Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊兵の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2017.04.26 Wednesday

小さな傑作銃

こんにちは、おっさんなのに桜餅を筆頭に、桜味の〜〜が大好きなキヨミズです。桜、気づけばもうすっかり散っちゃいました。毎年思うんですが、もうちょっと見に行けば良かったなと心残りです。


今回はAKS-74u自動小銃をご紹介。001.jpg
本銃はAK-74(AKS-74)の短縮型です。ソ連ではAKMSの短縮型を模索するも、7.62x39mm弾では困難が多く、少数生産に留まっていましたが、小口径高速弾である5.45×39mmの採用が決定され、新たな短縮型の開発が1973年にスタート。1977年に、AK-74と同じくミハエル・カラシニコフによる試作型が選定され、1979年より本格的な部隊配備が行われました。全長726mm(ストック収納時488mm)、空虚重量約2.7kgと非常にコンパクトかつ軽量。銃身長は約206mm(8.1インチ)。5.45×39mmを効果的に発射可能なギリギリの切り詰めたサイズと言われております。


 

開発時にライバルと目されたXM177...は現在在庫にございませんので、
M16A1とAKMを比較のため並べてみます。001_1.jpg
信頼性と軽敏さを両立した性能は高く評価され、AKMSや短機関銃の代替装備として、まず空挺師団や特殊部隊に配備。続いて下士官向けや、戦車や車輌、ヘリ等の搭乗員、後方部隊へ配備されました。
ソ連邦崩壊後のロシアでは、重武装の犯罪者に対抗するため警察部隊にて重宝されたとの事。
(昔、AKS-74uを持って覆面した警官が高そうな車をボッコンボッコン蹴ってるおっかないニュース映像を見た記憶があります)


基本的にはAKS-74を短縮したデザインですが、マズル周りに大きな特徴があります。
大型なフラッシュハイダー兼マズルブースター。短銃銃身で安定作動に必要なガス圧を確保するため、内部が燃焼室となっております。役割的にはブースターを重視した物のようで射撃動画なんか見ておりますと、日中でも大きな発射炎が確認できます。
002.jpg
フロントサイトはガスブロックと一体となったコンパクトな物に変更。


ロシアらしい明るい色味の仕上げの合板製ハンドガード。
サイズに合わせ、指掛けの出っ張り形状が改められています。
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レシーバーカバー上に設けられたリアサイトはL字型ブレードの2段式フリップアップに。
画像の状態はロシア語の“П”でバトル・ゼロ・ポジションで350m。切り替えは“4-5”で400-450m。
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小銃型のタンジェントサイトに比べ、短機関銃的性格が強く現れた改修です。


レシーバーとはサイト前方のヒンジで結合されており、カバーの紛失防止と強度を確保しております。005.jpg

金属部は黒の焼付け塗装処理。グリップは樹脂製です。
レシーバーカバーは隙間を塞ぐ様な段差が設けられていますね。
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プレス製ストックはAKS-74の設計を継承。
収納は基部にある銀色の◎ボタンを押し込み、007.jpg

レシーバー左側前方に設けられた爪に、008_1.jpg

押し込めば、バットプレート内側と噛合ってロックされます。
009.jpg
軽量ながら剛性の高い、とてもしっかりしたストックです。


このロットのマガジンは40連マガジンが標準付属。
偉大なるPPSh41の精神を受け継ぐ突撃大容量仕様(?)です。
010.jpg
現在、シカゴにはご紹介したロシア製の他、ブルガリア製の物もあり。
いずれも非常に良好な状態の品ばかり。
ご興味のある方は是非ともよろしくお願いいたします!


>AKS-74u自動小銃はこちら
>東京店在庫 ブルガリア製AKS-74u自動小銃はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取で入荷した M16A2 自動小銃 のHPとDetailed Photos(詳細画像)が本日完成いたしました。ご予約を頂いているお客様がおられますが、キャンセル待ちもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

M16A2 自動小銃 (42万、税別)


2017.02.25 Saturday

シンプルにメカが凄い!

