ジリ貧を避けてドカ貧に嵌った・・・九九式短小銃末期型・・・
皆様こんばんは、GW前なのにもう暑くなってきましたねナベです。
本日はこちら九九式短小銃末期型です。
なんかこの末期型を見ているとこの標語を思い出してしまいます。 この末期型が生産された時期は資源燃料食料全部、足らぬどころか枯渇状態だったのですが・・・。
まず先端からフロントサイトのガードは当然、オミット! 皇軍兵士に照星をぶつけて破損させる者は居ないので省いても問題無いですね! 多分! 三八式の初期も無かったしある意味先祖返り?
耐久性が高く単純で生産性抜群の固定式リア・サイト!(物は言いようだな・・・) 対空用高射表尺無くても可動式じゃなくても日本の兵隊さんなら一発必中間違い無しです! 多分!
九九式の刻印は省略されていますが菊の御紋章は鮮明に確認できます(さすが!)。 御紋章が残っているということは相当、御紋章を削る余裕が無い場所(例えば最前線)で連合軍に接収された銃かも知れませんね(1945年頃でしたら硫黄島や沖縄で鹵獲したのかも)。 しかしこの刻印だけでこの銃が纏うオーラが凄い。
遊底覆用の溝は無く槓桿は丸みが全く無くなり、安全子にもローレットが無くなってしまいました・・・。
太平洋戦争直前の重臣会議で米内光正海軍大将が「ジリ貧を避けてドカ貧に嵌らぬようご注意を」と言ったそうですが、この九九式を見ていると日本はものの見事にドカ貧に嵌ったんだな・・・と実感してしまいます。 写真は連合艦隊司令長官時代の米内大将。
しかしこの丁寧で滑らかな木製床尾板を見ていると熟練工不足、不足する資材、厳しいノルマ、頻発する空襲、厳しい食料事情の中でも少しでも良い物を〜という作った人々の熱意を感じざるを得ません・・・。
帝國の落日、九九式短小銃末期型でした。 あっなんか涙が・・。
今回の末期型は予約者様へご紹介中ですが他にも末期型はございます。
九九式短小銃末期型はこちら
本日のワンポイント情報!!
先日お知らせした新入荷品をHPとD/P(詳細画像)にアップいたしました。
本日アップした商品は下記の通りです。
・ ガリル スナイパー ライフル (#99150099) (東京店在庫品) はこちら
・ トカレフ SVT 1940 自動小銃 (#4548) (東京店在庫品)はこちら
HPがまだ無いものがあと少し残っておりますが、順次HPの作成を進めて参りますので、何卒ご了承ください。 すでにご予約頂いているお客様へのご連絡につきましては、ご案内の準備が整い次第、順次ご連絡させて頂きます。 尚、商品の予約状況につきましては東京店へお問い合わせください。 キャンセル待ちも承っております。