Chicago Blog

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2013.05.23 Thursday

なんとなく、ユニバーサル

こんばんは、アルバイトKです。

今回は以前から個人的に気になっていたコチラ。
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H&K UMP短機関銃です。

現用系の銃器に疎い(!)アルバイトKがUMPに興味を持つきっかけとなったのは、007シリーズ第21作の「カジノ・ロワイヤル」でした。

ダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドがサプレッサーを取り付けた(ゴツイ)UMPを構えている姿が非常に印象的だったのを覚えています。
007.jpg

因みに007は次作の「慰めの報酬」でもUMPを使用しております。

そんな007もお気に入り(?)のUMP短機関銃は、傑作短機関銃であるMP5の後継短機関銃として開発されました。UMPとはUniversale Maschinenpistole(=Universal Machine Pistol)の略なのだそうです。

複雑で高価なMP5とは対照的に、UMPでは大幅なコストダウンが図られており、MP5の最大の特徴であったローラー遅延式ブローバック機構も省略されています。

本体の材質にもポリマーが使用されており、比較的軽量なサブマシンガンに仕上がっています。

UMPには「.45ACP弾」「.40S&W弾」「9mmパラべラム弾」を使用する3種類のバリエーションが存在しますが、シカゴ在庫品は007が使用していたのと同じ、9mmパラべラム仕様の「UMP-9」と呼ばれるモデルです。

MP5とUMPを並べてみると、全長はほとんど変わりません。
02.jpg

ストックを折り畳んだ状態でも全長はほぼ同じ。
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伸縮式ストックのMP5に対して、UMPではストックを右側面に折り畳む方式になりました。折り畳んだ際にストックが排莢口を塞がないようにデザインされているのは芸が細かいですね。。

ストックの折り畳む際には、丸で囲んだ部分のボタンを押すことで右側面にスイングさせることができるようになります。
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折りたたんだストックは、本体の突起(赤丸部分)でロックされます。ストック自体の弾性でテンションがかかり、しっかりと固定されます。
05.jpg

ストックを展開する際には、ストックを上方に押し上げると簡単にロックを解除することができます。
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さて、MP5とUMPでは銃口周りのデザインも大きく異なっています。
07.jpg

有機的なデザインのMP5に対して、無機質でロボットのようなデザインのUMP…。

MP5のフロントサイトが金属製の別パーツなのに対し、UMPのものは樹脂製でフロントサイトガードと一体成型になっています。

UMPではハンドガードの側面および下部にピカティニー・レールを装備できるため、各種アクセサリー類の取り付けも簡単に行うことができます。

リアサイトはドラム式のMP5に対して、UMPはシンプルな二段切り替えの可倒式の物が装備されています。
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マガジンは同じ9mm×19弾が30発入るにも関わらず、MP5とUMPではかなり大きさが異なります。またUMPでは残弾確認用の窓が新たに設けられています。
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UMPのマガジンは基本的にプラスチック製ですが、リップ部分は金属で補強されています。
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では続いて、気になるUMPの分解方法に移りましょう〜。

MP5では写真の二か所のピンを引き抜くことでアッパーレシーバーとロアレシーバーを分離できますが、UMPでは後端のピンが一本しかありません……

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UMPのレシーバー後端のピンを引き抜くと、前の部分がヒンジとなってマガジン・ハウジングごとロアレシーバーが回転します。
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ヒンジ部分を拡大してみます。ここからロアレシーバーをさらに下方に回転させると…
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ヒンジ部分の爪が外れてアッパーレシーバーととロアレシーバーが分離します。分解に必要なピンの本数がMP5より少なくなったのは画期的かも??
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さらにストックを折り畳むとアッパーレシーバーの後端が開き、ボルト等が引き抜けるようになるようです。(無可動ではボルトは固定されています。)
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さてMP5やG3アサルトライフルでおなじみの、ボルトハンドルが前後するレール後端の溝(切り欠き)ですが、こちらはUMPにもしっかりと受け継がれております。
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MP5やG3ではボルトストップ機構がないため、全弾を撃ち終わった後にボルトハンドルをこの溝の位置に入れ、ボルトを後退状態で固定します。マガジンの交換後は再びボルトハンドルを溝から引き出して前進させ、初弾をチャンバーに送り込みます。

この溝が付いているということは、UMPの操作方法もMP5と同じなのかな?と思いながら、ふとUMPの側面を見てみると……
19.jpg

なんとボルトストップ機能が付いていました…。

ボルトストップを装備したUMPには一見不要な機能のように思われるボルトハンドル固定用の溝ですが……

MP5と同じ操作性を持たせることによって、旧来のMP5ユーザーにも配慮したUMPの"ユニバーサル"な部分なのかも知れません??

>> UMP-9 短機関銃はこちらです

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