Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2013.04.30 Tuesday

スペシャルなアサルトライフルなのだ

どーも、ケンです。

今回はSCAR、スカア・・・スカー・・・

初めて聞いたときから、なんかの略なんだろうな、というのはわかりますよね。
でもなんじゃろ?と思ったり・・・
スペシャルカービン?これ、結構イイ線じゃない?とか思ったのですが・・・

本当はSpecial operations forces Combat Assault Rifle。
ならSOFCARじゃない?
まあ、それじゃゴロ悪いからね。というわけで(?)SCARになりました。
1.jpg

そんなSCARが入荷するなんて思ってもなかったわけで・・・
それを言ったらハインドの機関砲なんかもそうです。

「社長が『Yak-Bがあるんだけど、どう思う?』って聞いてる」とフェチスタッフから社長の伝令。

・・・うーむ・・・それってハインドのだよね?ターレットのやつ・・・
と、素性がすぐに出る自分が変人。

しかし・・・売れるかどうかと聞かれれば悩みます。

ハインド好きな人はいっぱいいる。あのターレット機関砲カッコイイと思う人も結構いる。その中で「あの機関砲あれば買う!」という人はいるかも知れない・・・
とまあ、社長に聞かれれば「う〜む・・・」とマジメに考えます。でもこういうのを考えるのは楽しいです。
ロマンを感じますから。だって入荷したらスゴイではないですか。
うちの社長も商売はもちろんですが、でも同時に「あれが入ったらスゴイやん!」というロマンの話もよくします。

で、SCARもそんな種の銃。まあ、こちらはご時勢柄もあり絶対売れると思っていました。
しかし実際入荷したら勢い凄すぎ。あっという間にほぼ完売。
こりゃブログにする暇もないですねー。

とか思っていたら1丁だけフリーになりました。この辺りはなんというか、色々な状況の巡り合わせで偶然フリーになりました。

というわけで、この機会を逃すのも勿体ないので急遽ブログをやります。


SCARはFN社が自社のノウハウやM4カービンでの長所や教訓などを生かしつつ、あまり冒険的なものは取り入れず「今、君達はこんなのがほしいんだろ?」という感じで作ったアサルトライフルです。

実は銃身長と口径の組み合わせにより、1種で多彩というのが最大の特徴だったりもします。

簡単にそうに聞こえるコンセプトですが、これを生半可なメイカーがやると「過去のノウハウを生かし信頼性の高い銃にした」・・・つもりが「結果的に新しいものが無いわりにバランスも悪い駄銃」になったりしますから・・・
こういうところ、やはり老舗という感じがします。

第一印象は・・・M4カービンっぽいけど・・・それをさらに未来にしたような銃という感じ。なんだかズングリしたような印象を受けるのは・・・ストックから本体に繋がるラインのためです。
って言いながら、わざとそのストックラインを強調した写真にしてみました。
3.jpg

セレクターは普通に使いやすくアンビでもある。
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文字に注目MK刻印入りです。
最近のFNのバーコードももちろん。
銃にバーコードって見慣れない分、やはり目立ちます。
こっちに至ってはQRコードです。
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いわゆるシリアル、ロッドなどの情報などなどがわかるらしいですが・・・
あるいは「私が組み立てました」というオジチャンかオバチャンの写真が出てくるかも知れません。

で、本銃で最初に驚いたのがマガジンキャッチ。
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アンビです。
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両利きもここまで来たか・・・と思いました。

基本的に右側の通常のキャッチボタンを左からリンクさせるような、なかなか冴えたやり方で両利きにしています。
見ればシンプル、でも考え付くのは容易ではないのです。

リアサイト・・・
8.jpg

・・・の倒立
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もちろん、フロントサイトも・・・
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11.jpg

現代は光学機器が標準装備というのがよくわかります。
ゆえにアッパーにはレールが真っ直ぐあり、好きな光学機器を好きなように付ければ?と言ってますね。

そして・・・銃身部に至っては上下左右全てにレール。
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この辺りが一昔前の銃と一番違う部分です。
もはやハンドガードって呼んではいけない気もします。

