Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊兵の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2017.11.21 Tuesday

US ヘルメット取り上げてみました

最近築地と銀座が歩いて行けちゃう距離だと知って、築地で美味しいお寿司を食べてから銀座でも美味しい食事を楽しんでしまおうと食べることしか頭に無いミッチーでございます。


本日はアメリカ軍が使用していましたヘルメットのご紹介をしたいと思います。

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普段こちらのマネキンにヘルメットを被せているんですが、被せただけでなかなかの男前たちに変わりますね! さらに、デザインもカッコイイです!このヘルメットを被ってバイクを運転しても大丈夫なんじゃないかってくらい作りもしっかりしています。 (もちろんバイクには使用出来ませんが・・・。)

まずはこちらのU.S. M1917 ヘルメットを見てみましょう。

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形がなんだか可愛らしいです! 鉄で出来たおしゃれな帽子って感じです。 こちらの形状はブロディ・ヘルメットと呼ばれる形状で、ブリトン・ジョン・レオポルド・ブロディが設計した為その名がついたようです。 鍔が皿型になっておりますが、上空から降り注ぐ榴散弾から頭や肩を保護することを目的としていたためこのような形になったようです。 ちゃんと形にも意味があるんですね。

 

続いてM1 スチール・ヘルメットです。

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アメリカ軍における標準的なヘルメットといえばこちらのM1ヘルメットですよね! 戦争映画なんかですと必ずこのヘルメットを被っているイメージがあります。 顎紐を外している兵士が多いのはヘルメットを引っ張られて首を絞めつけられないようにとか、爆風でヘルメットが飛ばされた時に首をもってかれるなどがあるため外しているそうですね。 外帽(Shell, steelpot)と中帽(liner)から構成されており、外帽を道具の代わりにしてシャベル、洗面器、バケツ、椅子などにも使用されていたとか、頭守るだけではなく使用方法も様々なようですね。

 

続いてM2 スチール・ヘルメットと迷彩仕様です。

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基本的にはM1 ヘルメットと形は同じですが、ライナーの構造は異なっています。 迷彩仕様ですとまた雰囲気が変わって面白いですね。


個人的にアメリカ軍が好きなこともあって、アメリカ軍のヘルメットだけ取り上げましたが、他の国のヘルメットもありますので今後ご紹介できればと思います。 最後に、こちらのカッコイイヘルメットですが、一家に1ヘルメット!なんでしたら1人1ヘルメットあれば、万が一の災害にも頭は守ってくれるかもしれませんね。

 

U.S. M1917 ヘルメットはこちら

M1 スチール・ヘルメットはこちら

M2 スチール・ヘルメットはこちら

その他、各時代ヘルメットと軍帽はこちら

 

本日のワンポイント情報!!

下取りで入荷いたしました帝政ドイツ軍軍装品約40点がHPにアップされました。 全て復刻品ですが国内では入手の難しい品ばかりです。 一点物で今回限りの入荷となります、お見逃しなく!

また同じカテゴリーの商品で価格を下げた品もございますので、今一度ご確認くださいませ。

 

帝政ドイツ軍軍装品 復刻品コレクションはこちら


2017.11.20 Monday

タンタンの方が呼びやすい

こんにちは、プリンターのインク、電動歯ブラシの替えブラシ、ひげ剃りの替え刃…これらの消耗品。 理屈は解っているつもりですが、本体を買い替える方が安くつく事にやっぱり釈然としないキヨミズです・・・安物しか使ってないのがモロバレなのは気にしない!
 


安心して下さい、こちらは一級の品でございます!
ポーランド Kbk wz.1988 タンタル 自動小銃です。
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開発は1980年代初頭、ソ連が採用した5.45x39mm弾薬が近い将来、ワルシャワ条約機構軍の標準小銃弾薬となる事を見越したポーランド国防省は、ラドム造兵廠に開発を指示。 ソ連よりAK-74と5.45x39mmの生産ライセンスを取得すると共に、小口径高速弾薬を使用する新型小銃開発、“Cez”計画としてスタート。

ポーランド独自の設計を盛り込んだいくつかの試作モデルが完成するも、仕様の変更(と、おそらく経済的な問題)により、開発は幾度と無く停止・再開を繰り返しますが、冷戦崩壊、民主化を経た1991年、Karabinek wz. 1988 Tantal (カービン モデル1988 タンタル(新型という意味))省略表記、Kbk wz.1988として制式採用となりました。

