Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2020.02.21 Friday

古い写真が語るものとは

ご無沙汰しております!ムギです!
先日、第一次世界大戦の「記録映像」を使用し作成された映画、「彼らは生きていた THEY SHALL NOT GROW OLD」を観て来ました。
近頃、「1917」や「T-34」等史実に基づいた映画が沢山上映されていて嬉しい限りです。

さて、「記録」と言えば、東京店にこんな品が。。。。

ということで、本日はコチラのご紹介です!

 

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八九式活動写真銃改二です! (なんと付属品が概ね揃ってます!!)

 

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付属の照星と照門を装着するとこんな感じに。
こちらは昭和4年 (皇紀2589年) に帝国海軍制式となった、航空機搭載用の活動写真機なのですが、
第一印象は。。。

 

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「某エイリアン映画に出てきそう」でした。特に先端の黄色い半透明の部分の印象が強くて。。。

個人的感想はさておき、
まず目を惹くのは、本体が入るこの木箱!

 

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何やら沢山英語が書かれています。

 

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そして左下には「War-Trophy」の文字が。 どうやら米軍が鹵獲し戦利品となった物のようです。

 

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送り先の住所と思われる記入も。 木箱に直接記入って中々ワイルドですね。

ところで、アメリカのオハイオ州にもロンドンという地名があるのですね。 送り先の住所を初めて見た時は英軍の戦利品かと思ってしまいました。

 

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擦れながらも「OHIO」の文字が見られるスタンプも。

 

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蓋の銘板には「六櫻社計画製造」の文字。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、六櫻は現在コニカミノルタ株式会社となっており2006年までカメラ/フィルムの製造をしていました。 これまた余談ですが、今ではどこでも見かける自撮り棒を1980年代初頭に世界で始めて初めて発売した会社でもあります。

さて、銃本体に移りましょう!

 

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先述の通り、航空機に搭載し機上での射撃訓練や模擬空戦等に使用され、射撃の照準や射撃タイミング、発射弾数等を評価する為に用いられたこともあってか銃下部には旋回機銃座や固定銃座用の脚が見られます。

 

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実際に写真銃を使用している写真が少なく、こちらも同社の別型の物を使用している写真なのですが、銃座に固定して使っていることが確認出来ますね。

 

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こちらは航空機に搭載して使用している様子。

それにしても、かなりの重量がある写真銃を運用する方は大変だったのだろうなとふと思ってしまいます。

肝心な使用方法ですが、普段あまりカメラを触らない私にはちょっと複雑で。。。
シンプルに纏めると、

 

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折り畳まれているハンドルを

 

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起こして

 

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この蓋を

 

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空けて、

 

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特殊な「フィルム・マガジン」をセットし、(フィルムケースの蓋と底にはクッションが!)

 

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ハンドルを回してこの、巻数指示器が「始」の表示となるまで内部のバネを巻き上げ、トリガーを引いて撮影を行います。

正確な取り扱い方は、商品ページを見て頂くか、

 

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付属の説明書を読んで見て下さい。
「秘」と判が押されいると、ワクワクしてしまいますね。

 

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簡潔に纏められた目次。

 

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経年の劣化は見られページによっては穴があいている箇所もあるものの良い意味で生々しく、中身は図解があったりかなり丁寧に細かく書いてあり、読み応えがあります。

 

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そしてなんと!試射ならぬ試写した際のフィルムも付属しています!何が写っているのかと思わず明りに透かして見たくなります。

 

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付属品といえば、固定式として使用する際に用いる遠隔操作で写真銃を操作する為のケーブル等も付属しております。

 

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その他、六櫻社の「六」が蓋に書かれたフィルムケース及びマガジンやオイラーも付属します。

 

本品のように美品且つ付属品が概ね揃っている品は珍しく、さらに博物館等に展示もされているというこちら、さらにさらに戦利品とされたりと時代の流れを名まで実感できるというこちらの写真銃、是非店頭でチェックしてみて下さいね!

 

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表面の黒色のシボ塗装もしっかりと残っております!

