Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊兵の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2017.09.17 Sunday

過激なショートバージョン

こんにちは、すっかり秋めいた日和で、毎朝の駅までの自転車通勤(所要時間約10分)が気持ち良くてたまらないキヨミズです。どうか秋晴れが長く続きますように…と思っていたら台風18号!皆様、お気をつけ下さいませ!


今回取り上げますのはこちら、
ツァスタバ M92 自動小銃でございます。001.jpg
旧ユーゴスラビア連邦、現セルビア共和国クラグイェヴァツ市にあります、ツァスタバ・アームズで開発・生産された自動小銃です。ご覧の通りのユーゴ版AKMであるM70の短縮モデルで、弾薬も同じく7.62x39mmを使用します。

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前身に、5.56mm (5.45mmではなく) を使用するM85というモデルが存在し、旧ユーゴ軍で採用されています。ユーゴ内戦中の1992年にM92が発表されました。7.62x39mmが使える短縮型カービン・モデルは意外と少なく、同弾薬が主流な地域は多いため、自国での装備の他、輸出を見込んでの開発だったと思われます。

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元となったM85がAKS74uをベースにしているため、各所に共通点が見られます。
ツァスタバAKのアイコンとも言える、美しい単材の三つ穴ハンドガードは本銃でも健在。



バレル長は実用限界と考えられる254mm(10インチ)
AKS74uそっくりなフラッシュサプレッサー兼ブースターが装着されています。
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ガスブロックやハンドガードの留め金もAKS74uそっくり。
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フロントサイトには折りたたみ式の夜間サイトが備えられているのでその分、
後方に少々長くなっています。



ヒンジ式レシーバーカバーと一体になったリアサイトは200mと400mの二段倒立式。
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200mのブレードには夜間サイト用のホワイトが入っています。

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こちらは400m、面白いのが裏面に大きく“7,62”の刻印が。

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先行のM85用ブレードと混用しないようにとの注意書きなんでしょう。



セレクターレバーもツァスタバらしく、ボルトハンドルをロックする切欠きのあるタイプ。
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本ロットはしっかりとセーフ位置までレバーが上がります!



これもツァスタバに特徴的な樹脂製黒色グリップ。
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適度な太さと形状で、とても良好な握り心地です。



ストックはAKMS(ツァスタバM70A)からの下方折り畳み式ストックを装備。
これは先行のM85でも同じで、AKS74の側面折り畳み式のストックは採用されませんでした。011.jpg
収納/展開は左側基部のロックボタンを押して操作。予断ですがこのロット、ほぼ未使用のため各部の磨耗が進んでおらず、操作はかなり硬め。特にストック操作は個体によってはかなり力を入れる必要がありますので、操作時はご注意を!


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ガッシリと収納。金属部の処理も丁寧で、木部の明るいコントラストが妙に新鮮に写ります。



M72軽機関銃から40連マガジンを拝借。ストックはマガジンを外さないと折り畳めませんが、
色味のためかでしょうか、予想以上に違和感が無く収まっております。
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中国製ドラムマガジンも付けてみたかったのでが、売切れてしまいました。
(まことにありがとうございます!)


独特の雰囲気を放つ ツァスタバ M92。
非常に良好な状態の個体を揃えております。
私もこの銃、気に入りました・・・同じく気になる方は是非ともご検討下さい!
それでは今回はこれにて!

>ツァスタバ M92 自動小銃 はこちら
>ツァスタバ M70 自動小銃 シリーズはこちら
>ロシア AKS-74u 自動小銃はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

先日買取で入荷した ルフォーショー・パリ 6連発 ピン・ファイア リボルバー の登録証訂正が完了し、価格が決定いたしました。すぐにご案内可能なお品物となっておりますので、ぜひHPをご覧ください。

ルフォーショー・パリ 6連発 ピン・ファイア リボルバー(130万円、税別)


2017.09.02 Saturday

売れ筋マガジン揃ってます

こんにちは、我が家の目の前の電柱にてムチャクチャ巨大なクモを発見・・・思い起こすだけでもゾッとするので詳細は省きますが、映画“エイリアン”のフェイスハガーみたいなのが近所をウロついているのかと思うと、おちおち窓も開けられない、怖がりなキヨミズです。大家さん、ベランダにセントリー・ガンを設置していいですか?