レールで思い出しましたが・・・アッパーフレームは金属です。
12.jpg

フレームはアッパーもロアも全部樹脂にもできますが・・・あえてアッパーを金属フレームにしておいた方が採用してくれる国が増えそうです。
考え方がやや古い、あるいは固いお国や軍でも・・・というわけです。

タンカラーという色味自体今時ですが、実はアッパーフレームは「遠くから見るとタンカラー、ですが近くで見ると・・・なんというか鈍い金というか・・・
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確か、模型で「ダークアース」という色があったような・・・あんな感じです。
いや、模型色で言うたらわからないだろー、とか言われそうですが・・・他に良い色の表現がありません。

しかしとにかく・・・SCARで最大に面白いところはやはりストックかな?と。
15.jpg

このストックゆえに全体のフォルムもなんとも言えないカタチになっていますし、さらに・・・

見よ、無可動にも関わらずここだけでこんなに動くのだ!
16.jpg

的な・・・

伸縮、さらにチークパッドも上がります。
17.jpg

チークパッドが標準なのも光学機器全盛の今だから。
ストックの伸縮はコンパクト化ではなく、あくまでも装備ベストによる調整のため。ですから調整範囲は細かく狭いです。

コンパクト化のためなら、ストックを畳みます。
18.jpg

というわけで伸縮、畳める、チークパッドも出せる、みたいな盛り沢山の状態です。
これまさに現代のトレンドですね。

あ・・・この銃は今度アームズマガジンに出ますんで・・・よろしくです。
2.jpg

さあ!「MK付」はこれでラストだー!

>>SCAR-L CQCはこちら


本日のワンポイント情報!!
買取りでMP44 突撃銃、MP38 短機関銃、MP40 短機関銃、M3A1 グリースガン(全て旧加工品)が入荷しました。 MP38 短機関銃とMP40 短機関銃は東京店に移動中ですので店頭に出るまで少々お待ち下さい。 MP44 突撃銃とM3A1 グリースガンはすでに東京店に届いています。
一部HPにアップ致しておりますので、ご覧ください。
尚、ご予約を頂いている品もございますので、ご了承下さい。


2013.04.29 Monday

シカゴ動画化計画

どうも、こんばんわ(^∇^)
スタッフTですm(_ _)m

もしかしたら、お気付きの方もいらっしゃるかも知れませんが、
HPのトップページにちょっとした変化が…!!

【以前】



【今】


赤丸部分が変わった部分なのですが…(実際のバナーは動いているのです)。

そして…これをクリックすると…
というのは皆さんに実際見ていただくと分かりやすいかと思いますが…(-.-)

開いたらこんな画面が。

名称未設定-1すくしょ.jpg

東京店の店内が
クルクル〜っと動きます。
画面上で、クリックしたままマウスを動かしてみてください!

また、気になった所がある時は、画面の拡大もできるのです!
社長はこの機能がお気に入りのようで、お店の中をウロウロ動き回り「ん⁉  なんじゃこれは??」って拡大して遊んでいます(^.^)


メニューバーの操作方法はこうです(^o°)ь
最初に開いた状態では、各フロアのサムネイルが表示されています。

メニューその2.jpg

そして、下のメニューバー部分は…
メニューバー0426.jpg

操作方法、大体分かっていただけたでしょうか(°-°)?

ちなみに2Fのフロアは店内見回すと違う見どころもあったり…!!
ヒントはこちらです↓

あまり見せてしまうとお楽しみが減ってしまうので・・・
ここは見てからのお楽しみです。

百聞は一見に如かずといいますし…(-_-)

是非一度見てみて下さいね(^□^)ノ

ただ、ご覧頂く環境によってバナーとか上記のパノラマ写真がスムーズに動作しない可能性がございますので…その点はご了承くださいm(_ _)m


さてさて、更に…、

PPsh41短機関銃PPS43短機関銃RPD軽機関銃UZI短機関銃ミニUZI短機関銃MP40短機関銃M53軽機関銃Wz63短機関銃Gew.3自動小銃エジプトAKMS自動小銃マドセン短機関銃AR18自動小銃G36自動小銃M1カービンMP5短機関銃ホッチキス短機関銃

