Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊兵の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2018.09.05 Wednesday

Huis Doorn (ドールン城)

まいど! シカゴ社長でございます!!

 

この場所こそ何故今まで来なかったのか自分でも不思議な「帝政ドイツ最後の皇帝」が第一次大戦後に亡命生活を送った「帝政ドイツ コレクターの聖地」とも言えるオランダのドールン城。

シカゴ資料室所蔵の「カイザー・ウィルヘルム二世」肖像画、油絵 1902年Munchen。

 

ドイツ皇帝であったカイザー・ウィルヘルム二世は1918年のキール軍港での水兵の反乱から国民的蜂起となったドイツ革命(11月革命)によって退位し、第一次大戦での帝政ドイツの敗北責任もそれほど追求もされず(第一次大戦後の連合国からはウィルヘルム二世が悪役の親玉と見られていましたが、最近の研究ではウィルヘルム二世の戦争責任はそれほど無いことが判っています)、オランダのドールン城に亡命しました。 ウィルヘルム二世はドイツへは生涯戻れなかったものの、この城で悠々自適な生活を送りドイツの王政復活支持派との交流を持っていました。 ウィルヘルム二世の従兄弟でもあるロシア皇帝であったニコライ二世がロシア革命によってレーニンの命によって処刑されたのとは大きな違いです。

 

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お城の入り口はヨーロッパでは珍しいくもない貴族の大邸宅ようですね!

 

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門をくぐると門壁にプロイセン王国の国章と。

 

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こちらの方が馴染み深いプロイセン王国の鷲の紋章。 なぜか1709年の年号が? プロイセン王国が誕生したのは1701年なので、この1709年の意味は…?

 

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広大な庭の入り口にはウィルヘルム二世の大理石胸像。 いい感じでコレクター心が大変くすぐられますが、すでにこれよリ遥かに大きなバイエルン貴族の大理石(ライオン)像を買っているので2つはいらんか…。←ウィルヘルム二世の大理石胸像は売りものではありません!!

 

シカゴ資料室所蔵のライオン像はコレ↓↓↓↓↓↓

 

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屋敷の左側には皇后(元プロイセン王妃)アウグステ・ヴィクトリア・フリーデリケ・ルイーゼ・フェオドラ・イェニー(長い…)、通称「ドナ(短か!)」の胸像。

 

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ドールン城(Huis Doorn)と呼ばれていますが「お城」というより「大邸宅」くらいの大きさです。

 

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建物の周りには堀があり、少しは城としての防御性はありそうです、水草が美しい…。

 

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建物の西側にも広大な庭が広がり帝政ドイツを象徴する「大理石の鷲像」。  その遥か後ろに見える小さな建物がウィルヘルム二世が眠る霊廟 。 

 

ウィルヘルム二世は反帝政派のヒットラー政権により復権復位の可能性がなくなり、オランダに進駐したナチス・ドイツ軍とも距離を置いていました。 独ソ開戦前の第三帝国の最盛期でもある1941年6月4日にドールン城で崩御したのは幸せだったのではないでしょうか?  ここは全くナチスの影を残さない古きよきドイツ時代が好きな人の聖地とも言えますね!

 

時間があれば館内も見学出来るのですが、今日これからドイツに戻って英国ロンドンまで移動しなければならないので、敢えてこのまま帰ることに。 美味しいものは最後に食べるタイプのシカゴ社長、館内見学はこの次のお楽みとして取っておくことにしました。

 

シカゴ資料室所蔵の「カイザー・ウィルヘルム二世」銅製胸像。 このような品が館内には沢山あるのでしょうね。

 

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英国に着いて、これからまた夜行に乗ってシカゴ英国工場に向かいます!

 

本日のワンポイント情報!!

東京店在庫品の スターリング MK4 (L2A3) 短機関銃 のHP解説と画像 を本日追加いたしました。 ぜひHPをご覧ください。
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2018.09.04 Tuesday

Battle of Arnhem (遠すぎた橋の街)

まいど! オランダで最も有名な激戦地と言えばアーネム、アーネムと言えば空挺部隊、空挺部隊と言えば(フランス外人部隊の)第二空挺連隊…。 第二空挺フェチなシカゴ社長が今まで何故?アーネムを取り上げなかったのか???  自分でも判らなくなったシカゴ社長です!!

