KA1のMGV-176
こんばんは、KA1です。 今回紹介したいのがMGV-176短機関銃。 アメリカン180短機関銃を基にユーゴで作られた大変個性的な銃だ。 早速見てみよう。
やはり目を引くのは、ドラム・マガジンと、不思議な形状の折り畳みストックだろう。
ストックは、折り畳んだ状態でフォア・グリップとして使える。 (グリップの角度が良く、意外と取り回しやすいのだ。)
グリップ根元辺りに、モールドでMGV176と入っている。
またマガジン・キャッチ付近にはシリアル・ナンバーと「CAL .22LR」の口径表示の刻印が見える。 (この部分はさすがに鉄である。)
いやあ、この形が良いね。 電車のパンタグラフみたいな感じ。 単純な丸棒を折り曲げて溶接したものだが肩にしっくり来ます。 若干華奢な感じもするが、.22LRなので問題ないのだろう。
トリガー上部に見えるのはコッキング・ハンドル。 グリップは上部にセーフティ・レバー、後部にグリップ・セーフティが見える。 グリップはフィンガー・グルーブが手になじみ握りやすい。
リア・サイトはオープン・タイプで切り替えが可能だ。 (写真では200mにセットされている)
フロント・サイトは円形のガードが付く。 (この形はMP5みたいだね)
この銃のエッセンス。 半透明のドラム・マガジン。 161発入る (アメリカン180は177発だったような気がするが…)。
(プラスチックのため、隔壁が透けて見えるので、ルイス軽機関銃のように見えてしまうのは私だけだろうか?)
トリガー・ガード前にある穴はエジェクション・ポート。 そう、この銃は下に排莢するのだ。
ストックを上から見た所だが、パンタグラフと言った意味がわかるだろうか?
.22口径の小さな銃口がわかる。 チョコンとしたバレルの出っ張りはベレッタM12のようで意外とカッコイイ。
専用箱の上部に「AVTOMAT KAL、22HV, (ハイベロシテイ?)MGV-176」の文字。イラストにはサイレンサーが描かれている。 (付属品として、スリングとクリーニング・キットが付く)。 銃の外観は殆どプラスチックなので、箱に入れるとエアガンみたいだね。
いかがだっただろうか?プラスチックを多用した現代の短機関銃。 非常に軽く思ったより使い易い。 え? .22LRでは戦場では使い物にならないではないかって? 一発の威力は低くても大量に撃ち込まれたら意外と効果を発揮する。 特に防弾チョッキ、大口径の弾はストップするが、小口径の弾は繊維の隙間から貫通し易いのだ。 しかも.22LRなら世界中のどこでも手に入れる事が出来る。
正に至近距離 (特に室内) で使用するPDWとしてぴったりではないだろうか?
ユーゴ内戦も終結したためMGV-176の製造は中止されており、市場にはなかなか出て来ないと思われる。 (現在はスロベニアで再生産されている様だが)。 今なら無可動実銃としてシカゴレジメンタルスで手に入れることが出来る。次の入荷は難しいのでは?
珍しい銃が好きなあなたにおススメします。値段は¥291,600(税込)(專用箱、スリング、クリーニングキット付)と¥270,000(税込)(本体のみ)の2種類。
ではまた。
本日のワンポイント情報!!
買取りで、M16A1 自動小銃 が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)は近日中にアップする予定です。 価格は現時点では決まっておりません、何卒ご了承ください。