Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2019.05.17 Friday

サイガというよりブラック・パンサー

こんにちは、大阪では気持ちの良い五月晴れの日が続いておりますが、あっという間に気温も湿度が上がって、ま〜たあの酷暑な日々が続くのかと考えただけでバテそうなキヨミズです。夏は好きなんですけど、あの暑さだけはいただけません・・・


今回ご紹介するのはコチラの黒い精悍な一挺、
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サイガ 20K ショットガン でございます!
AKシリーズで知られるロシア イズマッシュ社によるオートマチック・ショットガンです。
ソ連邦崩壊後、西側市場への販売を目的として開発され、1997年に発売されました。
外観、中身共にAKをそのままショットガンに転用したかのようなモデルですが、AKのイメージ通りの高い信頼性・信頼性を受け継いでおり、瞬く間にヒット商品となります。またボックス・マガジンや各種レバー等の操作性といったアサルト・ライフル的な特徴により、スポーツ・シューティングのみならず、軍や警察の装備としても注目を集めます。


本個体は、口径20GAで約17インチのバレルを装備する“20K”モデル。
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AK47と並べてみました。前後長や幅等の各部サイズはほぼ一緒で、操作感もAKシリーズと変わりなし。ガス圧作動のロング・リコイル・オペレーションとローティング・ボルトがショットシェルに好適なメカだったようですが、従来のAKから大きく変えずに収められるのは、イズマッシュ・ロシアが培ってきた高度な銃器製造の巧みさによるものと言えるでしょう。

ちなみにペット・ネームとして名付けられた“サイガ”はウシ科の草食動物。この名は同社のショットガンだけでなく、AKベースの民間向けセミオート・ライフルに全般に用いられております。


フロント部。AKにくらべサイト・ポストは無く、ガス・ブロックもハンド・ガード内に移設され、スッキリとした印象です。
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マズルにはネジ溝が切られており、プロテクター・リングが取り付けられています。


ガス・ブロック前端にはガス・レギュレーターのノブがあります。これにより圧力の異なる装弾を使い分ける事が可能となっています。
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上面にはショットガンらしい、小さなフロント(ビーズ)・サイトが乗っていますね。


ハンド・ガードは上面を開放した形で、長いガス・チューブが露出しています。
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レシーバーとの境目辺りにあるのがリア・サイト。Uノッチの固定式です。


AK(74M)とほぼ同じデザイン。レシーバー・カバーは、ショットシェルの大きさに合わせて、寸法や開放部を大型化しています。
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レシーバー・カバーを外します。ボルト・キャリアに被る薄板カバーはダスト・カバーです。
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グリップ。角度や感触もAK74の物と変わらない・・・気がします。
特に専用という訳でも無さそうですが、取り付け部の内部寸法が変わっている可能性があるので、互換性は不明としておきます。
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トリガー右側にあるレバーはスライド・セフティーではなく、ボルト・ストップ。安全確認や薬室に直接装弾する時などに使用します。



左側。賑やかに刻印が並んでいます。輸出のためでしょうか、キリル文字だけではなく、英語表記もあります。
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サイド・ロック式のマウント・ベースも標準装備。


AK74Mと同じメカニズムのサイド・フォールディング・ストック。レシーバー後端にあります丸い突起物(このボタン、良くも悪くも日本製だとありえないデザインですよね)を押し込みまして、
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左側面にパタリと収納。ストック左側面の凹みはマウント・ベースが当たる部分となります。
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面白い事にこのストックの折り畳み機構はセフティ・レバーと連動しており、ストックを畳むとレバーが射撃位置に入らない、すなわちストックを開かないと射撃できないように設計されています。おそらく、民間市場での規制に対応するための処置なんでしょう。もっと単純に固定ストックのみとしなかった点には興味が沸く所であります。


バット・プレートはストック展開用のロック・ボタンと、クリーニング・キット・コンパートメントが付属。本ロットはキット入りです!
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その他、木箱を模したイズマッシュ純正のダンボール製化粧箱に、
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英文マニュアルとクリーニング・ロッド、オイラーが付属します。
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実はこの装備のサイガ・ショットガンを民間で入手出来るのは現在、世界的にもかなり限られているようで、無可動実銃としても意外に珍しい逸品と言えます。
新品同様の品を無可動化したので、コンディションは非常に良好!
ロシア製らしさあふれるショットガン、是非ともコレクションに加えるご検討をよろしくお願い致します!
それでは今回はこれにて!


