Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊兵の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2017.10.07 Saturday

シンガポールの凄い奴!!

こんにちは、映画“ダンケr ・・・ネタが被っちゃうので、映画“エイリアン:コヴェナント”を観て来ました。100年程先のお話なんですが、登場する銃器がM4クローンにAUG(F90?)にベレッタ92FSで驚きました。それなりにカスタムされてましたが、ほぼそのまんま。他にも色々と驚かされる映画なので、お好きな方は必見!僕は大変楽しめました!虫だけじゃなく宇宙も怖いキヨミズです。


今回、取り上げますのはこちら、
SR88A 自動小銃 です。001.jpg
製造はシンガポールのCIS(Chartered Industries of Singapore、 訳すとシンガポール重工公社?)M16A1のライセンス生産(M16S1)から始まった同社は近年、軍需以外にも通信機器や建設用重機を扱う複合企業“STエンジニアリング”の兵器部門“STキネティクス”となり、自国向けのみならず輸出にも注力した開発・生産を行っております。

CISが生産したM16S1はコルト社との契約上、輸出が出来なかったため、5.56mmを使用する独自のアサルトライフルとしてSAR80を完成させ注目を集めたものの、成果は芳しくありませんでした。
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そこで更に発展させたモデルとしてSR88を1988年に発表、1990年に新型のハンドガードとストックを装備したモデルとしてSR88Aが発表されました。人間工学に配慮した設計や、良好な工作精度は高い評価を受け、シンガポール軍/警察の特殊部隊などに限定数が配備された他、輸出も以前のモデルに比べ成功した模様です。(ちなみにシンガポール軍はM16S1の後継として、SAR-21というブルパップ型アサルトライフルを採用します。これもいつかお目にかかれる日が来ればいいな〜)


 

バレル長は約480mm(18インチ)、フラッシュハイダーは5条で、吹き上げ防止のため真下が開いておりません。
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NATO標準の22mmライフル・グレネードに対応しております。フロントサイト前方に回転式のガス・カットスイッチを装備。


 

フロントサイトの眺め。
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サイトポストの台座が動きそうに見えますが固定式です。



ハンドガードは左右分割型。ゆるく台形を描いており、握りやすい形状です。
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上方には多数の放熱孔が開いております。



小さめのエジェクション・ポート。固定されたボルトキャリアが覗いております。
興味深いのは樹脂製のポートカバー。金属製の薄板より、変形には強いと思われます。006.jpg
ポート後方にケース・デフレクターが見えます。先のフラッシュハイダーもそうですが、時期的にM16A2を参考にしたのでしょうか。レシーバー上面にはマウントレールが見られます。SAR-80の元となったAR-18の流れを汲むデザインです。



キャリングハンドルが標準装備。ロック機構を備え、画像の位置と収納位置で固定出来ます。007.jpg
手前に見えるのは、チャージングハンドル。ツメを起こして引くタイプで、この辺りはFALを思い起こさせます。



フロントサイトは固定ですが、リアはかなり豪華な造り。
上下の微調整はサイト前方のダイヤルで実施。008.jpg

右側面の大型ノブは100m、300m、500mの3段切り替え式となっており、
素早い調整が可能となっております。009.jpg

 


マガジンハウジング部を右側から望んでみます。
重要なマグウェルは着脱性、保持性、強度を考慮した複雑な形状をしております。
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マガジンはM16系と共通のSTANAG マガジン。付属のCIS製は鉄製30連です。
大きなマガジンキャッチボタンが目を引きます。トリガーガードも動きそうですね。どこを操作するのかと見回してみますと・・・


ありました。
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ハウジング内部、画像矢印の先のボタンをピン等で押し込みますと、


 

倒れましてこの通り。厚手のグローブ着用時の射撃にも対応。
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樹脂製グリップは絶妙なカーブが手になじみ、保持性はかなり良好です。



今回はついでに同時入荷をいたしました、SR88A カービンタイプもご紹介。
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カービンタイプはストック伸張時の全長が820mm(ライフル型は860mm)に短縮、バレルは約11インチとなっております。
ライフル型のスケルトンストックも特徴的ですが、カービンタイプのストックは90度回転させて収納する機構で、同系の物はミニミのパラ・タイプで知られております(登場時期を考えるとほぼ同時ぐらい?CISの先進性すごい!)



