Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2009.05.31 Sunday

書籍の在庫Part2です。

 こんばんはスタッフAです。
今回は書籍Part2です。 新入荷の書籍もだいぶ整理がつき、それにあわせ今までの在庫書籍も整理している最中です。

やはり一冊一冊を見返していくと「この本はなかなか面白いなー」とか「マニアックだなー」などと思いにふけり、なかなか整理が進まないのも現状です(お約束ですね)

そんな中でも(英語が読めなくても・・・)見るだけでも面白いのが「Collector Grade Publications」シリーズです。

当時の写真や図版等も多く、資料製も高いので中古品ですら希少な物もあるようです。

今のところシカゴに在庫があるのは下記の15種類、どれもがほぼ1点限りの在庫品なので早い者勝ちです!!


・WAR BABY!(The US Caliber .30 Carbine) ¥15,300
・The Guns of Dagenham(Lanchester/Patchett/Sterling) ¥10,290
・The Great Remington8 (and model 81 Autoloading Rifles) ¥9,200
・The Devil's Paintbrush(Sir Hiram Maxim's Gun) ¥18,480
・The Grand Old Lady of No Man's Land(Vickers HMG) ¥12,000
・The Bren Gun Saga ¥11,000
・The Browning High Power Automatic Pistol ¥11,000
・The Black Rifle(M16) ¥13,000
・The Belgiun Rattlesnake (The Lewis Automatic Machinegun) ¥17,400
・Rock in Hard Place(The Browning Automatic Rifle) ¥15,645
・Ingris Diamond(The Canadian High Power Pistol) ¥9,500
・Honour Bound(The Chauchat Machine Rifle) ¥8,316
・The '03 Era(スプリングフィールド1903ライフル) ¥4,925
・BACKBONE of the WEHRMACHT(GERMAN K98k) ¥10,000


その他も在庫は数多くありますが徐々に詳細をUPして行きますので宜しくお願いします。


2009.05.30 Saturday

Part 16 「てんぐ」

 モーテル・バイヤーになってからはアメリカ人より商品を安く仕入れられるし、日本はまさに空前のミリタリア・ブーム。 世界で最も安く仕入れて、世界で最も高く売るルートが確立したんやね。 
今の無可動ビジネスも「ぼったくり」だの、「独占商売」だの、「スクラップの値段で仕入れているから原価はタダ」と知らん人が聞いたら「オイシイ商売」のように言われますが日本で店舗を持ってビジネスをするんはそんな甘い世界ではないでっせ。 

 

ホテルでの買付けは新聞広告とか経費はかかるけど、一旦仕入れたら店を持っていなかったんで、そっちの経費は全くかからへんかったもんね。 それに広告代って基本的に出せば出すほど反響も大きかったから、儲けもそれだけ多くなるんやね。 無可動ビジネスとは比べられへんほど儲かりました。

 

日本で売れへん品はガンショーへ持って行って売るんやね。 もうテーブル出したら(って言うか、テーブルをセット・アップする前から)人だかりの山。 アメリカ人のコレクターや業者が「売って下さい!」って行列しているんやで、「日本人の小僧に!」 最高に気持ちエエわ。 その頃海外に買い付けに来ていた日本人は彼らにとっては「エエ鴨」やったから「アメリカ人を見返してやった」って気持ちやったね。

 

ほんで趣味のはずの短剣コレクションもこの頃には100本近くになっていて、誰もその良し悪しが判らんのよ。 日本軍の短剣はアメリカ人から見ればみんな海軍短剣やと思っているから、珍しい品も安く買えてアメリカは天国や! コレクションのために買うんやけど、買った瞬間から価値が上がるんよ「あのマサが買った品やから珍しいに違いない」ってかんじ。 知らないうちにアメリカで「日本短剣の第一人者」になって、= 「世界一の日本短剣コレクター」になってたんやね。

 

 

1989115日のArkansas Gazetteに載った記事です。 「200万本の日本刀が全米にあるので、日本からのバイヤーが来て今回は16日間アーカンサス州(State of Arkansas)を買付けにまわる」って書いてあります。 アーカンサス州なんて田舎の町16箇所も回るってキチガイ沙汰ですね。 日本の方でその州の町3つ以上知っていたら「かなりの田舎通」です。

もうその頃には最初の家を買って、念願の永住権も手に入れ、宮崎青年大いに驕って(おごって)しまったんやね。 「俺って一生金に困らないで生活するんや」って恐ろしいことをマジ思ってたわ。 何しろホテルの買付けが上手くいってる上に「日本軍の専門家」って評判もあったから、ガンショーへ行っても品物が勝手に集まってくるねん。


この頃は全てのことにおいて天狗になっていたんやね。 そしてついに、そうです・・・、とうとう襲われてしまいました。

 


2009.05.29 Friday

Militaria Magazine (ミリタリア・マガジン 英語版)