>サイガ 20K ショットガンはこちら
>AK-47シリーズはこちら

 

本日のワンポイント情報!!

買取で東京店に入荷した【無可動銃】コレクション3挺をHPにアップいたしました。 ご予約頂いているお客様にご案内の予定の品もございますが、キャンセル待ちも承りますのでお気軽にお問合せ下さい

・【無可動銃】 レミントン M700 ライフル (お客様連絡中、27万円、税別)はこちら

・【無可動銃】 ワルサー MPK 短機関銃 (27万円、税別)はこちら

・【無可動銃】 ロシア AKS-74u 自動小銃 (お客様連絡中、35万円、税別)はこちら


2019.05.07 Tuesday

“法”12!!

こんにちは、僕らは本当に途方も無い歴史の積み重ねの基に生きているんだな・・・、と、令和目前の平成の時代に御里帰りを果たした旧軍小銃の数々を手入れしていて、少々胸に来る物があったキヨミズです。 これからも安心して無可動を眺めていられる、平穏な日本であり続けて欲しいと強く思います。


ナベさんとはブログ・ネタ協約を結んでおり、旧軍関係は専門である彼に任せるとしまして、
今回ご紹介しますのはコチラ、
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ルイギ・フランキ LAW 12 ショットガン です!
僕も今回の入荷で初めて知った本銃、なかなか珍しい逸品です。

ベースとなったのは、かの有名なSPAS12ショットガン。 SPAS12は作動方式を簡単な操作で手動/半自動が切り替えが可能で、先鋭的なデザインを持つコンバット・ショットガンとして、登場当初より注目を浴びました。 その外観は映画の小道具としてもうってつけで、数々の作品に登場し、強烈な印象を残しました(主に悪役側で・・・) 主な市場であったアメリカでは、1994年に発効した攻撃的武器規正に関する連邦法により、民間への新規販売が禁止となったため、法執行機関向けに販売を行いますが、SPAS12は“威圧的”過ぎる印象を持たれており、敬遠されてしまったようです。 完全にイメージ先行ではありますが、お役所でもイメージ戦略にも敏感なアメリカです。 映画の悪役がボンボンぶっ放していたショットガンを持ったお巡りさんが、何かのはずみで誤射でもしようものなら、報道や訴訟で必要以上に不利な扱いを受けそうですもんね。 また単純にショットガンとしては高コストだった事も、販売を妨げる要因となっていました。
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そこでフランキ社は、SPAS12からヒート・シールドやサイト等を外し、より一般的な外観とコスト・ダウンを行い、ポンプ・アクションのみとしたSAS12と、セミオートのみのLAW12を開発し、法執行機関市場に再度の売り込みを図ります。 特にLAW12はオート・ショットガン市場にはレミントンやウインチェスター、ベレッタ等の先行する有力機種が存在していたにも関わらず、全米各地の警察組織にて一定数の販売に成功したようです。


本個体には純正のチョークが装着されています。
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チューブ・マガジンの容量は8発。


長大なフォアエンド(ハンド・ガード)。
チューブ・マガジン上に復座機構があるので、多く部分を覆う形となります。
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このフォアエンド、てっきり樹脂製だと思っていると、加工を担当した元外人部隊氏によるとなんと木製との事!驚きました。 全く木の気配がしないんですよね。 ネットの画像を漁ると同型の木製ストック・セットが見つかります。 それらに保護用の合成樹脂塗料を厚く塗って仕上げているのでしょう。


バレル上の刻印。 警察用としても一般的な、12GA 2 3/4チャンバー仕様。
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フランキ社と、アメリカでの輸入代理店であったF.I.E社の刻印が見られます。


