Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊兵の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2017.08.19 Saturday

イタリアの選択 

こんにちは、日が昇ると同時に騒ぎ出す我が家のネコに毎朝、起こされているキヨミズです。朝が早すぎて眠い・・・

 

今日ご紹介しますのは、コチラ
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ベレッタ BM59 Mark Ital 自動小銃 でございます。


M1ガーランドをイタリア独自に改修した、戦後第一世代に属する自動小銃です。
1949年のNATO発足時より加盟国であるイタリア共和国は、陸にバルカン半島、海に黒海へと通じる地中海と、戦略的に重要な位置にあり、日増しに増大する共産勢力に対抗するため、再軍備が急務とされます。1954年にNATOの小銃用標準弾薬として、7.62x51mm弾が制定されたのをきっかけに、西側諸国の小銃更新もスタートします。
イタリアもアメリカから貸与されたM1ガーランドの更新を計画し、有力な銃火器メーカーであるベレッタ社とブレダ社に設計を打診。M1ガーランドの整備も請け負っていたベレッタ社は「似たような弾使うんだし、ガーランド改修したら充分イケる!米軍も試作してるし!」と考えたかはわかりませんが、M1ガーランドの改修案を提出。
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一方のブレダ社は、戦前より自動小銃を研究しており、少数ながら生産した実績がありましたが、提出された試作モデルはオート式ショットガンのような外観で、「そりゃまあ何というか…猟銃だよねコレ!」という感じの代物で、あえなく?敗退となりました(軍用小火器の評判は散々なブレダですが美しい猟銃や重機関銃以上の物は得意で、現在は艦載砲で有名なオート・メラーラ傘下として存続しております)FN FALやセトメ・モデロ58やM14といった当時最新の7.62mmNATOライフルと比較も行われましたが、ベレッタ案は予算や調達面でも歓迎されたようで、1959年にBM59として採用が決定されました。



もちろん、口径を.30-06から7.62mmNATOにしただけではありません。
この頃の流行であったライフル・グレネードを標準装備。22mmソケットのNATO標準グレネードが使用出来ます。このランチャーはフラッシュ・ハイダーも兼ねており、かなり効果的な消炎が可能となっております。
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また、ガスパイプ部に基部を備えるアルミ製二脚を標準装備。
この頃のNATO軍が迎撃戦闘を念頭においていた事が良く判る装備です。



グレネード・サイト兼ガス・カット・スイッチ。
サイトの目盛は50m、75m、100m。けっこう短いですね。
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下には“ENERGA”エネルギーの伊語?・・・は ENERGIA で I が足りないみたいだな・・・
そもそもエネルギー!とか書かれても困るがな・・・と、思いまして少し調べてみますと、
これはイタリア軍でも採用されていた、ベルギー製のENERGA対戦車グレネードに対応した照尺のようです。



グレネードの発射反動に備え、厚いゴム製パッドを装備。ベレッタのロゴも入っています。
パッドの分、ストックを少し切り詰めてあります。005.jpg
クリーニングキットを入れるコンパートメントのドアはこのような形に。



フルオート機能が備えられましたので、セレクターはこの位置に。M14に比べ、射撃姿勢を崩さずに操作しやすい位置にありますが、匍匐時等でひっかけやすい位置でもあります。(作動は硬めなので、少し引っ掛けただけでは切り替わりはしないでしょう)
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発射速度は750〜800発/分。フルオート時のコントロール性は“お察しの通り”みたいです。



マガジン挿入口。
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ガーランドの機関部やストックを上手くくり貫いて、着脱式マガジンに対応させた設計が確認出来ます。いい仕事してますね!