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生産時期は1991〜94年のみ。 総生産数は25,000挺程で、全て自国軍向けに配備が行われました。 特に政治的、経済的にも混乱が続いていた時期に新小銃を配備した事は、同国の辿った歴史から来る強い国防意識の表れといえるでしょう。 そして同国は民主化後、NATOへの参加を強く要請した国々の一つでありました。 正式加入を果たす1999年以前より装備の西側化を進め、1997年の5.56x45mmNATO弾を使用するKbk wz.96 Beryl (ベリル)採用を以って更新が行われますが、2005年までタンタルも現役にあったようです。 その後は予備兵器として保管された他、余剰は新生イラク軍等に供給された模様です。

現在、ポーランド軍は、モジュラー・システム、マルチ・キャリバー、コンベンショナル/ブルパップが選択可能な先進的な小銃システム“MSBS”を、新しく採用したと伝えられています。(もちろん設計開発はラドム!余談ついでにMSBSのペットネーム“Grot”はポーランド語では矢じりを意味するそうですが、英語ではポンコツ!何というかシニカルな兵隊ジョークっぽくて実にいいですね)




さて、タンタルです。
見た目はそのストックから、AKS-74の東独版、MPi-AKS-74に似ております。
大型のフラッシュ・ハイダー/マズル・ブレーキも同じかな?と思いきや、
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ライフル・グレネードに対応するため、全長が長くなり、形状も異なっています。
サイト側にガス・シール用のリングが見えますね。 前方上の孔は、グレネード発射時に上方も吹き付け、ガタつきを抑えて命中精度を上げる目的の物。


ハンドガード。 上下共に樹脂製ですが、ご覧のように色味、質感が異なります。
また個体により色味の濃淡がはっきりしております。
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特に興味深い変更点が矢印先にあるココ。
AK系では一般的にリアサイトベースに設けられている、ハンドガードロックレバーがココに移植。(画像は後期型でレバー式。 前期型ではマイナスのネジ式になっております)


リアサイトベースはこの様にすっきり。 使い込まれたAKにハンドガードロックレバーが折れている個体を見かけますので、比較的破損しやすい箇所なのでしょう。 またライフルグレネードの使用を考え、強度向上を図った物かもしれません。
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リアサイトはコンバット・ポジション“S”でレンジは1000mまで。
(ポーランド製銃器に稀に見られる“∴”のシールは何でしょうか?プレデターのサイト、と勝手に呼んでますが…)


表面処理は黒の焼付け塗装。 ポーランド製らしい、綺麗な仕上がりです。006.jpg
面白いのはセレクターレバー。 タンタルでは右側のレバーは、発射/安全の切り替えのみのセフティレバーとなっており、

左側面に発射モードのセレクターレバーが独立して設けられています。
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ポジションは“S”は3点バースト、“P”はセミで“C”がフルオートとなっております。
Sはセミじゃあなかったんか!P〜C間の移動量が大きいのが興味深い。
ポーランドは制限点射の利点をいち早く認識していたようで、同様の機構を持ったKbk AKMLの試作モデルがテストされています。


ラドム造兵廠製造を示す、楕円に11の秘匿マーク。
1994年製なので特に秘匿する必要はないんですけど、冷戦の名残りを感じさせる部分です。
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リコイル・スプリング・ガイド・ロッドの後端でもある、レシーバー・カバー・キャッチボタン。
ライフル・グレネード発射時の強烈な反動によるレシーバー・カバーの外れを防ぐため、上方にスライドしてロックする機構を備えます。

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同様の工夫ははポーランド製AK47であるKbk wz.60にも見られる他、ハンガリーや旧ユーゴ等のライフル・グレネードを使うAKシリーズに装備されています。


ストックは東独AKのMPi-KMS-72から設計をとったとされる、折り畳み式ワイヤーストック。
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ラドムでは独自型のスライドストックや、AKS74のプレス製ストックも試したらしいのですが
操作性やグレネード発射時の耐久性に問題が生じたらしく、東独式折り畳みストックの採用となりました。 資料には単に東独MPi-KMS-72よりのコピーとあります。
このストックの採用に際し、東独と正式な提携があったのかは調べ切れませんでした。
ちなみに、タンタルは固定型ストック・モデルの量産は行われず、この折り畳みストックモデルのみとなっています。
(耐久性はともかく、ライフル・グレネード発射時は痛そうですね…)