収納状態を上から見ます。右側のパイプにカバーがあり、これが上方になります。
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段階調整が出来ないので現在では新規採用が見られませんが、堅牢で操作が簡単な優れたデザインです。



フラッシュハイダーも興味深いもので、単純なカップ型。前方に集中させるタイプですね。
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ライフルグレネードは使用出来ませんが、オプションでM203アドオンランチャーが装着可能
重量がライフル型と変わらない事もあり、フルオート時もコントロール性能は良好との事。



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非常に興味深い独自の特徴を備えたSR88A、とても良好な状態で入荷を果たしました。
やはり絶対数が少ないようなので、貴重と言って差し支えはないと思います。
ご興味のある方は、在庫ありますうちにどうぞご検討の程を。
それでは、今回はこれにて!

 

 

>SR88A シリーズはこちら

>SR88 シリーズ用スリングはこちら

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、StG.58 自動小銃 が東京店に入荷致しました。

HPとDetailed Photos(詳細画像) は本日完成致しました。価格が決まっており、すぐにご案内可能な品となっておりますので、ぜひHPをご覧ください。

StG.58 自動小銃 (20万円、税別)


2017.09.17 Sunday

過激なショートバージョン

こんにちは、すっかり秋めいた日和で、毎朝の駅までの自転車通勤(所要時間約10分)が気持ち良くてたまらないキヨミズです。どうか秋晴れが長く続きますように…と思っていたら台風18号!皆様、お気をつけ下さいませ!


今回取り上げますのはこちら、
ツァスタバ M92 自動小銃でございます。001.jpg
旧ユーゴスラビア連邦、現セルビア共和国クラグイェヴァツ市にあります、ツァスタバ・アームズで開発・生産された自動小銃です。ご覧の通りのユーゴ版AKMであるM70の短縮モデルで、弾薬も同じく7.62x39mmを使用します。

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前身に、5.56mm (5.45mmではなく) を使用するM85というモデルが存在し、旧ユーゴ軍で採用されています。ユーゴ内戦中の1992年にM92が発表されました。7.62x39mmが使える短縮型カービン・モデルは意外と少なく、同弾薬が主流な地域は多いため、自国での装備の他、輸出を見込んでの開発だったと思われます。

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元となったM85がAKS74uをベースにしているため、各所に共通点が見られます。
ツァスタバAKのアイコンとも言える、美しい単材の三つ穴ハンドガードは本銃でも健在。



バレル長は実用限界と考えられる254mm(10インチ)
AKS74uそっくりなフラッシュサプレッサー兼ブースターが装着されています。
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ガスブロックやハンドガードの留め金もAKS74uそっくり。
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フロントサイトには折りたたみ式の夜間サイトが備えられているのでその分、
後方に少々長くなっています。



ヒンジ式レシーバーカバーと一体になったリアサイトは200mと400mの二段倒立式。
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200mのブレードには夜間サイト用のホワイトが入っています。

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こちらは400m、面白いのが裏面に大きく“7,62”の刻印が。

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先行のM85用ブレードと混用しないようにとの注意書きなんでしょう。



セレクターレバーもツァスタバらしく、ボルトハンドルをロックする切欠きのあるタイプ。
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本ロットはしっかりとセーフ位置までレバーが上がります!



これもツァスタバに特徴的な樹脂製黒色グリップ。
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適度な太さと形状で、とても良好な握り心地です。



ストックはAKMS(ツァスタバM70A)からの下方折り畳み式ストックを装備。
これは先行のM85でも同じで、AKS74の側面折り畳み式のストックは採用されませんでした。011.jpg
収納/展開は左側基部のロックボタンを押して操作。予断ですがこのロット、ほぼ未使用のため各部の磨耗が進んでおらず、操作はかなり硬め。特にストック操作は個体によってはかなり力を入れる必要がありますので、操作時はご注意を!


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ガッシリと収納。金属部の処理も丁寧で、木部の明るいコントラストが妙に新鮮に写ります。



M72軽機関銃から40連マガジンを拝借。ストックはマガジンを外さないと折り畳めませんが、
色味のためかでしょうか、予想以上に違和感が無く収まっております。
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中国製ドラムマガジンも付けてみたかったのでが、売切れてしまいました。
(まことにありがとうございます!)