本日はお買取で複数本の入荷がありました、マガジンたちをご紹介。

まずはM16用アルミ製マガジン 30連と20連です。
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ボトムプレートに記されますメーカーは多種多様。
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現時点での在庫分を見た限りでは(上から在庫多い順)

【30連】
・Adventure Line
・Colt
・Kay Industries
・Parsons Precision Products
・DSL Sanchez Enterprises
・Cooper Industries

【20連】
・Colt
・Simmonds
・Adventure Line

これらのメーカーが確認できましたので、ご希望メーカーがある方は購入時にご指定下さい。



M16永遠の好敵手であるAK47の30連マガジンも入荷しました!
しかも珍しい、フラットな初期型です!
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表面仕上げは左より、パーカライジング、ブルーイング、黒焼付け塗装仕上げ。
これらの仕上げは製造時オリジナルではなく、保守のため施された再仕上げの可能性はあります。

小さいながら背面にはイジェフスク刻印が入っております。
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AKMと同時期に採用されたベークライト製30連マガジンも入荷しております。
もちろんAK47にも使用可能。
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こちらはイジェフスク△刻印と
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ツーラ☆刻印が確認出来ました。
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これら製造刻印を削った物もあり、何やら国際情勢の流れ的な物を感じたりもしたのですが、文字をガリガリと落書きしたり、菓子のオマケシールを貼った個体もあるので、単に手持ち無沙汰の兵隊が何気なく削っただけなのかも知れません…


Gew.3のアルミ製20連マガジンも入っております。
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この妙に凝った造型。モダン・アートと言っても過言ではありません!
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フォロアープレートはクローム仕上げで、耐久性を高めております。
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いずれのマガジンも東京・大阪店共に在庫あり。バネありです。
外装はどれもそれなりの使用感はあります(特にAKマガジン)が、良好な個体が揃っております。
続々とお買い上げいただいておりますので、どうぞお早めに!
それでは今回はこれにて!!


>M16シリーズ用マガジンはこちら
>AKシリーズ用マガジンはこちら
>Gew.3シリーズ用マガジンはこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、ルフォーショー・パリ 6連発 ピン・ファイア リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃) が東京店に入荷致しました。登録証訂正終了まで非売品ですがHP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。 価格は現時点ではまだ決まっていません、何卒ご了承くださいませ。

ルフォーショー・パリ 6連発 ピン・ファイア リボルバー のHPはこちら


2017.08.27 Sunday

イタリアの選択 その2

こんにちは、知り合いのお子さん(4)が、アンパンマンやプリキュアではなく、Suchmos (サチモス)が大好きで、延々とミュージックビデオを観ておりちょっと困惑している、と聞いてやはり困惑しているキヨミズです。…例の車のCMが流れるともう大喜びだそうで。…確かにカッコいいけど、4歳でサチモスかぁ!俺が4歳の時はドラえもんの絵描き歌がせいぜいだったのになぁ…今時の子はスゴいですね。幼児をも惹きつけるサチモスはもっと凄いと思いますが…あだ名はサチモちゃんやな、と言ったらアダモちゃんみたいに言うな!と、怒られました。


 

今回は前回の続きで、
ベレッタ BM59 Mark Ital TA 自動小銃 をご紹介。
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ストック左面、後端部分に型式名に追加されたT.A.(Truppe Alpine =山岳兵)の刻印が示しますように、山岳兵向けモデルとなります。

