったのがこちらのダイヤルに設けられた二本のライン。

 

これらの二本のラインを合わせると、ダイヤル部分を通常の調整ポジションよりもさらに外側に引く事が出来るようになります。

 

この状態でダイヤルを少し回すと、ダイヤルが最も外側に引かれた状態でロックされます。

 

銃に取り付けた状態で両側のダイヤルを最も外側の位置でロックするとこのようになります。

 

この状態ではダイヤルの突起部分がリア・サイト・ベースのランプ部分 (スロープ状になった箇所) よりも外側に来るため、写真の赤丸の位置でリア・サイトのスライドとランプ部分が接触するようになります。 おそらく通常弾の使用時には、亜音速弾調整ダイヤルの突起がランプ部分に接触しないよう、ダイヤルを外側でロックした状態で使用したと考えられます。

 

今回ご紹介しましたPBS-1サイレンサーは、専用リア・サイトとセットで取り付けるとお持ちのAKの印象もガラリと変わるアイテムです。 特殊なアイテムの割にはお値段も比較的お手頃ですので、すでにAKをお持ちの方やこれから購入をご検討されている方にもおススメです!

 

ついでに今回同時入荷したAK用75連ドラム・マガジンも付けていただくと、ゾンビ相手でも戦えそうな雰囲気ですね…!!

 

また、実用性はともかく (?) RPK軽機関銃にも問題なく取り付け可能となっておりますので、この機会にお持ちの銃のイメージチェンジをしてみてはいかがでしょうか?

 

それではまた!!

 

>> AK-47/AKM用 PBS-1 サイレンサー&リア・サイト セット はこちら

>> AK用 75連 ドラム・マガジン はこちら

>> 現在在庫しているAK系自動小銃 はこちら

 

 

本日のツーポイント情報!!

東京店在庫品で、Vz.26 短機関銃 の新たな個体を HPとD/P(詳細画像) にアップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

Vz.26 短機関銃(5.5万円、税別) こちら

 

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2018.12.16 Sunday

4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲の戦歴 特別編45mm in フィンランド

皆様こんばんは寒さに耐えかねて遂に暖房をONにしたナベです(暖か〜い)。

 

今回もこちら4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲の戦歴でございます。 う〜んしかしメカニカル〜それにしても砲撃時の反動は凄かったんでしょうね。

 

本日は独ソ戦に突入しよう、と思いましたが少々脇道へ逸れて1939年のソ連VSフィンランドの冬戦争へ〜。 ソ連兵の皆さん プジョンフカ帽被って45mm砲の周りでポーズ決めてます。

 

写真は(多分)フィンランド軍陣地に向け砲火を浴びせる冬季迷彩の45mm対戦車砲(戦車はソ連軍6,000輌以上に対しフィンランド軍は30輌しかいなかったのでフィンランド戦車VSソ連対戦車砲の戦いは発生しなかった模様)。

 

写真はそのレアなフィンランド軍ビッカース6t戦車(砲塔には識別のため白青白の帯)、勇躍出撃しましたが寒さのため故障車続出、ソ連軍のT-26軽戦車と姿形が同じため(T-26はビッカース6tのライセンス生産品)味方のフィンランド兵はソ連軍戦車と間違えてパニック、木の切り株に乗り上げて行動不能になるなどして(勿論敵戦車を撃破したりされたりも)ほぼ1回の作戦で部隊は壊滅してしまいました。 写真は1940年2月フィンランドのホンカニエミ地区で撃破されたフィンランド軍ビッカース6t戦車(備砲は45mmではなくボフォース37mm戦車砲)

 

冬戦争時にフィンランド軍の対戦車砲はスウェーデン製ボフォース37mm対戦車砲が235門(ライセンス生産でタンペレ砲兵工廠で105門生産)、フランス製25mm対戦車砲が40門、イタリア製47mm対戦車砲12門を保有しました(他にもボーイズ対戦車ライフル、ポーランド製Wz.35 対戦車ライフル 、帝政ドイツのモーゼルM1918対戦車ライフルも使用)。 写真はフィンランドが最も多く保有したボフォース37mm対戦車砲、奥の砲にはタイヤの代わりにフィンランドらしくスキーが付いてますね。