 

アーネム近郊は定期的に行き来きしていたのですが、オランダは最近までは無可動実銃がご法度だったので仕入れにはあまり行かずに、近くを車で通る時もドイツ(ベルギー)側を意識して走っていたのだと思います。

今回は車には何も積んでいないのでオランダの戦争博物館を3ヶ所巡ってきました。(お客様からもう一つの戦争博物館のコメント頂きトライしようと思ったのにタイム・アウト、次回挑戦します!) 一つは昨日行ったOverloon、そして今回はアーネム、そして明日はドールン城です。

 

アーネムの戦いはご存知のように「マーケット・ガーデン作戦」の一つですが様々な問題が重なり非常に困難な作戦となった上、最終的には多数の捕虜をだして敗退する結果となりました(モントゴメリー将軍は「マーケット・ガーデン作戦は90%は成功した」と言ったそうですが…)。 連合軍優勢な1944年後半(既にパリは開放されています)では、非常に大きな躓きになったと言われています。

 

「オランダを征すのは運河(川)を征す事」と言われているようにオランダの国土全体に多くある河川を越える為の橋の確保が重要だったのですね。 今回アーネムの横を流れる大きなライン(ニーダーライン)川を見て理解できました。 川幅の広さ、橋の少なさ、一つの橋の重要性が他の地域とは異なっています。 偶然アーネムに最も最短で入れる橋が通行止めで10何kmも遠回りをして行く羽目に…。 これが戦時中だったら大きな代償を支払うことになったでしょう!

 

遠回りをして行く途中の橋の麓に米軍第101空挺師団の記念碑がありました。OCT. NOV. 1944とあるのでアーネムの戦いの後にこの場所にきてこの一帯を開放したのですね。 銅板には「AMERICANS OF THE 101ST AIRBORNE DIVISION FOUGHT HERE FOR OUR LIBERTY」と書かれています。 文面からオランダ側が建てたのですね!

 

アーネム郊外のOosterbeekにある「Airborne Museum 'Hartenstein'(空挺博物館)」へ行ってきました。 ここはアーネムの戦いの時に英軍第一空挺師団の司令部が置かれた元Hartensteinホテルです。 建物を残して大改造をし、地下三階まで掘り下げて外観から想像が出来ないような巨大な展示スペースを持っています。

 

ハイ! ハイ!! お決まりのM4シャーマン戦車(砲塔や車体側面に補助装甲板を装着した初期型)、この車両は昨日のよりカッコいいぞ!

 

同じ正面近くに展示されている英軍の17ポンド対戦車砲(76.2mm)。

 

それにしてもどこから見てもカッコ悪いぞ!!

 

元ホテルだけあってこぢんまりとした内部。 一番上の階から見ていくのですが軍装や小火器が主な展示物です。 このヘルメットは自由ポーランド軍第一独立空挺旅団のものです!

 

映画「遠すぎた橋」ではジーン・ハックマンがソサボフスキー旅団長を好演していましたね!

 

 

パネル写真やイラストが多くあります。 

 

両軍兵士達、かなり美化されて描かれていますね!

 

防衛していたドイツ軍。 手前は国防軍ですが奥の迷彩服は武装親衛隊です。

 

英軍の空挺兵と輸送機のパイロット。

 

英軍とドイツ軍の小火器。 英軍側はビッカース重機関銃、SMLE No.4 小銃、SMLE No.4(T) 狙撃銃、ステンガン。

シカゴ在庫のステン ガン 短機関銃はこちら

シカゴ在庫のSMLE No.4 小銃こちら

 

ドイツ軍側はラフェッテに載ったMG42、MP40、ZF41付Kar.98K 狙撃銃、MG34。 このあたりは定番ですね。

シカゴ在庫のMP40 短機関銃はこちら

シカゴ在庫のMG42 機関銃はこちら

 

こちらはマニアックな品の展示室。 シカゴでも扱っかった事がない品もあります。

 

珍しいフランス軍のM1937 5cm 迫撃砲。 ドイツ軍のコーナーに展示してあったので捕獲兵器として使われたのですね!