 

マガジン装着時はちょっとコツが必要です。
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まず、ストックのくり抜き部分に沿わせる形で挿入し、

止まった時点で手前に引く(下部をトリガー側に回転させる)と上手くキャッチがかかります。



ウインタートリガーを標準装備。山岳モデルだけではなく、より一般的な固定ストックモデルにも標準装備となっているのが興味深い。
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機関部。ガーランドで見慣れれた光景です。
薬室は7.62mmNATOに合わせてあります(もちろん無可動加工により確認出来ませんが)

ここでガーランドに無い物は、チャージングハンドル下に見えるフルオートシアー・トリップガイド。ストックを削り込んで装着されています。



リアサイトと刻印部分。タマ替わったらサイトも替わってるんだろうな、と思いきやガーランドそのままな、いわゆるT105サイト。.30-06と7.62mmNATOでは弾道特性は似通っており、フロントサイトでの変更でのみ対応しております。
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本個体はスプリングフィールド製を改修した物で、追加刻印が賑やかです。
完全なベレッタ製造の物の他、デンマーク製M1ガーランドからの改修品も存在するようです(残念ながら本ロットにはありませんでした)


 

ストック左側にはBM59 PB(ピエトロ・ベレッタ)の刻印。
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リアのスリングスイベルも左側に可動し、運搬性を改善しております。
流石、目のつけ所がシャープなベレッタ。細かな部分ですが、効果的な改良です。



今回はこれまで!
次回は折り畳みストックを持つ BM 59  Ital TA をご紹介の予定です。

 

 

>ベレッタ BM59 シリーズはこちら

>M1ガーランドはこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、SMLE No.4 Mk1/3 小銃 が東京店に入荷致しました。

 

価格が決まっておりますので、すぐにご紹介可能な商品となっています。

近日中にHPとDetailed Photos(詳細画像) を完成させる予定です。

 

SMLE No.4 Mk1/3 小銃(15万円、税別)


2017.08.01 Tuesday

ベレッタ=高品質の証

こんにちは、テレビ、無線ルーター、電子レンジが立て続けに壊れたキヨミズです。
落雷も無く、買った時期もバラバラ…これは不運と思うより、この程度で済んだ(延長保障万歳!)と思う前向きな姿勢で頑張ります!!

 


今回はこちら、ベレッタ M12 短機関銃 をご紹介。01.jpg
イタリアの老舗、ピエトロ・ベレッタ社における短機関銃のルーツは、第一次世界大戦時に登場したベレッタ M1918にまで遡ります。これは拳銃弾を使用する軽機関銃“ビラール・ペロサ M1915”を基に開発され、ドイツのMP18と並ぶ最初期の短機関銃として名を残しております。第一次大戦の壮絶な塹壕戦や山岳戦を経験したイタリアは、短機関銃の持つ軽便かつ高火力な有用性に着目。戦間期も開発を続け、ムッソリーニによるファシスト体制下、ベレッタ社はM1938短機関銃を完成させます。

 


在庫のベレッタ M1938A 短機関銃 (#4493)
第二次世界大戦中、イタリア軍の兵器は諸外国に比べても近代化が進んでいなかった事もあり、はかばしくない評価の物が多かったのですが、ベレッタ製の小火器は敵味方共に高い評価を受けておりました。特にM1938(/42/43/44)短機関銃は、北アフリカの砂漠から東部戦線の泥濘の中でも良く作動し、ベレッタ社の名声をますます高める事となりました。

戦後、王国から共和国となったイタリアは、国内外で不安定な状況が続いており、対応する軍と警察は、より軽量で扱いやすい短機関銃を求めます。ベレッタ社はM1918を設計したトゥリオ・マレンゴーニ技師を中心に、サロ共和国のクレモナ造兵廠でOG-43短機関銃を開発したドミニコ・サルツァ技師による助力を加え、設計を開始。数々の試作を経て、1959年にM12として完成させます。
1962年にカラビニエリ(国家憲兵隊)とへの採用を皮切りに、M1938と交代する形で徐々に配備が進められました。
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ベレッタらしい曲線を多用したデザインに、プレス加工と電気溶接を全面的に取り入れた設計。L字型(テレスコーピング)ボルト採用による短縮化。入念な設計による射撃の容易さ。高い安全性と信頼性と耐久性・・・等々の多くの利点を有し、改良型のM12Sを含め、イタリアのみならず多くの国へ輸出、ライセンス生産が行われ、フランスを始め現在でも一部が現役にあります。