 

対するソ連軍は1個狙撃師団(歩兵師団)に45mm対戦車砲を54門配備していたそうです。 冬戦争が始まった際にソ連軍は23個師団をフィンランドに投入しましたので単純計算すると1,242門の45mm対戦車砲がフィンランドの森林で使われた事になります。 対戦車砲の数でも1,242対287かぁ・・・。 写真は赤の広場?で45mm対戦車砲を牽引するコムソモーレツ装甲牽引車

 

冬戦争中フィンランド軍は79門の対戦車砲を喪失しましたが、約100門のソ連軍の45mm対戦車砲を捕獲し元の持ち主に対し有効活用しました。 皮肉な事にソ連製45mm対戦車砲はフィンランド軍が使用した各種対戦車砲の中で最も優秀な火砲だったそうです(砲弾の重さがソ連製45mmはボフォース37mmの倍の重さがあったとか)。 写真は捕獲したソ連製45mm対戦車砲で射撃するフィンランド兵?(冬季迷彩のスモックを着られると何処の軍隊か判別が・・・)

 

ソ連軍からプレゼントしてもらった45mm対戦車砲はその後の継続戦争においてもフィンランド軍によって(T-34中戦車やスターリン重戦車に苦戦しつつも)使われ続けました。 写真は見切れてますが陣地で45mm対戦車砲(恐らく)に砲弾を装填するチェコ製ヘルメットを被ったフィンランド兵

 

因みにシカゴの45mm対戦車砲に付属する照準器収納箱にはフィンランド軍用を示すSAのペイントが見られます(画像が荒くてゴメンなさい)。 ドイツ軍用の4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲 にフィンランドの照準器収納箱・・・III号突撃砲やMe109G戦闘機のようにドイツから供与(若しくは販売)のケースでしょうか?妄想が膨らみます。

 

今回はフィンランドへ寄り道してしまいましたが次回こそは1941年の独ソ戦の45mmブログを書きたいと思いますのでお楽しみに(?)それでは皆様ご機嫌よう〜

 

フィンランドでも大好評!4.5 cm PaK 184(r) 対戦車砲 はこちら

 

本日のツーポイント情報!!

東京店在庫品で、 RPG-2 ロケット・ランチャー の新たな個体を HPとD/P(詳細画像) にアップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

RPG-2 ロケット・ランチャー(18万円、税別) こちら

 

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2018.12.15 Saturday

フィンランド国立歴史博物館

まいど! すでに次のヨーロッパ出張に来ているのに、前回(10日前)のヨーロッパ(フィンランド)出張のブログをまだ書いていると言う、ダメダメなシカゴ社長でございます!!

 

寒いドイツやスイスの後にフィンランド…「さぞかし寒いだろうな!」と思っていたら、それどころではなく「30分も屋外に出られない状況!」。 昨年のほぼ同じ時期にスタッフ・キートンさんがヘルシンキへ来たのですが「恐ろしく寒いのにスオメンリンナ要塞(海風がまともに当たる島です)までよくぞ行ったな!」と感心いたしました。 寒さにチキンな私は夕食の為に外に出て10分も耐えられず、前回と同じレストラン(新しいレストランを見つけないのはシカゴ的にはNG)に逃げ込みました。 ヘルシンキの人達は寒さにも平気でクリスマス気分を満喫しているのは「凄い!」の一言です!!

 

「タイ焼き屋さんがある〜!」と喜んで行ったら、中身はアンコではなくパンに挟んで食べる具材が…「チキン照り焼き(Chiken Teriyaki)が挟まったタイ焼き!」ってどんな味がするのでしょうか????

 

前回のフィンランド出張の際にスオメンリンナ要塞にある軍事博物館に行って来たので、今回はヘルシンキ市内(それも中心部)にあるフィンランド国立歴史博物館へ行ってきました。 外観はまるで教会のようです。 フィンランドの考古学的な展示品が多い事で知られていますね!