レシーバーやグリップ、トリガー・ハウジング等はSPAS12そのままですが、刻印はしっかりとLAW12〜〜と、打たれています。
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刻印以外の違いとしては、外側からは判りませんが、ガス・ピストンがSPAS12の1ピース設計の物からLAW12専用の2ピースの物に改められています。 マニュアル・セフティはSPAS12後期モデルと同じく、トリガー前方にボタン式の物と、スライド・レバー式の二種類が装備されています(SPAS12のセフティの変移を教えて頂いたお客様、ありがとうございました)


この個体はマウントが設けられ、EOTech社製のホロサイトが搭載されています。
型番などは見られず。 製造は2003年とあり、かなり初期のモデルになるのでしょうか。
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バッテリーは単5アルカリ電池x2。 新しいバッテリーを調達して、ドキドキの動作確認。


やったね!バッチリ点灯しました!近年、戦闘用のみならず狩猟などでもショットガンにも光学サイトを載せる事が一般的になりつつあるようです。
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(ホロサイトの基本的な動作は確認しておりますが、本来の性能や耐久性を保証するものではありません。 あくまで本商品のアクセサリーとしてお考え下さい)


ストック。 これも樹脂製かと思いましたが、フォアエンドと同系の素材で同じく、合成樹脂塗料仕上げがされた木製かと思われます。
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基部となるグリップ部分はSPAS12フォールディング・ストック・モデルと同じ。ロック・ボタンまで残っていますので、これ押したらワンタッチで外れるのか?と、やってみましたがビクともせず。 同じ固定ストックでも、本個体のようなタイプや、東京店在庫のグリップと一体成型となったタイプがあるのが興味深い点です。


リコイル・パッドにはKICK EEZ社製の物が装着されています。 柔らかくも高反発な素材で、いかにも反動を吸収してくれそうで、ショットガンにはありがたい装備です。
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SWATバンのラックにでも置かれていたのでしょうか、ガン・ラックに置かれていたような“ベテラン”味のある跡が残ります。


最後は警察装備定番のMP5と並んでの一枚。 黒と鉄の鈍色で揃った精悍な組み合わせ!
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SPAS12とはガラッと替わったキャラクターのLAW12。
バリエーションの一つとしても興味深い一挺ですが、希少品としてもなかなかな物です。
状態もすこぶる良好ですので、気になる方はお早めにご検討下さい。
それでは、令和の時代もよろしくお願い致します!今回はこれにて〜!



>現在、東京店・大阪店に一挺ずつ!ルイギ・フランキ LAW 12 ショットガンはこちら
>こちらも現在、東京店・大阪店に一挺ずつ!MP5A3 短機関銃はこちら

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、エンフィールド P1860 2バンド 小銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃) が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)はアップしております。 すぐにご案内可能な商品となっております。 ぜひHPをご覧ください。

エンフィールド P1860 2バンド 小銃 (銃砲刀剣類登録証付古式銃) (25万円、税別)はこちら


2019.04.07 Sunday

Mナンバーがつくのかな?

こんにちは、急に花粉症を発症!テレビでコップの水が溢れる模式図でやっていた、あの溢れる瞬間を体感したキヨミズです。 いきなりだったので、あれはただの風邪だったのかもしれませんが・・・


今回は旬のネタ!B&T APC9 短機関銃です。
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先日、お客様より『「B&T APC9K」が"米陸軍制式"に決定したようです』と、お報せを頂きました(さすがシカゴの常連様!銃器系ニュースサイトで報じられたのと、ほぼ同時のタイミング。 ありがとうございます!)米陸軍が今になって短機関銃?しかも9x19mm口径?!と、個人的に気になっていたニュースでした。 今回の採用は、昨年より実施されていた米陸軍によるSCW(サブ・コンパクト・ウエポン)プログラムによる物で、米陸軍の将校やスタッフなどの警護する特殊要員向けの隠匿性に優れた接近戦用火器が要求されたました。

提示された要求仕様は多岐にわたり、特に『小っさいのが欲しいんや。 全長はたたんだ状態で15インチ(約380mm)を超えたらあかんで!バレルストックは微調整できるM4みたいなリラクタブルなヤツがええ!重さは銃本体だけで約3.17kgくらいにしといて。 んで口径は9x19mm、バレルは5.5インチを超えんといてや今年こそ阪神優勝や!』(大阪人による意訳)と、なかなか厳しい仕様が盛り込まれておりました。

