Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2020.05.19 Tuesday

スターリングの銃剣??

皆様こんばんは、昨日のアルバイトS氏のブログでも取り上げられていましたが、自衛隊の新型小銃がついに公開されましたね〜。 おおかた想像通りのデザインで逆に安心した (?) キートンです。

 

さて、今回取り上げますのはこちら…

皆様おなじみスターリング MK4 (L2A3) 短機関銃です。

 

…といっても今回は銃自体の紹介ではなく、スターリングに付いているこちらの着剣装置のお話です。

 

先日東京店にて銃の整理をしていた際に、ふとスターリングにも着剣ラグが付いているのを目にし、「そういえばスターリング用の銃剣ってシカゴでも販売していた覚えがないような…」とにわかに気になりはじめました。

 

というわけで早速店内を物色してみると、こちらのL1A1自動小銃用銃剣 (剣先なし合法品) ¥17,000 (税別) を発見! (こちらは刻印等が一切入っておらず、剣身のフラー (溝) の後端が楕円形ですので、オーストラリア軍用のL1A2銃剣と思われます)。

 

L1A1自動小銃はフォークランド紛争でもスターリングと共に使用されていましたので、「スターリングにもひょっとして使えるかも…?」と試してみました所…

残念ながら着剣装置の形状が異なる為、スターリングには適合しない事が判明…。 ヒルト部分のリング内径もスターリングの銃口部の突起の外径より小さいですね。 やはりスターリングには専用 (?) の銃剣が必要となるようです…。

 

気を取り直してきちんと調べてみますと、どうやらスターリングには「No.5 Mk1 “ジャングル・カービン”」用のNo.5銃剣と同型の銃剣を使用するとの事…。

 

【No.5 Mk1 “ジャングル・カービン”】

 

たしかにジャングル・カービンの生産開始が1944年、スターリングの原型であるパチェット短機関銃の調達開始が同じく1944年ですので、時代的にはジャングル・カービンと共用出来るように設計していてもおかしくはないはずですが…。

 

現在残念ながらシカゴにはジャングル・カービン用の銃剣がありませんので、今回シカゴ・スタッフ私物のジャングル・カービン用No.5銃剣 (インドのWINDLASS製レプリカ合法品) を借りて試してみる事にしました!

 

早速取り付けられるかどうか試してみました所、なんと銃剣のヒルト・リング径がスターリングの銃口部分の突起とぴったり一致…! 拍子抜けするほどあっさりと取り付けに成功しました。

無調整で無可動実銃にこれほどスムーズに着脱できるとは…WINDLASS侮り難しですね。 (ジャングル・カービンはインド軍でも使用されていましたので、各部の寸法を正確に再現できたのかも知れませんね)。

 

L1A1用銃剣と並べてみると、ジャングル・カービン用銃剣は着剣装置部分がやや丸みを帯びており、ヒルト・リングの径もL1A1用に比べて大きいことが分かりますね

ちなみにスターリング用の銃剣として、グリップ部分がL1A1用銃剣と同様にシート・メタル製のタイプもスターリング社によって販売されたようですが、こちらもグリップ以外は基本的にジャングル・カービン用No.5銃剣と同じスペックのようです。

 

しかし普段着剣状態のスターリングを見慣れていないせいか、銃剣を取り付けるだけでガラリと印象が変わりますね!

 

こちらのジャングル・カービン用銃剣 (WINDLASS製レプリカ) は、残念ながらシカゴでは取り扱っていませんが、国内でも比較的容易に入手可能なアイテムですので、既にスターリングをお持ちの方もこれから無可動スターリングの購入を検討されている方も、ぜひお手軽にスターリングの印象を変えてみてはいかがでしょうか?

 

ちなみにシカゴ在庫のスターリング短機関銃も、東京店・大阪店合わせて残すところ僅か3挺となってしまいました。 気になっている方はぜひお早めにどうぞ!!

 

なお余談ですが、某宇宙戦争映画に登場する白い兵隊さんたちが使用していた光線銃にもこの着剣ラグは健在のようですので、ひょっとしたらジャングル・カービン用銃剣が取り付けられるかもしれません。 ぜひ実物プロップで試してみたいものです…!

