Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
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2014.11.05 Wednesday

もう一回続けてGew.3

自販機のあったか〜いが嬉しい季節になってまいりました。
こんにちは、キヨミズです。

前回、パキスタン製Gew.3A2を紹介しました際、ゲスト出演しましたGew.3A3(EN組立品)
こちらも人気のある商品でして、お手頃価格でもありますで、続けてご紹介したいと思います。

Gew.3A3(EN組立品)です。
01.jpg
1964年より生産が開始されたモデルで、本モデルよりプラスティック製ストック、ハンドガードが
標準装備となりました。本品は当時、西ドイツのH&K社で生産したパーツを、イギリスの
ロイヤル・スモール・アームズ・ファクトリー(所在地がエンフールド・ロンドン特別区なので
、通称エンフィールド工場と呼ばれておりました。略してEN)にて組み立て、完成させた物です。
いわゆるノックダウン生産ですね。EN組立てのGew.3シリーズは主に輸出用に供された他、
限定数がイギリスの軍や警察の特殊部隊に配備されました模様です。
02.jpg
しかし、何故この様な生産工程を経たのでしょう。
単純に生産力の問題か、それとも政治的な判断か・・・
ドイツは当時も武器輸出に関して政治的制約が多かったそうですから、それらを迂回するための
方策だったのかもしれません。


まずフロント周り。サイトの下、コッキングチューブ前面にあるフタの中央が凹んでおります。
これは着剣装置でして、この凹みはバネのテンションで可動式となっており、Gew.3用銃剣
底部にある凸を差し込み固定します。着剣状態はバレルの上側に刀身がある形式となります。
03.jpg
その後方、コッキングチューブが一回りほど絞られた箇所を跨る部品がお判り頂けますでしょうか?
これはA3からの重要な改良点の一つで、コッキングチューブと連結した部品にて
ハンドガード前部を固定をする形となり、ハンドガードからバレルへ力がかかる事が無くなり、
命中精度の安定を実現しました。

特徴的なコッキングハンドル。加工のため動きませんが、ハンドルは画像の位置より90度開き、
そのまま後方へ引ける仕組みとなっています。
04.jpg
スリット後方の切り欠けにハンドルをかけると、ボルトはホールドオープンの状態に。
その状態でマガジン装填、ハンドルを前進させ装填完了となります。少し手間のかかる方式ですが、
メカ的にはシンプルで済む合理的な設計です。
動画なんか見てますと熟練者はパパパーン!と本当の一瞬でやっちゃいますんで、何事も練習ですね。



プラ製ハンドガード。在庫のEN製はバイポッドの装着機能を持った、ワイドハンドガードが付属します。
05.jpg
スリムタイプのハンドガードもいいですが、このワイドタイプはタクティカルさが強調され、
よりプロツールっぽい雰囲気に。


大抵の銃のマグキャッチ・リリース機構は一つなんですが、Gew.3シリーズはボタンとレバーの
2つが備わっております。
06.jpg
このボタンとレバーは内部で連結動作をするため抵抗となり、若干硬めの操作感ですが、
射手を選ばない優れた設計となっております。


刻印部。エンフィールドを示す“EN”の文字が確認できます。
07.jpg

マガジンはアルミ製プレスの20連です。“G3 HK”の刻印が確認できます。
この刻印パターンはいくつもあるようです。
08.jpg
以前読んだ本に、第22SAS連隊の隊員が作戦にGew.3を持って行こうとするも許可されず、
しぶしぶCAR-15を持って行った、というような描写があったのを思い出しました。
(あ、L1A1じゃないんだ、という驚き)
何かとイギリスとH&Kと縁の深い関係で面白いですね。


トリガーグループです。グリーンカラーのグリップは、表面に反射防止と滑り止めのためと思われる、
シワ状の加工がされております。
09.jpg
セレクター表記は0-1-20の数字表記。

S-E-Fの独語表記の物もあります。
09_1.jpg
供給先に合わせて出荷していたのでしょう。


モデルA3なので固定式バットストックを装備。グリップと同じ素材で造られています。
10.jpg
グリップ基部の2本のピンを抜けば、スルスルとリコイルスプリングと共に外れまして、
簡単にモデルA4のリトラクタブルストック等との交換が可能です。
流石、モジュラー・ウエポン・システムです。


おまけ。この個体のストック右側面に貼られたシール。
銃に子供たちの笑顔のシールを貼った兵隊の気持ちに想いを馳せてしまいます。
11.jpg
EN製Gew.3のストックには現役中にシールを貼られた個体が幾つか有ります。
上官に怒られそうな気もしますが、兵隊生活が垣間見られて面白い“おまけ”ですね。


それでは最後に、単品販売のバイポッドを装着。シンプルな構造で着脱が簡単に行えます。
12.jpg
バイポッドを備えると、本体の直線的なラインの印象もあってか、とても当たりそうに感じます。
同世代の西側自動小銃であるM14やFAL、64式も良いですけど、Gew.3は独特とも言える
スマートなカッコよさに惹かれます。
このEN製Gew.3も徐々に在庫少なくなってまいりましたので、ご興味ございましたらどうぞお早めに。
それでは!

>Gew.3A3 自動小銃 (EN組立品)はこちら
>Gew.3用アクセサリー類はこちら
 (アクセサリーの装着可否はお問い合わせ下さい)



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