Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
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2019.01.17 Thursday

グサでカチャカチャカチャ!とやってドン!っていうやつ

どーも、ケンです。

今回はこれです。
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わかりますか?

フタを開くとこんなです。
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ああ、バッグに縫い付けられたマニュアル(なんて親切な仕様!)でピンときますよね。

映画を観てると時々出てくるアレです。

プラトーンの夜間待ち伏せで慌ててカチャカチャやっていたアレ。
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コマンドーでシュワルツネッガーが仕掛けていたアレ。
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グサっと差して設置。カチャカチャカチャ!とやってドン!と爆発なやつ。
昔、中坊の頃に「あれな指向性地雷と言ってねー」と自慢げに話し始めた友人から聞いて、その正体を初めて知ったのでした。

つまりこれ。
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クレイモアの指向性対人地雷…その訓練セットです。
ブルーの本体が訓練用の証。当然本品は安全品です。爆発も炎上も煙も出ません。

実際、これで訓練をしている写真も結構見かけます。
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なお、マニュアルを開くとこんな感じ。
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こういうマニュアルが綺麗だと、全体の保存状態の良さがわかりますね(使用感はあります)。

これがセット内容。フルセットですね。
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本体。
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ブルーの訓練仕様。

裏面にちゃんとPRACTICEと書いてある。
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こちらがある意味本体以上に見覚えがある品。起爆スイッチ。
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例のカチャカチャカチャですな(要3回)。

ですがカチャとやるのをセイフティ・バーが妨げています。
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とてもシンプルかつ確実な安全装置です。

セイフティ・バーを外すには、溝にハマってロックされているので、このようにコの字のバーを矢印の方向に押してやり…
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そして上に上げる。
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これでスイッチを妨げるものがなくなったのがわかります。つまりカチャカチャできます。

起爆コードへの繋ぎ方はこう。
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それぞれの接点のゴムカバーを外して繋ぐだけ。

コードの反対側がデトネーターですね。
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これを本体に差し込むわけです。

このように…(やりたくなる)
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これでOK!
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違う!!

思わずネタをやりましたが、
実は昔イベントですね、こういう商品で友人と親しい店主さんで「これここ?」みたいに本当にやった話。
いや、当時は私を含め、店主も友人もみんな正しいやり方を知らず(今ほどネットも詳しくは無く、動画なんてほとんど無い時代)

あーだこーだやっていて…それはそれで楽しかったですね。

さて正しい方法は…

まず起爆部のフタ及びプラグを外します(使うのは左右どちらでも可能。設置する地形や状況で合う方を)。
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取り外しはネジ式。

なぜ外すかと言うと、この状態でフタになっているから。
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良く見ると中に穴が通ってない。

外すとこんな。
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全くフタには見えないけど、片側はフタ(写真右)で、片側は穴が通っている起爆プラグとなっており(写真左)、これを外して入れ替えてフタと起爆プラグとに使いわけているわけです。

で、デトネーターのコードを溝からこのように入れて
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こんな感じ。
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そして起爆プラグをネジ込む。
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これで準備完了。
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こんな感じの繋ぎになるわけです。
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なお、クレイモアの設置方法は・・・
この脚を展開します。
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この足は開き、回転しと自在なので、かなり色々な地形に対応しますね。

基本は刺すわけですが、刺さなくても自立して飾れます。
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これはコレクションとしてありがたい。

ついでに言うと、ここが照準。
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ここから覗くわけです。
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時代によってクレイモアは細かい部分で仕様が変わっており、ここがピープサイトの時代もありました。
今はただの台形。

基本的にここから覗いて水平出して、覗いて見えた視界50mの範囲は有効射程。何だかんだで100mくらいは十分ヤバく、200mでも結構危険です。
なお、ここにペンを置くのがツウです。
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ペンを置いて後ろから覗くと目標方向を指しているかわかりやすい。
設置照準後、後ろからペンのお尻を見て、ちゃんと目標に向かって真っすぐだな(クレイモアは前後が短いので、長いペンを使うわけ)と確認。
※なお、もう少し標準的な感じのボールペンを使った方が雰囲気です。

あ、そうそう、忘れちゃいけない、余った(?)このパーツ。
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実は通電チェッカーです。
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こんな感じね。
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で、カチャっとやると・・・
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ランプが光ります。
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これで起爆スイッチがちゃんと発電しているかわかります。
※本品もちゃんと光りましたが、光ったところを写すのは大変なので、光った画像は合成のイメージです。

これはなかなか楽しい。

なお、訓練では仕掛ける手順、そして爆発させなかった場合の回収訓練までをセットでやります。
設置しても、爆発させなかったら、そのままにしておくと危ないし勿体無いので、ちゃんと回収するのです。

以上、クレイモア訓練用セットでした。
この品はかなり面白いですよ。
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あっという間に売れちゃうような気もしますので、ご検討はお早目に。

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