Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2017.06.10 Saturday

映画と銃「The Cassandra Crossing」

ご機嫌よう、スタッフBでございます。

今回は有名な「カサンドラクロス」でございます。

しかし弊社のお客様でこの映画をご覧になっている方ならば、「ああ、あの銃入荷したもんね」とピンと来るかと思われます。そしてその通りなのでございます。

本作はリチャード・ハリス
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ソフィア・ローレン
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バート・ランカスター
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他にも多くの著名な俳優が出ており、後に違う意味で話題となったO・J・シンプソンや虎の血チャーリーを息子に持つ若き日のマーチン・シーンなども出演しておりました。
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ストーリー的には大陸横断列車に、細菌に感染したテロリストが乗り込み、さあ大変。
ガスマスクに白装束の見た目からして怖い軍の隔離部隊や陰謀が絡み、かなり重い雰囲気の作品になっております。何しろ東西冷戦、政府の陰謀、第二次大戦の傷跡などの要素も見え隠れする映画で・・・
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なんとなく雰囲気がハリウッドっぽくないね、と言ったのは私の友人でございますが、その言葉通り、イタリア・イギリス・西ドイツの合作なのでございます。

さて、今回取り上げた理由はやはり今回入荷のベレッタM12が登場する映画であるからに他ございません。
なにしろ本作はベレッタM12映画と言い切っても過言ではない作品です。

怖い白装束の隔離部隊はほとんどがベレッタM12。
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これはロケの関係もあるのでございましょう。

実はM16も登場・・・
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と思わせて、22LRの AP-74 (「ゾンビ」でも使用)。
昔はM16のリュングマンシステムがプロップ・ブランクにしにくかったという話がありますが・・・(M16が登場しても発砲しないシーンも少なくありませんでした)果たして・・・

そして登場人物たちもこの隔離部隊から銃を奪って使いますので・・・
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ハリスもM12
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マーチン・シーンもM12
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O・J・シンプソンもM12
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果てはソフィア・ローレンも(拾っただけですが)
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そして当然白装束の皆さんも。
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まさにベレッタM12映画。

なお、この白装束の皆さんの撃ち合いシーン。
列車通路での撃ち合い。
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撃たれても通路から湧き出る白装束。
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この辺りのシーンは「スターウォーズ」のストームトルーパーを思い出します。
スターウォーズは過去の名シーンを巧く流用している映画でもありますので、あるいは本作の影響かとも思ったのですが・・・本作もスターウォーズも1977年映画 (本作は日本などでは76年) ですから・・・それはさすがにありませんね。

他、ストーリーもさることながら、列車という密室を使った伝染病隔離もの。その雰囲気は独特で、後に「皇帝のいない八月」の作家小林久三氏はこの映画を参考にしたと語ったとか。他にも本作のラストはスティーブン・セガールの「暴走特急」のラストなどを思い出します。
このように後の列車物の大きな影響を与えた作品かも知れません。

なお、面白いシーンで白装束から銃を奪うO・J・シンプソン。ガスマスクのキャスターを手で塞ぐという。
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これはガスマスクを一度でも被ったことがある方ならおわかりかと思いますが・・・洒落になりません。
ガスマスクは被り方を間違えただけで窒息できます。

この映画の唯一の不満点は白装束が最初に列車を隔離するシーン。
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引きの絵は良いのですが、不気味さを強調するために、もう少し並んでいる彼らを強調した絵がほしかった感じでございます。

最後に、ベレッタM12は他の映画でもよく登場いたします。なんというかUZI全盛、MP5全盛、そして今やSMGよりM4カービン全盛の時代でも、なぜかチラリと登場したりいたします。如何にもサブマシンガンというフォルムが選ばれやすい証拠なのかも。

ユンファ兄貴も当たり前のように使用。
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トレホおじきもなぜか似合う
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え、この人も?!
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ついに入荷いたしました!!!
どうぞお見逃しなく。

>>ベレッタM12はこちら



本日のワンポイント情報!!

平素は、シカゴレジメンタルスをご愛顧頂き、誠にありがとうございます。

 

この度ヨーロッパより到着致しました無可動実銃の新入荷品につきまして続報です。

 

※先日お伝えしました入荷品一覧のうち、下記につきましては販売の準備が整うまで少しお時間を頂きます。
準備が整い次第改めてご案内させて頂きますので、今しばらくお待ちくださいませ。
ベレッタ BM59 Mark Ital 自動小銃 ¥230,000(税別)
ベレッタ BM59 Mark Ital TA 自動小銃 ¥270,000(税別)
ベレッタ BM59 Mark Ital Pc 自動小銃 ¥370,000(税別) (キャンセル待受付可)
HK SP5K 短機関銃 ¥400,000(税別)

 

いよいよ本日10日(土)より東京大阪両店で通常販売開始致しました!

 

昨日よりHP公開と予約案内を順次進めておりますので、ご予約頂いているお客様は今しばらくお待ちください。

 

皆様のご来店、ご注文を心よりお待ちしております。

 

株式会社 シカゴレジメンタルス

 


コメント

DVDのジャケット見ると白装束がなんと三点スリングのM12構えてます!!まあ、本編では確認できませんでしたが…。同じ頃に「アバランチ・エクスプレス」がグリースガンとM12の撃ち合いやってますね。どちらも狭いところでは良さそうです。
2017/06/10 8:20 PM by mk48
mk48 様

コメントありがとうございます。スタッフBでございます。
三点スリングのM12とは意外。確かに三点スリング自体はこの頃からありますのでありえますね。ヨーロッパには早くから有り、メジャーになったのがその後という。

「アバランチ・エクスプレス」もとりあげてみたいものです。
2017/06/12 12:43 PM by スタッフB
ベレッタM12は独特なデザインの銃で、軍用の弾薬をバラまければ良い簡素なデザインや、とにかくコンパクト!とは違う、MP5系のヨーロッパらしいデザインなSMGですね。

この映画、観たことはないのですがベレッタM12を宣伝するかのように使用してますね。

ちなみ、カサンドラといえば、やっぱり拳王様に逆らった者が入れられちゃう所でしょうか…

あと、リチャード・ハリス氏と言えば、オルカ!

動物パニック映画では内容が異色で、人間の方が殺られての(復讐)完結

ジョーズの娯楽的な内容とはまた違う傑作でした。
2017/06/14 12:51 AM by パットン
パットン 様

コメント、ありがとうございます。スタッフBでございます。

ベレッタM12
確かにただの弾ばら撒き器ではないよ、的なデザインのSMGですね。うまい表現が思い浮かばなかったのですが、まさにこの表現です。
本作はイタリアも製作に関わっているのでうまくベレッタM12を使わせたのかも知れません。

拳王様の配下のところは鬼の哭く街カサンドラですね。元ネタははどちらもトロイの王女であり、悲劇の予言者のカサンドラと思われますが、カサンドラという言葉そのものがイタリアでは不吉や破滅、破局とかの意味を暗示する言葉となっていますので、どちらもまさにそのような意味が含まれているかと。

「オルカ」
昔テレビで観ました。最近は全くテレビでやってくれない映画の1つです。ちょっと観たい。
2017/06/14 3:39 PM by スタッフB

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