 


バレル長さは約200m。戦後の短機関銃として標準的な長さです。
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サイレンサーを装着するための専用バレルもオプションとして提供されました。


サメの背ビレのようなコッキング・ピース。04.jpg
ボルト直結ですので射撃時は激しく前後に動きます。


フォアグリップを外してみます。グリップは一体ではなく、底部と分割構造。
取り付けは可動式の棒軸とナットで固定します。05.jpg
グリップの底部は破損しやすいから交換を考えた造りだとして、妙に複雑な固定方法だな?
と不思議に思っていたんですが、どうやら角度の異なる交換用グリップに対応する為の設計のようです。資料画像で確認出来たのはフラッシュライト内臓のグリップだけですが、他にも要望に合わせたグリップが存在しそうです。



L字型ボルトによりバレル長を犠牲にする事無く、コンパクトな全長となっております。
ボルトおよびバレルにはクローム・プレート加工がされており、高耐久性を実現しております。06.jpg
発射速度は約550発/分と標準的な発射速度。バランスの取れた設計で、フルオート時の集弾性能はMP5にも劣らないと評している資料もあります。



レシーバー左側にあります、ベレッタらしいフォントが美しい刻印。
“PISTOLA-MITRAGLIATRICE BERETTA CALIBRO 9M/M P.B XXXXX”
本銃をPM12と称する資料はこのイタリア語“PISTOLA MITRAGLIATRICE”(短機関銃)の短縮表記を用いた呼称と思われます。ちなみにM12の場合、Mは“Modello”(モデル)なので、ちょっと混乱。
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XXXXXの部分にはシリアルが打たれています。本入荷ロットを眺めておりますと、画像の様なアルファベット一文字から始まる物やアルファベット二文字から、アルファベットなしの4桁と、かなり変則的なパターンとなっています。


グリップ部のアップ。
赤いペイントが入ったボタンがクロス・ボルト・セフティで、グリップセフティと連動しており、ボタンを押し込み解除するとグリップセフティも握り込む事が出来ます。この連動機構は本ロット品でも生かされていますので、操作をお楽しみ頂けます。
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セフティ・ボタン前方にあるボタンがセレクター。右側“RAFFICA”が連射。


反対側“SINGOLO”が単射となります。09.jpg
面白いのがそれぞれの表記の下に“premere”(押す)と刻印してあります。
辞書で調べて意味が判った時、そんなもん分かっとるわ!と突っ込んでしまう程、妙な所に丁寧で驚いてしまいました。


 

 

このボタンの形状ですが、滑り止めがヤスリ状の物と同心円状の物がありました。10.jpg
片側がヤスリ、もう片方が同心円となった組み合わせの個体もあります。

 



ピープ・リアサイトは100mの固定式。フロントサイトと共に、コンパクトですが視認性は良好です。スリングスイベルを備えたリアエンドキャップ。M1938からのデザインの流れが強く感じられます。11.jpg
(無可動では加工のため出来ませんが)前方のバレルナットを兼ねたエンドキャップを外して、ボルト、バレルを取り出し、リアエンドキャップ(こちらは無可動でも外せます)側からはリコイルスプリングを外します。高いメンテナンス製もM12の美点です。

 



ストックの収納はこのボタン。12.jpg


押し込むとロックが外れ、13.jpg
右側に回転させ収納。バット・プレートは軽く力をかけると畳めます。
スマートでシンプルな設計です。オプションとして固定ストックも用意されたようです。

 



最後は同期の短機関銃を並べての一枚。どれもイイですね!14.jpg
いずれの銃も良好な程度の個体を在庫しております。
お値段も比較的お手頃となっておりますので、どうぞご検討下さい。
それでは今回はこれにて!

