Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊兵の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2018.06.12 Tuesday

時差はシカゴの敵です!

まいど!  アッという間に終わったヨーロッパ大陸でのお仕事、スケジュールを詰め詰めにして早く終わらせた方が楽なのか? それとも余裕を持って(少し気晴らしの観光をして)時差を慣らしながらユックリ&キッチリ仕事をした方が楽なのか? 悩めるお年頃のシカゴ社長でございます!!

 

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ジュネーブからヒースローに飛んでお馴染みロンドンPaddington駅に着きました。 今回はいつもの夜行列車ではなく、シカゴ英国工場へ行くまでの途中の駅で気になっていた所に泊まる事にしました。 工場が移転したらこの方面には来る事が無くなりますからね!  この路線はEnglish Rivieraと呼ばれる美しい海岸線を走る事でも有名です。

 

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今回は英国南部ドーセット州の歴史ある街Tauton駅で途中下車!  ブログにアップしてから気付いたのですが、写真右上の大きな「Ladies」と「Gents」のサイン!  「トイレ」や「お手洗い」とかよりも大きくても気にならないと思うのは私だけでしょうか?  ←「シカゴ社長が英語判らんだけやろ!」ってツッコミはご遠慮くださいね!

 

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Tauton駅に大きく貼ってあったARNHEMのポスター!  Arnhemは1944年英第1空挺師団とポーランド独立空挺旅団が橋の占領を目的とした降下作戦が行われたオランダの街で、映画「遠すぎた橋」でも有名ですよね。 小説スターリンググラード(どの?)の著者アントニー・ビーヴァー(Antony Beevor)の新しい小説だそうです。 JRの駅に沖縄戦の「義烈空挺隊」の小説広告ポスターが写真入りのこの大きさで貼ってあったら驚きますよね。 戦勝国とそうでない国との歴史的見解が大きく違ってくるのは仕方ないにしろ、彼らが忘れ去られるのは日本人として複雑な気持ちです。

 

Tauntonのホテルの屋根裏部屋から。 泊まったホテルの写真を撮っておかなければ、どこに泊まったか全く覚えていません。 これらの窓から見える建物は古く見えますが全て新市街地の新興住宅です。 外見を合わせる事で旧市街地との違和感を感じさせないのは日本と違う点ですね!  

スティーブ君の「もう引っ越しはしないよ!」の言葉を信じて新しい英国工場とは別に日本と同じようにくつろげる家(時差がなくなるまでユックリと過ごせる家)を英国工場の近くに欲しいと真剣に考えています。

 

英国Devon州(昔シカゴの工場が要塞にあった州です)とCornwall州(今シカゴ英国工場がある州です)の間(境)を流れるテイマー川。 どちらの州もコーンウォール半島にありますが、この川でDevon州とCornwall州は別れており、イングランドとは地続きでない事からもCornwall人はイングリッシュと呼ばれる事を嫌いコーニッシュと自身の事を呼びます。←実際は川幅がとても狭い場所もあるので地続きと同じですが…。

 

もう日本の地理よりヨーロッパの地理の方が詳しくなってしまいます。多い月では二回もヨーロッパに来るので住める拠点があれば精神的に楽でしょうね!  ←それを島国の英国にするか、ヨーロッパ大陸にするかが悩みどころです。  米国班はシカゴ(レジメンタルス)の発祥地のシカゴにまた家を買えばいいのに…。 やはり住んでいると自分のライセンスも取れるしビジネスをもっともっと広げられますからね!

 

さてシカゴ英国倉庫に着いたら早速大きな仕事が…。 先月オーストリア物流倉庫で選んだ銃がすでに英国に届いていました。 シカゴのビジネスも「時は金なり」と言う事で全ての商品移動を陸路/海路から空路に変えたのですが、このオーストリアからの航空便輸送料が予想の3倍以上の請求が来ました!  ありえない!  何かの間違いかと思い関係者に電話するも問題点が見つかりません。  仕方なくスティーブ君は英国工場の大型バンでは心配なので大きなトラックを借りて空港まで荷物を取りに行ったら、軍用木箱の山…。 

 

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スティーブ君も一緒にオーストリアで銃を選んだので全体的な物量は判っており木箱の山を見て驚いたそうです。 実際空港にはこの数倍の量の木箱があったそうです。

 