ミリタリア・マガジンは、1994年2月より1996年3月までの間、英国で発行されたフランス語のMilitaria Magazineの英語版です。

フランス語版の内容に英国でのミリタリーイベント & トピックスをプラスした英語圏で最もポピュラーなミリタリー専門誌でしたが、残念ながらNo.25をもって休刊となってしまいました。
海外ではプレミアの付く号も出てきています。
弊社では出版社の在庫バックナンバーを全て確保し、従来価格の半額(旧定価1,200円)の630円にてご奉仕します。在庫号全てをセットでお買い上げの場合は一冊525円×冊数です。

すでに品切れになった号も多くなってきていますので、お早めのご注文をおすすめします。


2009.05.28 Thursday

なんで無可動実銃屋になったんやろ?! Part 15  「英国紳士はあかんね」

ビルがリタイアして暫らくはT氏と二人で買付けしてたんやけど、「おっさん(←私のことです)の英語ヘタクソやから、お客さん何人逃がしたかわからんわ!」ってよくT氏から文句言われたなぁ。 
ビルがいた時は電話応対は彼がやったんやけど、ビルも「ぶっきらぼう」やから何人もお客さん逃がしてたのに・・・。 
T
氏に「ほんなら、自分で電話応対せぃ!」なんて口が裂けても言われへんかったね。

 それでイギリス人のコリンがメンバーに入ったんやけど彼の専門は日本刀と東洋美術。 T氏と買付ける品がカブってしまったので、アイツ何を買ってたんやろ?  
なかなかの二枚目でホンマ英国紳士って男やったけど、大阪出身の日本人二人とはペースが全然違うねん。 
彼はロスに住んでいたんで、米国西海岸の買付けだけに付いて来たんやね。 理由は簡単「家から近いから・・・。」「おら! 商売なめとったらアカンぞっ!!」ってツッコミ入れたかったけど、コリンちゃん英語うまいねん。 
イギリス人やから当たり前やけど、電話なんかで問い合わせがあったら、紳士的に話すんでお客さんに逃げられたことはなかったなぁ。 

 T氏と私だけの時は「不肖宮崎!」が下手な英語で応対したんやけど、おじぃさん相手に電話で、それも相手が品について全く知識がないからコミニュケーションとるのはホンマ難しいかったわ。 南部の州に行った時は最悪。 訛りがひどくて何言っているのか殆ど判らん時もありました。

 
 ある時ホテルに一本の電話があって「500マイル離れたとこに住んでいるんやが、家まで買いに来てくれんかのぅ〜?」っておばあさんが死にそうな声で、それもぜぇーぜぇー言いながら電話かけてきたんよ。 
よく聞き取れなかったけど日本刀を一本、それも白鞘に入った品(普通は白鞘入りは結構いい刀が多い)を持っているらしい。 「・・・らしい」ってゆうのは電話で日本刀かどうか聞いても相手は判らんのよね。 判ったのは「外装がシンプルな木で、一度も抜いたことがない」ってことだけ。 
その買い付けはあんまり儲かる品を買ってなかったんで、T氏はどんどん夢を膨らませて「一度も抜いたことがない」ってことは「誰も中身を一度も見たことが無い」って意味や「俺の感が国宝や」ってゆうてる!  
「はいはい、わかりました、ボスの感には逆らえません。 今日のホテルでの買取り終わってから行きましょう。」って、片道5時間(往復10時間やで)かけて見に行ったら・・・。
「なんと木刀」やった。  抜けへんのあたりまえや。 
その木刀を見たときのT氏の顔は今でも忘れられんわ。
「お前の英語がヘタクソやから判らへんかったんやろ!!」って帰りの車の中でずっと文句言われて。 「車運転してんのワシやぞぉ!」って言いたかったけど、まぁしょーがないね「ばあさん、もっと力入れて抜いてみい!」って言わんかった私がバカでした。

 広告の他にも取材とかがあって写真入りで記事が新聞に載ることもよくあったね。 広告より多くのお客さんが来てくれて儲かりました。 広告よりも記事の方が信頼性が高いもんね。

 

1989年1月31日 LA Daily Newsに載った記事です。 後ろがコリンです。 宮崎青年28歳になったばかりやね。 私のドアップで失礼! 記事が何とか読めるサイズにしました。

 でもコリンは忙しいの嫌いやったみたい。 大阪人には考えられへんわ、ほんま。 ほんで「もう外人とは一緒にやってられんわ!」ってことで、それからクレージー・ジャパニーズだけの二人旅が始まりました。


2009.05.27 Wednesday

お値打ちスコープのお知らせです

旧ハッコー製ナイトビジョン・スコープ(NVシリーズ)のナイトビジョン接眼アッセンブリーが無い品を倉庫より発見しました。

元々はOLシリーズで昼間スコープとしての性能が良いものに接眼部を付け替えて、ナイトビジョンと昼間スコープのコンバーチブルに使用できるように作成されたものです。


ナイトビジョン用として特に入念に組み立てられた品がベースとなっていますので、昼間使用されるには特に問題はありません。 反対に他とは違う品を捜されている方にお勧めできる一品です。

3種類のスコープが見つかりました。

ワンタッチで接眼部分が外れます。


今回は通常のOLシリーズよりお値打ち価格で販売させていただきます。 

ナイトビジョン・スコープはハッコー商事が健在な頃、某国のバイヤーがお忍びで買い付けにきていたほどの品です。


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