Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2010.11.30 Tuesday

スタッフDの、ちょっと気になる商品 その54

こんばんは、スタッフDです。

久々に書いてみました、このコーナー。
題しまして、「スタッフDの、気になるふりして営業トーク」のコーナーです。
さすがに同一の題名で50回も書くと、そろそろ「気になってないけどブログのネタになるんじゃないかな」、と言う不純な動機で商品を取り上げる事も出てきます。
そして、まさに今回はそれです。

そんな汚れてしまったスタッフDが今回取り上げる商品は、こちら。


Gew.43 ZF4スコープの端っこに付いてる、このパーツです。
レインシェード、と名前が付いておりますので、恐らく雨からレンズを守る為のアクセサリなのでしょう。
商品知識に乏しい私でも、おおよその見当は付きます(これで違ってたらどうしましょう…)。


そして、シカゴでよくあるドイツ物のビックリ価格ですが、この高さ5cm、直径3cmの円柱形の筒が結構なお値段なのです。

Gew.43と言えば、今から67年前の1943年に制式採用されたワルサー社の自動小銃です。
こんな薄い金属で作られた上、雨避けと言う事は主に雨の日に使われたと言う事であり、錆びて朽ちてしまうのが宿命付けられたアクセサリと言えるでしょう。
それが遠く離れた現代の日本の地に存在しているのがむしろ奇跡的と言えなくも無く、そう思えば15,750円と言う価格はもしかしたら適正価格なのかも知れないと云々かんぬん…。
正直、シカゴのショーケースで見かけた時は、「結構お高いのね」なんて思ってしまいましたが、現存数と言う意味ではかなり貴重なのでしょう。
在庫数、わずかに1となっております。
ボーナスなどでお財布にゆとりがある内に、是非如何でしょうか?(最後は営業で締めさせて頂きます)

レインシェード、詳細はこちらでございますれば…。

今日のワンポイント情報!!
本日、トンプソンM1、M14が買取りで入荷しました。
ホームページにアップしましたが現在価格調整中です。
価格が決まり次第にご予約の方から紹介させて頂きます。
ご迷惑をお掛け致しますが今しばらくお待ち下さい。


2010.11.29 Monday

微妙に…

 

 こんばんはスタッフAです。

今日は東京上野本店にてショーケースの中を見ていた時に「あれ?」と思った商品をご紹介します。
その品とは…

DSCN3056.JPG
ドラグノフ用のチークパッドです。

7fc1a51bab80803aff064ff3edb.jpg
この部分ですね。
で、何があれ?と思ったかと言うと

DSCN3057.JPG
そうです、通常は右の様にストックへの取り付け部分がハンドガード等と
同じ様に曲げ木で作られているはずなんですが、こちらはプラスチック製になっていました。

DSCN3058.JPG
曲げ木とは画像のように薄い木材を水分を含ませ柔らかくしたところで形を整形するので
銃の部品の様な規格品に使用するには非常に難しいんじゃない?と思っていたのですが
コレに関してはロシア人の技術に感服しています。
ただプラスチックが使えるなら絶対にそちらの方が良いと思いますが…

現用ドラグノフの物でもないこの品、何故作られたのかも不明なとこですが
ぜひコレクションに如何でしょうか?


本日のワンポイント情報!!

本日、三八式歩兵銃、九九式短小銃が買取りで入荷しました。 
どちらも初期型で非常に程度の良い品です。
ホームページにアップしましたが現在価格調整中です。
価格が決まり次第にご予約の方から紹介させて頂きます。
ご迷惑をお掛け致しますが今しばらくお待ち下さい。

 


2010.11.28 Sunday

「MG34が入荷したから・・・(MG34とMG42の比較・・・いやM53) 」

どーも、ケンです。

MG34、42というのは独特の人気があります。
ドイツ軍が特別好きというわけではないけど、MG34もしくはMG42は好きというお客様は意外と多いのです。
あと、他に好きな銃は現用系ばかりなのに、MG34、42は例外的に好きみたいな。