 

それではまた!!

 

>> 気が付けば残りわずか…スターリング MK4 (L2A3) 短機関銃 はこちら

 

 

本日のツーポイント情報!!

【無可動銃】MAC11 短機関銃 のHP解説を追加しました。 ぜひHPをご覧ください。

・【無可動銃】MAC11 短機関銃 はこちら

 

・東京上野本店 (The シカゴビル)

2020年4月8日 (水) 〜 緊急事態宣言解除まで
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ご来店を予定されていたお客様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解の程宜しくお願い致します。

※東京店へのお電話対応につきましては、12:00〜18:30の間でご対応させていただきます。 ご不明な点がございましたら、東京上野本店までお問い合わせください。

 東京上野本店 TEL:03-5818-1123

 

・大阪店 (瓦町一丁目ビル 4階)

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 大阪店 TEL:06-6223-9070

 

⇒全文はこちらをご確認ください。


2020.05.12 Tuesday

ボルト・アクション・ライフルの始祖? グリーン ブラザーズ パテント 管打式騎兵銃!!

皆様こんばんは、新型コロナの影響で数年ぶりにマイカー通勤実施中のキートンです。 早くいつもの日常が戻りますように。。

 

さて、今回ご紹介しますのはこちら…

新緑の美しいこの時期にふさわしい (?)、「グリーン ブラザーズ パテント 管打式騎兵銃」です。

 

こちらの銃が開発されたのは1860年のイギリス。 当時はまさに軍用銃の主流が前装式から後装式へと切り替わるタイミングで、イギリスでも前装式のエンフィールド銃に代わる新しい後装式の軍用銃を模索していた時代でした。

 

ご存じの通り、その後有名なスナイドル (スナイダー・エンフィールド) 銃がイギリス軍制式となるのですが、今回ご紹介するグリーン ブラザーズ パテント小銃はその対抗馬としてイギリス軍の新型後装銃選定トライアルに参加した試作銃の1挺でした。

(グリーン ブラザーズ最大のライバル、スナイドル銃)

 

さて、今回ご紹介するグリーン ブラザーズ パテント小銃で最も特徴的なのがこちらのボルト・ハンドル。 撃発装置こそ旧来の外装式ハンマーを用いたパーカッション (雷管) 式となっているものの、それ以外は極めて現代のボルト・アクション式小銃に近い構造を持っています。

 

それではさっそく構造を詳しく見ていきましょう!

 

まずはハンマーをハーフ・コックまで起こしてから、ボルト・ハンドルを90°時計回りに持ち上げると、ボルト (厳密にはブリーチ・ブロック) のロックが解かれてボルトを後退させる事が可能となります。

 

ボルトが後退して出来たスペースに弾薬を置いた後、薬室内に弾薬を押し込みながらボルトを前進させ、ボルト・ハンドルを再び90°反時計回りに回転させてボルトをロックします。

 

ちなみに、グリーン ブラザーズ パテント小銃の使用弾薬は、同時代の米国のシャープス銃などと同様に、弾頭と発射薬が防水処理の施された紙製カートリッジに収められて一体となったものでした。

(紙薬包のイメージ)

 

弾薬の装填後、パーカッション・ニップルに雷管を取り付け、ハンマーをフル・コック位置まで起こしてから発射するまでの流れは従来の雷管式と同様です。

 

さて、こちらのグリーン ブラザーズ パテント、単に前後するボルトを備えただけの代物ではなく、現代銃にも通じるなかなか凝ったメカニズムが組み込まれています。

 

その一つ目がボルトの取り外し方法で、独立したボルト・ストップはないものの、ボルトを後退させた状態でトリガーを前方に押すと、機関部とボルトの噛み合いが外れてボルトを後方に引き抜く事が可能となります。

 

こちらが取り外した状態のボルト・ユニット。

 

ボルト・ユニットは後部のネジを取り外す事によりさらにボルト、ボルト・スリーブ、ボルト・ハンドルに分解が可能です。

 