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北部国境線上にアルプス山脈を擁するイタリアは、古くから山岳地での用兵に力を入れており、国内山岳地の特定域出身者のみで構成された、“アルピニ”軍団*は、現代においてもイタリアを代表する重要かつ精強な兵科として知られております。(*現在は最大でも旅団規模に改編) 山岳地で使い易くするため、ストックを折り畳みにして全長を短くした訳ですが、他国のようにカービンやパラ・トルーパーとせず、“山岳”と名乗る所にイタリアのアルピニに対する思い入れが感じられ、面白く思います(BM59のパラ・トルーパー型も極僅かながら入荷しておりました!販売済みとなりますが、ベレッタ BM59 Mark Ital TP 自動小銃はこちら



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基本は歩兵用固定ストック型と同じで、運搬時により軽便な折り畳み式のストックと、樹脂製ピストル・グリップが装備されました。

 

グリップは光沢のある樹脂製。
形状はストックに合わせてか、かなり幅広で一般的な日本人には大きく感じられるサイズです。
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曲線の描き方がなんとなくベレッタを感じさせます。
このグリップは、同時に入荷したベレッタ M12 短機関銃のグリップにも見られる質感です。


ストックは折り畳みにしたため、クリーニングキット・コンパートメントが無くなりましたので、グリップ側底面に移動しております。
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TAモデルにはマガジンハウジング前方に、この様な二桁+Pの刻印があります。
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両側に見えます窪みは二脚の固定用の窪みです。固定ストックモデルにもあります。



ストックの折り畳みは、まず下側のアーム(パイプ)を押し上げます。
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バット・プレート内にロックがあるので、これが外れる様、グッと握り込みます。


次にバット・プレートを倒します。
ここも軽くテンションがかかっていますので、グッといきましょう。
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上部アームの端に当たる部分にゴム・パッドがあります。固定ストックモデルから比べると、僅かな物ですが少しでもライフル・グレネード発射時の反動を和らげようとする配慮に感服です。



収納はストック基部の上にあるボタンを押しますとロック解除。009.jpg


右側に回転させて収納させます。かなりスマートですね。
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ここまでくるとM1ガーランドの面影はだいぶ薄れたように思えますが、機関部を見るとやはりガーランド。無理なくアレンジされた優れた設計だと思います。
(そりゃ天下のベレッタですもんね。当然と言えば当然かもしれません!)


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固定ストック型、山岳型、どちらもかなり良好な状態の品を取り揃えております。
ガーランドのバリエーションととらえても、非常に興味深い機種であります。
ご興味ございましたら是非ともご検討下さい。
それでは今回はこれにて!



> ベレッタ BM59 Mark Ital 自動小銃 シリーズはこちら
 

 

本日のワンポイント情報!!

大阪店在庫品で、 Vz.24 短機関銃 の新たな個体をHPとD/P(詳細画像) に本日アップいたしました。ぜひHPをご覧ください。 

 

Vz.24 短機関銃 (7万円、税別)


2017.08.19 Saturday

イタリアの選択 

こんにちは、日が昇ると同時に騒ぎ出す我が家のネコに毎朝、起こされているキヨミズです。朝が早すぎて眠い・・・

 

今日ご紹介しますのは、コチラ
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ベレッタ BM59 Mark Ital 自動小銃 でございます。