さらに実銃を見るまではMG42が好きな方が圧倒的に多く、実銃を見るとやっぱりMG34が好き、という方が増えるのもこの銃の特徴。

さて、今回の新入荷ではそんなMG34が入りました。
MG34+1.jpg

せっかくですからMG34、MG42比較・・・とかやれればよかったんですが・・・
こういうときに限ってMG42の在庫がありません。
でもM53はあります。刻印と対空照尺接続部を除けば、M53もMG42と変わらないので、そんな比較を含めて、MG34特集です。


無可動において、ベルト給弾の機関銃の特徴としては、無可動でありながら動く部分が比較的多いことですね。

有名なのはフィードカバーオープン。
MG34+FCOPEN.jpg

これだけでもできると楽しいです。

そして実はMG34は動く部分が多いという点で最たる機関銃の1つ。

理由はここ。
バレルジャケット回転。
MG34+BJ回転.jpg
レバーを押してひねるだけ。
本来の運用ではこれで内部のバレルが外れますが・・・もちろんバレルは絶対外れないので安全第一、問題ありません。

さらにこのバレルジャケットは外れます。
MG34+BJ外す.jpg

ここのボタンを押して、バレルジャケットをだいたいこの回転位置まで持ってきてから、引き抜きます。

MG34+BJ外す2.jpg

簡単なんですが、ややコツがいるのと、重いので結構大変ですけどね。
ま、慣れです慣れ。

MG34+BJ外す3.jpg
ほとんど2分割。
収納上手な機関銃とも言えます。これならご家庭に1挺どーぞ、と言えなくも無い。

これがMG42(今回はM53ですが、便宜上MG42とします)ですと・・・
このレバーを開放するだけ。
MG42+バレル.jpg

これによりバレルジャケットの長い穴からバレルがスコーンと抜けます。しかし・・・当たり前ですが無可動ゆえに抜けません。

このため無可動実銃としてはMG34の方が動くところがある分、銃身交換の辺りは交換できないけど面白い、と言えるでしょう。

まあ、実際の運用考えたら、銃身交換の度にグリン!とバレルジャケット回してやらないといけないのは手間なわけで、MG42の方が当たり前ですが、洗練されていますね。


そんな一番違うバレルジャケット。
MG34+バレルジャケット.jpg

大きな部分で言うと、ここの違いで好みが分かれる、という方も多いですね。
画像でMG42のジャケットの継ぎ目がおわかりになるでしょうか?プレスしておいてつないで・・・継ぎ目を結構丁寧に処理しています。
プレスでやっておいてここは手作業・・・ああ、ドイツ人・・・。

2脚の部分
MG34はちゃんとロックがついてます。
MG34+2脚1.jpg

そしてMG42の2脚はただ2脚のスプリングテンションで引っ掛けるだけ。
MG42+2脚1.jpg

おかげで時々不用意に開いて身体にヒットしたりするのはご愛嬌。


2脚の開脚調整。
MG34+2脚2.jpg
このようにネジで開閉します。これはMG34も42も同じ。
近代の2脚に比べると随分親切丁寧です。


トリガー部
スケールモデルなどでは気づきにくいですが・・・
実は両者かなり違うトリガーです。
上がMG34、下がMG42
MG34+トリガー.jpg

MG34の上下2段トリガーって面白いです。


ストックも実は結構違います。
上がMG34、下がMG42
MG34+ストック.jpg

MG42の方が生産性を向上させた、というのはカタチに現れていますね。
銃も古いものほど機能美以上の美的感覚が入っている傾向にあるような気がします。

古い銃とかは「ここのラインはキレイ一致させたい」「この曲線が美しいだろ?」「やっぱりタイトにガタ無しで作るっていうのが銃ってもんさ」みたいに語りかけてきます。

それが近代に入るといよいよ機能と生産性を重視しはじめます。
「別部品で問題無いのだから段差があっても構わない」「曲線美しい必要性があるか?」「そんなとこガタがあってもいいんだよ」みたいな
MG34、42にもそういう流れを感じます。

ストックの場合、さらにそれぞれのベークと木の違いとか、戦前戦後とかやっていくと面白いんですけどね。


コッキングハンドル
ここの部分はMG34の方がシンプル。
MG34+ハンドル.jpg

MG42はわざわざ垂直に・・・
MG42+ハンドル.jpg
MG42もMG34とはカタチは違いますが、初期には水平のもっとシンプルなものがあります。
垂直にした理由は・・・邪魔にならないから???


