Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊兵の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2017.09.12 Tuesday

シブいボルト・アクションです。 35M 小銃

「ボルト・アクション」という2次大戦テーマのミニチュア・ゲームに手を出してしまいました。

当時の兵士を模したミニチュアを交互に動かして対戦し、さながら司令官気分ですが軍事費(ミニチュアの購入)の高いこと高いこと……。 戦争の度に戦時国債の購入が叫ばれるのが大変良く分かります。こんばんはアルバイトSです。

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初めて見ましたし、初めてその存在を知りました。 35Mというボルト・アクション・ライフルなのですが、もしや見た目と名前でピンと来る方がいらっしゃるやも知れません。 ハンガリーの銃です。

 

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突き出た固定弾倉に底面の排出口、いかにもマンリッカーのエンブロック・クリップって感じですね。

弾薬も8×56Rですしハンガリーですしでマンリッカーの系統なのは言わずもがななのですが、単純に直系の子孫とは言い切れない特徴を持っていました。

 

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ご存知M1895はストレート・プルですが

 

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M35はターン・ボルトとなっています。

コッキング・ピースやセーフティはM1895そっくりなのに、ターン・ボルトになっているとなんだか不思議な感じですね……!

 

ロッキングの開放やエキストラクションを1つの動作で行うストレート・プルは、その分力が必要で動作が重いと言うのは良く聞く話ですが、寒冷な環境ですとこれが更に重くなってしまうんですとか。

それを解決する為に、ターン・ボルトを取り入れて動作を分散させたのが35Mとなります。

 

スリング・スイベルが側面と下面に取り付けられているのも個性的です。 騎兵銃と歩兵銃の両方を担っていたのでしょうか。

 

個人的にはストックも気になるポイントです。 SMLEのようにトリガー根元辺りで2ピースに分かれています。

SMLEには兵士の体格を考慮したバット・ストックの長さのバリエーションがありますが、35Mにもそれが当てはまるのでしょうか……? これに関しては要調査ですね……!

 

と、非常に珍しいこの銃。 本当はもう少し調査したかったのですがこのブログを書いていましたら目の前で売れてしまいました……! ありがとうございます!

その為、途中から画像がDetailPhotoからの引用となってしまいましたが(売れてしまったら写真撮れませんからね……)是非ともブログにしたいと言うことでそのまま書いてしまいました……!

 

>>M1895 歩兵銃 カット・モデルならばまだ在庫がございますのでご検討ください!!!

>>販売済みですが……35M小銃はこちら

 

本日のワンポイント情報!!

東京店在庫品で、 SMLE No.4 Mk1* 小銃  の新たな個体をHPとD/P(詳細画像) に本日アップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

SMLE No.4 Mk1* 小銃 (11万円、税別)


2017.09.08 Friday

謎のわっか イスラエル FAL

こんばんはアルバイトSです。

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例にもよって小ネタなのですが、イスラエルFALにまつわるモヤモヤが1つすっきりしましたので、ついでに共有したい今夜のシカゴブログ。

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そのモヤモヤと言うのが、ガス・チューブに付いているコレ。 金属製のわっかの中をガス・チューブが通っているのですが、部品としては独立しておりレギュレーターだとかの類では無いようです……(そもそもレギュレーターはガス・チューブの先端についてますしね)

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加えて、どうもこの輪っかは2ヶ所に取り付けられるようなのですが大抵1個しか付いてません。欠品してしまったのでしょうか……?

用途も機能も分からずちゃんと付いてるのかも怪しいこの輪っか、一体何者なのか……と言うことで調べてみました。

すると、この輪っか「ハンド・ガード・スペーサー」という名称でした。

ガス・チューブに関係する部品ではなく、木製のハンド・ガードを守るいわば割れ止めなんですとか。

 

それなら普通のFALみたいにハンド・ガード同士をぴったり合わせるようにすれば良いじゃないかと思わなくも有りませんが、放熱の為に隙間があったほうが都合が良いんでしょうね。

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ちなみに前期型も在庫あるので見てみますと

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やはりハンド・ガード・スペーサーが取り付けされていますが、こちらは1個だけ。しかし窪みは1ヵ所だけです。

と言うのも、射手が自分の握りやすい位置に調整できるよう後期型で窪みが追加されまして、一見すると2個付いていたのが欠品したような印象を受けますが、実は1個が制式といえます。

(中には、市販の物を取り付けて窪みを2個とも埋める射手もいるようですが)

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分かってしまえばなんともないですが、紛らわしいですよ本当に……!