折り畳んだ状態。 右側に回転して収納します。
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本個体は後期型なので黒色、プラスティック製30連が付属。
前期型は金属製30連が付属します。


最後に東独MPi-AKS-74と並べての一枚。
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共産ポーランド時代に生まれた最後の制式小銃であるタンタル。
実銃はもとより無可動でも貴重な機種です。
状態はほぼ新品同様の素晴らしい品です。


東京店には前期・後期型共に在庫少、
大阪店は、本ブログで取り上げた後期型の個体が一丁のみとなっております。
在庫ありますうちに、どうぞご検討下さい。 それでは今回はこれにて!

 

 

>Kbk wz.1988 タンタル 自動小銃 前期/後期型 はこちら

>東ドイツ MPi-AKS-74 自動小銃 はこちら


本日のワンポイント情報!!

下取りで、ヨーロッパ各国軍装品コレクションが大阪店に入荷いたしました。

内容は下記のとおりです。

スイス軍 M/41 レンジファインダー (ケース・三脚付)

戦前スイス軍 双眼鏡 (革製ケース付)

戦後ソビエト軍 爆撃機射撃用 小型照準器
大戦中 ドイツ軍 30mm 砲弾 (合法安全処理品)

大戦中 ドイツ軍 20mm 砲弾 (合法安全処理品)

ドイツ 国民突撃隊 腕章 (復刻品)

東ドイツ軍 双眼鏡 (NVA刻印入り)

東ドイツ軍 オーバーコート (大佐肩章付)

カナダ軍 ブローニング・ハイパワー ホルスター

戦前型 チェコスロバキア軍 ヘルメット

戦前型 スウェーデン軍 ヘルメット

M53用 木製バット・ストック

 

上記のうち、ドイツ の腕章、東ドイツ軍の双眼鏡及びオーバーコート、M53用 バット・ストック は東京店へ移動し明日到着予定です。
 

 

順次HPにアップして行きますので、ぜひご期待ください。


2017.11.19 Sunday

まるで武器のようなレンチ

どーも、ケンです。

ふと目に留まった怪しげな形状の武器のようなもの
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中国拳法の子母鴛鴦鉞だかを思い出す・・・

裏。
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実は50口径用のマルチレンチです。
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このレンチの特徴!
用途が各部にちゃんと書いてある!

これは便利で、ブログも簡単!と思った私は甘かった・・・
マニュアルと名称が必ずしも一致していない・・・
さらにネットでは各パーツに思い思いの名称が・・・

わかりやすいところから

「BREECH BARREL」
「BEARING SUPPORT」
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これは一目瞭然。ここだ。
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レンチ填めてくださいという凹が有り、アーチもぴったり。
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お次「BARREL BEARING」
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先ほどにもありましたがベアリングっていうと、なんか回転をスムースにさせる部品を言うようなイメージで、それも間違いではありませんが・・・銃でベアリングというと「軸受け」という方がわかりやすいです。
バレルを受けるネジ切ってあるリングみたいな部品を言う場合が多いですね。
この辺。
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「OIL BUFFER CAP」
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と思ったら、こちらには
「OIL BUFFER NUT」
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・・・おい・・・紛らわしい・・・

OIL BUFFERはこの辺りのパーツを言います。
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バックプレートを外さないと普段は直接見ることは無いかと。

で、たぶん、こんなんがバッファーキャップで、
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こっちがナット。
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「ADJUSTING SCREW」
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これは皆様印象に残っているであろうここ。
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そして実は最もよくわからなかったのが・・・
「MUZZLE BEARING」
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これは裏側の凸二つがそうなんですが・・・
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M2 50口径にマズルベアリングがあったっけ?
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航空機銃用のものにはあるんですよね。1919みたいなやつが・・・
それかな?と推測。

ちなみに若旦那は外人部隊の頃は.50口径でブイブイ言わせていたらしいので聞いてみましたが・・・
「うーん・・・自分はフランス語で憶えましたからねー」「でも、このレンチ・・・なんか使ったような気もするな・・・」とのことです。

ちなみに実際の大きさはこんな感じ。
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結構大きく重い。

本当に武器みたい。

こんな感じで・・・是非50口径本体と共にいかが? (武器にしたらいかんですよ)

