まいど! 倉庫の移転作業で忙しいシカゴ社長です!!
皆さまも引越し等で荷物の整理をしていると「ふと手を止めてしまう時」ってありますよね?
今回資料の整理をしていると、私が米国に住んでいた時代に日本から取り寄せていた「コンバット・マガジン誌」と「Gun誌」が大量に出てきました。
シカゴをオープンした1994年から広告を掲載しているので、それからのバックナンバーは資料として店にあるんですよね。
しかし、1993年以前のバックナンバーは倉庫に保管したままで、18年ぶりに手にしたことになります。
「私が全く無可動のビジネスに興味のなかった時代」と「シカゴが日本でビジネスを始める直前」の"無可動実銃業者さん達の広告"に手が止まってしまいました。
今はシカゴの広告しかないので、皆さまもワクワクして新刊の広告を見ることも無くなったと思います。
あの頃はインターネットも無かったし、どんな新しい業者がどんな品を扱うか楽しみでしたよね。
最初は周りに撃てる銃が沢山あるアメリカにいたので「日本で実物の銃がコレクション用に手に入る」と言う広告にピンとこなかった記憶があります。
今改めて見てみると興味深いですねぇ、私の知らない無可動銃の業者さんや、「あのミリタリー・ショップさんも無可動を扱っていたんだぁ?!」と驚くことばかり。
多くのお客様はシカゴが無可動のビジネスを開拓したと思われていますが、実は違うのですよ。
シカゴが初めて日本に店舗を構えたのは1993年12月27日。
それまでは米国に住みながら毎月ヨーロッパに行って日本の〇リカ クラブさんに無可動を卸していました。
卸しをしていたのも1993年だけですから、あの頃では後発組だったかもしれませんね。
上はシカゴの1994年3月号広告です。
「実銃の価格設定に疑問をお持ちではないでしょうか?」ってキャッチ・コピーとMP44 110,000円には大きな反響を頂きました。
ではそれ以前の「私が全く無可動のビジネスに興味のなかった時代」の1992年7月号「コンバット・マガジン」から。
どの業者さんかは実名をそのまま出すとアレなので、一応伏せ字にしていますがバレバレですよね。
銃名は広告にある通りにコピーしてあります。
店によって同じ銃でも呼び方がまちまちで、興味がありますねぇ。
英語名のミス・スペルもご愛嬌でしょう。
〇ムズ・ミリタリアさんがVZ24 チェコ モーゼル Kar.98k 後期モデル、モーゼル Kar.98k 後期モデル、ロシア軍モシンナガン小銃をなんと「カラー広告!」
〇ンクルさんがAK47、M1 カービン、M1 ガーランドをモデルガンと同じように分割購入価格でも表示。
猟銃を輸入している〇ァーイーストガンセールスさんがエンフィールド No.4 MKI、M1 ガーランド、九九式歩兵銃、US M1 ガーランド、US M1 カービン、モーゼル スタンダード、チェコ モーゼル、FN モーゼルをラインナップ。
これは〇ッコー商事と同じラインナップなので仕入れ元は同じでしょうか?
〇ッド・クォーターさんが、U.S.ライフル 30 キャリバー M-1、U.S. スプリングフィールド M-1903A3。
そして「シカゴが日本でビジネスを始める直前」の1994年月1号「コンバット・マガジン」(1993年11月発売)から。
〇リカクラブさんが大々的に無可動の広告を出しています。
PPSH41(バナナ)、DP-26 LMG、HK-21 LMG、M-16(ベトナム)、ビッカース HMG、MP-41、STG-44、MP-40、G-41など。
「安さ爆発!!」と書いているだけあって価格は一番安いですね。
この広告のちょっと前までは〇リカクラブ シカゴレジメンタルスの名前で販売していたのですけどね。
この時点ではもう、シカゴと〇リカクラブさんは別々の販売路線を歩んでいた事が判ります。
〇ンクルさんがMG34、MG42、L1A1、AR180、トンプソン M1A1、シュマイザー MP-40、M3A1 グリースガン、M-16A1 ベトナム、ドラグノフ スナイパーライフル、AK-47を「〇リカクラブ レジメンタルス商品販売代理店」として販売しています。
また〇ッコー商事さん(明記はありませんが)の無可動拳銃も扱っていますね。
そして〇アーズさんが、BARの写真5枚を添えて広告に出しています。
他にMG-34、MG42、H&K21、Thompson M1A1、Browning Cal.30、Vickers MkI、Bren Gun、Finland/Valmet、U.K./L85A1、Poland Wz63と在庫品が明記されています。
一品モノですがWz63が入っていたのには驚き!
