Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2010.03.31 Wednesday

ゲリラ来襲

 と言いましても本当のゲリラにシカゴが襲われた訳では無く(当たり前ですが

今回、新店舗の取材と言う事であの有名な「ボスゲリラ」御一行様が取材に来て下さいました。

通常の取材とは一味違い、目だし帽姿にその時いらっしゃっていたお客様も

「シカゴに何が起こったの?」と驚いておられました(ご協力感謝します)

取材中も終始笑いの絶えない感じで、本当に「遊びに来て頂いた」という感じの和やかムードでした。

しかしご自身も現用装備を扱っておられるお店の方、現用銃が多い4Fのフロアにたどり着くと

目の奥が光っていたような気がしたのは私だけでしょうか…?



今回取材して頂いた内容については…

残念ながらこちらではお話できないのでアームズマガジン発売日をお待ち下さい

以上、現場からスタッフAがお伝えしました。


2010.03.30 Tuesday

白骨温泉

まいど! 社長です!!

今日は中部地方の山中にある某所へ商品の納入へ行ってきました。
普通シカゴでは出張買取りはしますが、出張配達は行っておりません。
でも今回は何とDShk 38 重機関銃、MG1/3の二連対空銃座(プラスMG1二丁付き)を始め大物ばかり8丁合計500kg以上はある品々をまとめてウン百万円にてお買い上げ頂いたので特別に配達&組立てをする為に出張致しました。

正直、この一ヶ月間以上引越しなどで、私を始めスタッフの体力が底を尽いてしまっており、これでこれら大物の梱包となれば大変なことになります。
そこで、力仕事担当のシカゴ社長が配達となりました。
しかし、力自慢(ホンマかいな?)の私でも二連対空銃座の重い事・・・。
配達先に階段が無いことを祈りつつ伺いました。

でもその前にもっと心配なことが・・・。 
配達先はお客様の自宅ではなく、数ある関連施設の一つ。 
私が販売を担当したスタッフ某から配達先の住所をもらって、Googleで検索しても出てこないし、カーナビでもヒットしない。 
スタッフ某に確認したら、念のためにお客様に道順も聞いたので大丈夫との事。
「いくら山ん中でも、その住所はありえへんのちゃう????」と思って確認しても、スタッフ某の「郵便もその住所で届くそうだから、大丈夫! 大丈夫!!」との太鼓判を信用して朝4時起きで行ってきました。

今朝の温度は全国的に低かったようですが、晴天にも恵まれ長野県某所の私の自宅から飛騨山脈を超えて、順調に昼過ぎには現地付近に到着しました。
途中、白骨温泉の近くを通ったので、「帰りは明るいうちに日帰り温泉でも行こか!」って楽しみにしていると。
お客様から頂いた道順が合っていない・・・。

沢山の関連施設をお持ちなので、お客様自身も場所を良く覚えておられないのでしょうね。
山ん中を延べ70kmも彷徨う結末になってしまいました。
携帯も圏外で、聞くに聞けない状態です。 
幸いなことに頂いた道順の中に出てきた「ちいさな森」の名前、それを手掛かりに三時間もウロウロした挙句に見つけました。

何とか到着して、そこを管理している方に住所を確認してみると○×町の後に付く地名が抜けているとの事。
「これでは郵便屋さんも配達できませんよ!」って、やっぱりな・・・。
○×町だけでも東京23区くらいの広さはあるでしょう、良く見つけれたものです。
スタッフ某は「この住所で郵便も届くそうですよ!」っていとも簡単に言っていたのに・・・・、もうスタッフ某の言うことは信じません。
でも最終的にたどり着けたので「目出度し、目出度し」って事にしましょう。

それに配達先には「階段も無かったことやし」、って言うよりも「山の中にこんな凄いところがあるんかいな!!!」って場所でした。
配達先が特定されるとマズイのでこれ以上書けませんが、その広い敷地の中のどこに置くかと言うと、「鳥小屋」でした。
最初「鳥小屋に入れて下さい!」って聞いた時に自分の耳を疑いました。
梱包資材も含めてですが、2トン・トラックが1/3ほど埋まった商品の山が入る「鳥小屋なんて・・・」。

元鳥小屋だったのでしょうね、立派な物置でした。
でもやはり元鳥小屋なので入り口が小さかったので高さ2mもあるDShk 38を入れるのに、ちょっと苦労しました。
幸い、その場所を管理しておられる方が手伝って下さったので何とか作業は終わりましたが・・・。

スタッフ某に「次回から絶対に正確な住所、階段の有無と配置場所は聞いといてや!!!」ってきつく言ってしまいました。
「何でも後始末は社長」って社風があるのでしょうか、販売するのだったら最後まで責任を持ってやってくれるように注意したのは言うまでもありません。