 

その下は引き出しになっていて小物が収蔵されています。←ものぐさな私にとってこの展示方法は苦手です。

 

一階の展示室。 基本的に一階は当時のままの状態で残しておくようでアーネムの戦いに従軍した英国兵の勲章が飾られています。

 

ここでは毎年9月に「アーネムの戦い」を偲ぶ式典が行われるのでホールを残しているのですね! Arnhem Oosterbeek War Cemetryが近くにあるので9月になったら多くのイギリス人を始めアメリカ人、ポーランド人のベテランや遺族が集まるそうです。

 

ホールの窓から見た裏庭。

 

地下一階の展示室。 ホテルの地階とは思えない本格的な非常に凝った展示スペースです。 

 

英軍の空挺兵はアズキ色のベレー(ちなみにフランス第二空挺はグリーンのベレーに空挺徽章付)。

 

レジスタンスのコーナー。 裏の組織らしく暗い展示方法です。

 

レジスタンスが使ったお手製のステンガンもどき(一番下は英軍が援助したオリジナルです)。

シカゴ在庫のステン MkII 短機関銃はこちら

 

地下二階の展示室。 大きな輸送機(グライダー)の胴体(オイオイこんな大きなモノ作ってもう場所がないだろ!)

 

上の胴体はグライダーでした。 グライダーのパイロットは不時着後地上戦にも参加するので陸軍兵と同じ軍服です。←旧日本陸軍の義烈空挺隊のパイロットも陸戦が出来る脚絆まで巻いた軍装でしたね。

 

グライダーの胴体から出るとホテルの地下では絶対にあり得ない空間が!  グライダーから出たジープまであります。

 

あの胴体実物だったのでしょうか????  外に出てから気がつくも引き返せず…。 小型ブルドーザーまでグライダーに積んでいたとは、旧日本軍では考えられない発想です!

 

地下二階はまだまだ続く…」。 アーナムの戦闘を再現した広い空間!  ここはホテルの地下二階ですよね????←天井も高い!

 

実物大の建物が再現されています。 中には戦闘中の英軍空挺兵が!

 

もう地下だとは思わなくなってしまいました。

 

英軍の6ポンド対戦車砲(57mm)、これはそこそこカッコいいぞ! これも地下二階。

 

英軍のアメリカ製M116 75mm榴弾砲(愛称「パック・ハウザー」)のバック(

オヤジ・ギャグか?)には大きなスクリーンが!!

 

地下の戦場はまだまだ続く、英軍の迫撃砲陣地!

 

お墓まであるんですけど…、地下二階に…。

 

博物館になったホテルの全容、裏庭から見たところです。 生憎改装中で足場が邪魔ですが、閉まっていなくて良かった。 謎の地下の展示室はこの裏庭の下に広がっているのではないでしょうか?  それくらいの広さです。

 

裏庭にある英軍の功績を称える(多分)記念碑。 ここはイギリスか?!と思うくらいイギリス人だらけで、スタッフも全員アズキ色の英軍空挺のポロ・シャツに空挺シンボルのペガサスのいマークを付けています。 記念碑の左側が英軍空挺のペガサスです。 このペガサスの旗をこの付近一帯の建物が掲げているので最初どれが博物館か迷いました。

 

裏庭にも英軍の17ポンド対戦車砲。 ここまでカッコ悪いければブサカワ・キャラで行けるかも?!

 

では明日は帝政ドイツ最後の皇帝カイザー・ウィルヘルム二世が眠るドーン城へ行ってきます!

 

本日のワンポイント情報!!

先日買取・下取で入荷した 無可動実銃コレクション2挺 の価格が決定いたしました。 HPDetailed Photos(詳細画像)は既にアップしております。

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2018.09.03 Monday

Block Buster!

まいど!  昨日のブログの続きオランダのOverloonにある「Oorlogsmuseum」戦争博物館の超弩級迫力満点総天然色(極一部)の空爆/空襲体感コーナー「Block Buster」の体験取材を行ったシカゴ社長です!!