独特の雰囲気を放つ ツァスタバ M92。
非常に良好な状態の個体を揃えております。
私もこの銃、気に入りました・・・同じく気になる方は是非ともご検討下さい!
それでは今回はこれにて!

>ツァスタバ M92 自動小銃 はこちら
>ツァスタバ M70 自動小銃 シリーズはこちら
>ロシア AKS-74u 自動小銃はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

先日買取で入荷した ルフォーショー・パリ 6連発 ピン・ファイア リボルバー の登録証訂正が完了し、価格が決定いたしました。すぐにご案内可能なお品物となっておりますので、ぜひHPをご覧ください。

ルフォーショー・パリ 6連発 ピン・ファイア リボルバー(130万円、税別)


2017.09.02 Saturday

売れ筋マガジン揃ってます

こんにちは、我が家の目の前の電柱にてムチャクチャ巨大なクモを発見・・・思い起こすだけでもゾッとするので詳細は省きますが、映画“エイリアン”のフェイスハガーみたいなのが近所をウロついているのかと思うと、おちおち窓も開けられない、怖がりなキヨミズです。大家さん、ベランダにセントリー・ガンを設置していいですか?



本日はお買取で複数本の入荷がありました、マガジンたちをご紹介。

まずはM16用アルミ製マガジン 30連と20連です。
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ボトムプレートに記されますメーカーは多種多様。
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現時点での在庫分を見た限りでは(上から在庫多い順)

【30連】
・Adventure Line
・Colt
・Kay Industries
・Parsons Precision Products
・DSL Sanchez Enterprises
・Cooper Industries

【20連】
・Colt
・Simmonds
・Adventure Line

これらのメーカーが確認できましたので、ご希望メーカーがある方は購入時にご指定下さい。



M16永遠の好敵手であるAK47の30連マガジンも入荷しました!
しかも珍しい、フラットな初期型です!
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表面仕上げは左より、パーカライジング、ブルーイング、黒焼付け塗装仕上げ。
これらの仕上げは製造時オリジナルではなく、保守のため施された再仕上げの可能性はあります。

小さいながら背面にはイジェフスク刻印が入っております。
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AKMと同時期に採用されたベークライト製30連マガジンも入荷しております。
もちろんAK47にも使用可能。
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こちらはイジェフスク△刻印と
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ツーラ☆刻印が確認出来ました。
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これら製造刻印を削った物もあり、何やら国際情勢の流れ的な物を感じたりもしたのですが、文字をガリガリと落書きしたり、菓子のオマケシールを貼った個体もあるので、単に手持ち無沙汰の兵隊が何気なく削っただけなのかも知れません…


Gew.3のアルミ製20連マガジンも入っております。
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この妙に凝った造型。モダン・アートと言っても過言ではありません!
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フォロアープレートはクローム仕上げで、耐久性を高めております。
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いずれのマガジンも東京・大阪店共に在庫あり。バネありです。
外装はどれもそれなりの使用感はあります(特にAKマガジン)が、良好な個体が揃っております。
続々とお買い上げいただいておりますので、どうぞお早めに!
それでは今回はこれにて!!


>M16シリーズ用マガジンはこちら
>AKシリーズ用マガジンはこちら
>Gew.3シリーズ用マガジンはこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、ルフォーショー・パリ 6連発 ピン・ファイア リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃) が東京店に入荷致しました。登録証訂正終了まで非売品ですがHP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。 価格は現時点ではまだ決まっていません、何卒ご了承くださいませ。

ルフォーショー・パリ 6連発 ピン・ファイア リボルバー のHPはこちら


2017.08.27 Sunday

イタリアの選択 その2

こんにちは、知り合いのお子さん(4)が、アンパンマンやプリキュアではなく、Suchmos (サチモス)が大好きで、延々とミュージックビデオを観ておりちょっと困惑している、と聞いてやはり困惑しているキヨミズです。…例の車のCMが流れるともう大喜びだそうで。…確かにカッコいいけど、4歳でサチモスかぁ!俺が4歳の時はドラえもんの絵描き歌がせいぜいだったのになぁ…今時の子はスゴいですね。幼児をも惹きつけるサチモスはもっと凄いと思いますが…あだ名はサチモちゃんやな、と言ったらアダモちゃんみたいに言うな!と、怒られました。


 