こんにちは、寒い日が続きますね。自転車に乗ると手足がキンキンに冷えて難儀しておるのですが、駐輪場いつも出会う、まるで対爆スーツのように着膨れた原付のおばちゃんに明るく挨拶されると、こっちも負けてられねぇな!と、朝から気合を入れているキヨミズです。

最近続けております、チェコスロバキアの銃器シリーズ。
今回は昨年、お買取で入ってまいりました、
Vz.52/57 軽機関銃 です。
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例によって僕自身の備忘録を兼ねて、採用経緯を簡単にまとめてみますと、
戦後チェコはドイツの7.92mmクルツ弾を参考に開発した7.62x45mm弾を使用する小火器開発をスタート。1952年に、Vz.52自動小銃(チェコ語 Pu?ka vz. 52)と、Vz.52軽機関銃(7,62mm lehky kulomet vz. 52)として採用します。
1957年、東側の標準小火器用弾薬として7.62x39mm弾が導入されると、Vz.52自動小銃はVz.52/57自動小銃として、Vz.52軽機関銃はVz.52/57軽機関銃へと弾薬変更の改修を受け、再採用されます。
(余談ですが、vz52とWebで検索すると、ピストルのVz.52(Pistole vz. 52)も混ざってチェコのこの時期の銃はあぁもうややこしい!・・・となっちゃいますので、LMGとかrifleと銃種を付け加えて入力しないとダメですね。採用年度=型式ですから一式然り、M4然り、当り前ですね・・・)


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上面装填の弾倉から見て取れますように、同国が生んだ傑作軽機 ZB26の発展型として開発されました。
設計要求にZB26に比しての重量削減があり、使用弾薬の小型化に伴い小型・軽量な設計に成功。箱型マガジンに加え、部品変更の必要の無いベルト給弾による持続射撃能力の大幅向上を果たしており、これらの大きな特徴の他、チェコらしい見事な工夫が随所に見られます。


バレル・グループはZB軽機の特徴をそのまま受け継いでおります。
バレル長は約580mm。フラッシュ・サプレッサーとフロントサイトは取り外し可能。
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キャリングハンドルは固定式で画像の位置より動きません。
堅牢さは増していると思われますが、個人的には先代やブレンのように可変する機構が無くなって少々寂しく感じてしまいます。動くだけに損耗も激しかったのでしょうね。


この辺りの構成も似ております。ただ、バレル・ナットのレバーは省かれており、迅速なバレル交換は出来ない設計に改められています(必要性が低下したので廃止?)
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二脚は展開時は少し前方に開き安定性を確保。収納は前方には畳めず、画像のような後方のみとなります。


非常に特徴的な給弾システム。
上方より25連マガジンを装着します(ちなみにVz.58自動小銃とは互換性無し)
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画像手前に見えておりますレバー。
この状態ではフィード・ポート・カバーの役目を果たしております。



ベルト給弾に切り替えるには、マガジンを外し、このレバーを
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セッィ!っと跳ね上げ、右側からアモ・ベルトをセット。これだけで完了!素晴らしい!


 

 

右側のフィード・ランプ下方には50連アモ・ボックスを装着可能 (本商品には付属しません)
ベルトは左側に流れ、薬莢はレシーバー下方より排莢されます。
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面白い事に、発射速度がベルト給弾時は約900発/分、ボックスマガジン給弾時は約1150/発と可変するシステムです。マガジン射撃時は特にショート・バーストを多用する想定だったようで、発射速度を速め、命中精度を高めています。