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木箱を開けたら一挺ずつダンボールで仕切をして銃に傷が付かないようにしてある。 これは仕方がないか…。 でも「50-60kgもある大きな木箱の中に銃が5挺だけ」って、もう少し考えて欲しかったですね、航空便なんやから…。

 

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丈夫なハード・ケースに入ったHK G28Zも巨大な木箱荷物に入っていたのには少し驚き。 ダンボール箱にでもしてくれたら良かったのに…。  木箱の方が銃より遥かに重かったです。

 

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木箱に入った謎のダンボール箱、この中に皆さまお待ちかねの高級商品が入っていたので木箱でも許せる。

 

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ブルガリア製の未使用AKS47はオリジナルの木箱なので、これも許せる。 

 

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木箱の蓋の裏側には軍から放出された際のラベルが残っていたのでどこの軍(これはシカゴ物流倉庫から5kmしか離れていないスロベニア共和国)から放出されたか判ります。 同じロットの品でも口径が7,64から7,67mmまで差があるのは興味深いですね!←同じ弾を使うのにそれを書く必要がはたしてあるのか?

 

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銃を取り出すと中に怪しげな布袋が二つ…、こんなんが日本の通関検査で出てきたらゲェーー!です。 なのでシカゴは必ず日本からスタッフが英国へ行って梱包まで自分達で行います。

 

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謎の布袋の中身は乾燥剤…、でも非常に怪しげ! 即処分!!

 

重さの根源はこれ。 今年3月にドイツのIWAショーでポーランド人業者に注文したライフル・ケース。 安かったので大量に注文したのがオーストリアで段ボール箱から木箱に入れ替えられ、結局は高い高い買い物になってしました(涙)  重さ5kgほどの商品に対して50kgの木箱に入れるなんて、日本人には考えられません(怒)

 

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シカゴが日本に送る際はこんな特注の丈夫なダンボール箱に入れます。 アートのようなシカゴ流梱包!  今回オーストリアから送られてきた1/10の重さ(梱包材)で倍の商品が入ります。←輸出許可待ちの次回入荷便です。

 

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オーストリアから届いた品の一部。高価な品が多いのでシカゴが泣いてなんとかなりますが、これが安い品物だったら赤字です。 今まではトラックで陸路オーストリアから送ってきたので梱包材料のことは全く気にしていませんでしたが、航空便にするとそういう訳にはいきません。 それと商品の入荷サイクルが非常に早いので、それに合わせてヨーロッパに来るのでまた出張が増える…。

 

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謎のダンボール箱に入っていた品はこれです。これが日本に届くのが楽しみですねぇ〜!

 

初日は夜遅くまで作業をして速攻でベッドに入り「明日は余裕の8時起きだから、アラームはいらんワ!」って同室のスティーブ君に「日本人は早起き」をアピールして無謀にもアラームなし。 実はスティーブ君の息子さんが明日午前中の飛行機で出発するのに…。翌朝8時に東京店からのメールで目が覚め危うくセーフ!!  スティーブ君も親のメンツを潰さずに無事空港まで息子さんを送って行きました。

 

いつもは日本サイドに「簡単な用事でこっち(英国時間の夜中)にメールしないでちょーだい(怒)!」って言ってるのに身勝手ですよね!  東京店のフォクスさんが英国時間の朝8時になってもこちらからメールがないので機転を利かせて8時を待ってメールをくれました。シカゴの出張での大きな問題は時差、8時間(冬は9時間)も時差があると英国の夜中に連絡してもよい案件(要件)なのか日本サイドではかなり悩むみたいです。 なので時差で夜中でも私が目が覚めたら「今から連絡が可能ですメール」を日本に送ることになっています(ちなみに今朝連絡可能メールを送ったのは朝5時)。 そうすると日本側でもチョットした用事でも私が起きているので安心して連絡が出来ます。

 

今回はフォックスさんが天使のように思えました。 多分あのメールがなければ爆睡したまま10時頃まで寝ていたと思います。←当然スティーブ君の息子さんは飛行機に乗り遅れて…。

 

シカゴではお客様の判らない苦労が沢山あるのです!  チャン!! チャン!!!

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、 三八式歩兵銃 初期型 が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)はすでにアップしております。 ぜひHPをご覧ください。

三八式歩兵銃 初期型 (12万円、税別 ) はこちら


2018.06.11 Monday

HITLERKAPUTT!(ヒットラー・カプート!)