シカゴが初めて輸入したと思っていました!!
その広告には「後発類似業者の粗悪品な量販品にご注意」と書かれていますが、さぁ、誰のことでしょうか?????
〇アーズさんの仕入れ先がすぐ判明したので、シカゴが英国で無可動のビジネスを始めるきっかけとなりました。
実際それまでは〇AGさんがAK47を大量に中国から輸入していたのは知っていましたが「中国政府に特別なコネがあるのだろう」、「何千もの丁数を一度に輸入するから出来たのだろう」と思い込んでいたんですよねぇ〜!
私も米国はもちろん、ヨーロッパにも多くのコネクションはありましたが、個人ができるビジネスとは思っていませんでした。
それが〇アーズさんが個人で小ロットを輸入しているのを知って「なんや、俺でも出来るやん!」って感じで始めたんですよね。
そして北海道の〇ロント国際物流さん。
英国で仕入れられる銃名をラインナップしていますが実際に輸入されたのでしょうか????
FN FAL PARA、 FN L1A1、 FG-42、MG-42、MP5A3、FAMAS、Thompson M1A1、 Thompson M1A1 、Thompson 1928 Old、Springfield M1A1、Bren Gun、Sten MKV、M-14、M-16A1 Rifle、XM177-E2、AK-47、PPS1943、PPSH1941と多分英国からと思いますが、なんと「FG42」が入っています!!
〇ENJY INTERNATIONALさんは米国のサープラス系業者から仕入れられるボルト・アクションが中心です。
6.5ミリ 38式、6.5ミリ 38式 カービン、7.7ミリ 99式、7.7ミリ Last Ditch Rifel カービン、M1 Garrand Rifel、303 Mk3 Rifel、7.65ミリ Mauser Model 98、8ミリManlicher Straight-pull Bolt Rifel、Mauser 8ミリ Rifel、MAS 36 7.5ミリ Rifel、Remington Armory 1917 Model 1891、Mauser Model 1888 Spandau、Model 1891 Mosin-Nagant、303 Jungle Carbineなど。
(*注 Rifelは私の入力ミスではありません。)
〇AGさんのAK-47はこの頃は〇ァーイースト・ガンセールさんが販売していたのですね! これも知らなかった・・・。
在庫品は一年半前とほぼ同じで九九式歩兵銃とエンフィールド No.4 MKIの代わりに三八式騎兵銃と三八式砲兵銃が入っていました。
「砲兵銃」と言う名称から、やっぱり〇ッコー商事さんからなのでしょうか?
〇ッド・クォーターさんがM-1 ガーランド、U.S. カービン Cal.30 M-1とM-2を出しています。
〇ッド・クォーターさんの広告のデザインや説明には何か引かれるものがありますね。
M-1 ガーランドは一年半前に比べ約1/3の価格になっています。
〇アーズさんの広告のすぐ下に〇プチューンさんの広告。
M16-E1(M16-A1)を一丁だけ写真入りで「実銃(無可動)輸入」と書いてありましたが、独自で輸入していたのでしょうか?
無可動実銃を扱っている業者が並んで広告が出るなんて、今では考えられませんね。
本日のワンポイント情報!
オーストリア、ステアー社製のStg.58が買取りで入荷致しました。