反対側にはオフセットされたリアサイト。歯車が剥き出しになっているのかと見間違うぐらい、大型のノブ。特にエレベーション・ノブは長さもあり、とっさの調整にも掴み易い形状です。
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これまた特徴が盛り込まれたグリップ部。
保持する箇所でセミ/フルを撃ち分けるトリガーはMG34から、グリップ全体の形状はFG42後期型を参考にしたとされています。
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握るのは一緒だから纏めてしまおう!という単純な発想が意外と正解かもしれません。Vz.37機関銃で既に採用されていた、グリップを兼ねたコッキング・ハンドルの機構を備えています。
(作動方法はケンさんが詳しく解説されているので、そちらをご参照下さい


ブルーノ製らしい非常にしっかりとした木製ストック。
ZBやブレンに比べ、金具類が少なくなり、シンプルな形状をしております。
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ショルダーサポートはバットプレート兼用型に改められました。
独立したパーツとするよりもコスト的、応力的にも適っているのでしょう。


最後にVz.52/57を中心に、在庫品のお手入れを兼ねて、

チェコスロバキア製小火器の集合写真を一枚!
11.jpg

 

>近々東京店に移動予定 Vz.52/57 軽機関銃 はこちら

>ZB26 軽機関銃 はこちら

>ZB30J 軽機関銃 はこちら

>Vz.58 自動小銃 はこちら

>Vz.26 短機関銃 はこちら

>Vz.61 スコーピオン 短機関銃 はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、九九式短小銃 中期型 が東京店に入荷致しました。

お客様にご連絡中ですが、HP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。


九九式短小銃 中期型 のHPはこちら

九九式短小銃 中期型 の詳細画像はこちら


2017.02.01 Wednesday

チェコの意地

こんにちは、ドラマ『高い城の男』で、パラレル世界の帝国陸軍近衛兵が持っていたのが64式自動小銃で吹いてしまったキヨミズです。
(色々と面白いドラマです。現在の所、amazonプライムのみで配信中)


今回もチェコスロバキア・シリーズでまいります、
Vz.58 自動小銃 です。
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画像上の個体型ストックがVz.58p (p =チェコ語でライフル(転じて歩兵)を意味するPěchotní)の下の折り畳み型ストックはVz.58v、となります (v =チェコ語でパラシュート(転じて空挺)を意味するVýsadkový)

戦後、Vz.52自動小銃を装備したチェコスロバキア(以下チェコ)軍でしたが、戦時中ドイツのStg.44の威力に関心を寄せ、Vz.52と同時に採用した7.62x45mm弾を使用する全自動射撃が可能な突撃銃の開発を進めていました。が東側陣営に属し、ソ連式小火器体系への変更となると小銃を7.62x39mm弾対応に改修しVz.52/57として装備。ソ連はより効果的なAK47への更新(輸入&ライセンス生産)を迫りますが、そこはさすがチェコ!
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自前でこのVz.58を完成させ(1952年頃より研究開発を本格化)、その完成度の高さでソ連を黙らせてしまいます!(チェコ軍はVz.58採用に際し、AK47と比較テストを行いましたが、どちらも厳しいテスト基準を合格し、甲乙着け難い結果だったようです)

バレル長は約390mm。AK47の約369mmと比べ、ほぼ同寸です。外径はどちらとも15mm。全長はpもvも同じく、約845mm。AK47は約880mmと僅かながらにコンパクト。
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全長よりもスゴいのが重量で、空虚重量はAK47の約3.4kg(AKM約3.1kg)に対し、Vz.58pは約2.9kg。
巧みな設計で、これだけもの重量減に成功しています!


リアサイトはAK47と同じく800m。デザイン的にAkと同じですが、全体的にコンパクトに纏められています。サイトブレード付け根の下にありますピンを引きますと、ロックが外れまして
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アッパーハンドガードが外れ、ガスピストン部が分解可能。

思いの外、シンプルな構造で驚きます。
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ピストン・ロッド後端が突き出る孔が確認できます。
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ボルトキャリアー側。

