今の時期ではチョイと寒い「旧日本陸軍 下士官兵用雨衣」
皆様こんばんはお元気ですか?今インフルエンザが大流行中だそうです・・・ナベも去年の今頃はヒドイ目にあった・・・人混みは避けて、うがい手洗いですね。
本日はこちら突如として東京店から大阪店へ送り込まれた「旧日本陸軍 下士官兵用雨衣」でございます。 自分でセッティングしといて何ですがコッチに向かって動きそう・・・。
一見コートのように見えますが冬季以外の時期に雨が降った際に着用するフード付きのレインコートです。 かなり確りとした造りですが生地的にどこまで防水効果があるかは結構疑問・・・。 レインコートとしても使ったのかもしれませんが、春や秋にちょっと羽織るのにちょうど良いかも?
そして、この雨衣を着用した日本兵の写真がナカナカ見当たりません。 山道で九二式か三年式重機の三脚を背負っている兵士が雨衣を着ている、ように見える? それにしても雨が降っているぽい急峻な山道を三脚担ぐのは・・・キツそう・・・。
今回の雨衣は行軍時、背嚢にコの字に縛着された冬用外套(夏場は軍用毛布?)の上の部分にロール上にして重ねて縛着して携行しました。 上の絵葉書は靖国神社で隊列を組んでいる兵士たち、この背嚢の組み合わせは外套(毛布?)と昭五式背嚢だけのようです。
こちらの昭和11年10月北海道特別大演習記念絵葉書、兵士が背負っているのは背嚢と毛布と雨衣のセット?・・・10月の北海道となりますと背嚢と冬用外套と雨衣のセットの可能性が高そう(雨衣の変わりに携帯天幕を縛着していたこともあったようです)。
中国戦線で交戦中の日本兵、軽機を射撃中の兵士が飯盒を付けた背嚢を背負っています、なんか雨衣も縛着している〜ように見える! ・・・組み合わせとしては背嚢+冬用外套or軍用毛布+雨衣or携帯用天幕パターンですね。 他にも背嚢には小円匙、飯盒、地下足袋、擬装網などもくっ付けていたようです(重そう)。
残念ながら今回の雨衣、検定印等が見当たりません(ということでHPには一応「日本陸軍下士官兵用雨衣と思われます」と記載)。 大変に状態の良い品ですので検印があればバッチグーなのですが・・・(その分、お得になっております!)。 検印とか無い理由ですが内地ではなく外地の衣料廠で造られた可能性も高そう、海軍では上海に海軍衣料廠持っていたりしてますので大陸各地に拠点を持っている陸軍なら十分考えられそうですね。
内ボタン式で樹脂製の大きなボタン4つで留めるようになっています。 物の本には雨衣も初期のタイプはダブルボタンで後期はシングル〜と書いてあるのもあるのですが、どうなっているんだろう?
しかしこのフードの前の留め布、実にカッコイイですよね〜(個人の感想です)いかにも旧軍らしい!(個人の感想です)因みにフード部分は5つのボタンで留められおり着脱が可能です(上の写真)。
自分でセッティングしといて何ですが後ろ姿、何かとってもダンディ・・・。 何かを背中で語っているようです(何を?)。
旧日本陸軍 下士官兵用雨衣はこちら
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