Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
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2013.12.07 Saturday

ステアーAUGとA2の謎

2013年12月現在、シカゴ四階、
入り口から向かって左手のガラスショーケースの中央あたりには、
フランスのFA-MASを筆頭に、イギリスのSA80(L85)、
オーストリアのAUGというヨーロッパを代表するブルパップ式ライフルが
一堂に会する素敵なコーナーがあります…。

どうもお久しぶりです、本日のブログは私、
今回で二回目の登場となります美術系アルバイトЯがお送りいたします。
(あ〜るの文字化けではありません。キリル文字でЯ、ヤーと読みます。)

お題はこれ!
IMG_8169.jpg

私が愛してやまぬ、
オーストリアのSteyr AUGシリーズを取り上げたいと思います。
ブルパップ方式の導入は言わずもがな、ストックはおろか、
トリガーから激発機構に至るまであらゆる部品に強化樹脂を採用、
使いやすい低倍率の光学照準器を標準装備、
リコイルスプリングは汚れを寄せ付けぬようロッド内に収められていたりと、
その70年代の仕事とはとても思えぬ先進的な設計思想には
本当に惚れ惚れします。

特異な外観故か、
ハリウッド映画は勿論、我が国でも様々なメディアで取り上げられ、
一時はトイガンメーカー各社が挙って製品化した為、
それなりの知名度はあります。

現在東京店には、
・初期の生産型であるAUG 1F、
・若干の改良が加えられたAUG A1(LMG仕様)、
・AUG A2(H-BAR仕様)、
の三つのバリエーションが揃っています。

まずは1F。
IMG_8174.jpg
レシーバー周辺に見られるA1以降との違いは、
使用されている樹脂の種類やフロントグリップの形状などでしょうか。
透明度が際立ったマガジンや、コッキングハンドルの経年による変色が特徴的です。

続いてLMG。
IMG_8177.jpg
グリップが、大手トイガンメーカーのT社でお馴染みの見慣れた形になりました。
T社の商品名はAUG Special Receiverモデルとなっているようですが、
一部雑誌やトイガンショップでAUG A2として紹介されてしまった為、
このレシーバー形状を
"A2"
と認識してしまっている方が非常に多いようですが…

こちらが正真正銘のA2レシーバー。
IMG_8173.jpg

ぱっと見ただけでも細かい差異が色々・・・IMG_8171.jpg
まず目に付くのはコッキングハンドル。(画像下部の赤矢印)
従来のボタンを押すタイプのボルト・フォワード・アシストが廃止され、
ハンドルを傾けるだけで同様の機能が働くような改良が加わりました。
続いて、
キャリングハンドル兼用のスコープハウジングの形状。(画像上部の赤矢印)
A1,A2をシルエットで見分ける大きなポイントとなっていると思います。

そして、A2最大の特徴は真中の赤矢印部分にあるのですが・・・
見ただけでは分かりにくいので分解してみましょう。
IMG_8178.jpg
始めにストック中央部のロックを押し込みます。
この時ボルトが開いた状態の新加工品ですと、
リコイルスプリングのテンションでレシーバーが前へ吹っ飛ぶので要注意。IMG_8179.jpg
ずるずるずると引き出します。
ここまでは現在シカゴにあるどのAUGもほぼ共通なのですが、
A2はもう一歩踏み込んだ分解が楽しめます!

百聞は一見に何とやら。実際に外してしまいましょう・・・
IMG_8180.jpg
スコープ前部に隠れたボタン(赤矢印)を押してやりますと・・・

IMG_8182.jpg
なんと、スコープ兼キャリングハンドルのロックが外れて、
後ろへ丸ごと引き抜けてしまうのです!

IMG_8183.jpg

現在は在庫がございませんが、スコープの替わりに
ピカティニーレールが刻まれたユニットへ組み替える事が可能。
(現行のオーストラリア軍が最先端の光学機器を乗っけて使っているのは、恐らくこのタイプではないかと思われます。)

以上、日本ではあまり知られていない(かもしれない)
AUG・A2の魅力のご紹介でした!

皆様も是非、一度現物をお手に取ってご覧にいれたらと思います。
在庫中のAUGシリーズはこちら。


コメント

こんにちは
AUGは軽量化のためポリマーを多用しているとのことですが意外と重そうな感じがします
やはりレシーバー部、スコープ部などは鉄製なのでしょうか?
2019/07/14 2:07 AM by aa
aa様、

コメントありがとうございます。レシーバー、スコープ部分についてはアルミ系合金で、バレルやボルト等強度が必要な部分のみ鉄系金属で作られているようです。
重量については、まだまだ在庫ございますので、ぜひともご自身でお手に取って確かめてみる事をお勧めします!
2019/07/15 7:44 PM by 美術系アルバイトЯ

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