丁度、半分程の位置でボルトが固定されており、ピストンロッドがボルトキャリアーをビリヤードの様に突くシステムが良く判ります。007.jpg
閉鎖機構はボルトキャリア内に収められたロッキングピースが上下動して閉鎖・解除を行うティルトロック方式です。
ボルトキャリア先端にある溝は10連クリップ(Vz.52/57と共用)を使っての装填が可能です。
三角形状なのが面白い。先行したAg m/42からデザインを参考にしたのかもしれません。

グリップ。ハンドガード、固定ストックも初期は木製でしたが、後にベークライト製に変更されました。
細身で握りやすい形状のグリップです。
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セレクターはグリップを握った状態で行える位置です。画像でセーフ前に倒してフル、後ろでセミとなります。
フルオートは約800発/分とかなり速め。重量が軽い為、フルオート時のコントロールは気合を入れる必要がありそうです。


反対側。マガジンリリースレバーに合わせ、Y字に分かれたトリガーガードが曲げられています。
この曲げ加工のないトリガーガードもあり、製造時期によって異なるようです。
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ロアレシーバー。意外と複雑な削り込みが施されており、面白い形状をしています。
どことなくZB26に通じる物があり、チェコの血筋を強く感じます。


こちら、Vz.58pの固定ストックです。AK47と同様、微妙にカーブを描く曲銃床です。
樹脂製ですが感触からして非常に強固。白兵戦でもしっかり頼りになりそうです。
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バットプレート。コンパートメントはありません。
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こちらがVz.58vの折り畳み式ストック。細いアームですがH型になっており強度を確保しています。
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リア・スリングループと一体になった基部にあるボタンを押し込みましてロック解除。
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左側に回して収納となります。
014.jpg
現在、Vz.58p、Vz.58v共に在庫ございます。
専用銃剣、クリーニングキット、マガジン・パウチ等の専用アクセサリーもお買い得となっております。いずれも在庫があります内にご検討下さい。

それでは、今回はこれにて!

>固定ストック Vz.58p 自動小銃 はこちら
>折り畳みストック Vz.58v 自動小銃 はこちら
>Vz.58 用アクセサリーはこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、Gew.43 自動小銃 が東京店に入荷致しました。

お客様にご連絡中ですが、HP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。


Gew.43 自動小銃 のHPはこちら
Gew.43 自動小銃 の詳細画像はこちら


2017.01.19 Thursday

時代に翻弄された高性能SMG

こんにちは、「今年の目標は健康一番!」とか言いながら、早速&また風邪をひいてしまったキヨミズです。冬の風邪は更にツラいですね・・・今年の目標は臨機目標とします!(いわゆる場当たり的に過ごす)・・・とは言え、仕事は別っっ!現在のシカゴには、先にご紹介したVz.61スコーピオンを始め、チェコスロバキア製の素晴らしい商品の数々が揃っておりますので、在庫のある内にご紹介していきたいと思います!!

本日はこちら、Vz.26 短機関銃 です。
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7.62x25mm(トカレフ)弾を使用する短機関銃としてチェコスロバキア(以下チェコ)軍用として1952年に採用されました。
本銃開発に至る経緯はシカゴブログ御覧の皆様には不必要かと思われますが、これを書いてる本人がしょっちゅう混乱してしまうので備忘録を兼ねて復習しておきたいと思います。

まずは1947年、チェコ軍は装備近代化の一環として、新たな短機関銃の採用を計画します。
戦時中、ドイツ併合下にあっても小火器の研究が進められており、幾つかのプロトタイプを経て、早くも翌48年の10月に、
Vz.48a (固定ストック、9x19mm。主に歩兵用)
Vz.48b (折り畳みストック、9x19mm。主に空挺用)
として採用されました。
大量量産された短機関銃としては初のL字ボルト(テレスコーピング・ボルト)と、グリップを兼ねたマガジン・ハウジングが装備され、銃身長を犠牲にする事無くコンパクト化を実現。また、プレス加工や電気溶接を大幅に取り入れた高い生産性も大きな特徴でした。