の商品ページに、「動画はこちら」と追加されています。

見て頂きますと分かるかと思いますが、
テイクダウンや工具を使わなくても簡単に出来る分解、組み立てを動画で紹介しています。ごくごくシンプルなものですが(^-^)
(youtubeのウィンドウが開きます)

動画では工具を使っていませんが、さらに工具を使うと、加工で溶接固定している箇所以外はそれこそバラバラになるようです。

ホッチキス短機関銃のようなおもしろい仕組みの銃のテイクダウンはなかなか興味深いですね〜^^
おもしろい仕組み…といっても言葉だけでは分かりづらい部分が多いかと思いますのでそれを実際に見て頂ける!!!
というのが動画ならではの良いところですね(°∇°)!!

こちらの動画はのちのち銃の種類が増殖していく予定ですので、お楽しみに(°□°)つ

この動画をみて、

「無可動銃っておもしろいじゃん!!」

って思ってくれる人が、増えるといいなあと思いますー(^o^)


2013.04.28 Sunday

春は出会いと別れの季節なんですとか

 人間関係って、好きか嫌いかどうでもいいかの三つに分類できるそうですよ。
すると「愛する」って何なのでしょうか、アルバイトSです。

DSCN9953.JPG

初めて目にしたのが、写真でも画像でも、モデルガン・エアーガンでもなく、無可動実銃だったのがこのハキム自動小銃。

スウェーデン製のAG42を元に設計されているのは、シルエットや作動方式を見ても明らかなのですが、なんだか垢抜けないというか、ちょっと古いSFチックなデザインがツボです。一見するとそこまででもないのですが、よく見てみるとストックの木材も見慣れない雰囲気です。

DSCN9955.JPG

新加工のため非常に分かりやすい、ガスチューブから飛び出たパイプとその受け口。まさしくリュングマンシステムって感じですね。
AR15ですと、ガスが噴き出すのはレシーバーの中ですが、ハキムはご覧の通りむき出しです。構えて撃ってる間に、顔が真っ黒になってしまうんじゃないでしょうか。逆にレシーバーが汚れにくくなって良いと取れなくもない……?

DSCN9964.JPG

エジプト製とあってか、タンジェントサイトは解読不能です。エジプト語の数字なんでしょうか?この記号……。

DSCN9947.JPG

マズル周りも、奇抜すぎないけど王道からはちょっと外れたデザインですね。僕個人の感想で言わせてもらえば、なかなか好みな形状です。小さい穴は、銃口の方向に向かって若干斜めに穿たれています。リュングマンシステムなのを考えると、反動の軽減のためでしょうか。

またマガジンキャッチもちょっと変わっておりまして、

DSCN9938.JPG

こんな風にロックを解除したあとに

DSCN9939.JPG

押しこむとカポっとマガジンが外れます。めんどくさい……!
スプリングで、ある程度まではロック位置に戻ろうとするテンションがかかっているのですが、それが思いのほか強くて、手袋なんかしてると部品のつまみ難さも相まって、なかなか手こずります。

DSCN9941.JPG

使用弾薬も、聞いたことないようなマイナーな弾薬かと思っていましたが、なんとAG42と同じで8mmモーゼル。

このぐらいの時期のライフルの多くに、マガジンが装填されていても、機関部上部から弾薬を装填できるなんてのがありますが、このハキムも例外ではないようです。

意外なところで保守的ですね。

DSCN9942.JPG

どうやら、上部から装填しやすいように、弾薬をまとめるクリップも存在するようで……。
すると、マガジンキャッチが煩雑にできているのは、マガジンを交換すること自体が、あまり考えられていないからなのかも知れませんね。

DSCN9958.JPG

さて、非常に気になるこの取っ手。最初は、スリングを通すループだろうと踏んでいたのですが、ところが

DSCN9961.JPG

後ろと

DSCN9936.JPG

前と

別のところに二か所ついてます、スリングループ。ということは違う……?