M1ガーランドをイタリア独自に改修した、戦後第一世代に属する自動小銃です。
1949年のNATO発足時より加盟国であるイタリア共和国は、陸にバルカン半島、海に黒海へと通じる地中海と、戦略的に重要な位置にあり、日増しに増大する共産勢力に対抗するため、再軍備が急務とされます。1954年にNATOの小銃用標準弾薬として、7.62x51mm弾が制定されたのをきっかけに、西側諸国の小銃更新もスタートします。
イタリアもアメリカから貸与されたM1ガーランドの更新を計画し、有力な銃火器メーカーであるベレッタ社とブレダ社に設計を打診。M1ガーランドの整備も請け負っていたベレッタ社は「似たような弾使うんだし、ガーランド改修したら充分イケる!米軍も試作してるし!」と考えたかはわかりませんが、M1ガーランドの改修案を提出。
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一方のブレダ社は、戦前より自動小銃を研究しており、少数ながら生産した実績がありましたが、提出された試作モデルはオート式ショットガンのような外観で、「そりゃまあ何というか…猟銃だよねコレ!」という感じの代物で、あえなく?敗退となりました(軍用小火器の評判は散々なブレダですが美しい猟銃や重機関銃以上の物は得意で、現在は艦載砲で有名なオート・メラーラ傘下として存続しております)FN FALやセトメ・モデロ58やM14といった当時最新の7.62mmNATOライフルと比較も行われましたが、ベレッタ案は予算や調達面でも歓迎されたようで、1959年にBM59として採用が決定されました。



もちろん、口径を.30-06から7.62mmNATOにしただけではありません。
この頃の流行であったライフル・グレネードを標準装備。22mmソケットのNATO標準グレネードが使用出来ます。このランチャーはフラッシュ・ハイダーも兼ねており、かなり効果的な消炎が可能となっております。
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また、ガスパイプ部に基部を備えるアルミ製二脚を標準装備。
この頃のNATO軍が迎撃戦闘を念頭においていた事が良く判る装備です。



グレネード・サイト兼ガス・カット・スイッチ。
サイトの目盛は50m、75m、100m。けっこう短いですね。
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下には“ENERGA”エネルギーの伊語?・・・は ENERGIA で I が足りないみたいだな・・・
そもそもエネルギー!とか書かれても困るがな・・・と、思いまして少し調べてみますと、
これはイタリア軍でも採用されていた、ベルギー製のENERGA対戦車グレネードに対応した照尺のようです。



グレネードの発射反動に備え、厚いゴム製パッドを装備。ベレッタのロゴも入っています。
パッドの分、ストックを少し切り詰めてあります。005.jpg
クリーニングキットを入れるコンパートメントのドアはこのような形に。



フルオート機能が備えられましたので、セレクターはこの位置に。M14に比べ、射撃姿勢を崩さずに操作しやすい位置にありますが、匍匐時等でひっかけやすい位置でもあります。(作動は硬めなので、少し引っ掛けただけでは切り替わりはしないでしょう)
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発射速度は750〜800発/分。フルオート時のコントロール性は“お察しの通り”みたいです。



マガジン挿入口。
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ガーランドの機関部やストックを上手くくり貫いて、着脱式マガジンに対応させた設計が確認出来ます。いい仕事してますね!



 

マガジン装着時はちょっとコツが必要です。
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まず、ストックのくり抜き部分に沿わせる形で挿入し、

止まった時点で手前に引く(下部をトリガー側に回転させる)と上手くキャッチがかかります。



ウインタートリガーを標準装備。山岳モデルだけではなく、より一般的な固定ストックモデルにも標準装備となっているのが興味深い。
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機関部。ガーランドで見慣れれた光景です。
薬室は7.62mmNATOに合わせてあります(もちろん無可動加工により確認出来ませんが)

ここでガーランドに無い物は、チャージングハンドル下に見えるフルオートシアー・トリップガイド。ストックを削り込んで装着されています。



リアサイトと刻印部分。タマ替わったらサイトも替わってるんだろうな、と思いきやガーランドそのままな、いわゆるT105サイト。.30-06と7.62mmNATOでは弾道特性は似通っており、フロントサイトでの変更でのみ対応しております。
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本個体はスプリングフィールド製を改修した物で、追加刻印が賑やかです。
完全なベレッタ製造の物の他、デンマーク製M1ガーランドからの改修品も存在するようです(残念ながら本ロットにはありませんでした)


 