ハイダー部
左からMG34、MG42の順
MG34+ハイダー.jpg
ハイダー部はソリッドなMG34、メカメカしいMG42みたいな・・・。


実は全然違うサイト
左からMG34、MG42の順
MG34+サイト.jpg

MG34は取り付けがオフセットされてますね。

対空サイトの取り付け部もオフセット。
MG34+対空照尺.jpg


レシーバー部を側面から見ると・・・
上からMG34、MG42の順
MG34+ソリッド.jpg

削り出しのMG34とMG42のプレス感がよくわかります。

というわけで駆け足で比較でした。
しかし・・・すでに毎度ながら、これでも情報量的には「ブログ」というレベル超えちゃっていますので・・・この辺りでご容赦。

個人的にはMG34とMG42のイメージって、戦争映画はもちろん、タミヤ模型の1/35のイメージが強かったのです。
1/35くらいのスケールで見るとMG42はスラッとした感じがカッコ良かったのです。MG34は今にも折れそうでなんとなく貧弱感がありました。
それが店で本物を見るとイメージは変わりましたね。
削り出しなMG34とプレスなMG42。
構造以前に、何よりも素材感が似て別物な銃でした。

しかし・・・魅力の甲乙はつけがたいです。

弊社ではトイガンを含めて「MG34やMG42が初めて購入した銃」というお客様もいるくらい。
独特の魅力がある銃なのですね。



本日のワンポイント情報!!
本日、M1ガーランド、M1カービン、BARが買取りで入荷しました。 
久し振りの大戦中の米軍旧加工品です。
ホームページにアップしましたが現在価格調整中です。
価格が決まり次第にご予約の方から紹介させて頂きます。
ご迷惑をお掛け致しますが今しばらくお待ち下さい。

2010 SHOT SHOW JAPAN(大阪)に多数のご来店ありがとうございました。


2010.11.27 Saturday

大阪店への道…

こんばんは。ブログお初の大阪スタッフYです。

昨年から臨時で復活中です。
懐かしさ半分、緊張半分でお店番させて頂いたおります。
さて、『大阪店でもブログを書いてください。』と本店スタッフより指令を受けました。しかし、特別ミリタリーに精通している訳でも、霊能力がある訳でもないので何をネタにしてよいのやらさっぱり思い浮かびません・・・
そこで、最寄りの駅からシカゴまでシリーズの大阪編をお届けすることに・・・肩慣らしと言う事で。

以前より、大阪店に初めてご来店されたお客様の中には『店を見つけられず日を改めて出直して来た』と、分かりづらい立地にご立腹のお客様もいらっしゃいました。
そこで、第一回はメインの駅『JR新大阪駅』編をお届けいたします。
新大阪駅はJR在来線(京都線)、新幹線、地下鉄・御堂筋線が集まっています。今回は在来線&新幹線の改札口からスタートです。

1.在来線の改札・東出入口を出て右方向に進んでください。
蕎麦屋さん、551蓬莱さん、ワッフル屋さんなどがあります。
yyamanaak_001.jpg

2.しばらく行くと右側に新幹線の改札・中央出口が現れます。(新幹線ご利用の方はココからスタートです。)
yyamanaak_002.jpg

yyamanaak_0002_2.jpg

3.すぐ目前にあるエスカレーターで2階〜1階と降りて下さい。こんな景色が広がります。目指すのは中央の背の高いビル、ワシントンプラザホテル方向です。写真右方向に進んでください。
yyamanaak_003.jpg

