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2018.11.20 Tuesday

映画と銃「Dvadtsat vosem panfilovtsev」

御機嫌よう、スタッフBでございます。

今回は「パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人」でございます。

本作、あるいはシカゴのお客様にはすでにご覧になっている方も結構いるのでは?と思います。
ロシアでは有名な「パンフィロフの28人」を映画化したロシア映画。
すごくシンプルに申しますと、第二次世界大戦の対ドイツ戦でモスクワ防衛に参加して戦死したパンフィロフ将軍と彼が率いた兵士のお話でございます。

映画原題は「Dvadtsat vosem panfilovtsev」で「パンフィロフの28人」。英題も同じ意味の「PANFILOV'S TWENTY EIGHT」となっております。

現在もあるモニュメントが映画にも登場します。
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さて映画としては、序盤の兵士の会話や戦闘準備もありますが、基本的にその後は戦闘シーンがメイン。
味方の登場人物は少ないので各兵士のキャラは立っていて見分けはつきますが、特別なドラマみたいのは無く、中後半はひたすら戦闘する映画でした。
絵的にもこんな角度でこれ撃ってる絵を撮ろうぜ、こういうシチュエーションの絵を撮ろうぜ、というスタッフ陣の声が聞こえてきそうな映画。

序盤に兵士たちにドイツ軍戦車の見分け方の話をしているシーン。
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「図で書くとこう」と戦車を描いていきます。
テンプレート定規を使ってますね。こういうのっていつの時代からあるのでございましょう?
あとRG-14/30手榴弾が映っています。

他に、自分たちが数が少ないのに例えて「侍が7人で野盗を倒したそうだ」「いや、あれは牛飼いの話だろう?」などの会話があったり・・・
まあ、「七人の侍」は戦後の映画なので時代考証的には間違いなのですが・・・この辺りは監督や脚本のジョークかと。話としては面白いですし。
このようなシーンがあるので序盤もなかなか面白いのです。

さて銃はのお話でございます。
本作で一番目立っているのはなんと言ってもPTRD-1941対戦車ライフル。
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単発のロングリコイル式で、大砲をそのまま銃にしたような対戦車ライフル。

そう言えば劇中はロングリコイルしていなかったような・・・(ロングリコイルは空砲では難しいか?)
ハリウッドやヨーロッパ映画の登場は少なく、しかしロシア映画では良く見かけます。しかしこれだけ活躍している映画は貴重かと思われます。

発砲シーンはかなり迫力。
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装填シーンや、ボルトアクションの送り込みでスタックしているカットもリアル。
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本作の特徴として、どの銃も装填やリロードシーンが結構撮られています。

FPS的視点もあります。
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ロシア映画と言えば、当然モシンンナガン。
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一時戦局が一旦落ち着いて、リロードしているシーンでは、マガジンのボトムプレートを開いて直接装填しています。
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SVTを使用している兵士もいました。
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DPも・・・
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しかしすぐにやられたのか、あまり活躍しているところは見かけませんでした。このカットだけかも知れません。

実は出ているPPD
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こちらはPPD?!と驚きました。
しかも活躍もしておりますので見どころも多いです。

ならばPPSh-41はでないの?と思いましたら・・・しっかりと登場。
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マキシム重機関銃。
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機関銃はやっぱりすごいねとわかる演出です。

なお、コッキングハンドルが半円描いてカキカキ動いているのがわかります。
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この映画のカメラか監督は絶対マニアなのでは無いかと・・・

ドイツ軍も一通りの基本火器がでてきており、Kar.98kやMP40、MG34等々。
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コート姿で前進する姿は結構怖い感じが良かったです。

戦車兵がこんな感じでMP40を撃つのもなかなかいいカット。
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終盤弾薬不足でソ連兵も・・・
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ソ連の45mm対戦車砲もかなり活躍。
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ドイツの37mmのソ連版で45cmに載せ替えたもの。
とは言え戦車相手ですとかなり不利ですからね。
対戦車砲は攻撃力はあれど、防御が手薄で動きも取れませんから、地の利を活かさなければ全く効果を発揮しません。

さすがに37mmや45mmまでは弾薬が小さく見えます。
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ソ連のM-30 122mm榴弾砲。
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初弾を1発だけ砲撃。その着弾をちゃんと観測して、その後に効力射しています。
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対するドイツの15cm sFH18重榴弾砲
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排莢シーン有り。
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他、ソ連側の対戦車兵器
火炎瓶。
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いわゆるモロトフ・カクテルでございますね。
劇中「改良されて、火種がなくても良くなった。ただしうっかり落としたら燃える」と言うセリフがございます。
確かに、シールを剥がすことで・・・
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着火しています。
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他各種手榴弾類。
一番登場するのはRGD-33
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通称デグチャレフ手榴弾ですね。
しかも対戦車向けの収束式も。
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それにしても・・・ソ連側はこれらで対戦車兵器が全てです。戦車は無し・・・

そしてドイツ側の主役とも言えるのが、戦車群。
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短砲身の三号と四号ですな。
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CGが多いと思われますが、どうみても車両(レプリカ?)を使っているシーンもございます。
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戦車がやられた戦車を盾にしたりとかなり活き活きと動いています。
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さらにはキャタピラを撃ちぬいたり、装甲に弾かれた砲弾が、周りの歩兵に被害を与える演出があったり、
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戦車から乗員が脱出し始めると榴弾を撃ったり等、芸が細かい。
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というわけで、シカゴのお客様であれば一度ご覧になるのも良いかと思われる映画でした。

>>販売済でございますが、過去に入荷していたPTRDはこちら
>>PPDはございませんがPPSh-41はこちら
>>モシンンナガンはこちら
>>本作でも迫力のマキシムはこちら
>>ドイツ側のMP40はこちら
>>Kar.98kはこちら


 

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コメント

youtubeでも実弾を撃ってるPTRDの動画がありますが、自動エジェクトしてないんですよね・・。ほんとうにするんですかね?以前から疑問なんですが、後ろにリコイルスプリングもバッファーも無い構造でボルトが勢い良く下がってきたら危ない気がするんですよね・・。ボルトハンドルを少し起こすだけで、ほんとうは自動エジェクトはしないんじゃないかな〜なんて、最近思い始めてます。二脚と銃身の結合部分なんかは、ちゃんとリコイル作動を考慮した風になってるんでしょうかね?実際に自動エジェクションを見ない限り、なかなか信じられないです。ほかのボルトアクションで類例とかあるんでしょうかね??
2018/11/20 9:19 PM by AKBよりAKM
AKBよりAKM様
コメントありがとうございます、スタッフBでございます。

実は私も自動排莢はしないんじゃないかと思い始めております。
あるいは反動抑制にロングリコイルだけして、排莢はしないとかも思いましたが・・・

ロングリコイルも、スゴイ下がるのでロングリコイルに見えるだけな感じ。
あまりの反動のためかボルトハンドルが少し起きたりはしていますが。

懸案事項でございますね。
2018/11/21 2:03 PM by スタッフB

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