この応募に対し、H&KやSIGアームス、B&TやCZ等の米国法人を持つ欧州メーカーや、AR-15のカスタムやクローンで実績のある米国内のメーカー等、複数社が対応製品を提案していましたが、昨年4月にプログラムが中止となります。 また米軍の気まぐれでメーカーが振り回されたか!と思われましたが、すぐに再開と再募集(この時点で応募数が絞られた模様)が行われテストが続けられた結果、この度めでたく?B&Tが提出した“APC9 PRO K(APC9K)”がSCWとして制式採用となったのです。

B&T semi-automatic APC9 PRO K
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画像はセミオートのみのモデル。B&T社製品ページより転載

米陸軍の正規部隊向けとして純然たる短機関銃の制式採用は、M3A1グリースガン以来となるわけですが、最初の調達数は350挺(と、アクセサリーや保守部品など含め将来的に1000挺程の追加購入を予定)と、米陸軍の規模に対して、極めて限定的な採用です。 これは一般的な部隊への配備ではなく、上に書きました警護要員向けの装備であるためです。

具体的な配備先は明らかにはなっていませんが、任務の性質上、恐らくですが陸軍憲兵隊犯罪調査コマンド(CID)隷下の“Protective Services Battalion”(USAPSB)へ、優先的に配備されるのではないでしょうか。 正規部隊でありますが、特殊部隊に近い性格を持つ同大隊は、ベトナム戦争中、米陸軍の高級将校の警護を目的に創設された“Protective Services Activity”から発展しており、2005年に再編成により大隊規模に拡大された部隊です。 警護対象は陸軍の高級将校やそのスタッフ、また関係する文民職員をも対象としているようです。 対テロ作戦や不正規戦が主体となり、軍隊による文民支援が多く求められ、現場に赴く将官の“目立たない”警護のため採用されたSCWですが、そのような任務が増えてつづけている国際情勢の複雑さや根深さには不安を感じざるを得ません・・・


そしてこちらがベースとなりましたB&T APC9です。
フルオートを備えるバリバリの軍/LE向けモデルですよ!

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(手前味噌ながら、弊社の永年の努力と信頼の成果であります。 コレ、仕入れられたのって凄い事なんです)

アッパーはハンド・ガードと上下レールが一体となったモノリシック・タイプ。 高い剛性強度が得られる半面、高い工作精度が必要となりますが、そこはスイス B&T。 開放部や切断面の面取りまで丹念に行われております。
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バレル長はAPC9で175mm(約6.8インチ)APC9Kでは、ハンドガード部も削り込まれ形で短縮されて138mm (約5.4インチ)。
画像のサイレンサー装着用の3点ラグ式の他、バレル上にネジ山を入れたスレッテッド・バレルも用意されているようです。


弊社在庫のAPC9はB&T純正サイレンサーは付属したモデルとなります。
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着脱の重厚さとスムーズさは感動の一言。


チャージング・ハンドルです。 ボルト直結タイプで、射撃中のトラブルに対処しやすい型式ですが、特に米陸軍はこの型式を好まないようで、APC9 (PROがつくのがこのモデル)Kでは、倒立式のノン・レシプロ・タイプに改め、倒立式のレバーを前方よりに配置しています。
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B&Tのロゴとモデル名、スイス・メイドを示すマーク。
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さり気ないですけど非常に存在感あります。


マガジン・ハウジングからロア・レシーバーを眺めます。 APC556等の先行型に9mmアダプターをつけたのではなく、専用となっています。 合成樹脂製でグリップやトリガー・ガードと一体成型されており、高い剛性を誇ります。 当然、下手な軋みなど全く無し。
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トリガー・ガード下方にあるのは、ボルト・リリース・ボタン 真ん中にあるのがマガジン・リリースでその上がボルト・リリース。
ボルト・リリースは2ヶ所(左右にあるので正確には3ヶ所)あり、迅速な再装填が可能になっております。 接近戦用として大きなセールス・ポイントですね。


