Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
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2019.01.09 Wednesday

似ているが結構違う!MR308A3-28とG28Z

肉まんを食べ歩きすると寒すぎてすぐ冷めてしまう今日この頃...皆さん体調に気をつけて!ボルシチ系アルバイト レナートです。

今回はこちらのタクティカルな1丁、買取りでやってきた「MR 308A3ー28 16.5インチ・モデル」をご紹介!  

 

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HK 417をセミ・オンリーにしてガス・レギュレーターをオミットした民間仕様がHK MR308です。 精度の高さはお墨付きなのかドイツ連邦軍でもMR308に改良を施してG28の名称で採用されています。 MR308はバレルの長さ等バリエーションがありますが、この「MR308A3-28」はドイツ連邦軍の使用するG28に外観を似せたモデルだそうで...軍用モデルに憧れちゃうその心、よくわかります〜!

そういえば新入荷で入ってきたG28Zがありますね。 こちらのG28Zは民間向けですが軍用G28との違いは刻印の違いのみ!

そういえば前に美術系アルバイトЯ先輩が私物S&Bのスコープ(レプリカ)持ってきてくれました。 G28に載せてみたら...さぞ格好良いんでしょうね! その様子はアルバイトS先輩の記事で!こちら

 

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と言うことでどれだけ似てるのか並べてみましょう、上がMR308 A3-28、下がG28Zです。 正直めっちゃ似てる!

でも大丈夫、慣れれば判別は容易です...! チラッ(やっぱり不安になって刻印を見るレナート)

 

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この二丁銃身長は同じですが、ハイダーが結構違います。

MR308は(銃が逆になってますね...スイマセン)よく見る感じのバード・ゲージ・ハイダー、G28ZはPK汎用機関銃のような細長いハイダーです。 速射時の命中精度や遠距離からの発砲炎の見えづらさとかに関係しそうな予感。

 

※1/10追記

ガスレギュレーター周りの写真を撮り忘れていました...汗

「貴重な銃だし写真追加しといてね〜」との社長指示を頂きました!

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はい!こちらが双方のガス・レギュレーター部になります。 MR308はハンド・ガードにスリットはあるものの、レギュレーターはオミットされています、民間用なら必要ありませんからね。

一方G28Zは民間用ですが軍仕様と同じでレギュレーターがあります。 アルバイトS先輩のブログにもありましたが、細い棒状のものを使って調整します。 弾薬や環境に合わせて調整し射撃! プロっぽいですね〜。

以上追記終わり!

 

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MR308のアッパー・レシーバーはオリーブっぽいカラーリングのアルミ製。

一方ドイツ軍の仕様に準じたG28Zはアッパー・レシーバーまで結構厚い塗膜のタンカラーで鉄製となっています。 詳しくは後述しますが、材質が違うんですね!

MR308のマガジン・キャッチは左利きのシューターにも配慮しアンビ仕様、G28Zは右利き用って感じです。 (写真ではグリップの色味違って見えますが、実物は全く同じです)

 

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MR308A3-28には右面にもボルト・リリースが付いていますが、G28Zには無し。 アンビのマガジン・キャッチしかり便利な機能ですが、パーツが増えるってことは整備性の悪化や破損のリスクもあります。 シンプルさを求める軍用モデルに準拠したG28Zには無い点も頷けますね。

細かい点ですがケース・ディフレクターの形状が違うのもアッパー・レシーバーの材質の差によるもの? G28Zのような細い形状でアルミ製ディフェクターだったらクラックが入ったりするのか...? 恐るべし空薬莢の勢い!

 

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グリップは底面にコンパートメントのあるものを装備、全く同じものですね。

絶妙なアールの形状とステッピング加工が合わさって...なんだか手に吸い付くような握り心地〜♪ 

 

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ストックはロックを解除するとバネのテンションで伸びる機能があり、チーク・パッドも装備されています。 こちらもMR308A3-28とG28Zで共通の装備です。

 

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最後に在庫品のMR308シリーズとG28Zで記念撮影! ケンさんの一MR308A3 13インチモデルの記事はこちら

折角なので3丁を構えて取り回し易さ対決しましたが、G28Z重たかったです...。

MR308A3(13インチモデル)が1番軽く構えやすく、約4kgぐらい?(マニュアルにもH&KのHPにも記載が無いため分からず...) 短銃身に加えシンプルなストック形状、左右2面はキーモッドになったハンド・ガードで軽く感じるのかも!

少し重くなったけどまだ大丈夫、MR308A3-28は5,09kg。

そしてG28Zですが...なんと7,49kg(!) と重め! 素早く複数の目標に指向させる想定で狙ってみましたが、非力なのか銃に振り回されそうになります...。 MR308A3-28と見た目的にほぼ変わりませんが、鉄って重たいんだなと改めて実感させられますね!

戦場でこれ持って常に全力疾走!的な種類の銃ではないので、大きな問題ではないでしょう。 二脚を使っての伏射でのマークスマンな運用ってカッコイイですよね!

民間向けでスポーツ的な要素のあるMRシリーズと軍用ミルスペックなG28Z、使用される環境設計思想が大きく違う訳ですから比べるのは難しいですが...。

結論!どちらも現代的なタクティカル要素が詰まって良く出来た銃です! (個人的にはMR308 13インチモデルがお気に入り〜)

と言うわけで、見た目は似てても全然違うじゃん! MR308とG28Zでした〜

 

キーモッド・ハンドガード装備! MR308A3 13インチモデルはこちら

ちょっと軽い!? アルミ・レシーバー装備のMR308A3-28はこちら

軍用モデルとほぼ同じ仕様! デザート・カラーが目を惹くG28Zはこちら

 

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