Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2013.02.28 Thursday

もはや考古学の対象かも??

こんばんは、アルバイトKです。

シカゴには正体不明のミステリアスな商品がいくつかあるのですが、その中から今回はこちら。
バズーカ弾1.jpg

何かの砲弾でしょうか…??

本体が盛大にサビているので、おそらく第二次大戦で使用された物の発掘品だと思われるのですが・・・。

真横から見るとこのような感じです。
バズーカ弾2.jpg

弾頭の形状から、対戦車用の成型炸薬弾だったもの)と思われます…。

また、振るとカラカラという音が聞こえるから、どうやら筒状の部分は中空になっているようです。

砲弾の後端からは細いパイプ状(?)の物が飛び出していますが、これはロケットの噴射ノズル何かでしょうか??
バズーカ弾3.jpg

このようなヒントを基に真っ先に思いついたのは、ドイツの対戦車ロケット砲である「パンツァーシュレック」だったのですが・・・
バズーカ弾7.jpg

写真の歩兵が持っているパンツァーシュレックの弾は、シカゴの物よりも一回り大きいように見えます。。

パンツァーシュレックの径は88mm。

試しに今回の発掘品の弾頭の直径を計測してみると・・・
バズーカ弾4.jpg

なんと、ジャスト60mm!! やはりパンツァーシュレックのものではなさそうです。

径が60mmの対戦車ロケット砲で、第二次大戦中に使われたものと言えば・・・

ひょっとしてアメリカのバズーカ??
バズーカ弾6.jpg


ちなみに完品状態のバズーカの砲弾は、このようななのだそうです
バズーカ弾5.jpg

今回の発掘品では弾頭のコーンや尾部の安定は失われていますが、それ以外の形状は写真の物とほ一致しています。

全体的にサビが進行しているため断言はできませんが、弊社在庫のバズーカ関連商品としては唯一のと思われる今回の発掘品

第二次大戦中にバズーカから発射されて不発のまま戦場に埋もれていたのか・・・

それとも兵士が戦場に放置したまま野ざらしになっていたのか・・・

いずれにしても、なんとも歴史のロマンを感じさせる一品なのです。


2013.02.27 Wednesday

な・ん・と! 5年目!!

まいど! シカゴ社長でございます!!

 

お陰さまでブログを始めて「な・ん・と! 5年目!!」になりました。

4年間一日も欠かさずにブログを書けたのは「シカゴの自慢」です。

三日坊主のシカゴ社長の下で続けられたのも、シカゴの全スタッフの「努力の賜物」であることは間違いございません。

スタッフのみなさん、ご苦労様でした!!

 

多い日ですと一日15,000件以上(この日は脅威的に多かったのですが!)もアクセスがあったコトもあり、ただただ「ありがたい」と思う毎日です。

沢山の方が「お気に入り」に入れて毎日チェックして下さっているのですね!

読者の皆様「本当にありがとうございます!

そんな方々の期待を裏切らないように、スタッフ全員のブログが上手くシフトして「飽きられない」ように工夫を凝らしています。

幸い、スタッフも増えて個性的でバラエティにとんだ内容になっているのはありがたいかぎりです。

 

そんなワケでスタッフの仕事の一つ(シカゴが課した唯一のノルマでしょうか)がブログですが・・・。

シカゴのお仕事は販売、商品管理、宣伝広告など一般の小売店で行われている業務以外に沢山あるんですよ。

スタッフそれぞれの特技を活かして、常にHPに色んな機能をプラスしてます。

 

例えば最近プラスした機能や頑張って更新しているものは・・・

1.メニュバーの下から二番目にあるMuch More(ブログでの紹介品)   ブログ内容を銃別(国別)に分けた検索機能。

2.シカゴが最近力を入れている古式銃の販売コーナー「古式銃も売りまっせ!! 古式銃専門店として恥ずかしくない在庫量を目指しています。 現在は在庫品のページだけにリンクしていますが、これからは説明(How to)ページも追加する予定です。

3.結構難しい古式銃の買取りについて詳しく説明した「古式銃も買いまっせ!!