さて、ボルトを取り外した状態の機関部を覗いてみると、トリガーを前方に押す事によりボルトを押さえていた機関部の突起が内側に引き込まれ、ボルトが後方に引き抜けるようになるのが分かります。

 

また、この機関部の突起は単なるボルトの抜け止め以上の機能を備えており、その一つがボルトのロック機構です。 これにより、ボルトが閉じた状態ではハンマーをハーフ・コック以上の状態まで起こさないとボルト・ハンドルを操作できない構造となっています。 これにより、発射 (撃発) の瞬間にボルトが不用意に回転しないようになっています。

 

このボルト・ロック機構を実現しているのがボルトの下側に設けられたこちらの穴です。

 

ボルトが前進してハンマーが落ちた状態では、機関部の突起がこのボルト側の穴と噛み合う事でボルトの回転をロックします。

 

さらにこの機関部の突起とボルト下面の穴はディスコネクター的な機能も兼ねており、ボルトが完全に閉じた状態以外ではトリガーを引いてもハンマーが落ちない構造となっています。

ハンマーとトリガーは、機関部の突起が押されていない (飛び出した) 状態でのみ連動する構造となっていますが、ボルト下面の穴が機関部側の突起の “逃げ” として機能し、ボルトを完全に閉じた状態でのみ撃発が可能となっています。 これはボルト閉鎖不良の状態で発射してしまう事故を防ぐためのものですね。

 

ちなみにボルト・スリーブを取り外した状態でボルトの動きを観察してみると、ボルトを90°反時計回りに回した状態では、ボルト・ヘッド部分が機関部と噛み合ってしっかりとロックされているのが分かります。 この時代からロッキング・ラグの概念もしっかり確立されていたのですね。

 

さて、分解したボルト・ヘッドを観察してみると、ヘッド部分が伸縮して隙間が出来る構造となっているのが分かります。

グリーン ブラザーズ パテントの特許の詳細が手元にないので断言はできませんが、恐らくこちらの隙間にはフランスのシャスポー銃のようなリング状のゴム製パッキンが取り付けられて、発射ガスの漏れを防いでいたのではないでしょうか。

 

(参考: シャスポーのゴム製パッキン)

 

発射時の圧力でボルト・ヘッドが押されて隙間が狭まると、ゴム製のリングが外側に押し広げられて薬室の隙間を塞ぎ、ガス漏れを防いでいたのかもしれません。 当然ながら高温高圧に晒されるパッキンは劣化が早く、本個体でも失われてしまったものと思われます。

 

このように後装銃黎明期の銃でありながら、現代のボルト・アクション・ライフルと比べても遜色のないレベルの高度な機能が組み込まれた「グリーン ブラザーズ パテント 管打式騎兵銃」。

結果的にはエンフィールド銃からの改造が容易で、雷管一体式の弾薬を使用可能なスナイドル銃に敗れてしまったものの、その先進性は現代の銃器技術を知る私たちから見ても目を見張るものがありますね。

それではまた!!

 

>> グリーン ブラザーズ パテント 管打式騎兵銃 はこちら

>> グリーン ブラザーズのライバル、スナイドル銃はこちら

 

 

本日のツーポイント情報!!

【無可動銃】 トカレフ AVT 1940 自動小銃 後期型 のHP解説を本日追加しました。 ぜひHPをご覧ください。

・【無可動銃】 トカレフ AVT 1940 自動小銃 後期型 はこちら

 

 

・東京上野本店 (The シカゴビル)

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大阪店へのお電話対応につきましては、12:00〜20:00の間で通常通りご対応させていただきます。 ご不明な点がございましたら、大阪店までお問い合わせください。 (※2020年4月18日更新)

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※5/14(木)と5/15(金)につきまして、大阪店へのお電話は東京店に転送となります。 大阪在庫品の商品の在庫確認・発送につきましては、5/16(土)以降の対応となります。ご迷惑をおかけ致しますが、何卒宜しくお願い致します。

 

⇒全文はこちらをご確認ください。


2020.02.27 Thursday

Show of Shows 2020!!