 

そして東京店にはこたらの八九式活動写真銃改二の参考になったとされる、

 

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「Hythe ガンカメラ MK3」もございます!!

こちらのガンカメラは、以前にスタッフ キートンさんが撮影に挑戦しています。 結果はいかに!?(挑戦した際のブログはこちらこちら)

またスタッフSさんも過去にご紹介しておりましので合わせてご覧下さい。(スタッフSさんのブログはこちら)


勤務期間がそろそろ1年!引き続き頑張って参ります!

「銃?いいえ写真銃です!」八九式活動写真銃改二はコチラ!
「クラシカルな見た目がグッときます!」Hythe ガンカメラ MK3はコチラ!

 

本日のワンポイント情報!!

買取で ペッパーボックス(銃砲刀剣類登録証付古式銃) と【無可動銃】コレクション2挺が入荷しました。 近日中に HPとD/P(詳細画像)にアップ する予定です。 ご予約頂いているお客様にご案内予定の品もありますが、気になるお品物がございましたらお問合せください。

 

・ペッパーボックス(銃砲刀剣類登録証付古式銃)

・【無可動銃】 マルティニ・ヘンリー MKII .22口径コンバージョン 歩兵銃

・【無可動古式銃】 スプリングフィールド M1873 トラップ・ドア ライフル (#10228)


2019.10.28 Monday

シカゴスタッフあるある!?

ご無沙汰しております、ムギです! 最近大分寒くなってきましたね! 皆様お体にはお気を付け下さいませ!

さて、本日ご紹介する銃はコチラ!

 

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「え!?またユーゴのM56??」と思われた方、ちょっとお待ち下さい!

確かに今回取り上げるのはM56なのですが。。。。 今回はちょっと違います。

先日、HPにM56の商品ページがアップされたのをご覧になった方もいらっしゃるかと思います。 撮影は保存時の余分なグリスを落とす為に少し手入れをしてから行うのですが、その際なかなか興味深い発見がありました!暫しお付き合い下さいませ。

 

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ユーゴのM56と言えばドイツのMP40に非常に似ていることはキヨミズさんのブログにもありましたが

こうやって並べてみると、あれ?ロシアのPPS43にも似ていますね!(上からM56、PPS43、MP40)

そして気になる部分がココ

 

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マガジンキャッチ周りの部分。 スリットが入ってることも上げられるのですが、極めつけは。。。

 

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マガジンキャッチボタンの位置仕組み!(上からM56、PPS43)

ここまでくるとM56はMP40とPPS43を足して2で割ったような見た目をしているなと。(機関部の長さとかも)

と、驚きがあったのはここから!

 

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M56のマガジンキャッチ周辺から覗く木部。。。???

 

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もしやユーゴのM49/57のように機関部下は木製で、その上から樹脂のカバーがかけられている構造なのか??と疑問に。

撮影前の手入れ中だったこともあり、M56を分解してみることに。。。すると!

 

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ババーン!やっぱりかー!

とはならず、

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「えええ!?そこだけ!?」

驚きでした。トリガー周りとの差がなんとも不思議な雰囲気を醸し出しています。

なぜここだけ木を使用したのか、真意は残念ながら分からなかったのですが、動乱の時代必死の試行錯誤の中生まれたのだろうなと、驚きと同時に感慨深くもなりました。

そういえば、

 

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M56のセレクターはMP44と同じボタン式だな、とか

 

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PPS43のマガジンはごく普通なのに

 

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M56のマガジンには挿入部のスリットに合うような構造になってるな、等の発見もありました。

ユーゴの銃は構造だけで無く時代背景等、沢山の発見があって面白いですね!

 

今回の分解は非常に簡単に行えるので、お持ちの方はお手入れついでに見てみるのはいかがですか??

 

勤務をし始めてから半年が過ぎましたが、商品化の度に新しい発見があるので今後もまだ見ぬ銃と出会えるのが楽しみです!

ではまた!

 

今回の主役!お手頃価格!?ユーゴ M56 短機関銃はコチラ!

可愛くても剛性はしっかり!PPS43 短機関銃はコチラ!

ドイツといえば!?MP40I 短機関銃はコチラ!