 

まずこの入り口の「Block Buster」を見て「アメリカ時代に大変お世話になったビデオ・チェーン店の"Blockbuster"が頭を過ぎりました。」

 

 

「INGANG」はオランダ語で「入り口」です。 「Block Buster」とは大規模(無差別)爆撃と言えばよいのでしょうか?  街の一区画(Block)ごとBuster(破壊)する意味から付けられた造語です。 日本語では絨毯爆撃とか言いますよね。

 

入ってすぐ右手に航空機識別チャートが壁一面に貼ってあります。

 

先に進むと怪しげな巨大な土管…イヤイヤ鉄製のチューブが。解説書きが4カ国語で書かれています。

 

「定員16名、赤色(黄色)のライトが緑色になったらお入り下さい」

 

中は輸送機の胴体部分のような作り。 両側に木製の椅子が並んでいます。 床に意味ありげなスクリーンがあるので見ていると…。

 

なんとその長方形の部分が爆撃機の弾倉で、開くところから始まります。 この画像は「座って下さい」を意味しています。 弾倉扉のそばに座っていたら落ちそうな気分になってしまいます。

 

それでは爆撃の様子を見てみましょう。

 

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弾倉扉が開いたら下に見えるのがオランダ(多分)の都市、「静かな夜間爆撃」と思った瞬間対空砲火が下からドンドン放たれてきます。 すると僚機が火を噴いて墜落していき、その墜落音もリアル。 この画面が出ている間中は爆音、銃撃音、エンジンの振動、小型弾が被弾した衝撃や近くで炸裂する対空砲弾やらガタガタと部屋ごと盛大に動きます。

このアトラクションが終わってゾロゾロ(私しか乗客はいませんでしたが)と別の部屋に移動すると。

 

 

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爆撃されているオランダの都市の様子が実にリアルに再現されています。 音響と振動効果も抜群です。←おちゃらけ的に書いていますが、実際はかなりビビります。

 

そして次の部屋に移動したら「防空壕の中」という設定。 真っ暗な部屋の中は赤色のランプだけ。 爆撃が始まったらこのランプが点滅したり消えたり。 最後は完全にランプが消えてゲーム・オーバー(スミマセンふざけてしまいました…)。

 

ランプが緑色に変わって部屋から出たら原爆の被爆者を含め世界中の空襲のパネルがありました。

 

第二次大戦の主要な大空襲の犠牲者の数。 広島、東京、長崎と日本の都市が上位を占めハンブルク、スターリングラートと続きます。

 

そして戦後、それも20世紀末から今世紀初頭までのごく最近の空襲の画像。

 

不謹慎にも軽い調子で書いてしまいましたが、これは爆撃する側と爆撃された側の両方を体感できる貴重な体験でした。 一回が約15分、最高が16人までなので1日に見学出来る人数は決して多くはありませんが、ぜひ体験してもらいたいアトラクションです。 これを体験したら爆撃/空襲の恐ろしさが身に染みてわかります。

 

 

本日のワンポイント情報!!

大阪店在庫品で、 アルバニア ASh78-1 自動小銃 の新たな個体を HPとD/P(詳細画像) にアップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

アルバニア ASh78-1 自動小銃 (9万円、税別) こちら


2018.09.02 Sunday

OverloonのOorlogsmuseum戦争博物館

まいど! オランダとドイツの国境近くにあるOverloonの国立戦争博物館に来ているシカゴ社長でございます!!

ヨーロッパでは普通は首都に大きな軍事博物館があり、その国の軍事防衛に関する展示を国をあげて後押ししています。←日本とは大違いですね!

ここオランダでは首都アムステルダムには戦争博物館はなく、地方(と言っても国土が狭いので首都からそれほど離れていませんが)に分散してあります。 Overloonの「Oorlogsmuseum」戦争博物館もその一つです。


「こんな所に博物館があるのか?」と疑いたくなるような場所にスマホのナビを信じてついて行くとお決まりのM4A1シャーマン戦車がお出迎え。 ヨーロッパの戦争博物館の前に決まってシャーマン戦車があるのは「残された数も多いので屋外に展示していても勿体なくない」からでしょうか?←私的には十分勿体無いように思いますが…。

 


街の外れの動物園の入り口のような所に「Oorlogsmuseum」の看板がありました。 その前にドイツ軍のPrefabricated Pill Box(組立済みトーチカ?)が2個も並んでいるので戦争関係の施設があっても不思議ではありませんが、雰囲気が動物園です。 無人の入り口を通って行くと…(本当に今日は開館日なのでしょうか?)。 

 


動物園か遊園地のような森林公園になっています。 子供の遊び場やターザンゴッコができそうな遊具が沢山あって、本当にこんな所に戦争博物館があるの?