調べてみると、どうやらダストカバー兼コッキングハンドルのようです。しかし、一筋縄ではいかなかったこのハキム自動小銃。このダストカバー兼コッキングハンドル(丁度良い名称思いつかないです;;)がどんな風に動くんだろうと、動画などを探してみたりしましたが、いまいち的を得ないと言いますか、「これはこう動くんだな(?)」な感想ばかりなのです。

形として、見たままをお伝えしますと

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赤い四角の場所にボルトが入ってまして、ボルトに覆いかぶさるようにダストカバー兼k(略)が付いてます。基本はこの位置のようで、薬室に弾丸が装填される前は、この位置から発射サイクルがスタートしていました。

02.jpg

この時カバーの後ろに、ストック側に若干引くことができるスペースがありまして、カバーを引き切るとボルトだけが前進し、マガジンから薬室へカートリッジを装填します。

後はトリガーを引くと弾丸が飛び出し、発射ガスでボルトが後退した後、再度前進して次弾を装填。といった流れなのですが、後退不良でボルトがうまく下がらなかったときは、

13.jpg

画像のようにカバーを銃口のほうへ押し込んでやると、ボルトがカバーにロックされて一体化します。

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そしてストック側へ引っ張ると、ボルトが元の位置に戻る、とこういうわけなのですが……
スライドストップ機能は付いてるの?とか、ぶっちゃけボルトにハンドルを一本付ければ、カバー動かすことないんじゃ?ですとか疑問は尽きません。

DSCN9962.JPG

そしてこれは?

愛だの何だのより、ハキムの方が気になって参りました。

>>ハキム自動小銃はこちら


本日のワンポイント!!

買取りで、SIG SG542 自動小銃(旧加工品)が東京店に入荷しました。
既にHPにアップしておりますので、是非ご覧ください。
価格は近日中に決定いたします。


2013.04.27 Saturday

時代と味のある3丁の銃

御機嫌よう、スタッフBでございます。

私、味のある銃には目が無いのでございまして・・・

今回の新入荷ではFN-SCARやミニミなどAK-74など現代物が多く入荷いたしましたが、
実はその中にはシカゴレジメンタルスの通常の入荷品よりもかなり古い銃もあるのでございます。

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というわけで今回は「ローリング・ブロック」の2丁と「スライドアクションライフル」の合計3丁を取り上げさせて頂こうかと思った次第でございます。

まずはこちら、ウィンチェスター M1890 スライド・アクション・ライフル。
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その作りはそのままウィンチェスター M1897 トレンチ・ショットガンと言っても良いかと。

実際にはこちらのスライドアクションライフルの方がご先祖で、ウィンチェスターはこれで一儲けしたという。
この銃が成功しなかったら、あるいはその後の運命は変わっていたかも知れない・・・という銃でもあるのでございます。

なぜこの銃がそこまで売れたかと言うと・・・
撃ちやすい、連射できる、軽い、手頃、素人にも撃てるというような・・・手頃に買う決断のしやすい銃だったようでございます。

この辺りの形はウィンチェスターらしさがありますね。
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ストックが美しいのはこのジャンルの銃のポイントでございますね。
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逆にハンドガードー兼リピーターはその機能のために、かなり使い込まれた感があります。
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オクタゴンバレルは時代の製法ゆえですが、現在は見かけない造りですので、新鮮、無骨、味を感じます。
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このウィンチェスターに関しましては、最大の特徴はテイクダウン。
このネジを外すだけで・・・簡単にブレイクオープンできます。
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無可動実銃ですが、このブレイクオープンは問題ありませんのでお得でございます。これができるだけでとても楽しい。
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これでこの銃は約半分のサイズです。それこそPoachersショットガンみたいです。
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それにしてもウィンチェスターのリピーターはブレイクオープンが好きなようでございますね。

こちらはレミントン ローリング・ブロック ライフル。
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実は新入荷とほとんど同時に売れてしまったライフル。
それもそのはず、上品さの中の無骨のような・・・なんとも言えず独特の味があるのでございます。

こちらはお買い上げになったお客様のご好意で「来週取りに来るから、ブログにするならしていいよ」とありがたいお言葉を頂きましたので、ここで取り上げることができました。ありがとうございます。