 

 

>現在庫は茶色グリップのみ。黒色グリップは完売となりました。
>ベレッタ M12 短機関銃はこちら

>ベレッタ M1938 短機関銃はこちら

>UZI 短機関銃 シリーズはこちら

>スターリング MK4 (L2A3) 短機関銃はこちら

 

本日のツーポイント情報!!

*買取りで、Vz.35 重機関銃 が東京店に入荷致しました。

 

価格が決まっており、すぐにご紹介可能な商品となっています。

HPとDetailed Photos(詳細画像) は近日中にアップする予定です。

 

Vz.35 重機関銃  (60万円、税別)

 

*現在、トイガン4点をヤフオクに出品しております。


大変お値打ち価格からのスタート設定となっておりますので、

ご興味のある方は是非こちらをご覧ください!


2017.07.21 Friday

英国短機関銃の集大成、スターリング

こんにちは、エアコンが普及した世の中で良かった…難しい事はさておき、本当に良かった…と、しみじみ思うキヨミズです。



本日はこちら、スターリング MK4 (L2A3) 短機関銃 でございます!
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1953年に英陸軍にてL2A1短機関銃(パチェット・マシン・カービンMk2)として採用、細かな改修を受けたA2(スターリングMk3)が1955年、決定版といえるA3(スターリングMk4)が1956年に採用され、陸軍のみならず、王立海兵隊、王立空軍連隊等に向け大量配備が行われます。


原型となったパチェット・マシン・カービンは、第二次大戦中のダンケルク撤退後、英軍の短機関銃選定候補としてスターリング・エンジニアリング社が提出した試作モデルまでさかのぼります(開発者がジョージ・W・パチェット技師) 選定は大量生産に向いたエンフィールド造兵廠案のステンに決定したのはご存知の通りですが、スターリング社では独自にパチェット短機関銃の改良を進めておりました。
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戦後、英国は新小銃として独自の小口径高速弾を使用し、小銃・短機関銃・分隊支援火器を兼ねる先進的なブルパップ式自動小銃(E.M.シリーズ。代表的な物はE.M.-2、 ライフル No.9 Mk1として知られています。 何とこのシリーズ、シカゴが過去に仕入れてるんですね!)を採用しようと計画しますが、アメリカによるNATO共通弾(7.62x51mm)のゴリ推しによりとん挫。代わりにベルギーFN FALをL1A1(SLR)として採用します。しかしFALを試験中、フルオート射撃は全然当たんねぇやコレ!と、気付いた英軍はL1A1にはフルオート機構を搭載しない事を決定。そうなると他の制圧火力が必要に…でも流石に戦時急造なステンガンは更新したいから・・・と、新たに短機関銃の選定を開始。結果、残ったのが改良が進んだパチェット短機関銃を採用、後にスターリング短機関銃として採用と相成りました訳です。(ちなみにL85の開発時(XL64〜XL70)も、アメリカによる5.56mmゴリ推しが発生。あの傲慢な植民地人どもめ!と、毒づいたとか…(想像))


マズル付近まで覆ったバレル・カバーはスターリング社が生産していたランチェスター短機関銃の趣きを受け継いでおります。
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独特の形状ですね。左下にある突起は着剣ラグです。
マズル両横にあるナットはマズル・アタッチメントの取り付けに使用します。



作動方式はストレート・ブローバック、オープン・ボルトによる撃発。発射速度は約550発/分。
ステンに比べ、ボルトの作動域やピストル・グリップ位置が調整され、射撃時の安定性が向上しました。
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ボルト外周には螺旋状の溝が彫られており、ボルトの前後運動により、付着した汚れを排出する機能が持たされています。これはL1A1にも見られる機能ですね。


 

