信頼のベレッタ製
こんにちは、アルマ君イギリス出張お疲れさまでした!次はナベさんがイタリアン・アルプスの軍事博物館巡り出張(旅行?)らしいので、銃後の大阪店は任しといて!なキヨミズです。
今日はこちらをピックアップ、
イタリア ベレッタ M12 短機関銃でございます。
イタリア軍・警察の装備近代化計画を受け、ベレッタが1959年に発表しました。最初の配備はカラビニエリ(国家憲兵隊)から行われた事からも分かるように、主に警察からの要請を受けてコンパクトかつ素早い操作が行える短機関銃として設計されました。
イタリアは1960年代より“鉛の時代”と呼ばれる国内治安の急激な悪化を経験するのですが、狭い街路で対峙する警官の武装としてM12は好適であったと言えるでしょう。
M12はM1938譲りの信頼性と、新機軸を盛り込んだ戦後世代を代表する短機関銃として高く評価され、イタリア国内のみならず輸出でも大きく成功し、ベルギーやブラジルやインドネシアではライセンス生産が行われました。ちなみにイタリア軍は、戦前からのM1938シリーズ短機関銃をかなり気に入っており、陸軍のM12への更新完了は70年代になってからで、空軍と海軍は2000年代に入ってからも警備用や儀礼用として使用されていたそうです。
テレスコーピング・ボルトを採用したため、バレル長を稼いで全長を短くする事に成功しています。バレル長は約200mm。このサイズでステン・ガンとほぼ同じ銃身長なのは驚きです。
大型のバーティカル・グリップを装備。安定して構えるにはしっかり握り込む必要があり、連射を主眼に置き、想定された正しい射撃姿勢を取らせるための設計なのでしょう。
面白い形をしたコッキング・ピース。左側面、少々上を向けて設置されています。ボルト直結なので、射撃時は指の位置に要注意です。
排莢口は右斜め上方に開いています。発射速度は約550発/毎分。ボルト(と見えないですけどバレル内面には)クローム処理がされており、マットな黒焼付塗装のボディからキラリと覗いており、外見上のアクセントとなっています。
ベレッタらしい円筒形のレシーバー。キャップは下側にある小さなロックレバーを押しながら回転させて外します。キャップには小型のスリング・ループが設置されています。
リア・サイトは固定のアパーチャー・サイト。距離は50〜100mで最適化されており、有効射程は200mとなっています。
グリップ周辺。大きな特徴であるグリップセフティが見えます。ストレス無く握り込むことが出来る優れたデザイン。グリップ情報にあります、赤のペイントが入った部品はクロス・ボルト式のセフティーで、マニュアルを見ると「補助手動安全装置」と書かれているので、あくまで設計上のメインはグリップ・セフティーと(ボルト内蔵の慣性セフティーになるのでしょう。
その前方は同じくクロス・ボルト式のセレクター。さらにその前にありますのがレシーバー・ピンで、これを抜きますとトリガー・グループの取り外しが可能です。
反対側。セレクターとセフティ・ボタンはこのように左右どちらかに押し出して操作します。レシーバー左側面にはこのような形で刻印が並んでおり、なかなか賑やか。
ストック基部にありますロック・レバーを押し込みますと、
ストック・アームを右側面に収納出来ます。バット・プレートは回転させて水平に収納。
この状態でも左右どちらでも保持・射撃が可能です。
現在、銃と共にコットン製の純正スリングも在庫しております。
東京大阪店共に状態の良い個体を在庫しておりますので、ご興味なある方は是非ともご検討下さい!それでは今回はこれにて!
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