 


その片隅にぽつんと場違いなチョット近代的な建物が…。

 

余りにものひっそり感から期待が薄れていたところで、入館して突然「今まで見たことのない大きいなスクリーンが!」
 


これだけ横に広かったら迫力がありますね!  もうこれを見て「期待が薄れ…」の気持ちが吹っ飛びました!!

 


入って直ぐに「ヒットラーが台頭する展示」と「そうなった時代背景の展示」。 これはヨーロッパの博物館の最近のお決まりの流れです。  一方的に「ドイツは悪!」ってするのは、某国で「日本は悪!!」ってのと同じになります。 「ナチスのしたことは悪いがこんな時代背景があったからだよ」的な、ドイツ人が観ても少しは言い訳ができそうな感じになっています。 「もうご近所同士なので仲良くしましょう!  でもこんな悲惨な歴史は繰り返さないでおこうね!!」って感じに変わってきています。

Adolf Hitler Strasseの看板はシカゴにもあります! こちら

 


早速この博物館の目玉のパンター戦車G型(A型?)の登場です。 ここの戦いで英軍のピアット対戦車ロケットで破壊されたとの説明がありますが弾痕は見当たりません。 

 


砲塔部分、MG34車載機関銃の弾薬入れがキャンバス製なのも凝ってはいましたが、これは複製品。 シカゴではオリジナルを在庫しています! こちら

 


もう一つの目玉、この場所で破壊されたM4シャーマン戦車。

 


砲塔が外れて隙間から中が見られます。

 


ノルマンディのD-Dayを再現した砂浜に上陸している連合軍の車両と兵器の展示。 DUKWに大きなM2A1 105mm榴弾砲が載っています。

 


空にはスピットファイアMk.XIV?戦闘機が!

 


上陸作戦の立役者、 昨日見た「チェコの針鼠(対戦車用鉄筋障害物)」の横をぬって進む潜水渡渉装置付きM4A3 HVSSサスペンション付き シャーマン戦車(105mm砲?)。

 


なぜかオランダとは余り関係のない北アフリカ戦線。 このLRDGジープは有名ですね、多くの博物館でイギリス軍のLong Range Desert Group (LRDG)仕様のジープが展示されています。

 


やっとオランダが舞台の展示となります、映画「遠すぎた橋」で有名になったアーネムの戦闘。 イギリス兵全員が空挺兵です。

 

余りにも館内が広いので展示品が小さく見えて、37mm Pak 37 対戦車砲(Stielgranate41付き)もタミヤの1/35のようですが実物大です。

 


投下されたContainer Light Equipment (CLE、軽装備コンテナ?)に入った武器。 中にSMLE No.4 小銃が入っていますね!

その他SMLE関連の装備品はこちら

シカゴ在庫のSMLE No.1 小銃はこちら

 


オランダ沿岸のドイツ軍防衛陣地、二線部隊らしく捕獲したロシア軍のDP軽機関銃。 機関銃手がロシア人義勇兵だったらバッチリですね!