まいど!  常連のお客様から『 社長の仕入れ日記も“一冊の本”にまとめてほしいものです 』とのコメントを頂いて「これは儲かるやないか!」と早速ソロバンを弾いたシカゴ社長でございます!!

題名も考えてくださって『 私は○浜のドンどん・イケいけ〜4000丁の銃を“正規輸入”した男 』パクリの題名ですが4000万円を4000丁に置き換えたら少な過ぎですよね!

 

頭と時間とセンスを使って小説を書くより実際の事柄をそのまま暴露本にしたらどれだけ楽チンか…、まさしく「事実は小説より奇なり」です。

 

今回の出張も肝心の商売部分が社外秘なのでタダの旅行記になってしまいました(涙)

 

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ヘルシンキからはFinnairに乗ってジュネーブまで一っ飛び!

 

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眼下に見えるのはレマン湖に面したジュネーブの街です。

 

ジュネーブからはレンタカーを借りて昨年軍事博物館へ行った「モルジュ(Morges)」の街で一泊。 イベント会場は同じ湖に面したローザンヌの郊外ですが、ローザンヌに泊まるより「このモルジュ」の方が遥かに美しく落ち着きます。

 

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夜の10時近くでもこの明るさ、レマン湖に面した閑静な公園、ヨット…。 スイス人は余裕がありありです。 

 

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一人旅なのにオシャレなレストランで夕食を取ることに…。 一人だからこそシーフードの店に入れます。←元外人部隊はシーフード嫌い。

 

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注文したのはムール貝の白ワイン蒸し、バケツのような鍋に入った大量のムール貝をひたすら戴きます。 ベルギー名物なのでベルギーに行ったら必ず注文する一品。 好き嫌いが分かれる料理なので連れがいる時には専門店には入りませんが、今回は好き放題できる一人旅。

 

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モルジュの街は軍事博物館があるほど武器の生産地としても有名でシカゴ資料室にも古いスイス軍用銃でモルジュ製があります。 今夜泊まったホテルのレストランにはモルジュ製と言われる鎧などが沢山飾ってありました。 しかしこれはフランス軍の胸甲騎兵のモノ(Model1872)だぞ…。

 

シカゴ在庫の胸甲騎兵の品はこちら

 

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翌朝、モルジュの軍事博物館前を通って会場に向かいました。

 

モルジュ軍事博物館のブログはこちら

 

イベント会場前には業者さんが乗ってきたWillys Jeepが停めてありました。

 

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会場内部、20周年記念イベントでしたがいつもと変わらない面子でゴメンナサイ状態、でもまた来年も来るのでしょうね!

 

2017年のLa Sarrazイベントはこちら

2016年のLa Sarrazイベントはこちら

 

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フランス語圏のイベントの楽しみは会場での食事。 どんなに小さなイベントでもサンドイッチだけはあり得ません。 メイン料理(チョイス無)と地元ワインが必ずあって美味しい…。 そして昼過ぎには食べ散らかして(飲み散らかして)商売そっちのけで終わりと言う典型的なフレンチ・パターン。 今回は酔っ払った大男のお爺さんがぶっ倒れて男三人でやっとこさ医務室に連れて行くハプニングもありました。

 

そう言えば二年前のパリのイベントでも隣でワインを飲んでいたお爺さんが食堂で突然ぶっ倒れて一緒にいた元外人部隊が介抱する場面もありました。 銃で撃たれた仲間の応急手当の心得はあっても原因不明で倒れた人を介抱するのは初めてだったと思います。 私には何が起こったか判らずオドオド…。ウェイターが砂糖を舐めさせた後フツーに鉄砲談議を始めたのには驚きました。 急に血糖値が下がったのですね、そう言えばゴッドファーザーでもそんなシーンがありました。←またかよ…。

 

さて会場の外に出るとお客さんがドンドン軍用車両に乗って集まって来ています。 毎年同じ季節に来るのでそう思うのか、いつ故障するか判らない年代物の軍用車両でも「こんな素晴らしい気候の中で、故障のリスクがあってもドライブ出来たら楽しいな!」と思います、マジで!