ややこしいのはこれからです。1948年の二月事件に象徴されるように、チェコは共産党による一党独裁が進み、親ソ的な社会主義国家となりつつありました。1950年春、ソ連軍との歩調を合わせる為、チェコ独自の兵器体系を再編する決定が下され、Vz.48は新たに、
Vz.23 (固定ストック、9x19mm)
Vz.25 (折り畳みストック、9x19mm)
と名称が変更されます。そして同時にこれらの生産は中断され、ソ連軍制式の拳銃弾であった7.62x25mm弾仕様への改修が命じられます。Vz.48の試作時に7.62x25mm弾の研究は進められていましたが、使用弾薬の変更は技術的に多くの困難があったようです。

それでも翌年の1951年6月には
Vz.24 (固定ストック、7.62x25mm)
Vz.26 (折り畳みストック、7.62x25mm)←今回ご紹介のモデル
として制式採用されました。さすがチェコ、仕事が早い!!
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名称表記ですが、チェコ語の短機関銃を意味する“Samopal”の略である“Sa”が頭について“Sa vz.〜”としている物も多くあります。ちなみに“Vz”はモデルを意味するチェコ語“Vzor”の略です。

バレル長は約284mm。これはPPS43やPPSh41よりも長く、対して全長はストック展開時でも150mm程も短縮されており、L型ボルトの恩恵をはっきりと感じる数値です。
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スリングループと一体となったバレルナット。無可動では当然無理ですが、整備時は取り外したボルトを使って開け閉めが行えます。

激発機構はオープンボルト、シンプル・ブローバック。発射速度は約650発/分(9x19mmモデルは約600発/分)
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ボルトをコッキング状態にするとボルトキャリアのみ前進し、ダストカバーの役目も果たします。


階段のトリック・アートじゃありません。
100〜400mの4段回転式のリアサイト。
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しっかりと彫られたUノッチと、太いフロントサイトブレードと併せて良好な射界を確保。

プレス成型された円筒型レシーバーを覆うエンド・キャップ。
真ん中のボタンを押しながら回転(左右どちらでもOK)させるとロックが外れ、分解となります。
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ちなみにレシーバーの鋼板は3mmもの厚みがあります。堅牢なのは当然として、見た目以上の重量を感じます。

グリップです。上から二枚目の画像を見て頂くと良く判りますようにグリップ下方が少し前進した形状をしております。これは7.62x25mm弾の薬莢の寸法による物(リムに比べ、ボトルネックの肩部分が僅かに細い)で、多弾数を装填するにはPPS43のようなバナナ・マガジンやゼンマイの力で押し込むドラム・マガジンが必要となります。マガジンハウジングとグリップを兼ねた本銃では、どちらも非現実的な為、マガジンはストレートのまま、薬室に送り込む角度を調整することで対応しています。
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セレクターが見当たらないのでフルオートのみかと思いきや、トリガーの後退量によりセミオート/フルオートを切り替えるプログレッシブ・トリガーでした!この機構も軍制式採用で量産された短機関銃では初だったのではないでしょうか?赤い塗料が着いている部品はセフティーレバーです。コッキング状態でONとし、トリガーをブロックします。戦中の短機関銃を研究した成果でしょう。コッキングレバーを固定するセフティーノッチ(前後二ヶ所)と合わせ、安全対策も万全です。

ベークライト製のフォアグリップはグリップと一体にも見えますが、左右グリップ・パネルは独立しており、背面の留め金で固定されます。損耗・破損しやすい部分ですから、交換できるのは便利ですね。
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マガジンリリースレバーはこの位置ですので利き手を選ばず、形状も指のかかりやすい大きさで使い易い設計です。

ハンドガード右側にはマガジンローダーを標準装備。使用弾薬が同じなチェコ軍用ピストル“ Vz.52(Cz 52) ” 用の8連装クリップを置いて、画像の側からマガジンを滑り込ませて装填します。
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マガジン容量は32発なので、計4組のクリップでフル装填となります。