4.「詳細画像(Detailed Photos)在庫品の詳細画像を沢山アップしたページです。 通信販売でご購入を検討されている方に圧倒的なご支持を頂いています。
5.皆様とっくにご存知かと思いますが「シカゴ速報(Chicago News)。 買い取り品などの情報がlive timeで発信されています。

6.隠れた人気コーナー「スタッフ紹介(Our Team)、ブログを書いているスタッフの表の顔(裏も?!)が判ると好評です!

7.シカゴのアウトレット品をまとめたOUTLET、これはまだ枠ができただけで商品が入っていません、すみません。
(太字下線部分をクリックしてもらうと各ページにリンクします)





シカゴが挑戦している作業はこれだけではありません
!
次回Gazette Vol.11は間もなく発行されますし、20周年カタログも着々と進んでいます。

ぜひこれからのシカゴにご注目下されば、スタッフの努力も報われますので宜しくお願いいたします

 

2013.02.26 Tuesday

同じじゃ〜あ〜りませんよ。

 こんにちは。スタッフYです。

私事ですが、先日G-SHOCKを衝動買いしてしまいました。
可愛い熊さんのケースに入った白いやつですが、案の定、家族(嫁)からは「また同じの買ったの?
色が違うだけじゃない。」と怒られたのは言うまでもありません。
【色が違う】これだけ違えば全くの別物ですよね!!ケースだって可愛いのに!!
 (説明しても理解は得られません)


愚痴はここまでにして、今日はブログでも何度か登場しているPPS43短機関銃です。
只今、大阪店にはロシア製、ポーランド製、そして中国製(四三式)が
集合していますので、より細かい部分を見てみたいと思います。


うちの嫁でなくてもパッと見は同じに見えます。色も同じです。


まずフロントサイト周りです。
ロシア製の部品がプレス製で下部のリベットがありません。
(以前ブログで紹介されたロシア製は削り出しパーツでした。)
ポーランド製と中国製はよく似ています。ポーランド製は仕上げが丁寧ですね。



薬室部側面の比較。
銃身固定用のピンが(黄◯部)ロシア製のみエジェクトポートの反対側にあります。


レシーバーに在るセイフティー固定用ピンの上部の形状がロシア製のみ異なります。 


次々行きます。セイフティーの形状が微妙に違いますね。
使い勝手はどれも同じようなものでは無いでしょうか。やはりポーランドと中国はよく似ています。


次にリアサイトを見てみましょう。
ロシア製以外はリベット止めされています。中国製は取付基部の形状も少しシャープな感じ。


続いてストックの基部とスリングスイベル金具(裏側)部。
これも各国少しづづ違います。ポーランドと中国はよく似ていますが、中国製のみストックの根本にリベットが打たれています。


最後にバットプレート部。
バットプレートの固定方法がロシアのみ違います。その為形状が全く別物になっています。


黄◯部のアップ。
ロシア製はバットプレートがストック本体の凹みに当たってストップします。
ポーランド製と中国製はバットプレート側の出っ張りがストックに当たってストップする構造です。

今回は細かい所をピックアップしてみました。よく見ると結構違うものですね。
こうして見ると中国はポーランド製をコピーしたのでしょうか?
たまたま、大阪店のロシア製が型違いだったのでしょうか??

と言うことで、銃も時計も少し違えば別物です!欲しくなるのです。
お互い自信を持ってコレクションしましょうね!
ではまた。

四三式 短機関銃 (中国軍 PPS43)はこちら

ロシア製 PPS43 短機関銃はこちら

ポーランド製 PPS43 短機関銃はこちら


2013.02.25 Monday

近江の一寛斎 九代目国友籐兵衛・・・の御子息


「近江の一寛斎 国友籐兵衛 鉄砲鍛冶であった。」


ずいぶん前のTVコマーシャルにこんなコピーがありました。
いったい何のCMだったのかは覚えていませんが、このコピーがものすごくカッコよくて一発で脳みそに刻み込まれたのでした。