 

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第二次大戦仕様のジープの後ろにドイツ軍のヘルメットがぶら下がっています。 何やらペンキで落書きがしてあるようですね。 

 

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HITLERKAPUTT(ヒットラー・カプート)は「ドイツ語でヒットラーは終わりだ!」の意味ですね。 Kaputtはドイツ語系のコレクター/業者がよく使っていた言葉。 無可動銃はDeko(waffen)で、当たり前の用語として始めから知っていましたが「カプート!」って言われて最初意味が解りませんでした。 壊すとか使えなくするとか死んでる?って言う時に業者が「カプート! カプート!!」と連呼していました。 多分英語のDeactivatedよりもっともっとスラング的な言い方だと思います。←Googleで調べろや…。←調べたら英語のスラング(ドイツ語が語源)でほぼ同じ意味の形容詞で使われているようです。 スティーブ君に聞いたら知らなかった…。←「お前ホンマに英国人?」ってからかうと「ああ、カプット(kaput)ね!  発音が悪いので判らんかったよ!」って言われてしまった…。 第二次大戦後にGIが持ち帰ったスラングでメカが壊れた時に主に使うそうです。

 

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その後ろにダッジ WCがありました。 ジープより私はこちらが好きなのですが、日本での運転はジープに比べて難しいようですね!←運転した事ないケド。

 

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他にも色んなジープがありましたが、怪しげなフォルクスワーゲンのバンが…。

 

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中を覗いて"ギョ〜!"、スイス軍の通信兵(リアルなマネキン)にメンチを切られました。

 

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会場で仕入れた品は知り合いの業者が預かってくれて二ヶ月後のスイス出張の際に受け取る事に。 今晩またジュネーブに戻って英国まで飛行機で移動なのでいくらアンティークの古式銃でも運べません。←一度ドイツから古式銃を正式な手続きを取って飛行機で運んだ事がありましたが、もう大変でした…。

シカゴ資料室に無い古式銃なんて珍しい品ばかりで「こんな(日本では)誰も知らない銃を仕入れてどーするんや!」状態です。 知識が深まるのは半面怖いもんで珍しいと判ってしまえば「それが商売になるならないは別として買わな損!」って気持ちで買ってしまう…、特に売り手が知らなかった場合は特に。 本当はそんな誰も知らないような究極の知識はなかった方が良かったかも…。 イヤイヤ!  シカゴ社長の実際にブツを仕入れた知識がお客様の信頼を得ているので決して無駄ではありません。 自分の(会社の)お金を払って仕入れて「沢山の現物資料を所有して話す言葉には重みがあります!」と言い訳を言いながらドンドン古い時代の品を仕入れるのは経営者としてどーでしょうか…。

 

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今回のレンタカーはAUDIの高級スポーツ・セダン。 たった1日だけのレンタルに限っていい車にアップグレードになるなんて…。 このイベントでイタリアのオークション・ハウスの話を聞いて「この車でスイス・アルプスを越えたら2時間でイタリアに行けるな!」と半分本気で考えましたがこの計画は次回に。これでまた一つシカゴの取引先が増えてしまった…。

 

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レンタカーで走っていると「ガイドブックに載っていないようなお城」が沢山あります。 名もない村(実際はある!)が味わいがあって◎

 

短い出張ですが、商売以外にも何か得るものが沢山あったので楽しいですね!  シカゴ出張はガイドブックに載っていない情報(どーでもエエことが殆どですが…)が満載です!!

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、 ベレッタ M70/223 自動小銃 が大阪店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)は本日アップしております。 ご予約頂いているお客様にご案内の予定ですが、キャンセル待ちも承りますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

 

ベレッタ M70/223 自動小銃 (18万円、税別)はこちら


2018.06.08 Friday

スイス La Sarrazのイベント

まいど!  「そこまでして出張へ行くか!!」っとツッコミを入れられそうな シカゴ社長でございます!!!

 

スイスはオリンピック本部があるローザンヌ郊外の小さな田舎街La Sarrazで開催される小さな小さなミリタリー・イベントに行ってきます。

6月のスイスは旅行(出張です!)には最適のシーズン。 毎年6月の出張を楽しみにしているのですが、一週間前にヨーロッパから帰国したばかりなので「今回はあわやキャンセルか!」となりそうでした!!