ストックも特徴的です。
ストック基部にスプリングが収められており、前方向のテンションでロックされています。
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ストックアームを引っ張りながらロックを解除し、左側面に回転させて収納します。

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収納時はバットプレート横のボタンを押して角度を調整しながら、ボルトナット下方のフックに引っ掛けて収納完了。
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バットプレートとしては妙な形状に思えましたが、収納時はバーチカルグリップとしても使える形状となっています。

寝かせた状態でのロックも可能です。空挺用ケースや保管収納を想定した角度かと推測しますが、このままでの射撃も問題無いようです。
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フロントサイトホッドは曲がっている訳ではありません。
グリップに合わせ、射界を遮らない角度で装着されています。

最後はVz.61スコーピオンと、ワルシャワ・パクト時代のチェコ軍用短機関銃ペアでの一枚!
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厳選したロットですので、程度良好な個体を在庫しております。

お値段もかなり手頃となっておりますので、ご興味のある方は是非よろしくお願いします!
それでは今回はこれにて!!

 

 

>Vz.26 短機関銃はこちら
>東京店に一丁のみ在庫あり!旧加工のVz.24 短機関銃はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、BAR M1918A2 ブローニング オートマチック ライフル が東京店に入荷致しました。

お客様にご連絡中ですが、HP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。 


BAR M1918A2 ブローニング オートマチック ライフル のHPはこちら
BAR M1918A2 ブローニング オートマチック ライフル の詳細画像はこちら


2017.01.06 Friday

赤いサソリを開いてみましょう

こんにちは、身内への挨拶回りもそこそこに、映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」を観てまいりました!率直に言って、面白かったですよ!シカゴ・スタッフ的には、M16(AR-15)ベースと思われる反乱軍のブラスターがやたらと気になりましたキヨミズです。


今回はVz.61スコーピオン 短機関銃の分解手順をご紹介。
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簡単ですが、チョットしたコツが必要ですので、この機会に画像を交えてご説明(&僕の備忘録)しておきたいと思います。

(以下に紹介する方法は2016年7月新入荷ロットのVz.61及びユーゴM84に対応しています。 それ以外の入荷品では加工の違いにより適応出来ない可能性がありますのでご注意ください。 また怪我等には十分に注意し、あくまで自己責任として行って下さい)
 

まず最初にマガジンを抜き、セフティ・オン。
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無可動実銃ですのでどちらの操作も必須ではありませんが、「マガジンは抜いた方が作業がしやすい」、セフティは無可動とは言え銃ですので「安全には常に気を配る!」と言った心積もりの表れです!

ストックの取り外し方法。
ストック基部、赤矢印が示す先にロックボタンがありますので、そのボタンをポンチや爪楊枝で押し下げます。
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押し下げた状態でストック基部をゴムハンマー等で右側面から軽く叩きますと、左側へ抜けます。


04.jpg
ストックは展開しきった状態だとレシーバーと干渉しますので、上の画像ぐらいの位置でブラつかせておくとやり易いです。基部内側のグリスが固着している個体もありますので、その場合は強めに叩く必要ありますが、傷がつかないように慎重に。
 

ストック・レスのスコーピオン。
ストックが無いだけで妙に新鮮に写りますね。
05.jpg
装着は先のロックボタンを押し下げながら、基部を左側からはめ込むだけで完了です。



それではレシーバーの分解と行きましょう。
ストックは展開、もしくは上記手順で取り外した状態にします。
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まずロアとアッパーを繋ぐピンを右側から押して下さい。
レシーバー左側に押した分だけ出っ張ったピンの頭を摘んで引っ張りますと、


07.jpg
この様にロアとアッパーに隙間が出来ます。


 

レシーバー後端に注目。画像の赤線を引いた部分にパーツ同士の僅かな隙間があります。
その隙間に精密マイナスドライバー等の薄く平たい物を差し込みます。
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この隙間はリターン・スプリング・ロックと呼ばれるパーツとレシーバーの隙間なので、強めのスプリング・テンション(ボルトが開いた=後退した状態で溶接固定されているので)がかかっており、差し込む物にはそれなりの強度が必要です。差し込めましたら、パーツを銃口方向に押し込みながら(ゆっくりこじる様に)持ち上げます。