 


沿岸砲とこれもベルギー軍から捕獲したFND軽機関銃。


捕獲兵器のオンパレード。 オランダが戦前にオーストリアのBoehler社から購入したと思われる47mm対戦車砲、イタリアのブレダ重機関銃、チェコのZB軽機関銃、フランスのシャテルロー M1924軽機関銃 …。

シカゴ在庫のZB26 軽機関銃はこちら

 


この博物館にはドイツ軍の戦車ではパンターの他にはこのヘッツァー軽駆逐戦車だけだったように思います。 stg44(MP44)の叉銃が贅沢ですね。

 


ドイツの75mm Pak40 対戦車砲!  ドイツは大砲までデザインのセンスがいいのは何故?! チェコのVz.37重機関銃(ドイツ軍用銃三脚付)。

シカゴ在庫のVBz.37 重機関銃はこちら

 


大砲と言えば巨大な80cm列車砲が!(WW2時にドイツが2基が製作し1基目がグスタフ、2基目がドーラと呼ばれました。浪漫兵器ですが運用に難が有り過ぎ、残念ながらセバストポリ要塞攻略戦くらいしか活躍が出来ませんでした)  これは1/6サイズですが、それでも実物の88mm砲より大きい!! よくみると小さな人形さんが何人も働いて(?)います。

 


兵隊さんも1/6スケール。 この兵隊さんのスケールに合わせて列車砲の模型が作られたのでしょうか?

 

オランダに砲弾のコレクターが多いのにも頷ける、世界で一番大きな(一般展示されている)砲弾コレクション。

 

連合軍(特にイギリス軍)がオランダに侵攻した理由の一つがこのV-1 飛行爆弾やV-2 ロケットの発射基地がオランダにあったからだそうです。

 

ドイツ空軍の地上部隊のマニアックな展示もありました。 多分この博物館にはコレクターの協力が多くあるのでしょう!  展示方法がコレクター目線になっています。

 

ドイツ空軍と言えば降下猟兵!

 

東部戦線の軍装を見るたびに映画「スターリングラード(当然ドイツ映画のほう)」を思い出します。 兵士達はやはり空軍。

 

撤退したドイツ軍が残した大量の地雷を処理するイギリス軍のシャーマン・クラブ。

 

これってこの兵隊さん大丈夫なのでしょうか???????  地雷と言えば最近見た映画で「ヒットラーの忘れもの」って邦題と内容が凄くミスマッチした悲しい地雷処理の物語がありました。←舞台はデンマークでしたが、オランダも同じような状況だったと思います。

 

オランダのファシスト政党オランダ国家社会主義運動(NSB)の展示。 制服とかはまるでナチの親衛隊(黒服)です。

 

ドイツ側の義勇兵として戦ったオランダ人少年兵。 ベルトに挿しているのはダイナマイトでしょうか…。 右側の少年の袖にある鷲章を見ると武装親衛隊です。 彼らは戦後生き残れても悲惨な人生が待ち受けていたと思います

 

ドイツに占領された国の戦争博物館には必ずあるレジスタンス・コーナー。 トイレの床下に秘密の部屋があるなんて、今ではベタな方法ですね!

シカゴ在庫のM1カービン系はこちら

 

乳母車の中に隠された武器。

 

地上部隊の展示物が大半ですが、空軍モノではB-25 ミッチェル爆撃機が一番の大物。

 

アーネムの降下作戦で使用されたDC-3輸送機。

 

ここの一番大きな展示物 LARC-LX(水陸両用貨物補給自走艀)。 LXはLARCの中でも最も搭載可能重量が多くなんと60トンまで載せれた化物です。

 

どれだけ大きいかと言うとタイヤがソ連軍のデシュカ(DShK38)重機関銃より大きい! マキシム 重機関銃なんて簡単に潰されそうです。

シカゴ在庫のマキシム M1910 重機関銃はこちら

 

この博物館の特徴は珍しいLARC-LXもさることながら、非戦闘用の軍用車両の多いこと。←この分野だけなら世界一でしょう!   展示品を高い位置から見られるように展望台(チョット大げさ)があって、そこから補給、修理、運搬などの特殊車両を見ることができます。

 

シャーマン戦車を載せれるM15トレーラー?。

 

仮設橋を積んだ2.5t 6x6トラック。

 

M32戦車回収車。

 

陸揚げされた軍需品を整理する補給部隊、全員黒人兵です。

 

この当時から今と変わらないフォークリフトを使っている米軍はすごい!

 

私の大好きなM3 ホワイト・スカウトカーも上から見られました!

