フェチ「K」の雑記帳(終)
ごきげんよう、フェチなスタッフ「K」です。
シカゴのお客様の中にも何人かの方が銃砲所持許可証を取得して、散弾銃やライフル銃で射撃や狩猟を楽しんでおられます。
フェチ「K」もトラップ射撃を長年楽しんでおりますが、腕の方は全く進歩なし。
まぁ、鉄砲と戯れているということが好きなんでOKですが・・・
クレー射撃は射座に立って銃を持ちコールするとクレー(クレーピジョン:粘土の鳩)が飛び出しそれを射撃するゲームです。
僕がやっているトラップ射撃の場合は肩付け状態(構えた状態)でコールすると、直ぐにクレーが3方向のどこかにランダムで飛び出ます。
反射的に音がした方向とは反対に飛び去る鴨の習性を模したゲームと言われています。
もう一つがスキート射撃はトラップ射撃とは異なり、銃床を肩からはずした状態でコールすると3秒以内ランダムにクレーが放出されます。
スキートのほうが左右からクレーが出たり距離が近かったりで『動き』のあるゲームです。
どちらも照準しながら銃をスイングし、ターゲットを追い越しざまにトリガーを引くと、『ガゥン!』という発砲音と共に反動が肩にきます。
最初は反動を身体で受け止めていたせいか、200発も撃つと翌日は肩がだるくて、肘が上がらなくなっていました。
そのうち身体が反動を逃がすことを覚えるようで、200〜300発撃っても楽になりました。(日本では1日に撃ってよい弾数は400発って法律があります)
しかし、クレーの真芯にヒットして砕け散るのを見るのは気持ちのいいものです。
あまりスポーツとは縁のないフェチ「K」ですが、射撃を通して学んだ事が一つあります。
「心のゆとり」という事です。
射撃に行くときは非常に朝早くから家を出るわけなんですが、夜型のフェチ「K」は遅くまで銃の整備とかエロとかでついつい寝るのが遅くなり朝はドタバタで出かけてゆくのが通常です。
ある日の事、なんかいつもより早い時間にベッドに入り十分に睡眠をとり、ゆとりを持って起床。コーヒーなんか飲んでリラックスして出発したのです。
はたして射場(射撃場の事)に着いて、いつものトラップ射座を見て「あれ、いつもよりクレーが遅くない?」そう感じてしまいました。
ゲームを始めてからも「あんな遅いクレーを外すわけないじゃん」って感じで完全にクレーをのんでいました。
気が付けば得点もいつもより高かったのです。
でも不思議なことに、その後お茶したらガクンとスコアが落ちてしまいました。
・・・射撃は非常にメンタルなスポーツなのだということに気が付きました。
その時、はたと思い出しました。
高校受験の時、ガッコのセンセが言われた「ゆとりを持って臨めば、持っている力が出せる」・・・あれだったのですね。
中坊の時は「何言っているんだボケ!」等とおバカなことを思っていましたが、センセの言った事は紛れもない真実だったと・・・
あぁ〜、時すでに遅し! あの時に気づいておれば・・・
こんな、おバカなオヤジーにならずとも済んだかも・・・まぁ、いまさら反省しても間に合わないので、このまま生きる事にしました。
そーいえばよく『硝煙の匂い』という言葉がありますよね。
鉄砲好きには魅惑的な感じの言葉です。
子供の頃のフェチ「K」はその匂いはモデルガンで使った、紙火薬や花火のような匂いと思っていました。
しかし、実際に射場で嗅ぐ無煙火薬の匂いは車の排気ガスのような、あまり心地良いものではありませんでした。
大西部の頃は、今のような無煙火薬じゃなくて黒色火薬だったので、もう少し心地良い感じの匂いだったのかもしれません。
なんだかんだで、随分と永いこと『鉄砲』というものを、趣味として仕事としてやってきました。
このシカゴレジメンタルスという、非常に特異な空間でも色々な発見や悟りを与えられました。
鉄砲という共通項を通して知り合った方々も多くあります。
そんなフェチなスタッフ「K」ですが、本日限りでシカゴレジメンタルスのスタッフを離れフェチなオヤジー「K」として歩むこととなりました。
今まで、お節介なスタッフでご迷惑をお掛けいたしました。
「K」にとってはシカゴのお客様は全て『同志/仲間』と思って接客や対応をさせていただきました。
でも、今日で終わりです。
皆様、本当にお世話になり
有難うございました!!
本日のワンポイント情報!!
本日買取りで、FAL L1A1 自動小銃が2挺、イスラエル FAL 自動小銃、中国 五六-1式 自動小銃 の計4挺とFAL L1A1用L2A2 SUIT サイトが東京店に入荷致しました。すべて旧加工品になります。
順次HPにアップ致しますので、是非ご期待ください。