今回入荷予定のM53機関銃について
その中で一割の品についてはフィード・カバーにユーゴスラビアの国章が入っていない品があり、
さらにフィード・カバーにアムトの刻印も入っているMG42代用品とも呼べる品があります。
数丁を除いて、ほぼ全ての本体にM53のモデル名が入っているので、
本体は戦後製であるのは間違いありませんが・・・・。
これらは157,500円から178,500円の価格帯で販売致します。
数に限りがございますので、入荷次第お早目のご来店をお願い致します。
国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。
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通関検査と大阪店の棚卸しを終えて、一路長野へ戻ってきました。 長野県の山ん中にシカゴの作戦本部と兵器庫、そしてZeroin(シカゴのスコープ部門)のHeadquarterがありチョットした軍事村化しています。
来週にも入荷する大量のM53機関銃を収納するために、兵器庫の中に山のようにあった軍用木箱の整理をしていたら、なんやらメチャクチャ重い木箱が・・・。
開けてびっくり!! 第二次大戦中の英軍主力小銃SMLEライフルの銃身と機関部がなんと100本も出てきました!!
これがその画像です。 鉄の部分だけ100丁分もあれば重いのも当然やね。
10年近く前に庭の鉄柵を作ろうと思って輸入したものの、隣家との境界線は両側とも渓流!! なんと小さいながらも水が轟々と流れる川なんです。
なので塀とか柵がぜ〜んぜん必要なかったのが、SMLEを輸入してから気が付いてしまったという、おバカな結果になってしまいました。
もちろん100丁とも無可動になっていますが、商品として販売する気がなかったので鉄柵として屋外に出していても後々問題が起こらないように加工はコテコテにしてあります。 機関部にはボルトの代わりにダミーの鉄棒を溶接で固定し、チャージング・クリップ・ガイドの右側も切除してあるので今さら店頭に並べても部品としてのコレクター価値もないので、どうしたら良いやら・・・。 おまけにトリガー・ガードや引き金部分も全くありません。
銃身と機関部のみです。
程度もバラつきがあって決して良いとは言えません。
これがその無残な状態です。
ボルトがあるべき場所に約5cm長の鉄棒が溶接してあり、その付近に元はチャージング・クリップ・ガイド(切除済)がありました。
で!!! そこは大阪商人!
この機関部(銃身付)だけを100本まとめて20万円で販売しちゃいます〜う!
全部で200kg位あるので、送料は別でお願いします。
あくまでも鉄柵とか、なにかオブジェを作るとかの材料的な方法で使用して下さい。 無可動実銃としての装飾的な価値(木部も無いので)は全くありません。 私が小学生だった頃、遠足で行った某名所にあった記念碑(だったと思いますが)の鉄柵が日露戦争時のロシア軍から捕獲したモシンナガン小銃、それもスパイク銃剣を着剣した品だったんで、思わず「クール!!」と思ったのが今回の失敗の始まりでした。
その鉄柵には50丁位モシンナガンを使っていたので100丁のSMLEがあれば「ナニコレ珍百景」で紹介されるかも・・・。
もしこのSMLEが欲しいと思われる方がおられましたら、東京店までご連絡下さい。
まいど、社長です!!
通関検査に行ってきました。
一ヶ月前に厳寒の英国で梱包した荷物がソマリア沖の海賊にも会わずに無事日本まで着いてホッとしました。
Chicago Blog公開記念(チョット大袈裟かも)して、シカゴの裏話を少し・・・。
無可動実銃の輸入ってなんか怪しげな商売ですが、実は・・・・怪しげです。 今年になって以前使っていた英国の倉庫を新しい場所に移動して、今回入荷したM53(ユーゴ製MG42)機関銃などを梱包しました。 倉庫と言ってもきちんとした建物ではなく、鉄製の40フィート(12m)貨物コンテナを使っています。 新しい移動先は銃の加工をする工場近くの農家の敷地内で、そのオーナー(農家のおっちゃん)とは今回初めて会いました。 この場所を見つけてくれたのはシカゴの銃を加工してくれているスティーブの紹介なのですが、農家のおっちゃんがどこまで私たちのビジネスを知っているかは?でした。
移動(引越し)直後だったのでまだコンテナ内に電気も通っておらず、コンテナの外で梱包作業をしていたのですが、そのおっちゃん最初は家の中からこちらを覗いていて、それから庭からこちらを・・・。 最後には10m位離れた場所から隠れてず〜っと見ている。 冬の英国の日照時間は極端に短く、何とか暗くなるまでに梱包を終えなければならないので、おっちゃんを無視して仕事を続けていたのですが、内心おっちゃんが私たちの仕事内容を知らなかったらムチャクチャ怪しいぞ〜って心配していました。
東洋人が二人(一人はスキンヘッドの私とフランス外人部隊の戦闘服を着た息子)が一心不乱に機関銃を箱詰めしている様は何も知らなければ即警察に通報する状況でしょう。
梱包作業を終えて一服していると、そのおっちゃんがやっとこちらに来て話しかけてきました。 スティーブからは銃の仕事をしているとは聞いていたけど、無可動とは思ってもいなかったので怖くて近づかなかったらしいです。 普通だったら自分の庭(と言っても農家なので広大ですが)で機関銃を箱詰めしていたら驚いて何かのアクションを起こすのですが・・・・。 流石に農家の人は大らかと言うか、銃が意外と身近な存在なのか(今でも農家の物置から大戦中の銃が見つかったりします)、何も言わずに見守って?くれていました。 今まで何度もヨーロッパで一般の人からの通報で警察が来たりしたので今回も覚悟(別に違法なことをしている訳ではないので)はしていましたが・・・・。
映画「ロード・オブ・ウォー」の主人公ではありませんが、銃という商品柄いろんなエピソードがあるので、またこのブログでお話します。
ではこれからも、Chicago Blogを宜しくお願い致します。