ユーゴらしさ溢れるM49/57 短機関銃はコチラ!


本日のワンポイント情報!!

【無可動銃】ブルガリア AKS-47(AKKS) 自動小銃 の新たな個体を本日HPとD/P(詳細画像)にアップ致しました。 ぜひHPをご覧下さい。

 

・【無可動銃】ブルガリア AKS-47(AKKS) 自動小銃 はこちら


2019.10.03 Thursday

銃名の移ろいと坊主の心

皆さんこんにちは。ブログでの誤字をなんとか減らしたい、ムギでございます。
10月になり涼しくなるかと思えば、まだまだ日中は暑い。。。なんだか季節感覚が混乱しそうです。。。

混乱というワードから頭をよぎった銃が有りましたので、本日はこちらをご紹介しようと思います。

 

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アサルトライフルの原点的存在、MP44突撃銃です。
生い立ちは「言わずもがな」かも知れませんが、以前後学の為に調べていると銃名がStG44(MP44)とやたらと出てくるではありませんか。「同じ銃なのに名称が違うのは何故??どっちがどっち??」と混乱させられてしまいました。

時代経過と共にざっくりと整理すると。。。※以下セリフ等は事実とは異なります(たぶん)

二次大戦中のドイツにて
兵士「自動小銃と短機関銃の良いとこ取りな銃が欲しい!」

陸軍兵器局「新型短小弾7.92x33mm弾開発!」(それまでの主力は、7.92x57mmモーゼル弾を使用するKar98k)

ヘーネル社&ワルサー社「MKb42開発!」
↓(軍はヘーネル社を選択)
ヒトラー「ダメダメ、7.92x57mmモーゼル弾を使う銃にして」

アルベルト・シュペーア軍需相「MP(短機関銃)ってごまかして開発進めちゃえ→MP43誕生!」

(後にヒトラーに計画を知られるものの、信頼/実用性の実証から量産が認められ、1944年にMP44が誕生)

ヒトラー「新しい種類の銃火器って強調したいから、MPじゃなくて"Sturmgewehr"(突撃銃)にしよう」

「StG44の誕生!」

かなーり単純明快(雑)な説明になってしまいましたが、なるほどこんな誕生話があったとは。
私も同様にごまかされてしまっていたようです。

さて、前置きが長くなってしまいましたがMP44の個人的興味深いポイントは。。。。

 

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メカメカしい機関部。一見普通に見えますが、

 

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セーフティレバー部分にセミフル切り替えが無い!?フルオートで撃てない!?筈は無いので、どこで切り替えるかというと。。。

 

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セーフティレバーのすぐ上にあるこちらのボタンで切り替えます。こちらはセミオート。擦れてしまいFに見えますがE(Einzelfeuer)です。

 

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こちらがフルオート(Dauerfeuer)
使い勝手の良し悪しはさておき、独特で面白い構造ですよね。他にもこういった構造のセレクターがついている銃ってあるのでしょうか??

 

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興味深いポイントとしてもう1つ。 ハンドガードの着脱方法があります。

 

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ハンドガードのこちら(矢印)の突起と

 

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ガスチューブ部のこの溝(矢印)が噛み合ってしっかりと固定はされるのですが。。。

割り箸のようにパカッと割りと簡単に外せて、二次大戦の過酷な戦場で難点にならなかったのだろうかと気になるところ。
とはいえメンテナンス等の際には良さそう。

 

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そして意外と大きい!全長が約935mmあり、構えるとその大きさが身に染みます。。。

 

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こちらはStG44を下げて歩くドイツ兵。 写真や画像で見るとそこまで大きくは見えないのは、すらっとしたフォルムに理由が有りそうですね。

さて!細かい仕様は過去のブログにもあるようなので、今回MP44を取り上げた最大の理由は。。。

 

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これらのマガジンををよーく見ると

 

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なななんと!現在東京店にはMkb42、MP43、MP44、StG44のマガジンがございます!
マガジンとは言え、アサルトライフルのさきがけとなった銃の時代の流れを生で体感できるのは、言葉では伝えられないグッとくるものがあります。