皆様こんばんは、キートンです。

 

さて、本日はいよいよ今回の出張も大詰め、メインイベントであるケンタッキー州ルイビルのエキスポセンターにて開催の「Show of Shows 2020」の模様をお伝えします。

今回もイベント初日の業者搬入日から参加しましたが、搬入開始時刻の前から既に搬入ゲート前にはディーラーの方々の長い列が。。

 

我々も昨年に引き続き出店用のテーブルを確保してディーラーとして参加しました。 今回は日本から旧軍系の軍装品を多数持ち込んで、現地の業者にも引けを取らないレベルの本格的なブースに仕上がりました。 (軍艦旗や日章旗がかなり目立ち、一目で旧軍物を扱うブースと分かりますね。。)

 

今回はシカゴが代理店として販売しております平山晋氏著「写真集 日本軍服大図鑑 明治篇」もサンプルとして持参し、出版社さんの許可を得て画像のようなポップを作成して展示しておりました。 日本のみの刊行という事で、日本語の書籍ながら皆さん興味深そうに内容をご覧になっていました。

(>>「写真集 日本軍服大図鑑 明治篇」はこちら)

 

こちらのテーブルを拠点に、今回もご覧のようなコンディション抜群の旧軍小銃を厳選して仕入れてきました。

 

さらにこの日は知り合いの業者さんからも旧軍小銃を多数仕入れる事が出来ました。 銃の挺数が多くなってくると、会場内での運搬にもトロリーが必要です。。

 

さて、イベント3日目からは同じケンタッキー エキスポセンターで毎年恒例のガンショーもオープンしましたので、こちらも業者搬入日から参加してきました。

 

ガンショー会場で購入したショットガンを持ってShow of Showsの会場へと戻るシーン…。 知らない人が見たら完全にアブナイ東洋人2人組でしょうね。。 念のため警備員の方に確認した所、会場間の銃の持ち運びは全く問題はないとの事でしたが、同じエキスポセンター内で行われていたキッズフェアの前を通る前はさすがに冷や冷やしましたね。。

 

こちらは米国で仕入れた銃を入れるための袋を運んでいる様子。 米国ではイベント等でとにかく大量に仕入れを行なっているので、袋だけでもこれだけの量になってしまいます。。

 

仕入れた銃と大量の袋で我々のテーブルの下もこのような状況。。

 

この日の夕食は知り合いの米国の業者さんからディナーに誘っていただきました。

16オンス (約450g) のステーキはちょっと多いかなと思いましたが、案外いけるものですね。 業者さんお薦めの銘柄のカリフォルニアワインも入って話にも花が咲きます。

 

というわけで今年のルイビルでのイベントも無事終了。 今年から本格的に旧軍系軍装品のディーラーとしてShow of Showsに出店しましたが、来年は我々のブースもさらにパワーアップする予定ですので、是非引き続き米国でのシカゴの活動にご期待ください!!

 

それではまた!!

 

本日のワンポイント情報!!

【無可動銃】 Vz.58v 自動小銃 の新たな個体をHPとD/P(詳細画像)にアップしました。 ぜひHPをご覧下さい。

 

・【無可動銃】 Vz.58v 自動小銃  はこちら


2020.02.22 Saturday

バトルシップ アイオワ!!

皆様こんばんは、キートンです。

 

さて、本日も引き続きロサンゼルスでのフリー時間の模様をお伝えしていきます。 (ロサンゼルス観光1日目のブログはこちら)

Western Museum of Flightに引き続いて訪れたのは、博物館から車で更に11kmほど南下したロサンゼルス港に展示されているこちら…


巨大すぎて写真に収まりきっておりませんが…なんと戦艦です!!