エジェクション・ポート側です。 激発はクローズド・ボルトで、発射速度は約1080発/毎分。 APC9シリーズは、機関部に油圧バッファーが内蔵されており、体感反動を押さえ込み、フルオート時の制御を容易とする大きな特徴を持っています。
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APC9は警察等で使用される弾薬への広範な適合性も誇ります。 米陸軍はSIG M17/M18拳銃の採用と同時期に、新型9x19mm弾薬としてXM1152とXM1153特殊用途弾(いわゆるホローポイント弾!)の採用に向けたテストを進めていると発表しました。 恐らく、SCW採用テストでも、これら新弾薬への適合も重要視されたものと思われます。


ピン一本押すだけでテイクダウン可能。
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操作性含め、M4/AR-15互換が重視されている事が判ります。


レシーバー・トップのレール・マウント。
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近年では光学照準機器の搭載が前提となっているため、前後のサイトはあくまでもバックアップ用です。


マガジンは同じ9mmのMP9と共用。 欧州メーカーらしい、残弾数が確認しやすいトランスルーセント素材の合成樹脂製マガジンです。
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以前、社長がブログで駄目なメーカーのやつはすぐ劣化してバキバキになってしまう!と申しておりましたが、そこはB&T。 ユーザーからの評価も高く、耐久性や信頼性に富んだマガジンとして知られています。また同社ではオプションとしてグロックやSIGのマガジンが使用できるロアも提供しています。


SCWにはMP9を提出されていたようですが、米陸軍はAPC9kをチョイス。
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こうやってみると・・・おお!この画像で見ると、MP9が殊更コンパクトに見えますが、APC9kの公表されている諸元と比べますと、全長、全幅、前高であまり違いがありません。 バレル長も一緒。 これには改めて確認してみて驚きました・・・さすがB&T脅威のメカニズム・・・MP9も高い完成度を誇りますが、M4と操作性の近いAPC9kを選んだ理由も理解出来ます。


既に高い評価を得ていたAPC9シリーズですが、今回の米陸軍SCW採用を機に、さらに採用が増える事でしょう。
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B&T社と信頼関係にあるシカゴだからこそ仕入れが適った製品です。
現代的な洗練されたデザインと、量産品とは思えない精緻な造りで、満足頂ける逸品です。

現在の在庫品は、オリジナルのハードケースやマニュアル、クリーニング・キット等が付属しています。 程度もほとんど新品といえる極美品です。
是非ともコレクションへの追加をご検討下さい。

またAPC9kの将来の入荷予定に関してですが、現在の所、全くの未定で、決して簡単な事ではありませんが、可能性は“全くのゼロ”ではなさそうです。「どうしても、どうしても欲しい!」との強くリクエストされるお客さまは、弊社メールにてお問い合わせ下さい。

それでは、今回はこれにて!

>東京店にはSDモデルが在庫あり、B&T APC9 短機関銃はこちら
>B&T MP9 シリーズはこちら
>B&T APC556 シリーズはこちら

 

本日のワンポイント情報!!

先日買取で東京店に入荷した 九九式短小銃 をHPとD/P(詳細画像)にアップいたしました。 ぜひHPをご覧下さい

・九九式短小銃(12万円、税別、お客様ご連絡中)はこちら


2019.04.04 Thursday

この組み合わせも、かなり良いのではないでしょうか!?

こんにちは、ナベさんがブログにしていたTVドラマ『二つの祖国』、完全にノーマークでした!見たかったな〜!昔っから見逃し体質のキヨミズです。 近年特に多し・・・


今回は前回からのツァスタバつながりで、こちらをご紹介します。
ツァスタバ M92 自動小銃でございます!
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旧ユーゴ、現セルビア共和国のツァスタバ・アームズにより、7.62x39mmを使用するショート・カービンとして開発されました。 基本となったのはAKMのツァスタバ版AKMSであるM70AB2の他、5.56x45mm(5.45mmではない!)を使用するM85カービンとだとされています。

発表は1992年。7.62x39mm使用の短縮化モデルは、本家ソ連でも開発はしていたものの試作で終わり、小口径高速弾の5.45x39mmの採用を機に、AK74をベースとしたAKS74uを採用しています。