持ち上がった所を撮影。
傷がつきやすい行程ですので特に慎重に行って下さい。
(画像の傷は入荷時からついていたものですよ!)
09.jpg

 

持ち上げきりますと、この様にテイク・ダウン完了。
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精密な鋳造ロア・レシーバーとプレス製アッパー・レシーバーに収められたコンパクトなメカに感動させられます。


 

右端のパーツがリターン・スプリング・ロックです。
戻す際はこれを押し付けながら逆の手順を行えばOK!
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グリップの分解も簡単です。
グリップ底面にあるパーツ(グリップ・ボルト・ナット)を回すだけ。
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手でも回りますが、ランヤード取り付け穴に適当な棒を差し込んで回すのが楽でオススメ!

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機械の素人が言うのはおこがましいですが、シンプルでコンパクト。機能美すら感じます・・・
発射速度を抑制するレート・リデューサー(画像スプリング左横)もバッチリ確認出来ます。



最後に、ご好評を頂いております、Vz.61用アクセサリー類もご紹介しておきます!
まずは定番! 20連マガジン パウチ・セット
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チェコスロバキアらしい風合いの革製のマガジンパウチに20連マガジンが2本付属。
(20連マガジン単品は売り切れとなりました)

こちらもスコーピオンのマストアイテムと言っても過言ではない10連マガジン!
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こちらは、まだまだ在庫あり!刻印の有無や表面仕上げが黒染めの他、
ザラついた感触のパーカー・グレー仕上げの物があります。


その他にも

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A革製マガジン・パウチ(20連マガジン2本用。こちらはマガジンは付属しません)
Bホルスター (クリーニング・ロッドが収まるポケット付き仕様の物もあります)
Cショルダー・ホルスター
Dランヤード
E木製グリップ
F.32ACP ダミーカート

等を、在庫しております。

ダミーカート以外はチェコスロバキア軍からの放出品を厳選して仕入れた品ばかり。
それなりの使用感も見られますが、どれもかなり良好な状態です。
残り少ない品もありますので、どうぞお早めに!
それでは今回はこれにて!!


>Vz.61 スコーピオン 短機関銃シリーズはこちら
>ユーゴ製 スコーピオン M84 短機関銃はこちら

>M16A1 自動小銃 はこちら

 

 

本日のツーポイント情報!!  

明後日1月8日(日)〜9(祝月)の新春ブラックホールにシカゴ社長の個人的なお店「宮崎商店」が出店いたします。

※宮崎商店は1月7日(土)は搬入日となります。

2017’新春 ブラックホール
都立産業貿易センター台東館 (最寄り駅浅草)
(東京都台東区花川戸2−6−5)

5階フロアー北側

ブラックホールの公式HPはこちら

 

宮崎商店の取扱品はシカゴの店舗では通常は販売しないモデルガン(エアガンは持っていきません)、軍装品などです。 これらは無可動実銃買取りの際に「処分」を依頼された品ですので、マーケット・プライスを無視した価格設定でご好評をいただいております。
 

5階フロアー、入場口から入って左側(北側)真ん中手前辺りのテーブルです。

 

 

その他サプライズ品も展示予定ですので、ご期待ください!!



シカゴレジメンタルスの店名では出店しておりませんので、お間違えなく!!

個人ブース宮崎商店でございます。

 

 

買取りで、SMLE No.1 MkIII* 小銃 が東京店に入荷致しました。
お客様ご連絡中ですが
HP・詳細画像ともに アップしておりますので、どうぞご覧ください。

SMLE No.1 MkIII* 小銃 のHPはこちら
SMLE No.1 MkIII* 小銃 の詳細画像はこちら


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