Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2024.03.17 Sunday

M79 グレネード・ランチャー!のストック

皆様こんばんは、モーニングを食べようと行きつけの喫茶店に行ったら臨時休業で文字通り一瞬路頭に迷ったナベです。

 

話変わりまして本日はこちらM79 グレネード・ランチャー!…の ストックでございます。

 

(>>販売中のM79 グレネード・ランチャーはこちら )

 

M79 グレネード・ランチャーは1961年にアメリカ陸軍に採用、10年後の1971年まで生産され35万挺ほどが生産されたそうです。 折から始まったベトナム戦争でM79 は、使い勝手の良さ、堅牢さ、性能の良さから大活躍し前線の兵士のから大いに信頼されたそうです。

 

因みにこのM79グレネード・ランチャーは手榴弾では遠すぎ、迫撃砲では近すぎる50mから300mの間を主に制圧したそうです(旧軍の八九式重擲弾筒と似てるようで似てない?)。 写真は1967年ベトナムのフットクー県でM79を構え任務に就くタイ陸軍の兵士。

 

でM79のストックです。ストックは当初木製だったようですが後にグラスファイバー製となったようです。 まあ高温多湿なベトナムでは木製は思いっきり劣化し易かったのでしょうね(ファイバー製の銃床が作られたM14ライフルと経緯は一緒か…)。

 

(>>東京店在庫のM14ライフルはこちら)

 

本体はファイバー製ですが銃床に取り付けられているのはゴム製のパッドです。 パットで発射時の衝撃を吸収するそうですが、吸収するほど柔らかいかな?

 

と経年感は見られますが全体に良好な状態のM79 グレネード・ランチャーのストックでした。大阪店にて現在2点のみ販売中です。 お気になる方はお早めに〜それでは〜。

 

(>>M79 グレネード・ランチャー ストックはこちら)

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取で東京店に入荷した 【無可動銃】 HK53 自動小銃 をHPにアップしました。ご予約頂いているお客様にご案内予定ですが、 キャンセル待ちもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

・【無可動銃】 HK53 自動小銃こちら


2024.03.15 Friday

大阪店在庫の「Gew.1 5,6mm コンバージョン・キット マニュアル (独語)」

皆様こんばんは。 今日は割と暖か? ナベです。

 

本日はこちら「Gew.1 5,6mm コンバージョン・キット マニュアル (独語)」! 全5ページで縦約10.5cm、横約15cmの冊子です。

 

このマニュアルで扱われてるSturmgewehr G1 (Gew.1) は、ベルギーのFN社がFALを基に西ドイツ向けに開発し、1950年代に配備されたアサルト・ライフルですが、FN社がドイツに国産を許可しなかったため、数年でGew.3に更新されてしまった鉄砲です。

 

ベルギー料簡が狭いな〜とも思いますが、42年前と16年前に立て続けにズカズカとドイツ軍が攻めこんだことを考えると…まあそうもなりますね。

 

マニュアルを捲ってみますと、いきなり木箱に収納された20連マガジンです。 理科の実験用具のような箱に丁寧に入れられたマガジンというのも珍しい?

 

ところでこのGew.1 マニュアル、7,62mm×51 NATO用ではなく5,56mm弾用に改修されたGew.1の解説マニュアルです。 軍では早々に姿を消してしまいましたが、国境警備隊では引き続き使用されましたので、国境警備隊員も読んだりしたんでしょうね〜。

 

最後の方の解説文には、7,62mm弾に比べ5,56mm弾は急速に弾道が落ちるので、それを見越して調整してください、と書いてあります (多分)。

 

と、経緯を考えますとなかなか興味深いマニュアルでございました。 因みにこちらのマニュアルを製作したのは、あのHK (Heckler & Koch) 社。 Oberndorf-Neckarは南ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州に所在するようです。 それでは〜。

 

(>> Gew.1 5,6mm コンバージョン・キット マニュアル (独語)はこちら)

 

 

本日のワンポイント情報!!

東京店在庫品の 【無可動銃】 レミントン M870 ウィングマスター ショットガンMP40 短機関銃   のHPを更新しております。 ぜひHPをご覧ください。

・【無可動銃】 レミントン M870 ウィングマスター ショットガン こちら

・【無可動銃】 MP40 短機関銃 こちら


2024.03.13 Wednesday

日独伊三国同盟な「さく杖」

皆様こんばんは、風は冷たいですが日差しは心持ち暖かくなってきましたね〜ナベです。

 

先日、アクセサリー棚見てますと…何気に大戦中の日独伊の主力小銃用のさく杖が揃ってました。

 

三国同盟な枢軸国の三八式、98k、カルカノ用さく杖が揃うのも奇遇ですね〜。 因みに↑の小銃を持った日独伊の三国の兵隊さんが景気良くイギリス兵を蹴っ飛ばしているファンシーな風刺画は多分、三国同盟締結した頃にイタリアで書かれたもの。

 

しかし当時のイタリア人、日独と一緒にイギリスをボコってローマ帝国を復活させるハズがその後まさかドイツがソ連、日本がアメリカに各々勝手に喧嘩売ってまとめてボコボコされるとは思っても見なかったでしょうね…。

 