スタッフの教育は私の責任でもあるので愚痴ってはいけませんね。
これでブログは終わりたくないので、最後は白骨温泉のことでも。
予定では明るい内に一風呂浴びるハズでしたが、温泉に着いたのは夜8時前、夕食の時間も終わっていましたが「白骨温泉」の中でも贅沢して良い宿に一泊。
「白骨温泉」はカルシウム、炭酸ガス、硫化水素ガスを多く含んでおり、乳白色に濁っているのが特徴ですね。
その炭酸ガスが発泡して温泉中のカルシウムと反応することで、炭酸カルシウムという鉱物を形成します。 
その炭酸カルシウムが湯船の周りに分厚い層を作っているのには驚かされました。
長野県に住んでいるだけあって、信州の多くの温泉に行った(自称)温泉フェチですが、松本以西の温泉には中々行く機会はありませんでした。 
「白骨温泉」も長野県ですが、自宅と正反対の場所(東と西)にあるので、中々来れなかった秘境温泉です。
普段だったら、こんなイイ旅館には泊まりませんが、山の中を彷徨いながらも諦めなかった自分への褒美として奮発しました。
これも「スタッフ某」のお陰です。

2010.03.29 Monday

スタッフDの、ちょっと気になる商品 その34

 こんばんは、スタッフDです。

先日は、浜松町で行われたビクトリーショーの帰りに、たくさんの方に新店舗にお寄り頂きました。
かなりバタバタしてしまい、お見苦しいところをお見せしてしまいました…。
やはり、その立地条件の恩恵か、秋葉原上野に点在しているミリタリーショップ巡礼のついでに寄って頂いた方も多かった印象がございます。


さて、今日の商品。 英国製のフラスコです。
薬莢の中に火薬を詰める際、使用する物ですね。


で、今回気なったのは、そのフラスコのこの部分。

写真右上の矢印の箇所を上から押すと、筒の中を遮ってる板が外れ、毎回一定量の火薬を出す事が出来る、って寸法です。
なんか洗濯で使う洗剤の容器も、こんな感じになってます。
しかも、板の位置を変える事によって2パターンの量に対応出来る設計になっています。

それぞれ、どのサイズの薬莢用だったのか、想像してみるのも面白いかも知れませんね。

よろしければ、詳細ページもご覧下さい。
http://www.regimentals.jp/detail_acc2.php?id=1624&xid=648


2010.03.28 Sunday

引越しの効用 「スオミ MP43/44 短機関銃 マガジン・セット」 

どーも、ケンです。

此度のシカゴレジメンタルスの引越し。それはもう引越しのご他聞に漏れず、色々大変でした。
ましてや旧シカゴ東京店である日暮里店のフロアの意外な収納力に驚かされ・・・

これ・・・新店舗に入るの?みたいな。
それこそ
「ケンさん、これ仕舞って!」
「え〜!?・・・どこに?」
みたいな会話まで出ます。

さてさて、そんな混乱もありつつの引越しでしたが・・・置き場が変わったり、引越しで改めて商品に触れてみると意外な発見があるものです。
改めて見ると目先が変わるというか、新鮮味があるんですね。
あと、「あれが在庫にあったはずでは・・・」とかで、なかなか見つからなかったものがあっさり出てきたり・・・。

というわけで、今回はそんな流れで見つけた商品です。


なんでしょう?
わかる人にはわかりますね。

こうすれば・・・


スオミ複々列マガジンとポーチセットです。

複々列マガジン。あまり例の無いシステムですね。
それこそこのスオミとスペクターくらい?

ゆえに好きな方もいますし、私も好きなシステムです。

スオミはこれで50発。
まさにドラムに匹敵する多弾数。調子のほどは・・・わかりません。
ドラムよりはタフな気もしますが・・・実際のほどはわからないのです。データ少なすぎ・・・。

構造的には複列式をまさに2個イチにしたような構造。
実際、中に2つの複列を分ける仕切りもあるのです。

なかなか面白いアイディアですが、欠点としては、重い、カサ張る、マガジンへのローディングも重い。



MP34のマガジンと比べてみました。
どれだけ太いかわかりますね。


しかし挿入口は・・・逆に1発づつなのでむしろ細い。本体部の太さとのギャップが大きいですね。


革のポーチもなかなかよくできています。


軍用としては勿体ないくらいの作りです。

例えばフタ部


こういう構造はシンプルに見えますが・・・
下手に作るとあっさりと開かなくなります。
・・・ていう話のわかる人は物作りを知っている方ですね。

細かい部分も手を抜いていません。

保存状態の良さもあるのですが、元の作りの良さがあるからこそ、色々な部分が状態を保っているのでしょう。

まあ、複々列マガジンが4本入るのですから、手抜きな作りでは壊れるでしょうね。

オマケの話でこんな画像。


これはトレードマークではありませんが、革物にはよくこのような楕円形のスタンプが押されています。
楕円形というのは海外では革メイカーのステータスのような感じなのです(このニュアンスを伝えるのは難しいですね)。
特に銃器関係の革物は楕円にしているところが多いです。
国内のトイガン用ホルスターメイカーさんもスタンプを楕円にするだけで、雰囲気がまるで違ってくると思いますねー。

最後にこのマガジンポーチセットかなりリーズナブルです。お見逃し無く。

>>スオミ MP43/44 短機関銃 マガジン・セット


2010.03.27 Saturday

いよいよ二階のご紹介です!