 

2016年6月の出張ブログはこちら

2017年6月の出張ブログはこちら

2017年のスイスのイベント・ブログはこちら

 

1999年から始まったこのイベントは今年で20周年、スイス各地はもとより近隣のフランスやイタリアからの業者も今回だけは集まるとの事なので行く事になりました。本来は 何があるかと言えばスイス物、それだけです。 

 

ただ今回だけは20周年記念イベントと言うことで「普段とは気合の入れ方が違うぞ!」との情報が入って来ました。 WWIIミリタリー・リエナクター(良く言えば→歴史再演者、言い方が悪ければ→戦争ゴッコ)のグループも多数参加するので多分今回は第二次大戦物が少しは出るのではないかと期待しています。

 

今回の旅程はこちら

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スイスへ行く前に先日ヘルシンキで会った業者にコンタクトをとって商談を進めたいと言う魂胆もあり今回も懲りずにヘルシンキ経由です。フィンランドはブログでも何回も取り上げられているように、大国ソ連と国を挙げての総力戦を行ったため、世界各国(主にドイツ軍)の兵器や装備を使用しました。 戦後その中でドイツ軍物を流用した品がフィンランド軍から放出され(すでに軍からは完全に放出は終了)業者の手に渡っています。 今回の商談もそのような品(残念ながら兵器ではありません)で、ヘルシンキ湾の南、エストニアの首都タリンにある倉庫に大量に物資を保管しているとの事。

 

 今回はエストニアまで行けないので(8月には行きます)お話だけ。 フィンランドは物価が高く物価が安いエストニアに保管しているそうです。「フェリーで一時間半で行けるバルト3国もエエよね! 」で決定!!  これらの軍装品はシカゴの専門外ですが、これからシカゴは40年間のコネクションを活かしてミリタリー分野の商社的な役割を目指しています。 

大阪ショットショーでこれらの商品を業者さんへ卸す話も進んで、色んな意味で大阪のイベントへの復帰は大成果がありました!

シカゴ社長一人ではヨーロッパとアメリカの二方面攻撃は難しかったですが、今ではシカゴ米国班が成長してくれたのでシカゴが昔みたいに旧軍の品をアメリカ市場にバンバン出す日も近いと思います。

 

九五式軽戦車の英国(現在はポーランドにあり)からの里帰り計画もシカゴ・コネクションの一つから実を結び始めています。

 

九五式軽戦車のシカゴブログはこちら

九五式軽戦車里帰り計画のカマドさんのブログはこちら

スタッフ・キートン氏のポーランド出張ブログはこちら

 

では新たなコネクションを作るために行ってきます!!

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、 ルーマニア AIM 自動小銃 が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)はすでにアップしております。 ぜひHPをご覧ください。

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2018.06.01 Friday

シカゴ北欧ツアー (Part 6、イェーテボリ・ミリタリー・イベント編)

まいど!  今更ですが買付けが天職のシカゴ社長でございます!!

 

自分で言うのも何ですが、40年近く一つの事に同じモチベーションでおられたのは凄いことだと思います。 高校生の頃にドイツのミリタリー・イベントへ行った時と昨日スウェーデンのミリタリー・イベントに行った時の期待感が全く同じ!  毎月毎月毎月毎月行っているのに新しいイベントへ行くときは同じようにワクワクします。 そしてこれが私の仕事、やっぱり天職ですね!

 

今回は交通の便が悪い所だったのでタクシーで行きました。 住所をタクシーの運ちゃんに渡して着いた先は「雰囲気がどう見ても違う、もう建物が違うと言う以前の問題。 エリアが違います、ミリタリー・イベントがある地域ではありません」。 現地に着く途中で「おかしいな、間違っているな!」と気づいてはいましたが…。 Googleマップでもその位置を示しているので、仕方なくタクシーを降りてミリタリー・イベントを知っていそうな人を見つけて道を聞きました。 もうだれに(どのような人に)聞いたら良いかまで察知できますね。

 

バッチリ知っている人に聞いたらトラムに乗って一駅目「結構離れているな!  これが違っていたら面倒だなぁ!」と思いながらも自分が見つけた人を信じて行ってみると「何となくありそうな気」がしてきました。

そしてこの門を見て、確信をしましたね「ここだ!」って。

 

建物が見えてきたらもう近くに歩いている人がみんなコレクターだとすぐに判ります。 それに入り口にはOD/迷彩の物品が並んでいますし…。

 

表にこのような放出品のお店を出ていたらちょっとダメなサインです、残念な予感が…。

 

以下場内撮影禁止のため字幕で会場の様子をお伝えします。

さて中に入ってみるとやはり規模は小さい、建物の大きさで入る前から想像は出来ましたが…。 でも何があるかは判らないので早速一周してみました。 ワクワク!