特に!MP43のマガジンの刻印は、「Mkb42/MP43」となっておりこれまた当時の様子を思い起こさせる品となっています。

そして裏面には、

 

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(画像左がMkb42/MP43、右がMkb42)

 

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(こちらはMP44)

もちろんC.G. Haenel社を示す「fxo」の刻印がStG44以外のマガジンで確認出来ます。

 

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表面の仕上げには差異があるものの、マガジンの構造(マグキャッチ部等)に大きな違いは無いので差替えも可能です。
構造が変わらなかったのは「開発当初から完成された設計だったから」なのかも知れませんね。


ふとした商品から歴史を生で感じられるのはシカゴならではですね!

余談ですが、銃名が移り変わる様は「何事も留まること無く変化、生滅してとどまらない諸行無常」の一端を感じられる銃でもあるなと、ふと坊主心に思うのでした。


それではまた!

 

「ザ・アサルトライフル」MP44 突撃銃はコチラ!
「ここから時代が始まった」Mkb42 マガジン (fxo刻印)はコチラ!

 「時代を感じます!」Mkb42/MP43 マガジン (fxo刻印)はコチラ!
「やっと認められました!」MP44 マガジン (アムト刻印)はコチラ!
「これが最終形態」Stg44 マガジンはコチラ!

まだまだ他にも関連のアクセサリーがあります!是非HPをご覧になってみて下さいね!

 

本日のワンポイント情報!!

【無可動銃】 ルーマニア RPK 軽機関銃 の新たな個体を本日HPとD/P(詳細画像)にアップしました。 ぜひHPをご覧下さい。

 

・【無可動銃】 ルーマニア RPK 軽機関銃 はこちら


2019.08.27 Tuesday

今晩のメニューは?

こんにちは。 夏は肉より魚介料理が食べたくなるムギです。
シーフードと言えば、学生時代スペイン語の授業を体験したり、はたまたその教師の方のお宅にホームステイしたり、スペインの友人ができたり。。。にも関わらず、肝心のスペイン語はまっっったく頭に残っておりません...(泣)難しい!

さて、本日取り上げるのはコチラ!

 

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H&K G3の元となったセトメ モデロ58 自動小銃です!
ここで頭に?マークが浮かんでしまった私はまだまだなようです。。。
というのも、

 

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G3と言えばこちらの印象が強いため。(G3A3が東京店に無かったため、Gew.3 FS 自動小銃 EN製、ドイツプルーフ刻印で代用)産まれて初めて触った銃(トイガン)も父が持っていたこのG3でした。
さておき、そんな疑問は吹き飛ぶことになるのでした。

 

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なんとG3の初期型(ハンドガード及び二脚はセトメ モデロ58自動小銃用の物が取り付けられており、外観は最初期生産型のメタル・ハンドガード付きに近いものになっています。)が店頭にありました!早速モデロ58と比べてみましょう!

 

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まずは全体。全長はどちらも約1,020mmとほぼ変わりません。(上G3、下モデロ58)

 

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おっ!早速違いを発見!フロントサイトが微妙に違いますね。 モデロ58はスリットが入っていてG3より小振りです。 G3の方は若干歪んでしっまていますが、それがまた良い雰囲気出しています。

さて、G3のハンドガードは交換されているので省略...っと思いきや!

 

6.JPG
コッキングハンドルの位置が微妙に違う!?
(上G3、下モデロ58)

モデロ58にはキャリングハンドルが装着されている為、コッキングハンドルが少し手前(銃口側)になっているようです。
さてお次は機関部周辺へ。。。結構違いがありそうですね。

 

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まずはリアサイト。
(上モデロ58、下G3)これは結構な違いですね。やはりモデロ58が先なだけあってサイトの形状が古き良きな感じです。

 

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マガジンの形状にも違いがありますね。 モデロ58の物は少しバナナっぽくカーブがついています。
ここでふと疑問が。 マガジンキャッチ/リリースボタンの形状がそっくりならマガジンを入れ替えることが出来るのでは??

