もはや考古学の対象かも??
こんばんは、アルバイトKです。
シカゴには正体不明のミステリアスな商品がいくつかあるのですが、その中から今回はこちら。
何かの砲弾でしょうか…??
本体が盛大にサビているので、おそらく第二次大戦で使用された物の発掘品だと思われるのですが・・・。
真横から見るとこのような感じです。
弾頭の形状から、対戦車用の成型炸薬弾(だったもの)と思われます…。
また、振るとカラカラという音が聞こえる事から、どうやら筒状の部分は中空になっているようです。
砲弾の後端からは細いパイプ状(?)の物が飛び出していますが、これはロケットの噴射ノズルか何かでしょうか??
このようなヒントを基に真っ先に思いついたのは、ドイツの対戦車ロケット砲である「パンツァーシュレック」だったのですが・・・
写真の歩兵が持っているパンツァーシュレックの弾は、シカゴの物よりも一回り大きいように見えます。。
パンツァーシュレックの口径は88mm。
試しに今回の発掘品の弾頭の直径を計測してみると・・・
なんと、ジャスト60mm!! やはりパンツァーシュレックのものではなさそうです。
口径が60mmの対戦車ロケット砲で、第二次大戦中に使われたものと言えば・・・
ひょっとしてアメリカのバズーカ??
ちなみに完品状態のバズーカの砲弾は、このような物なのだそうです。
今回の発掘品では弾頭のコーンや尾部の安定翼は失われていますが、それ以外の形状は写真の物とほぼ一致しています。
全体的にサビが進行しているため断言はできませんが、弊社在庫のバズーカ関連商品としては唯一の物と思われる今回の発掘品。
第二次大戦中にバズーカから発射されて不発のまま戦場に埋もれていたのか・・・
それとも兵士が戦場に放置したまま野ざらしになっていたのか・・・
いずれにしても、なんとも歴史のロマンを感じさせる一品なのです。