リアサイトは100mと200mの二段倒立式。両方のガード・ブレード上に、反射防止の刻みが見られます。これもSMLE等にも見られた、英国らしい工夫です。
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リアのスリング・ループが備えられたエンドキャップ。この下方にあるロックボタンを押しながら、キャップを押し込んで、(ストック収納手順は、東京店スタッフ・ケンさんによる過去ブログにて解説しておりますので、詳しくはそちらへ)

 

畳むと全長483mmと、かなりコンパクト。この状態でも両手保持ならフルオート射撃でもコントロール可能との事(腰だめ撃ちというやつです)
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マガジンは9x19mmの32連。装着した状態でマガジンハウジング部含め約21cm程、左側方に幅を取ります。構えてみるとちょうど肩幅に収まるサイズとなっており、不便さは感じられません。


このスターリング用マガジン、フォロアーがローラーとなっており移動の抵抗を減らし、スムーズな装弾を可能としています。ローラーやマガジン内壁とは若干の隙間があり、多少のゴミ程度では詰まる事はありません。
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自動火器はマガジンが命!と言っても過言ではありませんが、ステンからの教訓でしょうか。コストをかけ、重視して設計した事が判ります。

ちなみにこのマガジンはステンと互換性があり〜〜
と、書こうとしたらナベさんに先を越されてた!ぐぬぬ!

 

悔しがっていると社長から『スターリングはドイツMP28をコピーしたランチェスターを造ってたやろ。もしかするとMP28と弾倉の互換性があるかもしれないね』と、アイディア助け舟が!
ランチェスター短機関銃はありませんが、MP28は大阪店にも在庫がありますので、ステンMk2と共に早速チェックしてみました。


 

まずはマガジンの形状から。
左からMP28、ステン、スターリング。009.jpg
MP28とステンのマガジンは形状的に非常に近く、キャッチの溝や爪もほぼ同寸に見えます。
スターリングもキャッチの溝は同位置にありますね。


それでは傷を付けないよう、注意を払いながら組み合わせチェック!
結果、組み合わせ可否を表にしてみました。

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ひ・・・表にするほどの事はなかったかな・・・一応、この様になりました。
無理せず楽に着脱可能で、マガジンキャッチもかかる状態を確認し、○としております。
結果はステンのマガジンのみ、いずれの銃への装着が可能となりました(もちろん実際の射撃において可能か、問題が無いかは不明です)
東京店でも青春バイトS君に同様のチェックをしてもらい、同じ結果を得ております。


 

マガジンの形状を見るとMP28のマガジンがステンに着いても良さそうだと考え、
マガジン・ハウジング入口の形状に注目。
上からMP28、ステン、スターリングです。

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一番上、MP28は削り出しで、マガジン上方の外形に沿った形に段が作られているのが判ります。ステン、スターリングは生産性を重視したのでしょう、ゆるい台形状にプレス成型されています。

両者のマガジンのハウジングに収まる部分の後面をノギスで測りますと、約0.5mm程の厚みの違いがありました。わずかコンマ数ミリの違いですが、「ステンのマガジンは細い」ため、MP28にも装着出来たのですね。
 

ちなみに東京店在庫のベルギー製MP28にはランチェスターのマガジンが装着されていたため、青春バイトS君が、
『ランチェスターのマガジンはMP28だけじゃなく、ステンにも、スターリングにも着きますよ〜』と、教えてくれました(ありがとう!)

ランチェスターは銃本体の在庫が無いので実証は出来ませんが、ステンとランチェスターのマガジンには相互互換性があるのはどうやら間違いなさそうです。
以上、キヨミズ備忘録実験簿でした!
(ランチェスター、まだ見た事無いんですよね。お買取等でいつかお目にかかれますように!)



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現在、スターリングを始め、横マガジンの短機関銃を各種、在庫しております。
どれも今では希少な上、状態の良い品がございますので、どうぞご検討の程を。

それでは今回はこれにて!!


