Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

<< March 2024 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

2024.03.27 Wednesday

漢は黙って……アイアンサイト!

もう寒いのは満足しましたので、そろそろ適度にあったかくならなでいすかね???アルバイトSです。

 

先日、惜しまれながらも(?)も完売となったM76ですが、買取で一丁だけやってきました。

M76は狙撃銃……という事でスコープとセットのイメージが強いですが、今回の個体は本体のみという事でお値打ち価格となっています。(結構安いです!)

 

M76はとにかくデカい……ユーゴ特有の長いストックに太めのグリップ、更に弾薬は8mmモーゼルでAKの中では別格ですね。

WW2の戦後賠償によって、火器や弾薬の生産設備がドイツ譲りですから8mmモーゼルを使用するのも自然な流れではありますが、同時期のM77系が7.62mm×51弾を採用している辺りやはりM76は特別枠なように感じます。 狙撃銃にはより強力な弾薬を……!となったのでしょうか?

 

そんなわけで銃身長も長くテーパーの効いたヘビーバレルとなっています。

 

なにかスコープの代わりになるもの……とウロウロして目に入ったのがM84(ユーゴPK)用のスコープ。

ユーゴのサイドレールはロシアのそれとは少しだけ規格が違うのですが、銃は違えどユーゴ製同士なので幅はピッタリでした。(M76のサイドレールにM84用スコープを差し込むと、最後まで差し込めず途中で止まります)

凄いオフセット具合です……

 

普通に覗くと頬付けがままなりませんが、左目で覗くと丁度いい位置に来ます(丁度良くはない)

右目でアイアンサイトを覗いてCQBしながら、遠くの敵をスコープで照準するタクティカルな運用……は無理がありますね。

お気づきでしょうか?そのキレイな顔をぶっ飛ばしてやるスタイルです。

(そもそもスコープは54Rに適合しているのでレティクル通り飛ばない可能性が……)

 

あまりにも行き当たりばったりですが、M76とM84スコープ、どちらも1点のみですのでどうぞよろしくお願いします……!!!!

 

>>M76 狙撃銃はこちら

>>ユーゴ M84用スコープはこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取で、【無可動銃】 三八式騎兵銃 中期型 (名古屋製)   が東京店に入荷しました。ご予約頂いているお客様にご案内の予定ですが、キャンセル待ちもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

・【無可動銃】 三八式騎兵銃 中期型 (名古屋製)


2024.03.26 Tuesday

似ているようで似ていないM49/57 短機関銃

こんばんは、スタッフ アルマです。


今回は買取で入荷した、ユーゴスラビアM49/57 短機関銃と、PPSh41 短機関銃をせっかくなので比べて見たいと思います。

 


こうして並べてみると、全体的なデザインはPPSh41に似ていますが、機関部などはベレッタ M1938 短機関銃の方が近いように感じますね。 口径は同じ7,62mm×25 トカレフ弾で、マガジンも共用出来ます。

 


一番見た目が違うバレル・ジャケットを見てみますと、M49/57 短機関銃 (写真下) は円筒型で空冷孔も円形となっています。

M49/57 短機関銃では、フロント・サイト後ろのボタンを押しながら回転させると、バレルとフロント・サイトを簡単に取り外しができる機能もあるようです。 (※無可動加工の関係で取り外しは出来ません)

 


M49/57 短機関銃の排莢口は少し傾いており、頭上から空薬莢が降ってくるのを防いでいます!

 


セレクター (水色矢印) がトリガー前にあるのは同じですが、セーフティー (赤色) はクロス・ボルト・セフティになっており、右から押し込むと安全状態になるようです。 視覚的には少し分かり辛いかも?

 


レシーバー・エンド部分は全然違います。

 


勿論分解方法も全く違い、PPSh41はテイクダウンが出来るのに対し、M49/57の場合はエンド・キャップを取り外して後方から取り出す方式となっています。
似ているようでやっぱり全然違う銃ですね!

 

と言う訳で 、以上「似ているようで似ていないM49/57 短機関銃」のご紹介でした〜。

(>> M49/57 短機関銃はこちら)
(>> PPSh41 短機関銃はこちら)

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取で、【無可動銃】M53 汎用機関銃 と MG2 汎用機関銃 が東京店に入荷しました。 MG2 汎用機関銃の方はご予約頂いているお客様にご案内予定ですが、キャンセル待ちもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

・【無可動銃】 M53 汎用機関銃 はこちら

・【無可動銃】 MG2 汎用機関銃 はこちら


2024.03.25 Monday

MG42……じゃない!

揚げ物を自炊するのってめんどくさいよね〜〜〜〜と思いつつ、業務スーパーで売ってるフライドポテトが美味しくてせっせと揚げては食べています。 デブ待ったなし!!! アルバイトSです。

 

絶賛HP作成中のこちらの2丁ですが、どう見てもMG42……ではないんですよ!