 

こちらの全長270mの戦艦「アイオワ (USS Iowa, BB-61)」は1943年に就役し、第二次世界大戦、朝鮮戦争に投入された後、25年間予備役艦として保管されていましたが、1984年にレーガン政権下で再就役し1990年まで現役で運用されていた息の長い艦でした。
大戦中には日本本土への砲撃にも参加し、実際に室蘭や日立を砲撃したそうです。 (この辺の事情は多分大阪店ナベさんの方が詳しいでしょうね。。)
日本人としては少し複雑な気持ちですが、大戦中の戦艦をこうして今も見る頃ができるのは嬉しい事ですね。

アイオワは就役期間が長かった為、末期にはトマホークやハープーン ミサイル、CIWSと言った武装が増設されるなどの改修も行われ、新旧装備が折衷状態になっております。

 

それでは早速20ドルほどの入場料を支払い艦へと乗り込んでみましょう。

前部甲板上で最初に目に止まるのは巨大なMk 7 16インチ (40.6cm) 砲を3門ずつ装備する砲塔2基。
戦艦クラスの主砲を実際に目にするのは初めてでしたが、その巨大さに圧倒されます。 こんな巨大な砲塔が旋回する姿はなかなか想像できませんね。。
ちなみにアイオワは1989年に2番砲塔で爆発事故が発生し、47名が亡くなったそうですが、外観からは痕跡などは窺えませんでした。

 

甲板では巨大な主砲弾のダミーが展示されていました。 さすが戦艦…。

 

前部甲板から艦の側面に回り込むと、副砲の5インチ (12.7cm) 砲が設置されています。 副砲とはいえ、この一基だけでもそれなりの大きさ。 (口径が.50口径の10倍なので当然ですが…。)

 

左右合わせて6基搭載されている副砲は内部を覗く事もできました。 砲尾が結構なスペースを取っているものの、砲塔内はそれなりのスペースが確保されている様子。

 

艦内に足を踏み入れると、乗員用の寝室などの部屋が各所に設けられています。 (副砲の近くの部屋だと落ち着いて眠れそうにないですね。。)

 

艦内部をしばらく通って再び艦外へ。 急な階段を登って艦の上部へと進んでいきます。

 

こちらが艦橋のメイン部分。 レーダースコープや各種伝令用の装置などが設置されています。

 

実際の操舵室はその後方の分厚い装甲板に囲まれたスペース内に設けられており、覗き窓用のスリットが数カ所設けられています。

 

表から見るとまるで戦車の一部のようですね。。

 

艦の後方へ進むと、1984年代の復帰時に追加された各種ミサイルシステムが見られます。 こちらの四角いコンテナはトマホーク巡航ミサイルのランチャー。 ミサイル発射時にはコンテナごと斜めに持ち上がります。

 

こちらがハープーン対艦ミサイル用のランチャー。 (対艦ミサイルと主砲を同時に装備とは…ロマンですね)。

 

アイオワ級の戦艦は4隻が製造され、有名なハワイ真珠湾の「ミズーリ」などその全てが現存保管されているそうですが、アイオワがロサンゼルス港で展示され始めたのは比較的最近の2012年との事です。 ロサンゼルスを訪れた際は是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

さて、ロサンゼルスでの翌日は午後の飛行機の時間まで時間があったので、この一週間前にアカデミー賞授賞式があったばかりの映画の都ハリウッドを少しだけ観光してみました。

 

こちらはアカデミー賞のレッドカーペットで有名なドルビー・シアター。

 

お決まりのハリウッド・サインもバッチリ見えました

 

ハリウッドの名所を軽く回った後は、ロサンゼルス空港の近くにある射撃場へ。 やはりアメリカに来て射撃は欠かせませんね!

 

今回も大好きな.45口径を撃ってきました。 (いまやアメリカでも9mmが主流になって寂しい限りです…)。

 

こちらが最初にレンタルしたSIGの1911クローン。
しかしトリガー周りの調子が悪く、装填後に1発撃つと2発目のハンマーが落ちなくなる不具合が発生…。

 

仕方なくこちらのグロック30に交換してもらいました。

 

小型・軽量な拳銃ながら、.45ACPを使用するため、撃つたびにグリップとマガジンの隙間が手に喰い込むじゃじゃ馬ですが、作動は快調で盛大なマズルフラッシュも相まってなかなか楽しい銃でした。

 

今回の射撃場は射撃場利用料とレンタル料、その他ターゲット代など諸費用を合わせて約36ドル、弾代が.45ACP 1箱50発で19ドルほどとなかなかリーズナブル。

空港周辺のレンタカー屋さんが集まるエリアにも近く、ロサンゼルスに着いてから気軽に撃ちに行けるありがたい射撃場です。 次回ロサンゼルスを訪れる機会があればまた是非利用してみたいですね。

 

次回はようやく今回の出張でのメインのお仕事、恒例のルイビル Show of Showsの模様をお伝えできればと思います。

 

それではまた!!