AKS74uとの比較。 わずかにM92が長いですね。

コンパクトでありながら強力で信頼戦に富んだAKS74uは、冷戦終結後も世界各国で用いられていますが、使用弾薬である5.45x39mmは、全世界的に普及している7.62x39mmに比べると、供給先が限定されており、特に制式小銃をAK47/AKMシリーズで占めている発展途上国等では、兵站上の負担となりかねません。 そういった国々からの要望があったのかは定かではありませんが、ツァスタバは既存のモデルを上手く流用し、短縮化に成功。 旧ユーゴ時代から関係の深かったイラクやリビアを始め、アフリカや中東諸国へのセールスに成功しています。


AKS74u(M85)より倣ったと思われる、ガス・チャンバー内臓の大型フラッシュ・ハイダー。
ガスの燃焼を制御し、発砲炎を抑え、適正な作動圧を確保する重要な役割を持ちます。
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それでも発砲炎はスゴいみたいです。


外すとこのような形に。 径が太いので、一般的なAK系のマズル・ディバイスは使えません。
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バレル長は約254mm、AKMで約370mm。初速は一割ほど減じる程度ですが、特に200m以降の弾道は落差が大きくなるようです。 資料によると、7.62x39mmAKのバレル・ツイストは240mmで一回転となっており、M92のバレルはギリギリの長さですね。 この辺りのバランスが難しいのでしょう。


ツァスタバ特有の三つ穴単材木製ハンド・ガード。 M70等に比べ、少し短縮されています。
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ロア・ハンドガードには指かけのふくらみが見られます。


これもAKS74u(M85)と同じく、レシーバー・カーバーのヒンジ部と一体となったリア・サイト。 サイト・ブレードは200mと400mの2段切り替え式。
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フロント・サイトも同様に白のドットが入っており、3点ドット式で素早い照準が可能に。


セレクター・ポジションは、旧ユーゴ時代から同じくセルビア・クロアチア語表記にて、
セーフが“U”、フルが“R”、セミが“J”。
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補強のためでしょうか、トリガー・ピンの周りなど、少しへこんだ成型の箇所がありますね。


グリップは他のツァスタバM70シリーズと同じ、黒色合成樹脂性のグリップ。
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ストック基部に設けられたリア・スリング・ループがあります。


ストックはAKSより伝統の下回転式の折り畳みストック。
頑強なプレス製アームとバット・プレートです。
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本ロットはほぼ新品なため、可動部の磨耗はほとんど進んでおらず、力を込めて動かす必要があります。


収納状態です。 これで全長約550mm。
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マイクロとまではいきませんが、充分にコンパクトなサイズに纏められています。


最後はM70B1Nと並べての一枚!
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各国のAKファミリーの中でも独特なモデルの一挺です。
より無骨さが増したルックスは個人的にも好みだったりします。
現在、在庫の品はどれも非常に良い程度の物ばかり。
気になる方は是非ともご検討下さい。
それでは今回はこれにて!



>ツァスタバ M92 自動小銃 はこちら

>ツァスタバ M70 シリーズ はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取で【無可動銃】三八式砲兵銃 、オーストラリア FAL L1A1 自動小銃 が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)ともに完成しておりますので、ぜひご覧ください。 オーストラリア FAL L1A1 自動小銃 はすでにご売約頂いておりますが、他の1挺はすぐにご案内可能なお品物となっております。 お気軽にお問合せください。

 

【無可動銃】 三八式砲兵銃 (8万円、税別)はこちら

【無可動銃】 オーストラリア FAL L1A1 自動小銃 (売約済)はこちら


2019.03.24 Sunday

この組み合わせ、かなり良いのでは?!

こんにちは、梅咲いたなぁ〜と思ってたらもうすぐ桜の季節!うそやろ、早いよ!と、近所の公園を通る度、心の中で叫んでいるキヨミズです。 あくまで心の中なのでご安心?を。


今回はこちら、ツァスタバ M77B1 自動小銃です。
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旧ユーゴスラビア連邦、現在のセルビア共和国の中心部に位置するクラグイェヴァツ市に所在するツァスタバ・アームズで製造された自動小銃です。 同社はセルビア公国時代の1853年、大砲製造を機に発足。 激動の歴史に揺れ続けた同地でしたが、現在はツァスタバ重工業グループの一部門となり、ヨーロッパ有数の銃器メーカーとして存続しています。