まいど! 社長です!! 

昨日はスタッフが食事休憩も取れないほど忙しい中、同業者のお店に遊びに行って「何事じゃ〜!!」ってスタッフからお叱りの声。
ましてブログで自分のお店紹介も中途半端なままなのに、「お友達の店」をブログで紹介をするとは・・・。 
「すんません、私ってすぐに熱くなるタイプやから大阪から同志が帝都進出となれば、何を差し置いても行かなあかへんねん」でした。
その興奮が冷めんうちに「ブログで紹介せな!」となりました。

ヨーロッパのほぼ全ての国(ドイツを除く)の首都には、その国の軍装品を扱う一番大きな業者がいるものです。
これからも「神保町軍装品店」さんが、手持ちの在庫品を「全部東京へ持って来たろか!」って思うぐらいになって(その為にもお店に行ってあげてね!)、一番の業者に相応しい品揃えにして欲しいものです。
自分の店でそれを目指せばエエのですが、「なんせ私は鉄砲屋なもんで・・・」それが出来ません。
でも鉄砲後進国って欧米からバカにされている日本の鉄砲収集レベルが、どれだけ高いかを認知させれるよう「世界一の鉄砲屋(動かへんけどね)」を目指しまんでェ〜!

前置きが長くなってしまいました。 
シカゴレジメンタルス上野本店二階のご紹介です。
「The Chicago Bldg.(The シカゴ ビル)*」(とうとうビル名を付けました、ビルの看板はまだやけど・・・)の中で最も狭いのが二階スペース。
一階のショーウィンドウはおとなしく「古武具屋のイメージ」にして、階段を上がるにつれて見えてくるKar.98kの列、その先にある最初の販売スペースなのが二階、「お店の顔」でもあります。


二階のドアから見える最初の部分です。
 写真には入っていませんが、床やガンラックに軽機関銃が並んでいます。


そして左を向けば、このような光景。 写真右端に映っているのが「アンティーク系の無可動と登録証が付いた古式銃」を入れたショーケースです。

当初はこの階にも全て木製ショーケースを入れて落ち着いたアンティーク風の雰囲気にしようと思いましたが「なんせ狭い」。 
それに二階までしかエレベーター(荷物専用←大きいけど人は乗っちゃダメですよ)がないので重い機関銃を三階以上に上げるのは無理。
と言うことで二階、三階、四階と上がるにつれて「商品がおとなしい品からイカツクくなる」ってアイデアも速攻却下され、二階に上がってすぐに「イカツイ機関銃」の展示となってしまいました。
まぁ、スタッフの高齢化を考えれば妥当な商品配置でしょうね。
機関銃の他には、ボルト・アクション・ライフルを初めとするライフル類。 
古今東西の自動小銃など「長物中の長物」を展示してあります。 
自動小銃でもストックが折り畳み可能な品は短機関銃と一緒に三階にあります。(←その訳は三階の展示棚にあります。)

そして二階の奥には日暮里で使っていた「ぶ厚〜い蔵戸」のテーブル。
男四人でも「ヒィヒィ」って言いながら移動させました。
昔の蔵にはエエ品を使っていますねェ〜。
今まで四人で使っていたテーブルを当直士官が一人座ってお客様からの電話応対から10以上あるビデオ・カメラを見ながら各フロアーへの指示、そして会計も行っています。
何階が忙しいとか、少ないスタッフを効率よく各フロアーに配置しなければならない重要なポストです。


一畳大もある蔵戸のテーブルです。 ちょっと散らかっており、すみません。

そしてその横には「アンティーク系の無可動と登録証が付いた古式銃」をショーケースに入れて展示してあります。(←上から二番目の写真の右端のショーケースです。)
その中の品もお手に取ってご覧いただけますので、横でふんぞり返っている当直士官(時には二等兵の場合も)にお気軽にお声をかけて下さい。
整備兵(って訳ではありませんが)のような汚い作業用ツナギを着ているのは私、シカゴ社長です。
スキン・ヘッドなので判り易いと思いますが、スーツ姿のスタッフの中で「場違いな人」って感じのおっさんです。
接客は基本スタッフに任せて、一階の倉庫作業や商品整理、そして掃除が店が落ち着くまで私の仕事です。
でも商品の質問や何でも私に気軽声をおかけ下さいね。

*注 同じ番地に三つの建物があるので住所だけを見て間違わないようにして下さいね。 一階に「西洋の鎧兜」を展示してあるのがシカゴです。 


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