 

銃はありましたがライセンスの不要な古式銃だけ、それもスウェーデン/ノルウェー(古式銃の時代は同君連合)と米国南北戦争の品のみ。  他の欧州列強の品は皆無です。 スウェーデンはユーロでは無くスウェーデン・クローナ(SEK)と言う中途半端な為替レートの通貨表記なので「安いのか高いのか」初めは判りませんでしたが、ユーロの10倍と考えればSKE10=€1で計算できます、簡単…。 南北戦争の品は他のEU諸国より高かったです。 スウェーデンでも古式銃に分類されるハズのレミントン ローリング・ブロックはかなりの挺数をスウェーデン軍が使用(製造も)したのでそれらのバリエーションが安くあるかと思いかなり期待していましたが、それも皆無です。 フリント・ロックとパーカション・ロックが殆どで、若干時代が新しい(1840-50年代)スウェーデンとノルウェーの「カマーラダー(後装式の意味)」小銃しかありませんでした。

*スウェーデン ローリング・ ブロック  M1867 歩兵銃【5276】

 

カマーラダー小銃は他では見ないので、サッラとご説明すると…。

19世紀中頃にノルウェー軍とスウェーデン軍で使用された特殊な後装式小銃です。 ワザワザ銃名に「後装式」と呼ばれるこの小銃は「1842年当時では画期的な後装式」だったからです。 まず1842年にノルウェー軍で採用され、各種バリエーションを経てローリング・ブロックが採用される1867年頃まで主力小銃として使用されました。 1840年初頭のヨーロッパ列強ははまだまだ前装式の時代で、やっと1860年代なって慌てて前装式を後装式に改造を始めました。 カマーラダー小銃は前装式からの改造ではなく、全く新しいシステムのライフルで当時そのような新型小銃を実用化/制式化したのはプロイセンのドライゼ小銃だけでした。 当時ノルウェー軍は「軍事予算なんか省みず新型小銃の採用に踏み切りった」と言われました。 すごいですねぇ〜!  技術的にはすでにいくつかの後装式小銃は開発されていましたが、当時の多くの列強では膨大な数の前装式を抱えていたので「安価に前装式を後装式に改造する倹約的な(常識的な)方法」を選んだのは当然の成り行きでした。

 

カマーラダー小銃の特質すべき点は当時の撃発装置の主流(後装式であっても)は昔ながらのサイド・ロックでしたがボックス・ロックと呼ばれる撃発機構がレシーバーの内部に収まっているシステムを使用している点です。 ボックス・ロックはすでに民間の小型拳銃では多用されているシステムで、部品が少なく単純でトラブルの少ない長所がありました。 しかし銃身軸上にハンマーが来ることで照準を合わせる事が難しい欠点がありました。 カマーラダー小銃はその問題点をアンダー・ハンマーであっさりと解決しました。 また後装式でもパーカション式だったのでキャップを被せたニップルからの撃発時に起こる火花が射手に及ぶこともなく安全面でも優位でした。 軍用銃でアンダー・ハンマーの小銃を採用したのはノルウェーと同じカマーラダー小銃(ハンマーの形は異なりますが)を1851年に海軍用に採用したスウェーデンだけです。 後装式のシステムは米国のホール・ノース小銃と同じチャンバー・シリンダーが上方に跳ね上がる構造でした。 ホール・ノース小銃は当時としては画期的な構造でしたがガス漏れを解消できませんでしたが、カマーラダー小銃はガス漏れを抑える点では遥かに優れていました。

ホール・ノース M1843 カービン5289

 

今回のイベントでスウェーデン軍用を始めノルウェー軍のオリジナルであるカマーラダー小銃のバリエーションを見て触る事が出来てこの興奮した思いをもっとお客様に伝えたいのですが、このままブログでカマーラダー小銃のバリエーションや魅了を伝えてもお客様の顰蹙を買うような気がしますので自分の中だけで盛り上がっておきます。

イェーテボリのミリタリー・イベントで東洋人を見るのは初めてなのか多くのコレクターから声がかけられて情報的には非常に有意義でした。 またカマーラダー小銃についてこの「謎の東洋人」がかなり知っていたのには驚かれました。 私的には古式銃に興味があればカマーラダー小銃は「横綱」「大関」までは有名ではありませんが「小結」あたりに順位付けされる特別な銃だと思います。

