Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
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2019.03.08 Friday

ゲパード!!

まいど ! ケルンと聞いてウンチクを語りたい人は「オーデコロンってフランス語で"ケルンの水=eau de Cologne"の意味だよ」と言うのでしょうね?! そんなウンチクは言いたくないシカゴ社長でございます!!

 

成田からフランクフルトに着いてドイツ国鉄でケルンに無事到着! 

私的には「ケルン中央駅のすぐ近くのホーエンツォレルン橋にカイザー・ヴィルヘルム二世の騎馬像が四騎もあるんだよー! 」が一番のウンチクと信じています。 電車でケルン中央駅に着く直前に「横を流れるライン川の鉄橋四隅にあるヴィルヘルム像」を見るたび「これが売りに出たら〇〇〇万円までなら出せる!」ってありもしない事を考えてしまうのは究極の蒐集欲でしょうか?

 

コレクターが欲しい品があれば例え手が届かない品でも口に出して言っておれば実現する可能性もございます。←しかし予算的に買えない品であれば「…でも〇〇万円以上は無理!」って私たち業者には言って欲しいですね。

 

夢が実現した証拠が今回見つけた「ゲパード 対物ライフル」です!  常連様が私の顔を見るたびに(チョット大袈裟でした…)「ゲパードが欲しい! ゲパードが欲しい!!」と言われていたので、このゲパード(それもニ挺!)を見つけた時は「常連様の顔しか浮かびませんでした。」

直ぐにシカゴの裏技を使って常連様に画像を見てもらって「ゲパードのオーナーがコレクション用にニ挺を手に入れたので〇〇〇万円くらい出せるのだったら購入交渉してみましょう!」と打診するとお客様からOKのご返事!

 

また裏技を使って直接お客様とお話しをしたら、上の画像のゲパード M5の方がお好みとのコト。 そして常連様が気になるチェック・ポイントを伺いました。 

 

その一つが口径です。 ゲパードは最初ソ連軍(ワルシャワ条約機構共通)の12.7x108mm弾を使用しましたが、輸出用として作られた西側の.50口径弾を使用するモデルも生産され、ハンガリーのNATO加盟に伴い殆どの東側弾用を西側の12.7x99mm弾用に改造されました。 バリエーションの中にはソ連軍のKPV重機関銃の14.5x114mm弾を使用出来るモンスターのようなモデルもありますが、流石に肩撃ちするのは銃本体が軽量過ぎるように思えます。

さて一見しただけでは口径が判らずノギスで銃口のサイズを測るにもマズル・ブレーキが取り外せない…。

 

オーナーが「弾があるから撃ってみたら?」って真顔で言われて「銃はいくらあっても問題無いけど実弾があると嫌だなぁ〜!」って思っていたらダミーカートを3種類持って来てくれました。 左からソ連製の14.5x114mm弾、ソ連製の12.7x108mm弾、アメリカ製の12.7x99mm弾 (US M2 .50口径と同じ)。

 

薬室に入れて見ると14.5mmは太過ぎて入らない。 米ソどちらの12.7mmも薬室にジャスト・フィットしたので「どちらかな?」と一瞬迷いましたが、そこがプロ(自分で言うなよ…)、マガジンに入れて見ると長さでソ連軍の12.7mm弾用と判りました。

 

これは単発のゲパード M1です。 ボルトの構造、装填方法共に私が今まで見てきた銃の中で「三大変わったモノ」の中に入ります。 詳しくはキートン氏のブログをお楽しみにしてください。

 

ゲパードと一言で言ってもハンガリー軍のAnti-materiel Rifleである点は同じですが、M1からM6まで構造的には全く別物です。 意外とゲパードについてのバリエーションの詳細はネット上でも決定的なものは少なく、今回の件で多くを学ばせて頂きました。