ストック左側にはBM59 PB(ピエトロ・ベレッタ)の刻印。
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リアのスリングスイベルも左側に可動し、運搬性を改善しております。
流石、目のつけ所がシャープなベレッタ。細かな部分ですが、効果的な改良です。



今回はこれまで!
次回は折り畳みストックを持つ BM 59  Ital TA をご紹介の予定です。

 

 

>ベレッタ BM59 シリーズはこちら

>M1ガーランドはこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、SMLE No.4 Mk1/3 小銃 が東京店に入荷致しました。

 

価格が決まっておりますので、すぐにご紹介可能な商品となっています。

近日中にHPとDetailed Photos(詳細画像) を完成させる予定です。

 

SMLE No.4 Mk1/3 小銃(15万円、税別)


2017.08.01 Tuesday

ベレッタ=高品質の証

こんにちは、テレビ、無線ルーター、電子レンジが立て続けに壊れたキヨミズです。
落雷も無く、買った時期もバラバラ…これは不運と思うより、この程度で済んだ(延長保障万歳!)と思う前向きな姿勢で頑張ります!!

 


今回はこちら、ベレッタ M12 短機関銃 をご紹介。01.jpg
イタリアの老舗、ピエトロ・ベレッタ社における短機関銃のルーツは、第一次世界大戦時に登場したベレッタ M1918にまで遡ります。これは拳銃弾を使用する軽機関銃“ビラール・ペロサ M1915”を基に開発され、ドイツのMP18と並ぶ最初期の短機関銃として名を残しております。第一次大戦の壮絶な塹壕戦や山岳戦を経験したイタリアは、短機関銃の持つ軽便かつ高火力な有用性に着目。戦間期も開発を続け、ムッソリーニによるファシスト体制下、ベレッタ社はM1938短機関銃を完成させます。

 


在庫のベレッタ M1938A 短機関銃 (#4493)
第二次世界大戦中、イタリア軍の兵器は諸外国に比べても近代化が進んでいなかった事もあり、はかばしくない評価の物が多かったのですが、ベレッタ製の小火器は敵味方共に高い評価を受けておりました。特にM1938(/42/43/44)短機関銃は、北アフリカの砂漠から東部戦線の泥濘の中でも良く作動し、ベレッタ社の名声をますます高める事となりました。

戦後、王国から共和国となったイタリアは、国内外で不安定な状況が続いており、対応する軍と警察は、より軽量で扱いやすい短機関銃を求めます。ベレッタ社はM1918を設計したトゥリオ・マレンゴーニ技師を中心に、サロ共和国のクレモナ造兵廠でOG-43短機関銃を開発したドミニコ・サルツァ技師による助力を加え、設計を開始。数々の試作を経て、1959年にM12として完成させます。
1962年にカラビニエリ(国家憲兵隊)とへの採用を皮切りに、M1938と交代する形で徐々に配備が進められました。
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ベレッタらしい曲線を多用したデザインに、プレス加工と電気溶接を全面的に取り入れた設計。L字型(テレスコーピング)ボルト採用による短縮化。入念な設計による射撃の容易さ。高い安全性と信頼性と耐久性・・・等々の多くの利点を有し、改良型のM12Sを含め、イタリアのみならず多くの国へ輸出、ライセンス生産が行われ、フランスを始め現在でも一部が現役にあります。

 


バレル長さは約200m。戦後の短機関銃として標準的な長さです。
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サイレンサーを装着するための専用バレルもオプションとして提供されました。


サメの背ビレのようなコッキング・ピース。04.jpg
ボルト直結ですので射撃時は激しく前後に動きます。


フォアグリップを外してみます。グリップは一体ではなく、底部と分割構造。
取り付けは可動式の棒軸とナットで固定します。05.jpg
グリップの底部は破損しやすいから交換を考えた造りだとして、妙に複雑な固定方法だな?
と不思議に思っていたんですが、どうやら角度の異なる交換用グリップに対応する為の設計のようです。資料画像で確認出来たのはフラッシュライト内臓のグリップだけですが、他にも要望に合わせたグリップが存在しそうです。