ごきげんようフェチなスタッフ「K」です。

さて、近江の一寛斎 国友籐兵衛がいかなる人物であったか?
日本で初めて実用的な気砲(空気銃)や望遠鏡、御懐中筆(万年筆)などを作った偉大なお方なのでした。
国友籐兵衛が名前かと思っていたら、こちらは屋号というかブランドというか。
九代目国友籐兵衛ということのようです。
一寛斎の数々の功績はWeb等で調べられると、非常に楽しくためになると思いますのでここでは割愛させていただきます。
フェチ「K」は、ただただリスペクトしてしまいました。

そんな大天才の九代目の後を継いだのが、十代目国友籐兵衛である充俶(じゅうしゅく)です。

今回のこの銃の作者です。

IMG_0995.JPG

明治21年没とのことなので、そんなに大昔の方ではないようですね。
作品は花鳥風月の銀象嵌が美しい逸品ですがグリップ部分の菊?が印象的です。

作動に関しても全く問題はありません。

IMG_0993.jpg

銃身の裏側に『江州国友籐兵衛 充俶』の銘が入っています。
江州(ごうしゅうと読みます)とは近江の国、国友とは近江国坂田郡の地名で現在の滋賀県長浜市国友町にあたります。
こちらには国友鉄砲の里資料館というのがあるとの事、個人的にも訪れてみたいものです!

しかし、この鏨(たがね)彫りって機械的な刻印と違って直接製作者の心意気が伝わるようで感無量です。
う〜ん、素晴らしい!

IMG_0996.jpg

当時この馬上筒を持っていた方は、かなりのお金持ちだったと想像できる象嵌です。
超平民のフェチ「K」には絶対に縁遠かった銃だと思うと、今ここで手にしているのが超不思議ですね。




この江州国友籐兵衛 充俶作 馬上筒を、もっと大きい写真で見てみたいと思われたらこちらをクリック!!




2013.02.24 Sunday

なんだかとってもハイセンス!!

こんばんは。スタッフTですm(_ _)m

最近入荷した異国情緒あふれる古式銃を、
じーっくりと見ていると、
やはり他の古式銃、無可動銃とは違う魅力を感じます…!!
機能美…というより装飾美といいましょうか。

よくよく観察していると、
随所に見どころが散りばめられていることに気が付きました(・o・)!!

それぞれがそれぞれ違う魅力を持っているんですが、
今回はこの銃を観察してみようかと。

DSCN0008.JPG

カビル 管打ち式(パーカッション) ライフル No.3」です。

私としましては、まずここが非常に目を引きます。

DSCN0001.JPG

鋭利なバットストック…!!
接近戦でこれを持ち出されたらと思うと…(´-`)

すごく痛そうです…(>o<;)

しかしながら、このストック…

DSCN0002.JPG

三日月みたいでなんだか素敵(-.-)


銃身がこれまた素敵で…
何やら柄が描かれているんですが、

<その1>
DSCN0004.JPG

<その2>
DSCN0005.JPG

<その3>
DSCN0006.JPG

<その4>
DSCN0007.JPG

長ーい銃身に4種類の柄が描かれています。
なんだかパッチワークの様な…絨毯の模様のような雰囲気(゜-゜)

北アフリカあたりでは「キリム絨毯」という絨毯が作られるらしいですが、
この銃の柄も後々、絨毯の模様に生かされていたりするんでしょうかね?
深読みすぎ…(-.-)?

撃鉄の後ろ、サイドロック部分にも…何やら模様が…

DSCN0003.JPG

こちらは経年劣化でよく分かりませんが…
植物の様な柄?

銃は武器なので当然ながら機能や強度が重要ですが、
お国柄で、それ以外に重きを置くこともあるんだな…、
というのが私にとって新しい発見でした(^-^)

というわけで、

今回紹介した、
カビル 管打ち式(パーカッション) ライフル No.3はこちらー!!


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