 

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違和感無くカチッとしっかり入ってしまいました!かなり驚きです。。。 ただし撃てるかどうかは。。。

だんだんワクワクしてきました!お次はセレクター!

 

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(G3のセレクター)銃の左側に位置。 先端がカーブがかっており操作しやすくなっています。

 

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(モデロ58のセレクター)銃の右側に位置。 見づらいですがT-S-Rの刻印が確認出来ます。
セレクターにはかなり違いがありますね。 形状、取り付け位置が異なる上、モデロ58は真ん中が安全状態となっています。 ふむふむ、ではTとRは??
「Sはセーフティーだと分かるけど(白色だし)TとRはなんなんじゃー!」と悩んでいると、スタッフのキートンさんに
T-S-R(スペイン語の"単射"(tiro)、"安全"(seguro)、"連射"(ráfaga)の頭文字)だという事を教えて頂きました!
これは単射(Tansya)の"T"、連射(Rensya)の"R"と覚えられそうですね!(笑)
ちなみにG3の方はS-E-F(ドイツ語の"安全"(Sicher)、"単射"(Einzelfeuer)、"全自動射撃"(unbegrenzter Feuerstoß)の頭文字)となっています。

 

11.JPG
グリップの形状の違いにも目が行きますね。 モデロ58は直線的なのに対し、G3の方はフィンガーチャンネルがあり、握り易いです。 トリガーの側面もG3は滑らかに感じます。

 

ここで一旦まとめると、全体で見るとモデロ58は流線的なのに対して、G3はがっしりとして見えるが、体に触れる部分の角が落とされている。 と、細かな違いですが「時代の経過における需要」の様な物を感じました。

 

12.JPG
さて、時代は流れて60年代へ。 スペインはセトメ モデロCを。ドイツはG3A3を。どちらもスペインで開発されたセトメ自動小銃が元となっていますから、さながら異母兄弟(兄→セトメ 弟→G3)というところでしょうか。
時代の流れからか両銃ともさらに似てきましたね。 こちらも違いを探して見ましょう。

 

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まず全長ですが、ストックの形状が異なるためか、5〜7mmほどG3の全長が長くなっています。

それにしてもやはり顔に見える。 シミュラクラ現象(3つの点が集まった図形を人の顔と捉えてしまう現象)と言うそうです。

 

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モデロCを裏返すとG3と表情はそっくりに!( ゚ロ゚)( ゚ロ゚)やはり兄弟...と冗談はさておき

 

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やはり時を経てもフロントサイトはG3の方が広い(大きい)ですね(左G3、右モデロC)。

リアサイトとの兼ね合いの為なのでしょうか。

 

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リアサイトはG3がドラム型になっています。 モデロCはG3の初期型の物と形状が似ています。

モデロCが先でG3が後に出てくるので、ここでも時の流れの差を感じます。

 

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全体写真から分かるようにハンドガードにも違いが有ります。 モデロCは木製、G3A3は樹脂製というように材の違いがある上、形状も違いますが、コッキングハンドルの形状は非常に近い物となっています。 お次はセレクターへ。

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(G3のセレクター)初期型からの形状の変化は少なく感じます。

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(モデロCのセレクター)先端にカーブがつけられていて操作しやすくなっています。
モデロCのセレクターは相変わらず中心が安全状態です。 最初は違和感のあったこの並びですが、段々と使い勝手が良い気がしてきました。 7.62mmということもあって至近距離では撃たないでしょうから落ち着いて臨機応変にセレクターを扱えそう(個人的に)。
形状に関しては比較的近いですね。

 

さてさて!今回は長めのブログになってしまいましたが、時代の流れを名まで経験できる良い機会となりました!G3は思い入れがある銃なので、実物が見れるとは感激しましたし、やはり実物で比較をするのは楽しいです!もっともっと色々な銃の変化や比較をして見たくなりました!

それでは!