 

ただこれらのバリエーションまでいってしまうと国内では多分同じネタで盛り上がれるお友達は皆無でしょう。

 

さて銃の売り物はこのような感じで一応まとまりがありましたが軍装品になるとスウェーデン軍用が主流(しかし放出品程度の品でコレクターズ・アイテムはなし)で他の国(大戦中のドイツ軍を含め)は非常に中途半端な品揃えになっていました。  特にどの時代が人気があるとかでも無く、価格が安い品なら何でも的な感じです。 これはスウェーデンが大戦中は中立だったかもしれませんね。 同じ中立国のスイスのイベントでも言える事で大戦中の品揃えはかなり残念な内容です。←しかしスイスは自軍の品への愛着は半端無くてスイス軍を本格的に集めるにはスイスに行かなければ話にならないくらいです。 反対にこのイベントにあるスウェーデン軍の品は海外(日本でも)手に入るような品(国内のミリタリー・ファション系のお店で購入できます)ばかりです。

 

銃屋としてはスウェーデン・モーゼルの素晴らしいコレクションも見られると思っていただけに期待外れでした。 この時代まで下ればシカゴのお客様と盛り上がれるのに、残念ですね。

 

また出店者の業務がグローバルでないのか「古式銃を英国まで送ってもらえるか?」と聞いても誰もNo(無理)としか答えてくれません。 知り合いのスウェーデンの業者が来ておればその業者に買った品物を預ける事もできたのですが、彼は来ず結局仕入れた銃はなし。 これが全てのスウェーデンのイベントで言える事ではありませんので、次のストックホルムのイベントでリベンジしてみます。

 

シカゴ資料室にはまだまだデータ採取中の品が多く商品化できませんがスウェーデン軍用銃が十丁程あります。

 

と言う事でスウェーデン軍が愛してやまないスウェーデン・モーゼルのシカゴ資料室にある品(データはまだですが画像のみあり)を数挺をご紹介して「シカゴ北欧ツアー 全6編」を終わりたいと思います。 一週間近くも長々と苦しいネタにお付き合い頂き誠にありがとうございました。 海外出張で「毎日のブログ更新はネット環境の問題や社外秘情報も多く大変だった」のがよくわかりました。 これからはシカゴ・スタッフさんには出張中は二日に一本でOKです。←それでも多い!

 

*スウェーデン モーゼル M1896 歩兵銃5479

 

*スウェーデン モーゼル M1896/38 短小銃

 

*スウェーデン モーゼル M38 短小銃

 

*スウェーデン モーゼル CG80 マッチ・ターゲット ライフル

 

 

本日のツーポイント情報!!

*明日6月2日(土)〜6月3日(日)のショットショージャパンスペシャルにシカゴ社長の個人的なお店「宮崎商店」が出店いたします。

ショットショージャパンスペシャル

サンボール地下1階会場
(大阪市中央区西心斎橋2-9-28)


ショットショージャパンスペシャルの公式HPはこちら
開催時間

6月2日〜6月3日 10:00〜17:00

今回の宮崎商店取扱品はシカゴの店舗では通常は販売しないトイガン(合法エアガン、合法モデルガン)、軍装品などです。これらは無可動実銃買取りの際に「処分」を依頼された品ですので、マーケット・プライスを無視した価格設定でご好評をいただいております。
特別イベントとして上記の取扱品の他に、合法無可動拳銃約12挺も即売致します

無可動拳銃は全て、シカゴ社長自身が合法加工状態である事を確認した上で販売いたします。販売にあたっては加工部分を撮影した一丁につき4枚のカラー画像入り書類をお付けします。 その書類には販売した際の加工状態を明確にしてあります。お買い上げの際はこの書類に加工確認の為のご署名をお願いします。 また身分証明書の提示(コピーさせて頂きます)もお願いします。

シカゴレジメンタルスの店名では出店しておりませんので、お間違えなく!!

個人ブース宮崎商店でございます。

 

*東京店在庫品で、FN P90 短機関銃 の新たな個体をHPとD/P (詳細画像) にアップいたしました。ぜひHPをご覧ください。

FN P90 短機関銃 (75万円、税別) はこちら


2018.05.31 Thursday

シカゴ北欧ツアー (Part 5、 イェーテボリ海洋博物館-駆逐艦編)

まいど! 昨日に続いてスウェーデンはイェーテボリの海洋博物館の駆逐艦編です…。 海軍ものでブログを書くのは幼稚園児がセンター試験にトライするくらいハードルが高く、かなり後悔しているシカゴ社長でございます!!