>スターリング MK4 (L2A3) 短機関銃 はこちら
>ステン 短機関銃 シリーズはこちら
>MP28 短機関銃 はこちら

 


本日のツーポイント情報!!

明日7月22日(土)東京上野本店はミーティングの為、19:00に営業を終了させていただきます。
ご不便をおかけしますが、何卒ご理解のほどお願い申しあげます。
なお、大阪店(TEL: 06-6223-9070)は通常通り20:00まで営業いたします。

 

東京店在庫品の 東ドイツ MPi-KM (AKM) 自動小銃 のHPとD/P(詳細画像) を本日新たにアップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

東ドイツ MPi-KM (AKM) 自動小銃(8万円、税別)


2017.07.14 Friday

そっちよりもっと良いモノ造ってやる!!

こんにちは、「ハクソー・リッジ」に「ダンケルク」に「戦争のはらわた(デジタルリマスター版上映)」と、今年の夏の映画はWW2づいてるねぇ!とナベさんと盛り上がるも、この暑さで映画館に行くのが既におっくうなキヨミズです。本当、暑いっすねえ…


今回はこちら、M49/57 短機関銃 でございます。
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旧ユーゴスラビアで生産された短機関銃です。

ロシアPPSh41の旧ユーゴ版と称される本銃ですが、
(前ブログより画像流用上がM49/57、下がPPSh41)
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比較してみますと意外と独自の設計がされている事が判ります。


バレルジャケット、レシーバーが円筒型に、空冷孔も円形となっています。
バレル長はPPSh41とほぼ同寸の約270mm。PPSh41にもあったバレルジャケット先端のマズルブレーキも備えられています。
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フロントサイトのフードはKar.98k(ユーゴM48小銃)と同型です。


排莢口はPPSh41の真上方向から少し左側、11時方向に開けられました。
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真上だと屋外ならともかく、屋内なんかだと熱い空薬莢が降ってきそうですね。


マガジンキャッチはPPSh41と同型の起こして使用するタイプです。
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マガジンは71連ドラムマガジン、35連バナナマガジン共にPPSh41と共用。
弾薬も同じく7.62x25mmトカレフ弾です。発射速度はPPSh41より若干、抑えられた700〜750発/分。

レシーバー上方に打たれたユーゴスラビア連邦人民共和国の国章と形式名。
形式の通り、1949年より製造開始、‘57年に小改良(詳細不明)が加えられM49/57となりました。“/57”の打刻が個体によってまちまちで、追加で刻まれたのが判ります。
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ちなみに本銃が製造される前年の1948年、ユーゴのカリスマ、チトーとソ連のスターリンが袂を分かっております。自主独立を標榜するチトー・ユーゴにとって、小火器の自国生産は必須だったのでしょう。ドイツからの戦後賠償装備と共に、ユーゴ独自の装備として本銃の量産が行われました。戦中よりツァスタバ造兵廠では独自の短機関銃の試作が行われており、ベレッタ短機関銃に似た9x19mm口径のM1944 B2等がありました。M49短機関銃がそれらからの発展である事は間違いないと思われますが、小銃や機関銃はドイツ様式を選んだ旧ユーゴが、どの様な理由でPPSh41をベースとしたのか、興味深い点であります。
(当然、チトーパルチザン時代からの赤軍援助で、PPSh41が供与されていた影響はあるでしょうし、戦中のPPSh41の活躍ぶりを考えると決して不思議ではないのですが、後継のM56短機関銃がMP40をベースとしているので、その経緯を考えるとやはり興味深いです。ちなみに拳銃は1957年、TT-33を国産化したM57まで制定されず混在だった模様)