もっと初歩的な発見は「Anti-material Rifle」ではなく「Anti-materiel Rifle」だったと言う事。←これは私の無知さの表れです。 「Anti-materiel」とは「対物」であって「Anti-personnal」の「対人」の対義語になるのですね。 あんな大きな口径で人を狙うとは反人道的と言われるのでしょう。 最後が「------al」となると「Material=材質」なので意味が全く違ってくると言うか通じません。 米英軍のマニュアルで「Materiel」を「Material=材質」と勘違いしていたので「( マニュアルの)Handbook of Ordnance Materiel」のタイトルの意味が????????でした。

 

欲しい品を「声を大にして言わなければ手に入る可能性があるものも手に入らない」は私の(屁)理屈ですが、万が一入った時に「予算の都合で買えません」とは言いにくいものですね。 「シカゴ社長! もし(ホーエンツォレルン橋の )ヴィルヘルム騎馬像が売りに出たら〇〇〇万円払って買うんやな!!」って言われたら「男が一回言った事は(他のコレクションを売ってでも)買います!!」の一択でしょうね。 この商売をしていたら「一回でも口に出した事は反故に出来ません」ので。 これを続けているのでコネも広がっていくのでしょうね!

 

さて今回のオーストリア物流倉庫で選んだ品は明日のキートン氏のブログに任せて、私は仕入れを見送った品だけをご紹介します。

M4 カービンのクローンですが、軍用のセレクティブ・ファイア装備の旧ユーゴスラビアのモンテネグロ産 TARA Perfection社製のTARA TM-4 カービン。 紛争地のPMCでも使用されているM4 クローンです。 フル・オートの付いたモデルの入手が難しい中、お値段もお手頃の20万円台後半は嬉しい品ですね。 程度は未使用品でオリジナルのキャリング・ケースが付属、受注仕入れ品となります。

 

ちょっと使用感はありますが、非常に珍しいHK11 汎用機関銃(重自動小銃)です。 7.62x51mm NATO弾を使用するG8 重自動小銃としてドイツ連邦軍やドイツ国境警備隊で使用されました。 HK11(G8)は過去弊社でも入荷のしたことのないHKシリーズの中でも珍しいモデルです。 価格は80万円台でこちらも受注仕入れ品です。 

これらのようにお客様から「欲しい!  欲しい!!」のリクエストがなかったら、私の判断でパス→後でリクエストが入っても、売れてしまって「後の祭り…」となることが多くあります。

 

シカゴではご購入いただける範囲の「欲しい!  欲しい!!」は大歓迎です!

 

昔、常連様に「欲しい! 欲しい!!」って言われて大枚を叩いて仕入れた「マンリヒャー M1901 カービン」 今となっては超レアモノになった品で仕入れてて良かったと思いますが、仕入れた当時(品も見ずに)キャンセルになった時は唖然としました。 本品はシカゴ資料室から200万円(税別)で売りに出されます。 ご興味ある方はシカゴ社長までご連絡くださいませ!

 

本日のワンポイント情報!!

大阪店在庫品の FN SCAR-L 自動小銃 CQCモデル のHP解説追加と画像を更新いたしました。 ぜひHPをご覧ください。

FN SCAR-L 自動小銃 CQCモデル (130万円、税別)はこちら


コメント

すみません、もう想定を超えてます!!
出来る方で、どうぞえよろしく!!
2019/03/08 9:36 PM by panndapapa
panndapapa様

>想定を超えてます!!

どのような想定を超えているか判りませんが、私の想定も超えたファイン・プレーと思っています。
今回は日本との時差が8時間、東京店の営業時間が7時半まで、この限られた時間内(実質一時間弱)にお客様からイエスを頂かなければなりません。 お客様に連絡→仕入れ交渉開始→お客様の疑問点解決→購入決定とお客様に直接国際電話を掛けずに東京店を経由して話しがまとめられたのは奇跡としか言えません。

私がお客様の言葉を信じて行動を起こしていなければ手に入らなかった一品です。

日頃このお客様が「買うと約束してくれた品は必ずご購入してくださっている」のが最も大きな理由でしょう。

このお客様のように漢気のある方々は一般の常識を超え(想定を超え)ています。

ゲパードのようなお話は極一部で、今回の仕入れは10万円以下で販売出来る品を必死になって捜していました。
2019/03/09 5:42 PM by 社長

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