映画とAR7
御機嫌よう、スタッフBでございます。
今回は番外編で・・・特定の映画というよりもAR7に焦点を当ててやっていきたいと思います。
というのもたまたまAR7の出てきた映画を続けて観まして・・・
改めて気づくところもあったというところでございます。
なお、弊社のAR7自体は以前にケンが詳しく紹介しておりますので、そちらも合わせてご覧下さいませ。
>>過去記事のAR7はこちら
さて、AR7と言えば、というよりもAR7自体を有名にしてしまったのが言うまでも無く、「ロシアより愛をこめて」。
本作の秘密兵器として登場しました。
銃身とストックを外すだけの極めて、簡単な分解によってストックの中に全て収まり(劇中のスコープとサイレンサーは後付オプションのため収まりません)、組立ももちろん簡単。
実際、アタッシュケースに収まるくらいの大きさで、映画の小道具として使用されたのもうなずけます。
映画ならばありそうな分解組立によりコンパクトに持ち運べる銃、というのは実際には思うより少ないものですから。
その辺りもこのAR7の特殊性がわかります。
なお、この007のAR7ですが、時々「ストックが木製」という話があります。
実は映画を再見していて・・・確かに茶色のストックなのですが・・・
正直木製に見えませんでした・・・
艶や色を見るに、明らかにプラスティックのようです。高解像で観るとますますプラ感でした。
さらに言うならば、映画の質感と色そっくりな仕様も存在しています。
ストックは通常のAR7と同じ材質で色違いでございますね。 他にマーブルのような感じの色もございました。
この画像、AR7のストック収納レベルの分解の様子がよくわかりますね。
なお、劇中ついていたスコープは接眼対物部がほとんど広がっていないストレートに近いボディで、ウィンデージ、エレベーションのノブが通常の位置には付いていないもの。 マウントも思ったよりもしっかりしています。 これらを今手に入れるのは難しいでしょうね。
劇中、ちゃんと組立シーンがあります。ストックから取り出し、
銃身をはめ込んでクルクルとネジ締め。
なお、本銃は後の「ゴールドフィンガー」にも実は登場しています。
スコープの形状、ストックの色から、「ロシアより・・・」のものと同一のようです。
さらに「女王陛下の007」の冒頭にも登場。
しかしこちらはスコープの形状が明らかに変わり、何よりストックが本当に木製のように見えます。おそらくこちらは前二作とは別物かと。
この冒頭のシーンは過去作のオマージュも入ったシーンでしたので、急遽AR7が必要になるも、同じものがもう無く、銃本体はプロップ用にストックだけ作り、スコープはあり合わせかも知れません。
さらに本作だけでなく、このAR7、やはり他に無いコンセプトが映画向きのため、この後60年代-70年代くらいまで色々な映画に登場いたします。
有名どころでは・・・
あのブロンソンも
「狼の挽歌」でございますね。
やはりちゃんと銃身と本体とストックを組み立てます。
近年ではニコール・キッドマンの「ザ・インタープリター」にも・・・
と言っても、こちらは当初、AR7とは気づかなかったのですが・・・
このシーン。
なんだか違う・・・
劇中ではよくわからなかったのですが、こんな感じらしいです。
こちらはAR7の最後期の製造元であるHenry Repeating Arms社のHenry US Survivalという銃の一種で。
Henry US Survivalは普通のAR7もありますが(弊社過去在庫にあり)、
ステンレスバージョンや
(なんとストックまで銀色に・・・)
あるいはケンも紹介した近代改修型や
「ザ・インタープリター」に登場したバージョンもあるようです。
それにしても・・その独特の特徴もさることながら、息の長い銃でもありますね。
さて最後に、せっかくですから007のようにアタッシュケースに入れてみよう、思い立ち・・・
しかし誰も革張りのアタッシュケースは持っていませんでしたので・・・
ケンにゼロハリのアタッシュケースを持ってきてもらいました。
しかし・・・よりによって一番薄くて小ぶりのスリム・タイプを持ってきました。スリム・タイプは普通のアタッシュより薄くて大きさも若干小ぶりなのです。確か大きいのも持ってましたよね?
果たしてAR7が入るか?
しかし案ずるより生むが易しで、ギリギリですが入りました。
しかもフタも閉まったという。
これなら普通のアタッシュケースには全く問題無く入りそうです (ケースバイケースなのでご保証はできませんが)。
というわけで、今回は不思議とス−ツが似合うサバイバルガンのAR7でございました
皆様もアタッシュケースに入れてみてはいかがでしょう?
>>AR7はこちら
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先日、出張買取りで入荷しました無可動実銃コレクションの内、下記4丁のHPとDetailed Photos(詳細画像)が本日完成いたしました。 一部の品はご予約を頂いているお客様がおられますが、キャンセル待ちもお受けしておりますのでお気軽にお問い合わせください。 価格は現時点では調整中となっております。 何卒ご了承くださいませ。
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シモノフ SKS カービン
ベクター LM6 自動小銃
『 野獣死すべし 』にでてきた『 ARー7 』、かなりリアルに組み立てシーンを見せてくれたような…。
『 野獣死すべし 』のラストシーンで、警官隊に包囲された『 藤岡 弘 』が乱射する銃が何だったのか?いまだに解りません…。