今回は前回の続きで、
ベレッタ BM59 Mark Ital TA 自動小銃 をご紹介。
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ストック左面、後端部分に型式名に追加されたT.A.(Truppe Alpine =山岳兵)の刻印が示しますように、山岳兵向けモデルとなります。

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北部国境線上にアルプス山脈を擁するイタリアは、古くから山岳地での用兵に力を入れており、国内山岳地の特定域出身者のみで構成された、“アルピニ”軍団*は、現代においてもイタリアを代表する重要かつ精強な兵科として知られております。(*現在は最大でも旅団規模に改編) 山岳地で使い易くするため、ストックを折り畳みにして全長を短くした訳ですが、他国のようにカービンやパラ・トルーパーとせず、“山岳”と名乗る所にイタリアのアルピニに対する思い入れが感じられ、面白く思います(BM59のパラ・トルーパー型も極僅かながら入荷しておりました!販売済みとなりますが、ベレッタ BM59 Mark Ital TP 自動小銃はこちら



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基本は歩兵用固定ストック型と同じで、運搬時により軽便な折り畳み式のストックと、樹脂製ピストル・グリップが装備されました。

 

グリップは光沢のある樹脂製。
形状はストックに合わせてか、かなり幅広で一般的な日本人には大きく感じられるサイズです。
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曲線の描き方がなんとなくベレッタを感じさせます。
このグリップは、同時に入荷したベレッタ M12 短機関銃のグリップにも見られる質感です。


ストックは折り畳みにしたため、クリーニングキット・コンパートメントが無くなりましたので、グリップ側底面に移動しております。
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TAモデルにはマガジンハウジング前方に、この様な二桁+Pの刻印があります。
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両側に見えます窪みは二脚の固定用の窪みです。固定ストックモデルにもあります。



ストックの折り畳みは、まず下側のアーム(パイプ)を押し上げます。
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バット・プレート内にロックがあるので、これが外れる様、グッと握り込みます。


次にバット・プレートを倒します。
ここも軽くテンションがかかっていますので、グッといきましょう。
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上部アームの端に当たる部分にゴム・パッドがあります。固定ストックモデルから比べると、僅かな物ですが少しでもライフル・グレネード発射時の反動を和らげようとする配慮に感服です。



収納はストック基部の上にあるボタンを押しますとロック解除。009.jpg


右側に回転させて収納させます。かなりスマートですね。
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ここまでくるとM1ガーランドの面影はだいぶ薄れたように思えますが、機関部を見るとやはりガーランド。無理なくアレンジされた優れた設計だと思います。
(そりゃ天下のベレッタですもんね。当然と言えば当然かもしれません!)


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固定ストック型、山岳型、どちらもかなり良好な状態の品を取り揃えております。
ガーランドのバリエーションととらえても、非常に興味深い機種であります。
ご興味ございましたら是非ともご検討下さい。
それでは今回はこれにて!



> ベレッタ BM59 Mark Ital 自動小銃 シリーズはこちら
 

 

本日のワンポイント情報!!

大阪店在庫品で、 Vz.24 短機関銃 の新たな個体をHPとD/P(詳細画像) に本日アップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

 

Vz.24 短機関銃 (7万円、税別)


2017.08.19 Saturday

イタリアの選択 

こんにちは、日が昇ると同時に騒ぎ出す我が家のネコに毎朝、起こされているキヨミズです。朝が早すぎて眠い・・・

 

今日ご紹介しますのは、コチラ
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ベレッタ BM59 Mark Ital 自動小銃 でございます。


M1ガーランドをイタリア独自に改修した、戦後第一世代に属する自動小銃です。
1949年のNATO発足時より加盟国であるイタリア共和国は、陸にバルカン半島、海に黒海へと通じる地中海と、戦略的に重要な位置にあり、日増しに増大する共産勢力に対抗するため、再軍備が急務とされます。1954年にNATOの小銃用標準弾薬として、7.62x51mm弾が制定されたのをきっかけに、西側諸国の小銃更新もスタートします。
イタリアもアメリカから貸与されたM1ガーランドの更新を計画し、有力な銃火器メーカーであるベレッタ社とブレダ社に設計を打診。M1ガーランドの整備も請け負っていたベレッタ社は「似たような弾使うんだし、ガーランド改修したら充分イケる!米軍も試作してるし!」と考えたかはわかりませんが、M1ガーランドの改修案を提出。
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一方のブレダ社は、戦前より自動小銃を研究しており、少数ながら生産した実績がありましたが、提出された試作モデルはオート式ショットガンのような外観で、「そりゃまあ何というか…猟銃だよねコレ!」という感じの代物で、あえなく?敗退となりました(軍用小火器の評判は散々なブレダですが美しい猟銃や重機関銃以上の物は得意で、現在は艦載砲で有名なオート・メラーラ傘下として存続しております)FN FALやセトメ・モデロ58やM14といった当時最新の7.62mmNATOライフルと比較も行われましたが、ベレッタ案は予算や調達面でも歓迎されたようで、1959年にBM59として採用が決定されました。