>>50口径 コンビネーション・ツールはこちら
>>M250口径 機関銃本体はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、Gew.3A3 自動小銃 (FMP製) が東京店に入荷致しました。

HPとDetailed Photos(詳細画像) は本日アップしておりますので、ぜひHPをご覧下さい。

Gew.3A3 自動小銃 (FMP製) (9万円、税別) はこちら

 


2017.11.18 Saturday

MG34 ブンカー・マウントのすゝめ 〜取り付け編〜

こんばんは、アルバイトSです。

 

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東京店2階に圧倒的な存在感を発するMG34のブンカー・マウント。 その重量感もさることながら歯車にクランクに油圧ピストンとメカメカしさに溢れています……!

そんなMG34のブンカー・マウントをご紹介せねばと一念発起しましたが、余りにメカメカしさに溢れた結果到底1回では収まらない量になってしまいました。 何とか3回で収めますので、どうぞお付き合いください…! 今回、そもそもどうやってMG34を取り付けるの?と言うことで取り付け方法をご紹介致します。

世界的に見ても現存数が少なく、ましてやその作動を個人でweb上に公開するような奇特な人(デンマークの私設?博物館の方が手っ取り早く動画をYoutubeにアップされていますのでご覧ください。)はおられない様ですが、折角幻の様な品が目の前にあるので三連作で頑張ってみます。

デンマークのMuseumscenter Hanstholmの動画はこちら

早速ですが、MG34本体をマウントに取り付ける際、狭いブンカーの中で作業しやすいよう、マウントを手元に引き下ろす事が出来ます。

この引き下ろす作業は狭いブンカーの中では必要ですが、充分なスペースがあれば必要有りません。 加えて、台座が床に強固に固定されていないと、マウントを引き下ろした際マウントの重さで倒れ掛かってきます。 常に支えがなければ危険ですので行う際には充分注意してください。

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そんなデンジャラスな作業ですが、引き下ろす際にはマウントの端にあるレバーを操作します。

このレバーを押してグルっと回しますと……

 

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このようにストッパーが持ち上がり、ロックが解除されます。

 

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すると、画像のように引きおろす事が出来るようになります。

 

 なお再度書かせて頂きますが、この作業は台座が床に強固に固定されていないと、ひき下ろした際にマウントの重さで倒れ掛かってきます。 倒れないよう常に支えがなければ危険です。 狭いブンカーの中では必要な作業ですが、充分なスペースがあれば必要有りません。

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この後MG34をマウントに固定しますが、実際にご自宅でMG34を取り付けられる際には、ここからとなるかと思います。

取り付けるといっても殆ど矢印の位置に差し込むだけなのですが、少々下準備が必要です。

 

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と言うのも、マウントの穴の径はバレル・ジャケットに合わせられており、対空射撃用スパイダー・サイトの基部が干渉してしまうので取り外す必要があるのです。

基部は2本のピンで留まっています。 加えてかしめられていますので、個体によっては非常に抜き辛く場合によってはピンが変形してしまう可能性もありますのでお気をつけください。

 

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2本のピンを外すと簡単に分離します。 戻す際は基部をしっかり押さえながらでないとピンが上手く入らず、やはりピンが変形してしまう可能性がありますので、万力(ホーム・センターで打っているようなコの字形のもので充分です!)で固定しながら行うと宜しいかと思います。

 

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スパイダー・サイト基部を外した銃本体をしっかり差し込むと、固定用のラッチがMG34のマウントの位置に来るはずです。

 

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そのままラッチがマウントの溝に噛む様取り付け、ネジを締めて固定します。(今回は雰囲気だけでネジは締めておりません)

 

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銃本体を差し込んでいない状態ですが、完全にラッチを閉めるとこの様な状態になります。

 

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前から見ると銃口が顔を覗かせます。 通常のMG34とはまた違う迫力がありますね……!

MG34の取り付けはここまでですが、このブンカー・マウントには様々な機能が盛り込まれています。

次回はそれらについてご紹介いたしますので、こうご期待です!!!