話題変わりまして、こちらがさく状の先端部分。用途は一緒ですが各々形状がことなるのが興味深いですね〜。 贔屓目かもしれませんが三八式用が一番丁寧な造りをしている気がいたします(もっともリプロですが)。98k用は先端にもネジが切ってあるので継ぎ足しが出来るのが特徴(?)でしょうか。カルカノ用は…小学校の時に使ってたリコーダー用の掃除棒に似てる…。

 

後端部分です、98kのネジ部分が妙に短いのが目立つところでしょうか。長さは三八式歩兵銃用が約75cm、Kar.98k用が約32cm、カルカノ短小銃用は約42cmとなっています。

 

(>>三八式歩兵銃 さく杖 (白磨き仕上げ、リプロ)はこちら)

(>>Kar.98k クリーニング・ロッド (32cm、アムト無)はこちら)

(>>カルカノ 短小銃用クリーニング・ロッドはこちら)

 

他にも日本軍やイタリア軍用の騎兵銃用や短寸型、黒染め仕様などもありますので適合する無可動ご購入の際にはセットに1本如何でしょうか?装着したら映えますよ!それでは〜。

 

(>>その他の各種さく杖はこちら)

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取で東京店に入荷した 【無可動銃】 PPSh41 短機関銃 (ロア・フレーム強化タブ無) をHPにアップしました。HP画像が入っていませんが、詳細画像は公開しておりますので是非ご覧ください。

・【無可動銃】 PPSh41 短機関銃 (ロア・フレーム強化タブ無) こちら


2024.03.10 Sunday

遅ればせながら私も「ゴールデンカムイ」観てきました!

皆様こんばんは、先日のアルバイトSさんの近所のお食事処ブログ見て懐かしさを覚えたナベです(絵馬亭行ったな〜)。

 

ところで先日のレナートさんのブログに触発(?)されてナベも映画「ゴールデンカムイ」観て参りました〜。 キャラクターの再現度、想像以上で面白かったです!

 

冒頭の203高地のシーンだけでご飯3杯は行けそう(個人的に)。 日本兵が待機する塹壕に個人用の防弾版があったり…。

 

ちゃんと腰に旧式(当時は標準)のトックリ型水筒を下げていたりとなかなか拘りを感じました。

 

(>>陸軍旧式水筒本体はこちら)

 

俳優さんたちの熱演(怪演?)は素晴らしかったですが、特に玉木宏さん演じる鶴見中尉怖かった…。 レナートさんが言及していた三十年式歩兵銃や三十年式銃剣などの武器はインパクト抜群でしたが、ナベ的には鶴見中尉が使う団子の竹串が特に一番恐ろしかった…。

 

あ、因みに鶴見中尉も着てるタイプの軍服(肋骨紐は取り外されてます)は大阪店にて販売中です。

 

(>>陸軍明治十九年制将校用戦時服上衣はこちら)

 

それにしても冒頭の二十八糎榴弾砲の砲撃シーンはCGだと思うのですが実にヨカッタ〜。 続編も製作されるようなのでとても楽しみです、それでは〜。

 

(>>シカゴの榴弾砲アクセサリーはこちら)

 

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取で、【無可動銃】 Gew.98 歩兵銃   が東京店に入荷しました。ご予約頂いているお客様にご案内の予定ですが、キャンセル待ちもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。

・【無可動銃】 Gew.98 歩兵銃


2024.03.07 Thursday

民芸品的味わい? 東京重機製九九式短小銃末期型

皆様こんばんは、遂にブログ1,000本目なナベです! 1,000かあ…千日手、千客万来、千手観音、千本ノック…まあ千里の道も一歩からですね (?)

 

と言うことで、記念(?)すべき1,000本目はこちら。 大戦末期追い詰められた国状により大幅に製造工程を簡略化した「東京重機製九九式短小銃末期型」でございます。

 

機関部の左側面には製造番号や北多摩に所在した東京重機工業製を示す刻印や<オ>のシリーズ名、東京重機を監督していた名古屋工廠の刻印も結構丁寧に打刻されています。

 

また、この個体も末期型のお約束どおり照星のガードは省略、照尺はピープ・タイプは簡易型、床尾板も木製となっていて、安全子についても仕上げが簡略化されたタイプとなっています。

 

しかし、ふとこの末期型を見てて気になったのがストック…。 用心鉄 (トリガー・ガード) から前方はご覧のように結構丁寧に仕上げられているのですが…。

 

用心鉄の後方の仕上げが実にワイルド! 常連様にご教授頂きました情報によると、「グリップ部の浪々加工痕は倣い加工によるもの」とのこと。 とすると、後半部分を仕上げている最中に何かあったのでしょうか? 作業中に生産数を上げるため仕上げは省けと突然、上司から指示があったとか? ひょっとして仕上げてる最中に玉音放送を聞いてしまい作業していた方のモチベーションが急降下してしまったとか? 想像が膨らむな…。

 

話変わりますが、この浪々加工見てますと、個人的に木彫りのクマさんを連想してしまいます。

 

と、大戦最末期工場内で何があったのか妄想するのも興味深い東京重機製九九式短小銃末期型でした〜。 それでは〜。

 

(>> 数も減って参りました東京重機製を含む九九式短小銃型はこちら)

 

 

本日のワンポイント情報!!

東京店在庫品の【無可動銃】 Vz.61 スコーピオン 短機関銃 (ブルー仕上げ) の新たな個体をHPにアップしました。 是非HPをご覧ください。 

・【無可動銃】 Vz.61 スコーピオン 短機関銃 (ブルー仕上げ)こちら


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