さて、ローリングブロックシステムの銃は時代の流れと申し上げますか・・・
黒色火薬から無煙火薬へとコンバートした銃というイメージが最も強いのです。

それは極めてシンプルな構造から、改修してより高威力にしても全く問題無いという頑健ゆえなのです。

こちらの銃も刻印からおそらく1875年製造、92年改修と読むことができます。
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なお、改修年号は同系列の銃でも刻印位置がことなることがございます。

ローリングブロックシステム最大の特徴、ハンマー軸とブロック軸が2つあるのでございます。
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装填方式としてはハンマーを起こして、その後ブロックを起こして装填という極めてシンプルな方式。

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サイトもシンプルでありながら、細かい部分に凝っているのがわかりますでしょうか?
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その細身にも関わらず、薬室部はかなりの肉厚。実際、威力は高いのでございます。
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このため構えてみると、ちゃんと当たる・・・という安心感がある銃でもあります。

木部の美しさも文句がございません。

さて、実はここまではすでに売れた銃でございます。
そして残りは1丁。

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こちらもローリング・ブロックライフルでございますが、より軍用っぽい。

基本的な構造は同じでございますが、金属部自体の仕上げなどは前述した銃の方が美しく、
こちらはより軍用銃の風情と申し上げましょうか・・・
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こういう細かい部分もより軍用っぽい・・・
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特に銃身を長く覆ったハンドガードに軍用っぽさがございます。
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しかし何より・・・

ストックをご覧下さい。虎目調の美しいものです。

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裏返しても美しい・・・
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これが最大の特徴かも知れません。

これらの銃は構えると・・・最新鋭の銃とは違う感性を感じます。
1丁持っていて、たまに構えたくなるような・・・

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そう、1丁だけでも手に入れておきたい銃なのでございます。



>>残り1丁のローリング・ブロック ライフルはこちら
>>すでに売約ですが参考までにウィンチェスター M1890 スライド・アクション・ライフルはこちら
>>売れてしまいました参考までにもう1丁のローリングブロックライフルはこちら


2013.04.26 Friday

電影クロスゲージであります。

 スタッフYです。

今回はFlak30の光学照準器【Flakvisier 33】です。




上面に採光用?のフタ付き小窓、左側面にオープンサイトが付いています。


オープンサイトは調整機能などは無くいたってシンプル。
大まかな狙いを付けるのに使うのでしょうか?


採光用と思っていた小窓を開けてもこれといって変化はありませんでしたが、
上から覗くとレティクルの発光と前方が見え、照準も可能のようです。


右側面に遮光フィルターを操作するノブがあります。
Aのノブで色の薄いフィルターを操作できます。
Bのノブで色の濃いサングラスのようなフィルターを操作できます。


本体の中にはガラス板と凸レンズがあります。
本体下部の支柱内を光が通りレティクルをガラス板に映し出す仕組みです。

おまちかねの電影クロスゲージ明度20、照準固定!の状態でございます。

残念ながら光源部はありませんので実際の光量が不明ですが、LEDのミニライトで
レティクルを映し出す事ができました。 写真下部は薄い色のAフィルターです。


薄い色のAフィルターを使用するとこんな感じ。程よく減光されて
レティクルがハッキリ見られます。


色の濃いBフィルター。フレームに95%の表示があります。


色の濃いBフィルターを使用するとより減光され
順光での使用では照準対象が若干見え難くなります。
しかし、逆光の時には威力を発揮しそうですね。
なお、AフィルターとBフィルターの同時使用も可能です。
これで対閃光防御が可能です。


試しに蛍光灯をフィルターなしで覗くとレティクルも見えませんが(左)、
Bフィルターを使うとレティクルも蛍光灯の形状もハッキリ見えます。(右)
今回使用した写真は効果を強調するために若干画像を補正しました。
実際の見え方とは多少違います。また、実際にこんな使い方をするかも?でございます。
どうかお許しを。。


撮影しながら色々といじっていたら、本体がガバッとひらきました!! 
なんかかっこ良いと思いませんか??

※Bフィルターを使用しても太陽を直接見るのは絶対にやめて下さいね。

Flak30の光学照準器【Flakvisier 33】はこちら


本日のワンポイント!!


下取りで、ステン MkI  短機関銃(新加工品)が東京店に入荷しました。
近日中にHPにアップ致しますので、是非ご覧ください。


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