(余裕があれば前期と後期の比較もしたいですね……)

 

>>イスラエル FAL 前期型はこちら

>>イスラエル FAL 後期型はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、M1 ガーランド ライフル が東京店に入荷致しました。

HPとDetailed Photos(詳細画像) は本日中にアップする予定です。

 

ご予約を頂いているお客様がおられますが、キャンセル待ちもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。 価格は現時点ではまだ決まっていません、何卒ご了承くださいませ。


2017.08.28 Monday

衣替えには少し早いですが M53 バッファー

CoDWW2の先行ベータに時間が飲み込まれていってます……こんばんはアルバイトSです。

なんで急に二次大戦ものに舵を切ったんでしょうね……?

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珍しくM53 機関銃のバッファーが入荷しています。表面処理も大変キレイに残ってますね。

そもそもバッファーとは何ぞやな方にご説明差し上げますと

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M53の

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ここに付いています。

ストックとレシーバーを繋いでいる部品で、リコイル・スプリングの受け皿になっており、さらには射撃の際後退してきたボルトを受け止める部品でもあります。

無くてはならない部品のひとつなのですが、無可動ではちょっと変わった役立ち方をする部品でもあります。

というのも…

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画像はMG42ですが、ストックはM53用です。

MG42にM53のストックを取り付けようとすると、なぜか決まって機関部とストックとの間にビミョーに隙間ができてしまいます。

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そこでMG42のバッファーを取り外しましてM53のバッファーと入れ替えまえすと、無事機関部との隙間がなくなりピッタリとすることができます。

でもM53といえば、MG42と同じ生産設備で作られているのは良く聞く話。どうして隙間が出来てしまうんでしょうね……?

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左がMG42のバッファーで右がM53のバッファーですが、形は言わずもがな瓜二つです。

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M53の方にはユーゴの刻印がはっきり打たれていますので、見分けは簡単に付きますが謎は深まるばかりです。

しかし現実隙間は出来たり出来なかったりなので、なにか違いはあるはずと更にじっくり比べてみた結果、あることが分かりました……!

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M53のバッファーには、ねじ山の根元にほんのわずかに”遊び”があったのです……!

この遊びの有無によってストックのネジとのかみ合わせが変わった結果、隙間が出来るようです。

MG42のストックには遊びが無い分ストックが奥まで差し込めませんから、ねじ山がひとつずれた所でかみ合わせなければいけなくなるんですね……。

 

ちなみにM53のバッファー、MG42に取り付けようとしますと個体差によって少々固い場合がありました。しかしながら取り付けは可能でしたので、変形していない限り互換性はありそうです。

模様替えなんかいかがでしょう!

 

>>M53 バッファーはこちら

>>M53のストックもあります!

 

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、 イスラエル FAL 自動小銃 後期型 が東京店に入荷致しました。

 

HPとDetailed Photos(詳細画像) はアップしております。

 

ご予約を頂いているお客様がおられますが、キャンセル待ちもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。 価格は現時点ではまだ決まっていません、何卒ご了承くださいませ。

 


2017.08.20 Sunday

コレクションにも良さげな AK74マニュアル

こんばんはアルバイトSです。

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以前は何冊かあったのですが、いよいよ最後の1冊になってしまったこちらのAK74 マニュアル。

ハードカバーになっていて、なかなか味わい深い(?)装丁ですね。

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シンプルな表紙にぽちぽちとスタンプが押され、それに加えて謎の黒塗り。生活感みたいなのが溢れています……

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黒塗り部分を頑張って透かしてみますと微妙に見えますが所々なんて書いてあるのか判読し辛くなっています。

むしろ読めないように黒塗りしてるはずなのに多少読めてしまうのはどういうことなのでしょうか?

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ふんわり意味は伝わってきますが、要するにAK74とRPK74の系統なら大体これ1冊でOKみたいです。残念ながらAKS74-uはカバーして無いみたいですね。

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内容はさすが216ページもあるだけあってふんわりではなくしっかりしています。(ページに癖がつくのが怖いのでなるべく大きく開かないようにしております。詳しくご覧になりたい方は是非ともお求めください!)

このあたりは分解の仕方、

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そして弾の込め方、

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さらに銃の構え方と続いていきます。イラストに何やらペンで書き込まれていますが、単にイラストを上からなぞっているだけでした。落書きかよ……。

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対空射撃にも様々な姿勢があるそうです。左上のバックパックを枕にする方法はRPDのマニュアルにも載ってましたね。

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この対空姿勢で飛行機を落とす気満々のようです。

そんなアレやコレやがロシア語でみっちり書かれております。コレ一冊読みきったらロシア語力がかなり上がりそうですね。

 

>>最後の1冊になったAK74 マニュアルはこちら

 

本日のワンポイント情報!!