 

本日のワンポイント情報!!

買取で入荷した【無可動銃】Vz.59 L 軽機関銃 と ステン Mk II 短機関銃 をHPとD/P(詳細画像)にアップしました。 ステン Mk II 短機関銃 は、ご予約頂いているお客様にご案内中ですが、キャンセル待ちも承れますので是非ご覧ください。

 

・【無可動銃】Vz.59 L 軽機関銃 はこちら

・【無可動銃】ステン Mk II 短機関銃 はこちら


2020.02.19 Wednesday

Western Museum of Flight

皆様こんばんは、2020年に入って初めての海外出張にやって来ましたキートンです。

 

昨年2月から実に一年ぶりとなる今回の米国出張の旅程はこのようになっております。

今回は先に米国入りして極秘ミッションを終えた元外人部隊氏とシカゴで合流した後、毎年恒例となったケンタッキー州のルイビルで行われるミリタリーイベント「Show of Shows」に参加する流れとなっております。

 

さて、今回の出張では初日にロサンゼルスで1泊してフリー時間を頂きました。 これまで米国出張で様々な場所を訪れましたが、ロサンゼルスも一度行ってみたかった場所の一つでしたので胸が高鳴ります‼︎

ロサンゼルスへは日本からの直行便で10時間ほどかけて到着。 初日から西海岸のイメージ通りの晴れやかな天候に恵まれました。

 

空港到着後は早速今回のLAでの相棒となるシボレーのインパラ君を調達。 ロサンゼルスでの最初の目的地へと向かいます。

 

今回ロサンゼルスでのフリー時間で最初に訪れたのは、ロサンゼルス空港から20kmほど南に位置するザンペリーニ飛行場 (Zamperini Field) に併設された「Western Museum of Flight」という航空博物館です。

こちらの博物館、入口が少し分かりづらく、写真の左端に写っている扉の横に設置されたインターホンを押すと扉が解錠されて中に入れます。 ( 扉に「RESTRICTED AREA (制限区域)」と書かれてロックされており、他に入口らしきものも見当たらないため、危うく定休日と勘違いして帰ってしまう所でした。。) 館内は2つのハンガーで構成されており、アメリカの航空博物館としてはややこぢんまりした印象です。

 

こちらは入ってすぐの場所に展示されているF-86 セイバー。 F-86は空自も使っていたので日本でもそこそこ見る機会がありますが、米軍仕様のハチロクはまた格別ですね。

 

その横にはノースロップ F-5A フリーダム・ファイターが‼︎

 

こちらの機体は実際にコックピットに座る事も出来ます。 アメリカが友好国への援助用として安価で運用の容易な機体を目指して開発しただけあって、索敵レーダーを搭載していないアナログなコックピットには潔さを感じます。 (後期型のF-5EではさすがにそれではMiG相手に厳しいと感じたのか、レーダーが装備されるようになりましたが…。)

余談ですが、ベトナム戦争中にF-5戦闘機が投入された「スコシ・タイガー作戦」のネーミングセンスが個人的に大好きです。

 

こちらの博物館では、ロサンゼルスのホーソーンにあったノースロップ社 (現ノースロップ・グラマン) の創設者であるジャック・ノースロップに関連した展示も行われていました。

 

こちらは大戦末期にノースロップが開発していた無人飛行爆弾JB-1 バットの飛行特性を調べる為に試作された有人グライダー。 ノースロップは大戦中から全翼機の開発に力を入れていましたが、フライバイワイヤなどの制御技術がなかった時代は開発が難航したようです。 しかしながら、その執念は後にステルス爆撃機B-2として結実することになります。

 

こちらはもう一つのハンガーに展示されていたロイヤル・ネービー (なぜ英軍?) のハリアー。

 