もちろん、口径を.30-06から7.62mmNATOにしただけではありません。
この頃の流行であったライフル・グレネードを標準装備。22mmソケットのNATO標準グレネードが使用出来ます。このランチャーはフラッシュ・ハイダーも兼ねており、かなり効果的な消炎が可能となっております。
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また、ガスパイプ部に基部を備えるアルミ製二脚を標準装備。
この頃のNATO軍が迎撃戦闘を念頭においていた事が良く判る装備です。



グレネード・サイト兼ガス・カット・スイッチ。
サイトの目盛は50m、75m、100m。けっこう短いですね。
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下には“ENERGA”エネルギーの伊語?・・・は ENERGIA で I が足りないみたいだな・・・
そもそもエネルギー!とか書かれても困るがな・・・と、思いまして少し調べてみますと、
これはイタリア軍でも採用されていた、ベルギー製のENERGA対戦車グレネードに対応した照尺のようです。



グレネードの発射反動に備え、厚いゴム製パッドを装備。ベレッタのロゴも入っています。
パッドの分、ストックを少し切り詰めてあります。005.jpg
クリーニングキットを入れるコンパートメントのドアはこのような形に。



フルオート機能が備えられましたので、セレクターはこの位置に。M14に比べ、射撃姿勢を崩さずに操作しやすい位置にありますが、匍匐時等でひっかけやすい位置でもあります。(作動は硬めなので、少し引っ掛けただけでは切り替わりはしないでしょう)
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発射速度は750〜800発/分。フルオート時のコントロール性は“お察しの通り”みたいです。



マガジン挿入口。
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ガーランドの機関部やストックを上手くくり貫いて、着脱式マガジンに対応させた設計が確認出来ます。いい仕事してますね!



 

マガジン装着時はちょっとコツが必要です。
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まず、ストックのくり抜き部分に沿わせる形で挿入し、

止まった時点で手前に引く(下部をトリガー側に回転させる)と上手くキャッチがかかります。



ウインタートリガーを標準装備。山岳モデルだけではなく、より一般的な固定ストックモデルにも標準装備となっているのが興味深い。
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機関部。ガーランドで見慣れれた光景です。
薬室は7.62mmNATOに合わせてあります(もちろん無可動加工により確認出来ませんが)

ここでガーランドに無い物は、チャージングハンドル下に見えるフルオートシアー・トリップガイド。ストックを削り込んで装着されています。



リアサイトと刻印部分。タマ替わったらサイトも替わってるんだろうな、と思いきやガーランドそのままな、いわゆるT105サイト。.30-06と7.62mmNATOでは弾道特性は似通っており、フロントサイトでの変更でのみ対応しております。
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本個体はスプリングフィールド製を改修した物で、追加刻印が賑やかです。
完全なベレッタ製造の物の他、デンマーク製M1ガーランドからの改修品も存在するようです(残念ながら本ロットにはありませんでした)


 

ストック左側にはBM59 PB(ピエトロ・ベレッタ)の刻印。
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リアのスリングスイベルも左側に可動し、運搬性を改善しております。
流石、目のつけ所がシャープなベレッタ。細かな部分ですが、効果的な改良です。



今回はこれまで!
次回は折り畳みストックを持つ BM 59  Ital TA をご紹介の予定です。

 

 

>ベレッタ BM59 シリーズはこちら

>M1ガーランドはこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、SMLE No.4 Mk1/3 小銃 が東京店に入荷致しました。

 

価格が決まっておりますので、すぐにご紹介可能な商品となっています。

近日中にHPとDetailed Photos(詳細画像) を完成させる予定です。

 

SMLE No.4 Mk1/3 小銃(15万円、税別)


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