 

>>MG34 ブンカー・マウントはこちら

>>チラッと写っていたMG34 要塞用弾薬箱(別売り在庫品:お客様連絡中)はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

大阪店在庫品で、ポーランド PPS43/52 短機関銃 の新たな個体をHPとD/P(詳細画像) に本日アップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

 

ポーランド PPS43/52 短機関銃(4.5万円、税別)はこちら


2017.11.17 Friday

KA1のタンタル

こんばんは、KA1です。
さて今回は珍しいポーランド製のKbk wz.1988 タンタル自動小銃が入荷している。 AK-74のコピーと思うなかれ、独自の改良がされている。 しかも前期型と後期型の2種類があるのだ。 早速見てみよう。


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本体は全体的に黒い焼き付け塗装であることが分かる。(前作のポーランド製AK-47 (PMK) はブルー仕上げ、AKM (PMKM) はパーカー仕上げの物が多かった)。 前期型ではマガジンは金属製である。



1.jpg1.jpg1.jpg1.jpg1.jpgこちらは後期型、マガジンは黒色の樹脂製である。



再度前期型、ハンド・ガードやグリップは明るい茶色の樹脂製である。



こちらは後期型、ハンド・ガードやグリップは濃い茶色の樹脂製である。(単なるロットの違いだろうか?)


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ワイヤー・ストックは銃本体の右側面に折り畳む(ロシア製AKS-74とは逆向きである)。 形状からみて、東ドイツのMPi-KMS-72やMPi-AKS-74Nのコピーであろう。


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楕円に11の刻印はラドム造幣廠を表す。 こちらの前期型の個体では1990年製シリアルNo.が入っている。

 

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レシーバー・カバーにも本体とマッチした4桁のシリアルNo.が入っている。


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こちらの後期型の個体は1994年製の刻印が入っている。

 

ここからは通常のAK-74との違いを見てみよう。 まずこのサプレッサー、グレネード・ランチャーとしての機能がある。
サイトの前にある針金状のリングはグレネードを止めるための物。 AK-74よりサプレッサーの全長が少し長いのが分かるだろうか?
(PMK (AK-47) の時代から、ポーランドでは銃口部にライフル・グレネードを採用してきた。 これもその名残か、それとも軍からの要求だろうか)

 

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ガス・ブロック前部のバレル部にリング状の部分があるのがわかるかな? ここにM16の物に似たバイポッドを付けられるのだ。

 

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レシーバー右側面 他のAKと違い、このレバーはセーフティとしての機能のみとなっている。

 

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セレクター・レバーは、この位置にある。(ガリルと同じだね。 但しレバーはM16と同じ回転式のため、こちらの方が使い易いだろう。) しかも3点バースト付きなのだ。 内部構造はFNCと同じ扇形のラチェットを使用している。 (本家のロシア製でも3点バーストは、AK100シリーズから、しかもオプションである。)


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上下で色が違うのがわかるかな? 材質が違うと思われる。 耐熱性の違いだろうか。

 

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前期型のマガジンはリブ付きのスチール製。 AKMを5,45mm化したものだが、フルオート・シアのカットは無く、クリップ・チャージャーの溝がある。

 

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後期型のマガジンは黒いプラスチック製で、AK-74と同型である。 造兵廠マークは無く、左側にロット番号があるのみである。 (後のべリルは、これを5,56mm化したものである。)

 

さて、いかがだっただろうか。 このタンタル自動小銃、AK-74をポーランドで独自改良し良くできたモデルであるが、登場時期が悪かった。 冷戦が終結し、ワルシャワ・パクトも解体されてしまった。 その後ポーランドはNATOに加盟し、5,56mmのべリルを採用したため、このタンタルの製造数は少なかったと思われる。
専門書でも詳しく解説されているのは、床井雅美氏の「AK47バリエーション」(大日本絵画、絶版) ぐらいだろう。 そのタンタルをシカゴで手に入れる事ができるのだ。 AK-74を持っている人はどう違うか比べて見よう。
値段も貴重な割りに前期・後期共に¥162,000(税込)とお買い得。
AKコレクターの方におすすめの逸品である。
ではまた。

 

>>今回ご紹介のKbk wz.1988 タンタル 自動小銃 (前期型および後期型)はこちら

 

本日のワンポイント情報!!

東京店在庫品で、ガリル ARM 自動小銃 木製ハンドガード 着剣装置無 の新たな個体をHPとD/P(詳細画像) に本日アップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

 

ガリル ARM 自動小銃 木製ハンドガード 着剣装置無(17万円、税別)はこちら


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