4.少し歩くと左側に青い看板『北方領土を返してね』や大阪城築城400年を記念した石組みのオブジェが見えてきますので横断歩道を渡ってください。
yyamanaak_004.jpg

5.看板の前で振り返ると新大阪駅の全貌が!(たいした事はありませんが観光客の外人さんはココで記念写真を撮影しています。)
yyamanaak_005.jpg

6.少し進んでガードをくぐると信号があります。押しボタン式です。
ボタンを押して渡って下さいね。(たまにず〜っと待っている人を見かけます。ボタン押さないと渡れません。)渡ったら右側のマンガ喫茶の方向に進んでください。
yyamanaak_006.jpg

yyamanaak_006_2.jpg

yyamanaak_006_3.jpg

7.すぐにワシントンプラザホテルが左側に見えて来ます。そのまま真っ直ぐです。
東京と違って心を惹かれるようなお店や、萌えるお店は全くありませんのでサクッと前進です。
yyamanaak_007.jpg

8.高架道路(新御堂筋)の前まで来たらもう直ぐです。左に見えるローソンの方へ横断歩道を渡って下さい。信号が有りませんので注意してください。
yyamanaak_008.jpg

9.ローソンを過ぎると讃岐うどんのお店が見えてきます。
yyamanaak_009.jpg

10.その向こうにイタリアンのお店。
うどんとスパゲティに挟まれた入口が第三中島ビルの玄関です。普通のオフィスビルなので分かりづらいですが、シカゴレジメンタルス大阪店の入口になります。
奥のエレベーターで7階までお上がり頂ければ到着です。

yyamanaak_0010.jpg

yyamanaak_0010_2.jpg


そうなんです。寄り道の出来るお店も、大阪ならではの飲食店もな〜んもないです。
次回地下鉄・阪急京都線編では何かご紹介できるお店なども探してみます。
次回が何時になるかは???
皆様のご来店をお待ちしております。
勿論、老若男女は問いません。問いませんが、たまには女性のご来店も大歓迎であります。

昔店長のYでした。ではまた。


本日のワンポイント情報!!
程度の良い完品のM72A2 LAW ロケットランチャー が買取で入りました。
詳細は弊社ホームページにてご参照下さい。


2010.11.26 Friday

お約束の決まり文句 &明日はショットショー!

こんばんは、スタッフDです。

シカゴが上野に移転した結果、日暮里の時とは若干違う客層が増えました。
いわゆる、アキバ帰りの方たちです。
私自身、アキバは大好きな街なので、「アキバから歩いて来たんすよー」なんて私のよく行く店の手提げ袋を下げて来店されると、何を買って来られたのか気になってウズウズします。

そんなアキバ帰りのお客様がシカゴに来ると、かなりの確率で目を留める商品が3階にあります。


火炎放射器です。
そして、そんなお客様が必ず口にする台詞があります。
消毒だ〜!
有名ですからね、気持ちは凄く判ります。

こちらの商品、やはり「消毒だ〜!」をやるなら背負ってナンボだと思うのです。
かなりの高価ですし、かなりの重量なのであまりお薦めは出来ませんが、一応背負う事が可能です。
さすがに燃料は入っていませんが20kg程ありますし、洋服が汚れてしまうかも知れません。
(撮影の為に奥から持って来ただけで、私は嫌になりました)
それでも背負いたい、という方がいましたら、スタッフにお申し出下さいませ。

シカゴ在庫の火炎放射器は、米軍のM2火炎放射器と呼ばれるタイプ。
タンクが2個になり、10回の発射が可能になったそうですが、重量が本体だけで20kg、それに入る燃料も最大で28kgになるとか。
射程距離は33mあるとの事ですが、後ろから狙われた時の恐怖感は…。

モヒカンじゃなくても、棘付の肩当を装着していなくても、大丈夫です。
元ネタが全然判らない方、申し訳ありませんでした…。

本日のワンポイント情報!!
一昨日も書かせて頂きましたが、明日、明後日はSHOT SHOWです。
イベント全体の詳細は、こちら(公式サイト)です。

お待ちしております!


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