レシーバー・エンド。円筒形状やパーツがまとめられたエンド・キャップ等、ベレッタ製短機関銃からの影響が良く判る部分です。
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トリガー周りはPPSh41に似ていますね。トリガーやセレクターの形状はほぼ同一。
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大きな違いは大きなセフティ・ボタンが導入されました。糸巻き状のクロス・ボルト・セフティで、左右に押し出してオンオフとします。
PPSh41のコッキング・レバー上のセフティに比べ、操作性、確実性が向上しております。

 


最後は同時期に配備されていたユーゴ版Kar.98kであるM48B小銃(これも似ているようで独自点の多い銃です)との一枚。
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ユーゴの誇りや意地が感じられると称しても過言ではない本銃。
PPSh41のバリエーションとしてみても面白い一挺です。
お値段もリーズナブルですので是非ともご検討を。
それでは今回はこれにて!


 

 

>M49/57 短機関銃 はこちら

>M48 小銃 はこちら

>PPSh41 短機関銃 はこちら

>ベレッタM1938 短機関銃 はこちら

 

 

本日のツーポイント情報!!

*大阪店近隣地区の解体工事に伴い、明日下記時間帯にて大阪店前道路が車両通行止め区間となります。

大阪店へお車でお越し頂くお客様は、ご注意くださいますようお願い申しあげます。

 

日時 : 7月15日(土) 8:00 〜 17:00

 

*買取りで、M1ガーランド ライフル が東京店に入荷致しました。

HPとDetailed Photos(詳細画像) は完成しております。お客様にご案内中ですが、キャンセル待ちもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

 

M1ガーランド ライフル(37万円、税別)


2017.06.28 Wednesday

梅雨関係なくアツい新入荷品群!!

こんにちは、前々回より少し間が空いてしまいましたが、まだまだアツい新入荷品群をご紹介したくてたまらないキヨミズです。間髪入れずにまいりましょう!


大阪店にもやってまいりました、
FN MINIMI 7,62mm 汎用機関銃でございます!!
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まさかまさかの
MINIMI 7,62mmの入荷でございます!

アメリカ特殊作戦軍より“既存品より軽量な7,62mmNATO弾を使用する軽機関銃”
との要望を受け、開発されました。
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アメリカではレイル・システムを追加し“Mk 48 Mod 0”として、特殊作戦軍隷下の各部隊で使用されておます。その他の国でも、軽量かつ大威力が必要とされる特殊部隊や緊急展開部隊等での採用が進んでいるようです。

5,56mmNATOを使用するMINIMI パラ・モデルと並べてみました。
この画像では解り難いですが、口径アップに対応してバレルだけではなく、各部が微妙に強化されております。
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う〜んカッコいい!バリバリの現用軽機が並んでる・・・壮観!機能美!
この道具に徹したシャープな外観がたまりません!!
現用かつ入手の困難性から相応のお値段となっておりますが、それだけの価値は十二分にある仕上がりとなっております。

FN P90を始めここ数年FN社から直接仕入れてきたルートが「担当者の交代」「ベルギーでのテロ」「ベルギーで無可動銃を審査(加工)するリェージュ・プルーフ・ハウスのスキャンダル」などが重なってほぼ絶望的な状態になってしまいましたので、社長曰く「FN製の最新銃器の入荷はもう終わりやな」そうです。 特にFN MINIMI 7,62mm 汎用機関銃が無可動で手に入るのは世界中でシカゴだけのようです。 お見逃しなく!!


お待たせ致しました!イタリア BM59 Mark Ital 自動小銃です。
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戦後、イタリアがアメリカより貸与されたM1ガーランドを独自に近代化改修したモデルです。

固定ストック・モデルと、折り畳みストック式の山岳部隊用TAモデル、更にランチャーが着脱式となった空挺用PCモデルがございます。
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西側諸国が新小銃はFALだGew,3だM14だ六四式だ!やってる合間に「ワシら信頼性の高いガーランドを再利用するぜよ」と独自の道を採ったイタリア。その出来栄えは、さすが老舗中の老舗であるベレッタ社謹製、素晴らしい出来栄えです。