 

下の個体はフィード・カバーに立派なユーゴスラビアの国章が打たれています。何を隠そうM53 機関銃ですね。

 

黒のベタっとした塗装のストックに、若干光沢のある黒い樹脂製グリップ・パネルもM53の特徴ですね。 特にグリップ・パネルの素材はM56短機関銃のフレームと同じですから印象的です。 シカゴで仕事をしているとすっかり当たり前ですが、実際比べたことのある方って世間的にはそんなに居ないのかも……感覚がマヒしてきている気がします。

 

スパイダー・サイトの基部が無くてつるっとしているのもわかりやすいポイントですね。

 

そんでもってもう一丁、いやレシーバーにはグストロフ製の刻印打ってるじゃないですか……MG42では??? (シリアルの下のdfb)

 

いえいえ違うんです。 レシーバー・カバーの大きな2の数字を見ればピンと来られる方も多い事でしょう。

 

MG42の戦後仕様ともいえるMG2ですね。 弾薬が8mmモーゼルから7.62mm NATOになりました。

最初から7.62mm仕様で生産したのがMG1、MG42を改造して7.62mm仕様にしたのがMG2と、ちょっと数字の並びに混乱してしまいます。 フィード・トレイが小さくなって、8mmモーゼルが入らなくなっています。

そのほか、それに合わせてフィード・カバーとリア・サイトと銃身と……一見した外観はまるで変わらないのに、思いのほか多くの部品が交換されています。

 

アムトの代わりにNATOの管理番号になったのもポイントですね。

 

そんなこんなでMG42の子孫2丁をじきHPに掲載しますのでよろしくおねがいします〜〜〜!!!

 

>> 現在のUP状況はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取で、 エンフィールド P1860 2バンド 小銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、福山刻印)  が大阪店に入荷しました。是非HPをご覧下さい。

エンフィールド P1860 2バンド 小銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、福山刻印)こちら


2024.03.24 Sunday

BAR M1918A2ですよ

こんばんは、レナートです。

 

買取でBARがやってきました。 超お久しぶりと言うほどではないかもですが、たまに見たくなります...格好いいので!

 

個体によっては二脚が付かない初期のM1918からA2へ改修された仕様ありますが、今回のは最初からA2として生産されたようです。 無印のM1918も久々に見たいなぁ。

 

A2で追加された二脚...現場では重いからと取り外されてしまったりですが、アイコニックで恰好は良いと思います...! でも重量物をマズル付近に追加するのは立射との相性が...。

 

別売で軽い二脚あります。 戦前の民生仕様らしいのですが、A1もこんな二脚だったような?

 

と思ったらM1918A1の二脚はもうちょっとゴツイようです。

 

調べて見るとCOLT R75という民生モデルに装着されていました。 ピストル・グリップ版BARってポーランドのWz.28とかFNDっぽい見た目ですね。

 

民生版は華奢な印象通り549g、一方A2純正は1kg越えです...。 これは反動制御にも役立っているかも。

 

重い重いと言いますが、M1919A6に比べれば全然取り回しやすいですけどね...。 以上BAR M1918A2でした。

>>BAR M1918A2はこちら

>>M1919A6 軽機関銃はこちら

>>BAR 二脚はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取で、【無可動銃】 ステン Mk II 短機関銃   が東京店に入荷しました。近日中にHPにアップ予定です。アップ後に是非HPをご覧下さい。

・【無可動銃】 ステン Mk II 短機関銃


2024.03.23 Saturday

若干郷愁漂うSteyr (ステアー) 社のパンフレット

皆様こんばんは、桜の開花もそろそろかな? ナベです。

 

本日はこちらSteyr (ステアー) 社のパンフレット! 縦約30cm、横約21cm、全11ページの冊子でございます。

 

内容はSTEYR社の小火器の簡単な紹介となっています。 商談会や展示会などで使われたんでしょうね。 最初の銃はオーストリア小火器の代名詞 (?) AUG自動小銃。 内部図解されてます。

 

お次はシカゴでも在庫しているAUGの軽機関銃。 その未来的なフォルムは発表された当時 (今でも十分フューチャーですが) には凄い衝撃だったんだろうな…。

 

(>> シカゴ在庫のAUG系無可動はこちら)

 

先日ツイートしたTMP短機関銃も載っています。 TMPは1994年ごろから販売されたので、このカタログもその頃に刷られたのでしょうか? そんなTMPの横に1969年に採用されたベテランSSG69狙撃銃が並んでるのがなんともGOOD (?) です。

 

(>> TMP短機関銃はこちら)

 

しかし90年代にしてはオーストリア軍の軍装がちと古いような気が…。

 

それとAUGを構えて川か池に使ってるこの方…どうでもいいですが何か80年代に大活躍したチャック・ノリスさんを彷彿とさせますね〜。 おあとがよろしいようで。 それでは〜。

 

(>> Steyr (ステアー) 社のパンフレットはこちら)

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取で入荷した、【無可動銃】SMLE No.4 Mk1 小銃 をHPにアップしました。 ご予約頂いているお客様にご案内の予定ですが、キャンセル待ちもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。

・【無可動銃】 SMLE No.4 Mk1 小銃 はこちら


▲top