鈍く光る精鋭、AMP69
こんにちは、梅雨入り目前にして愛用の折畳み傘が派手に壊れたキヨミズです。
「強い風にもバッチリ」的な事をうたってたのに、強風に対して一撃!早く買い換えねば、と思うものの、携帯性をとるか耐久性をとるか、悩んでいるうちにゲリラ豪雨でズブ濡れに…
今回はこちら、ハンガリー製 AMP69 自動小銃 をご紹介。
数あるAKファミリーの中でもかなり異色の存在である本銃。
ライフル・グレネードを効果的に発射出来る自動小銃として、AMD65をベースに開発されました。型式からして69年には完成・採用が行われたようですが、ハンガリー軍への配備は74年から始まり、翌75年からは国境警備隊や警察部隊へも配備されました。他のAKシリーズと異なり、ライフル・グレネード・ランチャーを脱着式とはせずバレル上に設けております。
全長は921mm(ストック収納時637mm)、画像下のAKMは880mmとほぼ同寸。
バレル長は約415mmとあり、これもAKMと同じ長さ。
ランチャー先端までライフルが切ってあります。
グレネード発射機能を搭載しながらも、携行性や精度を極力犠牲としないサイズ設計が見て取れます。バレル側面にはグレネード発射時のガタツキを抑えるガスポートが、左右2ヶ所に空いています。
ランチャー根元のピンを引きながら回転させると、
ポートを閉じる事も可能。ランチャーはそのまま前方に引き抜けます。
ガスブロック左側にはガススイッチを搭載。
実包発射時は手前に倒して使用。グレネード発射時は起こして空包を使用します。
視覚的にもオンオフが判りやすい、大型のスイッチレバーです。
樹脂製のハンドガード。入荷品の中では、画像の本固体のように艶のあるグレーの物と、
艶消しブラックの異なる2つの色味が確認できました。
台形状の形状で、下方に2列のクーリング・ホールが空けられております。
内部にはスプリングが仕込まれており、前方に約2.5cm程可動する仕組みとなっており、
グレネード発射時の強烈な反動を受け流します。
グレネード照準用の光学サイト。レシーバー側面にあるレールに装着します。
弾頭は対装甲用のPGKと、対人用PGR、訓練用弾が用意されており、最大有効射程は450m。いずれも専用の空包を使用して発射します(付属のマガジンは空砲用5連です)PGKはいわゆる成形炸薬弾で、弾着角90度で212mm、30度で150mmの装甲貫通能力があると記されています。
商品HPから画像を拝借。
これはちょっとクマっぽいシルエットですが、実物はしっかりと円形です。
倍率は等倍。画像では判りませんが、正しく構えると水平線下側が磨りガラス状に不透明となり、水平状態を確認出来るようになっています。
装着状態で後ろ側からの眺め。
反動で顔面を打たないよう、かなり左側にオフセットされています。
このままでもアイアン・サイト照準、通常弾の射撃に問題はありません。
ダストカバーのロック・ボタンにはグレネード発射時の反動でカバーの脱落を防止するロック・レバーが備えられています。類似の仕組みはポーランドKbk-gやツァスタバM70シリーズ等のライフル・グレネード発射機構を持つAKシリーズにも見られます。
サイトはレバーで簡単に着脱可能。ついでに30連マガジンを装着してみました。
ちょっと他のAKには無い、独特な佇まい・・・精鋭向けという感じがしますね。
ストックにもグレネード発射時の反動を緩和するためエアダンパーが内蔵されております。
こちらも押し込みますと約4cm、ストックの傾斜が始まる辺りまで可動します。
折り畳みますと、この通り。
歩兵に如何にして効果的な対戦車火力を装備させるかといったコンセプトの元で開発されたAMP69。WW2の激しい市街戦やハンガリー動乱を経た同国がこの銃を生み出した事に殊更、興味深く感じます。
貴重な機種ですが、まだ在庫ございます。ご興味のある方は是非ともご検討下さい。
それではまた!
>ハンガリー AMP69 自動小銃はこちら
>お買い得なアウトレット品 AMP69 自動小銃はこちら
本日のワンポイント情報!!
大阪店在庫品の SMLE No.1 MkIII* 小銃 のHPとD/P(詳細画像) を新たにアップいたしました。
ぜひHPをご覧ください。
SMLE No.1 MkIII* 小銃(18万円、税別)