 

もう大物だらけで、このフランス軍のルノーFT-17軽戦車(ドイツ軍捕獲品)なんか全く目立ちません。

 

ルノー軽戦車はちょっと離れて見たら、もうこんな感じです。 かわいそうなくらい存在感ゼロです。

 

実際に日本へ輸入したらとてつもない大物になってしまう英軍のポルステン 20mm 4連対空機関砲。 ここではメッチャ小さく見えます。

 


この街(村?)を再現してあり、当時の戦闘の様子が手に取るように判ります。

 


今どきのお客様を狙ってか出口の近くには女性のコスプレ写真展が…。

 

米軍のノーズ・アート風ピンナップ・ガール!

 

お決まりの看護婦さん!

 

「Block Buster」と題したコーナーがあり実際に爆撃と空襲の様子を体感できます。 これは明日のブログで詳しく書きますね。
 


窓の外は森。 あまりにも大きな博物館なので先程動物園とも思える森の中にあるとは思えません。

 


外に出るとコンクリート製の対戦車障害物「ドラッヘンツァーン(龍の歯)」が小鳥の餌場と一緒になっている、とても不思議な博物館でした。 解説板にはドラッヘンツァーンの説明ではなく、鳥の種類…。

 

世界中の戦争博物館の中でベスト10入りは間違いない(ベスト3位でなく申し訳ありません)オススメの博物館です。 前述した「Block Buster」は他では体験できません。 では明日のブログで「Block Buster」をご紹介します、ご期待下さい!

 

※車輌等の大物はナベが追記させて頂きました、ハァ〜それにしましても軍事博物館・・・トキメキますね〜。

 

本日のワンポイント情報!!

下取りで、下記の無可動実銃コレクション2挺が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)は近日中にアップする予定です 。価格はまだ決まっておりませんが、気になるお品物がございましたらお気軽にお問合せ下さいませ。

M16A2 自動小銃 (Colt社製 SPORTER MATCH HBAR)

ウィンチェスター M1887 レバー・アクション・ショットガン


2018.09.01 Saturday

スマートフォンは凄い!!

まいど!  現在ヨーロッパ出張の中盤戦、毎日違う国(スイス、ドイツ、フランス、ベルギー、オランダ)を巡って何かあれば即スマホで検索、便利な時代になりました。 予定が変更になってもスマホさえあればモウマンタイ(無問題)!  「スマートフォンは凄い!」と感心しているシカゴ社長です!!←今さらかよ(笑)!

 

し・か・し、天候だけはどうにもなりませんね、国が変わるごとに天気が変わって(季節が変わっています)、なんか忙しい…。←天候の責任ではありません、旅程の問題です!

 

今回スイスで思いがけず知り合いのベルギー人業者に会ったのでスイスで仕入れた銃を彼に託し、手ぶらで最短距離のドイツ経由でフランスに入りました。 ←ドイツへは古式銃を持って入れないブログはこちら。 

 

帝政時代のバーデン大公国の石碑。

ドイツに入ると小雨がチラホラ、標高の高いルートを通ったので初冬のような寒さです。 フランスへはドナウ川の水源にもなっているシュヴァルツヴァルト(黒い森)を通って行くのが最短ルート! ドナウ川…、ボヘミアンな東欧10ヵ国を通って黒海に注ぐ浪漫度満点の大河がここから始まると思うと脇道歴史好きには堪えられません。 「この雨もドナウ川の一滴になるんだ!」と思いながら「美しく青いドナウ」をハモりながら(嘘)雨の中を佇むスキンヘッドの東洋人は相当異様に見えたでしょう。←人は誰もいなかったけど…。 

 

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三十数年前の貧乏旅行中に泊まったユースホステルがシュヴァルツヴァルトにあるのを思い出して寄ってみようと思ったのに地名がワカラン! もうすでに閉鎖されているのかDJH(ドイツ・ユースホステル連盟)のサイトでも見つからなかったのが、Googleの画像検索で1980年頃の地名が入った画像が偶然見つかりました。←スマホは凄いですね、現地に行ってまだ同じ建物が残っていたのに驚きました!←やはりもうユースホステルではなかった…。

 

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シュヴァルツヴァルトの西側にライン川が流れており、川を渡ればもうーおフランスです。 ドイツは冬のような雨模様だったのにフランスは暑いくらいの快晴。 国境を越えると気候がカラッと変わって「どうなってんの?」

