スラっと長い ホチキス M1926
映画ダンケルクも楽しみですが、フィンランド映画であるウィンターウォーの完全版も公開されるそうで、ぜひ観に行きたいところ、こんばんはアルバイトSです。
ホチキス M1926 軽機関銃の特に6.5mm弾仕様は、同じくホチキスのM1922を元に改良されて造られたものですね。
1926年という第一次世界大戦も終わった後ではセールス的にあまり成功することが出来なかったようで、まともに採用したのがギリシャだけのどマイナーな銃になってしまいました。
弾薬の6.5mm×54弾は、シュワルツローゼ 重機関銃と同じですからまだマシな気もしますが……!
銃身にバレル・フィンなどは無く、長さの割りに細身な印象です。保弾版式で発射速度も比較的遅めですから意外と何とかなったのかも知れませんね。
それにしてもギリシャ語はサッパリです。辛うじてホッチキスと1926年と6.5mm弾なのは伝わってきますが……!
刻印と言えば、気になるのが銃身の根元のコレ……ものものしい図ですが馬の目がなんだか弱気です。
聖ゲオルギウスがドラゴンを退治する場面でして、馬にはぜひ頑張って頂きたい所ですね。
調べると、ギリシャの英雄であるAthanasios Diakos(アサナシオス ディアコスでしょうか?)がギリシャ独立戦争の際、自らが率いる軍の旗にこの図を用いたそうで、ギリシャの陸軍旗にも使われた由緒あるものだそうです。
裏返せば、正にこの銃はギリシャ軍が用いた事が判りますね。
変わってリア・サイトの根元にはコッキング・ピースのような部品があります。
しかしご覧のようにチャージング・ハンドルが装弾口の下辺りから伸びていますからそれでは無いようです。
これは引っ張らずには居られません……!
何を隠そうフィード・カバー・ラッチでした。どうみてもコッキング・ピースですけれど。
フィード・カバーの中身は思ったよりもシンプルにできていますね……
トリガー前にはセレクターがありますが、実はここが一番M1926らしい所でもあります。
と言うのも、前身であるM1922はフルオートしか無かった為(トリガーの引きの深さで高速と低速射撃を切り替えられましたが)M1926ではセミオートが追加され、3ポジションになっています。惜しむらくは、ギリシャ語で書かれてもどれがセミオートなのか分かりません……!
数多くのホチキス系の機関銃の中でも珍しい1丁には間違いありません……!
>>ギリシャ ホッチキス M1926 軽機関銃 (6,5mm弾仕様、#2658)はこちら
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