特徴的な推力偏向ノズルも間近に見る事ができます。

 

…と、ここまで実際に館内で展示されていた機体は実質上記の4機のみと、アメリカの航空博物館としてはやや物足りない印象。 実はキートンがこちらの航空博物館を訪れた最大の目玉である某戦闘機を未だ発見できていません。。

博物館前の駐機場を見渡しても博物館とは無関係な一般の飛行機ばかりで、目当ての機体は見当たらず…。 半ば諦めながら博物館スタッフの方に尋ねてみた所、どうやら滑走路を挟んだ飛行場の反対側のエリアに別に保管してあるとの事。 しかも今回スタッフの方々のご厚意で案内していただける事になりました! (やはり何事も聞いてみるものですね。。)

 

飛行場の中をスタッフの方の車の先導に従って移動すること数分で問題の保管エリアに到着。 (飛行場内を運転したのは人生初めてです…)。

スタッフの方にゲートの鍵を開けていただき早速中へ入ります。

 

いきなりお目見えしたのは、ノースロップの試作戦闘機YF-17コブラ (試作一号機) です。 軽量戦闘機計画 (後に空戦戦闘機計画) に基づいて設計されたこちらの戦闘機は、競争試作こそYF-16 (後のF-16) に敗れましたが、後にマクダネル・ダグラス社により艦上戦闘機F/A-18 ホーネットへと発展する事になります。 因みにこちらの機体、片側が空軍塗装、もう片側が海軍塗装という面白い仕様となっていました。

 

トップガンでおなじみ、F-14A トムキャットも展示されていました。 スタッフの方いわく、博物館に展示されているトムキャットは部品が転売されたりしないように厳しく管理されているそうです。。 (某国に流出しないようにするためでしょうか…。)

 

こちらの無造作に置かれた物体は、トムキャットのみが装備可能なAIM-54 フェニックス空対空ミサイルを胴体下に装着するためのパイロンで、機体のウィンチでワイヤーを巻き上げて装着するそうです。

 

そしてこちらが博物館の最大の目玉、ノースロップYF-23A (!) です。 ノースロップが試作したこちらの戦闘機は、米軍の主力ステルス戦闘機の座をYF-22 (後のF-22) と争って最終的に敗れましたが、そのデザインはF-22と比べても一際先進性のあるものとなっています。 (こちらが採用されて欲しかったと思っている方も多いハズ…)。

 

YF-23は2機のみが試作され、写真の黒い機体 (一号機) がブラックウィドーII (現在国立アメリカ空軍博物館で保存)、今回の展示機体の灰色の個体 (二号機) がグレイゴーストの愛称で呼ばれました。 尚、搭載するジェットエンジンは一号機と二号機で異なり、一号機がプラット&ホイットニー社の「YF119-PW-100」ターボファンエンジン、二号機がゼネラル・エレクトリック社の「YF120-GE-100」となっていました。 ちなみに博物館の展示機では技術流出を恐れてエンジンは取り外されているとの事です。

 

尾翼は水平尾翼と垂直尾翼を一体化させた特異な構造。

 

ジェットエンジンの排気が発する赤外線を下方から探知されるのを防ぐため機体上面に開けられた排気孔など、ステルス性を発揮するための様々な工夫が見られます。 また、当然ながら機体表面は電磁波を吸収する特殊な物質で覆われているそうですが、スタッフの方いわく粉末状になった塗膜を吸い込むとアスベストのように人体にとって有害との事。。

 

というわけで、実は裏メニュー (?) の方が凄かった「Western Museum of Flight」。 入場料5ドルでこちらが申し訳なくなるほど親切に対応していただいたのには心から感謝です。

 

次回もロサンゼルスからの模様を引き続きお伝えしていければと思います。

それではまた‼︎

 

本日のワンポイント情報!!

買取で入荷した【無可動銃】US スプリングフィールド M1866 トラップドア 歩兵銃 (無可動古式銃、アリンII型、#無) をHPにアップしました。 是非ご覧ください。

 

・【無可動銃】US スプリングフィールド M1866 トラップドア 歩兵銃 (無可動古式銃、アリンII型、#無) はこちら


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