Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
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2010.11.16 Tuesday

Gewehr 3 (G3自動小銃) 

今回、三種類のGew.3が入荷したので、ちょっとお勉強をしてみましょう!
それと一緒にシカゴお得意の「宣伝」がフンダンに入っていますがご了承下さい。

まず皆様もご存知のようにGew.3の原型となったのはスペインのセトメ自動小銃。 
これにもバリエーションがありますが、量産されたセトメ モデロ58が試作品のGew.3に近い形をしています。


シカゴ在庫のセトメ モデロ 58 自動小銃の画像です。 ハンド・ガードとマガジンは残念ながらオリジナルではなく、Gew.3の品が付いています。 多くのパーツがGew.3と互換性があるほど似ています。

セトメ自動小銃は第二次世界大戦末期にドイツのモーゼル社で開発されたローラーロック機能を使用したデレイド・ブローバックの試作品ゲレート06(Gerät 06)小銃を原型としています。 
ゲレート06 小銃は小改良を加えられてStG.45(M)の制式名称が付いています。

VG5b.jpg
残念ながらゲレート06 小銃やStG.45(M)小銃の画像がないので、チョコッと似た国民突撃銃VG1-5自動小銃の画像を…。

こちらはまだシカゴの品ではありませんので、ボカシを入れさせて下さい。 
以前にご紹介した要塞の武器庫の写真に写っていた品です。

Gew.3は殆どセトメと変わらない外見をしており、そのフォールディング・ストック・モデル(MP40タイプの下から回転するタイプ)がGew.3A1です。
そしてGew.3A2になって木製のハンドガードとドラム式のリア・サイトが標準装備となってぐぅぅぅ~んとG3らしくなります。


A2とA3の違いです。 一見して判れば通ですねぇ~!

意外とGew.3A2は今まで入荷した丁数は少なく、前回もPOF(Pakistan Ordnance Factories)製の品がA2モデルでした。
パキスタン製と言えばダラの密造銃村を思い浮かべますが、POFはパキスタン軍に供給している政府の兵器廠です。 
設立当時は英国のRoyal Ordnance FactoryとのコラボでSMLEを生産をしていました。
シカゴ的には「パキスタン製ですが、出来はいいですよ」と言いたいのです。

恥ずかしい事にシカゴでは今までそのPOF製がA2モデルとは気が付かず…
今回お客様に教えてもらって「完全な受け売り」になってしまいますが。

「固定バレル(A2)がフローティング・バレル(A3)になった点」が違うんですよ。

下の写真右のGew.3A3がFMP(Fabrica Militar de Portugal)製です。
ところがFMPで検索してみても、ポルトガルの造兵廠が中々ヒットしません。
ヒットするのはアメリカで販売されているポルトガル製Gew.3が殆ど。
シカゴもFMP製として仕入れいるのですが、この呼び方は英語圏だけなのかと不安になったのですが、ポルトガルで生産されたHK21にはレシーバー上部にFMPの刻印がありました。
「なぜGew.3にはないの?」って英国に問い合わせてみると「マガジンにFMPと書いてあるやろ!」って事で、確かにFMPの刻印がありました。
当分の間、シカゴではポルトガル製のGew.3をFMP製と呼ばせて頂きます。
色んなソースではFBP(Fábrica de Braço de Prata)造兵廠(現INDEP SA社)製って書いてあります。
FBPは早くからライセンスを得て各種HKファミリーを生産しており、Gew.3もその中の一丁です。
当初はポルトガル軍に供給していましたが、その後輸出にも力を入れ世界各国の紛争地で使用されました。


ハンドガードを外すと違いが良く判ります。 またガスチューブの先端がバイオネット固定装置になっており、右側のFMP製にはそれが付いています。 またハンドガード固定用のピンを通すガイドが追加されているのが判りますね。 

A2(左)はストレートのガス・チューブがフロント・サイト・バンドにガッチリと固定されています。 
A3(右)はガス・チューブの先端(銃口側)がフロント・サイト・バンドの径より一回り小さく浮いている感じになっています。
このように説明するとフローティング・ガス・チューブのように聞こえてしまいますが、ガス・チューブは本体と一体になっているので、射撃の際の反動がそのまま伝わってきます。 
フローティング・バレルとは「銃身を浮かす事によって銃床と銃身の接点を最小限に止め、振動などが銃身に伝わって照準がぶれる事がないようにしたもの」です。


別売りのバイオネット・アダプター 10,500円也。

別売りのバイオネット・アダプターだけでもいいお値段がしますね。
そこで73,500円のFMP製に付いているパーツを別売り価格で計算して見ると
Gew.3 スリム・ライン・ハンドガード 8,400円
Gew.3 アルミ製 マガジン 10,500円
Gew.3 グリップ 6,300円
Gew.3 バット・ストック 15,750円 (売切れ)
Gew.3 バイオネット・アダプター 10,500円

これだけのアウター・パーツだけでも合計51,450円になってしまいます。
銃本体が丸ごと付いて73,500円はお値打ちです。


今回の入荷品はお値打ち価格なので、EN製Gew.3A3に何でもかんでも取り付けてみました。


本体価格が安いので、付属品がえらく高価に感じてしまいます。

Hensold製スコープ
Hensold製スコープ用レティクル・ライト(OD)
Hensold製スコープ用レティクル・ライト(ブラック)
Gew.3 スコープ・マウント
Gew.3 /SG1グリップ
Gew.3 リトラクダブル・ストック


今回のお値打ち入荷品スリーショットです。


上から
POF製(木製ハンドガード&バット・ストック付、84,000円)
FMP製(ODプラスティック製ハンドガード&バット・ストック付、73,500円)
EN組立品(二脚とワイド゜・タクティカル・ハンドガード付、115,500円)です。

今回の入荷品のセレクターは全てドイツ語のE(Eiselfeuer=single Fire)、
F(Feuerstoss=Automatic Fire)、S(Sicher=Safe)の表示になっています。

これはAKと違って、多くの国がドイツ語表記のまま使用しています。
AKは英語を始め使用国の言語で表記されているので、使った国が特性し易いですね。

本日のワンポイント情報(ではなくお詫びとお知らせ)!!
来る11月20日(土)と21(日)、大阪店「第3中島ビル エントランス工事」が行われます。
通常通り、エントランス(正面玄関)からの出入りは可能との事です。
しかし工事中のため、ご不便をお掛けするかと思います。 お気を付けてご来店下さい。
また建物左側の通用口からの出入りも出来ますので、もし宜しければそちらをご利用下さい。

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