L字型ボルトによりバレル長を犠牲にする事無く、コンパクトな全長となっております。
ボルトおよびバレルにはクローム・プレート加工がされており、高耐久性を実現しております。06.jpg
発射速度は約550発/分と標準的な発射速度。バランスの取れた設計で、フルオート時の集弾性能はMP5にも劣らないと評している資料もあります。



レシーバー左側にあります、ベレッタらしいフォントが美しい刻印。
“PISTOLA-MITRAGLIATRICE BERETTA CALIBRO 9M/M P.B XXXXX”
本銃をPM12と称する資料はこのイタリア語“PISTOLA MITRAGLIATRICE”(短機関銃)の短縮表記を用いた呼称と思われます。ちなみにM12の場合、Mは“Modello”(モデル)なので、ちょっと混乱。
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XXXXXの部分にはシリアルが打たれています。本入荷ロットを眺めておりますと、画像の様なアルファベット一文字から始まる物やアルファベット二文字から、アルファベットなしの4桁と、かなり変則的なパターンとなっています。


グリップ部のアップ。
赤いペイントが入ったボタンがクロス・ボルト・セフティで、グリップセフティと連動しており、ボタンを押し込み解除するとグリップセフティも握り込む事が出来ます。この連動機構は本ロット品でも生かされていますので、操作をお楽しみ頂けます。
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セフティ・ボタン前方にあるボタンがセレクター。右側“RAFFICA”が連射。


反対側“SINGOLO”が単射となります。09.jpg
面白いのがそれぞれの表記の下に“premere”(押す)と刻印してあります。
辞書で調べて意味が判った時、そんなもん分かっとるわ!と突っ込んでしまう程、妙な所に丁寧で驚いてしまいました。


 

 

このボタンの形状ですが、滑り止めがヤスリ状の物と同心円状の物がありました。10.jpg
片側がヤスリ、もう片方が同心円となった組み合わせの個体もあります。

 



ピープ・リアサイトは100mの固定式。フロントサイトと共に、コンパクトですが視認性は良好です。スリングスイベルを備えたリアエンドキャップ。M1938からのデザインの流れが強く感じられます。11.jpg
(無可動では加工のため出来ませんが)前方のバレルナットを兼ねたエンドキャップを外して、ボルト、バレルを取り出し、リアエンドキャップ(こちらは無可動でも外せます)側からはリコイルスプリングを外します。高いメンテナンス製もM12の美点です。

 



ストックの収納はこのボタン。12.jpg


押し込むとロックが外れ、13.jpg
右側に回転させ収納。バット・プレートは軽く力をかけると畳めます。
スマートでシンプルな設計です。オプションとして固定ストックも用意されたようです。

 



最後は同期の短機関銃を並べての一枚。どれもイイですね!14.jpg
いずれの銃も良好な程度の個体を在庫しております。
お値段も比較的お手頃となっておりますので、どうぞご検討下さい。
それでは今回はこれにて!

 

 

>現在庫は茶色グリップのみ。黒色グリップは完売となりました。
>ベレッタ M12 短機関銃はこちら

>ベレッタ M1938 短機関銃はこちら

>UZI 短機関銃 シリーズはこちら

>スターリング MK4 (L2A3) 短機関銃はこちら

 

本日のツーポイント情報!!

*買取りで、Vz.35 重機関銃 が東京店に入荷致しました。

 

価格が決まっており、すぐにご紹介可能な商品となっています。

HPとDetailed Photos(詳細画像) は近日中にアップする予定です。

 

Vz.35 重機関銃  (60万円、税別)

 

*現在、トイガン4点をヤフオクに出品しております。


大変お値打ち価格からのスタート設定となっておりますので、

ご興味のある方は是非こちらをご覧ください!


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