下取りで、 ベレッタ M1938/42 短機関銃 が東京店に入荷致しました。

 

価格が決まっておりますので、すぐにご紹介可能な商品となっています。

本日、HPとDetailed Photos(詳細画像) は完成しております。

 

ベレッタ M1938/42 短機関銃(12万円、税別


2017.08.12 Saturday

後から分かった大発見? ベルギー製MP28

こんばんは、アルバイトSです。

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MP18Iからの流れを汲むMP28は普通ドイツ製ですよね。その他にもちょっと造りが雑なスペイン製やアレンジを加えたスイス製など、国を跨いだバリエーションもいくつか見られるのですが、今回はベルギー製です。

 

入荷した当初、社長曰く「これ珍しいんよ〜〜!!」と鳴り物入りでやってきた銃でもあるのですが、

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(ベルギー製MP28であるMi34の機関部側面です)

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なぜか本来打たれている刻印が無かったり、

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どの資料にも載ってない謎のバヨネット・ラグが付いていたり……

(謎の特徴もあるし)珍しいのは分かるんですけど、正直本当にベルギー製なんですか……?と推すに推し切れないもどかしい銃でもあったのです……!

 

実はこの個体、先日ご売約頂き既に東京店を旅立ってしまっているのですが、このままでは社長「これ本当に珍しいんよ!?」にイマイチ説得力が無くなってしまいます。

なのでその後、本当に珍しいのかスタッフの方と追求してみました!(主にキートンさんが!)

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とりあえず何か手がかりは無いかと見回すと、何やら刻印が。

手書きのような打ち損じのような、少々頼りない刻印ですがどうも右側は「L」と読むようです。そこでベルギーのプルーフ・マークを当たってみますと……

これや

これですとか

 

これの一番下っぽくないですかね……?

時代と意味は違えどどれもベルギーのプルーフ・マークです。(LiegeのLですかね)

どうやらベルギーには居たようです……!

 

とここまでは良かったですが、浅学非才の権化とも言える僕では二進も三進もいかなくなってしまいました。

まぁベルギー製っぽいしいいかな……と諦めかけたその時でした。

フィンランド MP28.png

キートンさん「探してるのこれじゃないかな……」

下段のMP28、嫌と言うほど差探し続けたバヨネット・ラグが付いてます!出所はなんとフィンランドでした……!

 

実はフィンランド、冬戦争が始まる以前にSIGからMP18のコピーであるM1920短機関銃を1500丁輸入しており、それをM/20短機関銃として使用しています。(マガジンが50連だったりと、単なるコピーでは無かったようです。)

その後冬戦争が始まり、今度はベルギーに対してMP28を造るよう注文を出したのですが、それが今回のバヨネット・ラグ付きMP28となります。

ところがMP28がフィンランドに到着したのは冬戦争が終結した後、それもたったの171丁だったんですとか。

冬戦争と言うと、連合国にも枢軸国にも微妙な位置関係でしたから、おおっぴらに刻印等生産国が分かるものは打ち辛かったのかも知れません……

そしてベルギーから送られたMP28は継続戦争やラップランド戦争でも使用されましたが、171丁となると殆ど残ってはいないでしょうね……!

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今回の個体のシリアルは23番。最初期のロットですから、試作品としてフィンランドに送られなかった可能性も充分に考えられます。

と、ここまで読まれた方には充分にお分かり頂けたかと思うですが、このMP28はちょっとどころかかなり珍しかったのです!

いやもう調べてビックリでした。社長、疑ってかかってすみせんでした!!!

 

>>販売済みですが…ベルギー製MP28はこちら

>>本家ドイツ製はまだございます!MP28はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

一昨日前に「弊社資料として在庫している無可動古式銃と20世紀初頭までのボルト・アクション ライフルを、現在HPとD/P(詳細画像) に順次アップしております」とお知らせを致しましたが、店頭に並べている品の値札が追いついていませんでした。 大変ご迷惑をおかけしております。 東京店1階に展示している上記に該当する「無可動古式銃(19世紀のスイスを除く)と20世紀初頭までのボルト・アクション ライフル」全ての値札付けが完了致しました。

 

弊社資料として収集してきた品々ですので価格は少々高めではございますが、珍しいお品物ばかりですのでぜひご覧ください。 

 

*毎日平均2丁のペースで未公開の商品化を進めていますので、新しく商品化されていく品につきましては後日まとめて値札を付けさせていただきます。


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