今回の旅のお供はフランスのプジョーの小型車。

 

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フランスで泊まった古い農家を改装した民宿。 この大きな民家にゲストは私一人、何か嫌な予感がします。

 

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天蓋の付いた古いベッド…、夜中に目が覚めて見えた天蓋の模様の中のシミが何故か怖かったです。

ここのオーナーは質問好きで予約をした際に会社名がバレており、無可動実銃の事を色々聞かれました。 あまり一般人には仕事の話はしたくなかったのですが…。「このあたりは戦後も色々な武器が見つかる」とか積極的に銃の話を振ってくる。 「それがどうしたの? そんな銃は買えないよ!」ってこちらは早く休みたいのに…。

 

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フランスはどんなに小さな村でも戦争記念碑的なものがあるので、何百年経っても世界大戦の事は忘れないのでしょうね。 この兵隊さんは他の村や街でも見かけたので大量生産されたのでしょうか?!

早起きをしてフランスの片田舎のイベントに行った甲斐がありました。 意外な収穫があってホクホク!! フランスだからフランスの品がアノ品があって当たり前なのですが、「フランスの田舎のイベント=何もない」の方程式が崩れました。←何もないと判っていてワザワザ予定に入れる自分自身に呆れてしまいます!←(自称)世界一世界中のミリタリー・イベントに行っている男のサガですね!!

 

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 ベルギーに着いたら今度は小雨。 ベルギーの田舎では川の上のホテルに泊まったのですが、過去に何回も川が氾濫してこの建物の一部も流されたそうです。 今日は小雨で大丈夫でした。←また天気が変わっている…。

 

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いつもベルギーとオランダの国境が気がつかなくて残念な思いをして、今回も風車を見て「ああオランダに入ったんだ!」って気がつきました(またかよ…)。 オランダは少し寒くて快晴。

 

国境に近くに住んでいる人達は「自然と二ヶ国語が話せてメッチャ得やん!」と今は思いますが、悲惨な過去も多かったのが車で旅をしていたらその傷跡を沢山見て判りました。 昔は「国境=争いの元」でもあったので、いろんな戦争に巻き込まれたのですね。

 

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ベルギーとの国境に近いオランダの第二次大戦戦没者のお墓。 オランダにはこのような戦没者墓地が沢山あります…。

 

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ちょっと森の中に入ると機関銃用トーチカ(手前)があったり、風車、チューリップ、自転車、運河と平和なイメージが強いオランダですが、70数年前は大変な状態でした。 後ろに見えるトーチカには戦車の砲塔が載っかっています。

 

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何か判らない戦車の残骸??? ←大好きなスマホで調べろよ!  この分野は大阪店スタッフ・ナベさんがいなければ、全くの役立たずなシカゴ社長です。 色んな意味でナベさんを連れてきてあげたい…。

 

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「この森の中には何かあるぞ!」 と奥に進んで行くと立ち入り禁止のサインが…、残念。

 

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スマホの望遠?機能を使って見ると軍用車両の残骸らしいものや「チェコの針鼠」と呼ばれる防御用対戦車障害物が見えます。

 

「なんだなんだこのあたりは???」 スマホの位置情報から「大戦中の戦闘の記録まで判る」と言う恐ろしく便利な時代になっているのですね!

 

スマホを持っておれば、どこにいても知りたい事が何でも判る!   一昔前までは「海外出張=我慢との戦い」でしたが…。「毎晩日本食が食べたい!」なんて無理を言わなければ凄い辺鄙な片田舎でもストレス・フリーです!! 私の豊富な?旅の裏技もスマホには敵わないので少し淋しい…。

 

これから四連チャンでオランダの「軍事博物館便りをお届けします(予定)!←何回(何百回?)ヨーロッパに来ても新しい発見があって、歴史(軍モノ)好きにとってはこの商売止められません。 この喜びをシカゴのみんなと分かち合いたい(?)と思う心やさしいシカゴ社長でございます!!

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、M3 グリースガン 短機関銃 が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)はすでにアップしております。 ぜひHPをご覧ください。

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