このM77B1はその名の示す通り、1977年に発表されました。
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設計もご覧の通り、AKM(M70B1)は踏襲していますが、使用弾薬が7.62x51mmNATO弾。 主に輸出を想定していたようですが、社会主義国でありながら自主的外交を貫いたチトー・ユーゴ時代に開発された事を考えると、中々興味深く感じられます。


バレル長は約500mm(19.6インチ)
4条のバード・ケージ型のフラッシュ・ハイダーが装着されています。
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ちなみにM14のバレル長は約560mm、Gew.3や我国の64式のバレル長は約450mm。
M77は丁度、その間の長さとなっています。


ツァスタバ特有の折り畳み式ナイト・サイト。
低光量下だけでなく、近接戦闘なんかでも有効な装備です。
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ガス・ブロック。 強くなった圧力やガス流量に対応するためかAKなどと比べ、大型な造型に。
M76狙撃銃に近いですね。
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銀色に光るリングはガス・レギュレーターのダイヤルです。 7.62mmNATOライフルではよく見られる装備ですね。
本個体にはありませんが、グレネード・ランチャー・サイトと兼用のガス・カットオフ・スイッチを装備したモデルもあります。 と、いう事は・・・


旧ユーゴ軍で使用されていたM70用グレネード・ランチャーが装着出来ました!

実際にM70とM77で共用されていたかは不明ですが、装着自体は問題なく可能です。



こちらもツァスタバ製らしい単材三つ穴のハンド・ガード。
ステイン?仕上げで少し黄身がかった明るい色をしています。
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木目が美しく、これぞ木製品といった素晴らしさ。


リア・サイト。 レンジは100m刻みで最大1000mまで。
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リアにも折りたたみ式のナイト・サイトが標準で搭載。


本個体の製造は2013年。
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シカゴへの入荷は2014年5月ですから、出来立てホヤホヤを確保した事になります。
なので程度も非常に良好な訳です。


軍用モデルなのでフルオート・ポジションがあります。
表記はセーフ“S”、フル“A”、セミ“R”
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セレクター・レバーもツァスタバ製でよく見られる(元祖?)、ボルト・ハンドルを固定する切り掛けがある物。


マガジンはストレート形状の鉄製20連。
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M70等にも見られたツァスタバ独特な黒色合成樹脂製グリップ。
親指がかかる部分が削り込まれていて保持性良好です。
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リアのスリング・ループはレシーバー上に設けられています。


ストックももちろん単材木製。分厚いゴム製のリコイル・パッドを備えます。
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最後はM14とGew.3を並べての一枚。
こうして見るとM77B1は他と負けず劣らず、均整の取れた良いスタイル!
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信頼のAKシステムと7.62mmNATO弾の組み合わせは、根強い需要があるようで、発展改修型も登場しています。 エジプト軍やアフリカ諸国で採用されている他、海賊対策で乗船するロシア人傭兵(と思しき人物)が所持している画像等も見かけます。 AKシリーズの中でも異色の一挺。 ご興味のある方は是非!
それでは今回はこれにて!!


 

 

>ツァスタバ M77B1 自動小銃はこちら
>M14 ライフル  はこちら
>Gew.3 ライフル シリーズ はこちら

>M70 自動小銃 グレネード・ランチャー はこちら

 

本日のツーポイント情報!!

買取で【無可動銃】MP40 I 短機関銃 (代用スリング付) が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)ともに完成しております。 旧加工品のMP40としては代用スリングも付いてお値打ちな価格となっておりますので、ぜひこの機会にご検討ください。

【無可動銃】MP40 I 短機関銃 (代用スリング付) (30万円、税別)はこちら

 

シカゴレジメンタルスでは引き続き東京上野本店アルバイト・スタッフを募集中です。 銃やミリタリーに興味のある方、土日勤務可能な方大歓迎です。 詳細につきましては、氏名・年齢・住所・電話番号を明記の上、メールにてお問合せください。

お問合せ先:chicago@regimentals.jp

尚、アルバイト募集の詳細につきましては、Indeedの弊社募集広告にも掲載しておりますので、こちらも併せてご覧ください。


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