 

フィンランド大公国時代に使用された管打式拳銃がありました。 これは日本国内で発見されたら古式銃として登録証が取れる品ですね。 「この箱入りのペアだったら〇〇〇万円くらいかな?!」と直ぐにビジネス的に展示品を見てしまいます。

 

シカゴ在庫の古式銃こちら

 

フィンランド独立後から第二次大戦までは戦いの時代で、その際に使用された武器が展示されていました。 独立直後に使用されたモシンナガン M1891 歩兵銃、モーゼル Kar.98a 小銃、モーゼル ブルーム・ハンドルと展示方法も中々良くて「続く冬戦争、継続戦争、ラップランド戦争と、これから魅力的な展示が続くのでしょう!  期待感が溢れます!!」←この時点では…。

 

シカゴ在庫のモシンナガンこちら 

シカゴ在庫のKar.98a 小銃はこちら

 

ロシア革命前はフィンランドは大公国として一定の自治は認められていましたが、そのフィンランド大公はロシア皇帝が兼ねていました。 フィンランド大公国はロシア帝国の属国と言っても過言ではないでしょう。 フィンランド大公様(ロシア皇帝様)が座ったと思われる玉座です。 ロシア帝国の双頭の鷲がデーンと入った全くフィンランド的でないデザインですね。

 

最期のフィンランド大公となったニコライ二世の肖像画。 フィンランド大公国軍の軍服でしょうか?  ロシア軍のものとは違うような気がします。

 

フィンランド大公国を建国して自ら初代大公となったアレクサンドル一世(ロマノフ王朝第10代皇帝、フィンランド名アレクサンテリ一世として1809年9月17日から1825年12月1日まで在位)の肖像画。 ロマノフ王朝最も複雑怪奇な性格の持ち主とされていたそうですが、たいがいの皇帝様はその傾向があったので相当凄かったのでしょうね!

 

シカゴ在庫の油絵はこちら

 

帝政ロシアの勲章を主として煌びやかな高位勲章が凝った方法で展示されています。 中でもこの博物館は高級宝石店の様な展示方法でした。 博物館での展示はシカゴの店内内装に活かされているので、戦争博物館でなくてもシカゴ社長の博物館巡りは立派なお仕事になっています! 

 

首都にある国立博物館なので、それこそフィンランドに縁のある銃や軍装品がドンドン出てくるかと思えば、上のモシンナガンの展示以降「銃が全く出てこない」という悲しいものでした。 受付のおねーさんに自分の知っている限りのフィンランド軍関係の戦争を言っても「軍事博物館へ行ってください!」の一言で終わりました(涙)。←現在、軍事博物館は冬期休館中です!

もしフィンランド(ヘルシンキ)に来られる予定があれば是非とも夏のスオメンリンナ要塞島にある軍事博物館へ行ってくださいね!  ここ(歴史博物館)ではシカゴ・ブログの読者の方には少し物足りなさを感じると思います。 軍事博物館の受付のおねーさんはとても詳しくて(当たり前か…)、展示品の解説以上の事(伝説の狙撃手「シモ・ヘイへ」の裏話など)を色々と教えてもらえて助かりました!!

 

シカゴ社長のスオメンリンナ要島ブログ(Part 1)はこちら

シカゴ社長のスオメンリンナ要島ブログ(Part 2)はこちら

シカゴ社長のスオメンリンナ要島ブログ(Part 3)はこちら

スタッフ・キートンさんのスオメンリンナ要塞島ブログはこちら

 

本日のツーポイント情報!!

大阪店在庫品で、 ポーランド Wz.63 短機関銃 の新たな個体を HPとD/P(詳細画像) にアップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

ポーランド Wz.63 短機関銃(19万円、税別) こちら

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本年より弊社東京上野本店ならびに大阪店では年末年始を休業させていただく事になりました。

2018年12月31日(月)から2019年1月3日(木)までの間、両店とも休業とさせていただきますので、年末年始のご来店をご検討されているお客様はご注意いただきますようお願い申し上げます。

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