久々の再入荷!
ユーゴ M49/57 短機関銃 です。
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7.62x25mmトカレフ弾を使用するユーゴスラビア版PPSh41と言える短機関銃です。
フラッシュハイダーを備えた長いバレルジャケットに木製ストック、互換性のあるマガジン等々、とてもPPSh41に近いモデルですが、独自の改良を盛り込み、あくまでユーゴ国産に拘った興味深い一丁です。

今回、一丁のみ入りました非常に希少な PPSh41 中期型と並べてみます。
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M49/57は戦後設計ですが、戦前設計のPPSh41に比べ古風な印象を受けるのが面白い!
PPSh41は中期型よりリアサイトが初期型タンジェントサイトから、2段式のフリップアップサイトに改められました。
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中期型ではこのようにサイドガードがありません。



こちらも久々の再入荷となります、
ステアー MPi81 短機関銃 です。
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通常仕様に加え、サークルレチクルの低倍率スコープにロングバレル、着剣装置、ケースデフレクターが付いた特別モデル。ステアー社ならではの精緻な造りも見所な一丁です。画像には写っていませんが、純正ダンボール箱入り。



前々回も紹介した銃ですが、スリングと共に再度ご紹介。
左より
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シンガポール SR88A カービンスリングはこちら
イタリア ベレッタ M12 短機関銃スリング
イギリス スターリングMK4(L2A3)短機関銃スリング

木部が美しい、スオミ M31 短機関銃 前期型(下)と 後期型(上)(スリング
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いずれも大変、ご好評を頂いております!
スリングも美品揃いですので、是非とも銃のお供にお求め下さい!!



こちらも前回紹介しました、ハンガリーKGK汎用機関銃 です。
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ハンガリー独自の興味深い汎用機関銃です。多機能な三脚付き。
現在、大阪店店頭にございます。その迫力あるたたずまいを間近でご覧下さい!


新入荷ではありませんが、お買取にてとても良い品が入ってきております。
M1 ガーランド ライフル
BAR M1918A2 ブローニング オートマチック ライフル
M16A2 自動小銃
の、USトリオ!!!
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どれも非常に人気が高く、近年では新入荷の無い機種でもあるため、特に大阪店店頭に並ぶ事が珍しい(あっても即売で一瞬)な銃だけに、スタッフとしても驚き&じっくり見れて嬉しい限りです。いずれも別固体が東京店にもございます!


最後も再紹介となりますが、整理し終えたガラスキャビネットよりご紹介。
HK MR223A1 自動小銃
FN P90 短機関銃 で、ございます!
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真ん中に写っているのは、LMT CQB16 自動小銃、左端は マイクロ UZI 短機関銃 ですね。この辺り、我ながら上手く陳列出来たのではないかと思っております!



今回の入荷品に限った事ではありませんが、どれも非常に良好な状態の品ばかりです。
昨年の出張時にも痛感したことですが、無可動化の難易度が高い銃も多く、商品化するには数々の難題をクリアーしなければなりません。それらを無事に終え、オリジナルのクオリティーを可能な限り残しつつ、安全・安心(←これは大変重要)な商品を、皆様にお届け出来る事をとても嬉しく思います。
お客様に銃の魅力をしっかりとご覧頂ける様、東京・大阪両店共に店頭陳列にも力を入れております。今回もスタッフ一同、頑張りましたので、どうぞ店頭にてご確認下さい!
また通販におきましても、同じように力を入れております。商品選びのお手伝いをさせて頂きますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
それでは今回はこれにて!銃の手入れ作業に戻ります!

 

 

 

本日のワンポイント情報!!

東京店在庫品の ベレッタ M12 短機関銃 (黒グリップの個体) のHPとD/P(詳細画像) を新たにアップいたしました。

ぜひHPをご覧ください。 

 

ベレッタ M12 短機関銃(16万円、税別)


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