 

元祖! セトメ モデロ58 自動小銃 (#40217)はこちら
大変貴重!な Gew.3 自動小銃 初期型 (#069562)はこちら

G3の兄貴分?? セトメ モデロC 自動小銃 (#71555)はこちら

G3と言えばこのフォルム! Gew.3A3 自動小銃 (EN組立品、二脚無、#6921378)はこちら

Gew.3 FS 自動小銃 (EN製、ドイツプルーフ刻印、#17T518)はこちら

 

本日のワンポイント情報!!

買取で 無可動実銃旧加工コレクションが2挺 東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)は近日中にアップ予定です。

【無可動銃】MG42 汎用機関銃

【無可動銃】 BAR M1918A2 ブローニング オートマチック ライフル


2019.08.11 Sunday

日差しの強い日には?

暦の上では立秋が過ぎましたが、まだまだ日差しの強い暑い日が続きますね。 皆様熱中症にはお気をつけくださいませ。
ところで、日傘を差すと余計に暑く感じるのは私だけでしょうか?
夏は涼しく室内で過ごしたい!ムギでございます。

さてさて、今回ご紹介する銃はコチラ!


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Kar.98k??ではなく、Kar.98k 「教練銃」です!
ぱっと見ただけだと普通のKar.98kと区別がつきませんね。 早速違いを探してみましょう。


まずは全体を比較。 今回はオリジナルのKar.98kに近いユーゴスラビア M98/48 Preduzece 44 短小銃を並べてみました。


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若干教練銃の方が長めです(上がM98/48,下は教練銃)。 M98/48(Kar.98kとの違いは刻印のみ)は実測で全長1,110mm。 この教練銃は1,115mmでした。
5mmの差は大きいのでは?と思ったものの、構えるとさほど違いを感じません。

 

3.JPG

セーフティやストックはかなり近い作りになってますね。
 

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リアサイトの作りもかなり近いですね。 とは言え狙える距離にはかなりの違いが。(Kar.98kは100〜2000mに対し教練銃は25〜200m)なぜなら。。。
 

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使用する弾薬にこんなにも違いがあるからです。 教練銃は.22LRをKar.98kは7,92mm×59を使用します。 並べてみると7,92mm×57弾が巨大に見えますね。 (こちらの.22LR弾薬はアルバイト レナートさんの私物をお借りしましたので売り物じゃないですよ笑)
 

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教練銃にはマガジンがない為、装填は1発ずつとなっています。 良く見るとボルト下の溝の形状にも違いがあります。

 

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またトリガー、トリガーガードの形状が僅かに違いますね。 教練銃の方がガードが広く、トリガーの傾斜もキツメです。 個人的にこのトリガー引きやすいです。
 

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弾薬の口径が小さい為、室内レンジでの訓練にも使用可能だったようです。(写真は室内??)

Kar.98k 教練銃、通称K.K. Wehrsportgewehr(KKW)をネットや本で調べると↑の写真の様に若い方達が訓練している写真が多く出てきました。
 

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とはいえ造りがしっかりとしている為か、一般の兵士の射撃訓練にも使われていたようです。
 

教練銃の造りはある意味チープだと勝手なイメージがあったのですが、こちらはしっかりと作られていて認識を改めさせられました。
教練銃良い!!いつか海外で実射して比べてみたいところです。
それではまた!!

 

あっ!そういえば社長曰く、現存するKar.98k教練銃は通常のKar.98kが1000挺あったら1挺くらいの割合だそうで「第三国からは出た事ないんやで〜」とのこと。 驚き!レアですね!!


暑い日は室内で教練銃! Kar.98k 教練銃 (K.K. Wehrsportgewehr、#246103)はコチラ!

Kar.98k等と合わせていかが? 8mm (7,92mm×57) モーゼル ダミーカート 5発セットはコチラ

ユーゴの魅力! ユーゴスラビア M98/48 Preduzece 44 短小銃 (#2806)はコチラ

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで入荷した【無可動銃】MG42 汎用機関銃 (対空リア・サイト付) のHPとDetailed Photos(詳細画像)をアップいたしました。 ご予約頂いているお客様にご案内予定ですが、キャンセル待ちも承れますのでお気軽にお問合せくださいませ。

・【無可動銃】MG42 汎用機関銃 (対空リア・サイト付、お客様ご連絡中) はこちら


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