 

海自とかのイベントにも行った事がない人間がこの駆逐艦は大きいだの、凄いだの比べる基準がないので説得力はありませんが、大きいと思いました… こんな感じです。

 

ウィキさん曰く「駆逐艦HSMSスモーランドは、1951年に二隻だけが建造されたハッランド級の駆逐艦で中立国スウェーデンが領海侵犯に対抗出来るかなり重武装の駆逐艦です。 主砲はM/50 50口径120mm連装自動砲で前後で合計4門の120mm砲を備えています。」との事です。

 

では私の解説は無視して画像だけを見てください。

 

最初に潜水艦を見て、そしてハシゴで繋がっている駆逐艦に移りました。 昨日の潜水艦ブログはこちら

 

まずは甲板の階。 グリーンの樽は機雷敷設装置です(よね)。

 

主砲です。 M/50 50口径120mm連装自動砲です。主砲の横に何やらミサイルのようなものが付いていますね。

 

「駆逐艦HSMSスモーランド」の説明板?がありました。

 

副砲です。

 

桜花みたいなロケット?

 

魚雷発射管が桜花の下にあります。

 

壁に副砲の予備銃身が並んでいます。

 

艦首にはカチューシャのようなロケット弾発射器があります。

 

主砲と艦橋が一緒に写るとカッコイイですね。

 

艦橋に上がってみました。 何か放射能が漏れていそうな部屋です。

 

艦橋の一番上です。

 

艦橋から降りて一階?の中に入ってみました。 難しそうな部屋です。

 

映画で見た事がありますが、この白い頭巾は何の効果があるのでしょうか?

 

下の階に行ってみましょう!  やっぱりこんなハッチがあるのですね。

 

 応接室があります。艦長の部屋?

 

士官用でしょうか? サロンがあります。 流石王国ですね、王様と王女様の写真が飾ってあります。

 

その近くに散らかった部屋がありました、何の部屋か忘れましたがこんなに散らかしてもOKな待遇の人がいたのですね!

 

ドクターの部屋。

 

医務室。

 

工作室、無可動加工が出来るくらいの設備が整っています。

 

桜花が収納されています。 スウェーデン軍の円形国章は北欧的ですね!

 

そしてもっと下の機関室へ。

 

海軍音痴のくせに色々な軍艦に乗った事があるのですが全て同じに見えます、特に機関室…。

 

もっと色々な所へ行って、もっと沢山写真も撮ったのですが「説明が全く追いつかない。」という事で上の階に出てこれでブログを終わりましょう…。

 

と思いながら甲板の階まで上がったら、私がウンチクを垂れることが出来る品を発見!  スウェーディシュ・モーゼルです。 もっと詳しく言うとM1896/38とM1938 短小銃が混在しています。 M1896/38は1896年にスウェーデン軍で採用されたM1896 歩兵銃を1938年に短く改修して短小銃にしたものです。 同じ全長で新たに1938年から生産された品はM1938になります。 大きな違いはM1896/38 短小銃はボルトがストレート、M1938 短小銃はボルトがKar.98kのように曲がっています。

 

全くブログ・ネタにもならない説明で終わるかと思いましたが最後に神様が助けてくださいました。 これで安心して下船できます。

 

他にも機雷敷設艦「Kalmarsund M13」がありました。 「大戦後に機雷を敷設する事があるのだろうか?」と思い調べてみると「1953年に就航し、スウェーデン沿岸の機雷原のメンテナンスや修理を行った」って書いてありますが、スウェーデン沿岸に果たして1953年以降も機雷原があったのでしょうか? あったら驚きです。←軍の重要な施設の立ち入り禁止区域でもやりすぎ感はありますが…。

 

イェーテボリは北欧のロンドンとも呼ばれるほど天気が変わりやすい都市ですが、今回二日間は日本晴れではなくスウェーデン晴れのとてもいい天気でした。 運河が美しい、そして人がいない…。

 

明日はいよいよスウェーデンのミリタリー・イベントです。 さてスウェーデンでは何が見つかるのでしょうか!!!!!

来年にもスウェーデン軍の珍しい銃が店頭に並ぶようでしたら成功ですね!

 

 

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