スターリング!スターリングSMG!
どーも、ケンです。
タイトルはコンバット世代ならおわかりになるかと。
スターリング(starring)・・・で「主演」の意味です。
さて、私が初めてスターリングサブマシンガンの名前を聞いた時、「きっとロシアの銃だ」と思っていました。
まあ、スターリンさんとか、スターリングラードのイメージかと・・・
なんか嫌なガキですね(思想とは関係ありません)。
その後、スターリングSMGがイギリス製とわかったのはかなり後です。
個人的な無可動実銃感で言うと・・・
シカゴの前にはトイガンに触れていた私が、一番「無可動実銃」を感じた商品でもあります。
なぜなら過去のスターリングのトイガンを見たこと、触れたことくらいはあるんですが・・・
本物は全然違うんだねー、と思った最初の銃。
トイガンも頑張ってるんですが、本物の本体はなまじシンプルな作り(ステンの工作機械を使えるように設計)なため、材質感がハッキリでてしまう上、逆に細かいところはあちこち凝ってるのでその辺りはトイではオミットされてしまうわけです。
本物はシンプルなのに贅沢感というか・・・
ステンの時に苦労して、トラブルもあったようなので、世界に冠たる大英帝国がこれではあかん、と大英帝国が誇るマジェスティックなサブマシンガンを・・・と思ったかはわかりませんが・・・
スターリングは色々凝っています。
凝ったのが幸いし、大戦直後のSMGの中でも性能の評判は良いです。
扱いやすくて信頼性も高い。
そんなスターリングの今回入荷分は・・・
表面がシボとフラットがあります。
シボ
フラット
画像で見ると一目瞭然。
実際見ると、まっさらの状態ならともかく使い込んでいくと違いはわかりにくくなりますね。
なので特にどちらかをご希望の方はおっしゃって下さい。
もちろん、どちらかが早く無くなってしまうわけで・・・品切れご容赦なのです。
シボ塗装(あるいは加工)というのは日本語だと縮緬(ちりめん)という方が通りがいいかも。
革や繊維でもこのシボ加工があります。っていうか、元々は革を揉み込んで付けることをシボ加工と呼んでいました。
当然近年には他に樹脂もあります。
基本的には艶消しにすることが一番の目的。
艶消しのキメをドンドン粗くしていくとシボになります。
ただの艶消しと違うのは滑り止め効果も兼ねていること。艶有りや普通の艶消しより遥かに滑りにくいです。フレームから伸びたバレルジャケットのデザインとなっているスターリングにはぴったりですね。
また傷などが目立ちにくい。あと銃とは関係ありませんが、高級感を出す目的もありますね。
金属の場合、塗装でシボにする方法と表面加工でシボにする方法があります。
表面加工でシボにする方法は材質や用途によっては塗装を省略できる場合もあるようです。
一方で凸凹のため、塗装の場合は同じような他の塗装より剥がれ易いという話もあります。
ちなみに日本でもシボ加工屋さんは結構あって、私の近所の下町の町工場にもシボ加工屋さんというのを見かけます。
でもこれ以上の内実はわかりません。
けれどそんな町の「シボ加工」とかの看板見ると妙にワクワクしてしまいます。
病気ともいう。
次にスターリングの凝っているところでわかりやすいところ。
まずマガジン。
前
後。
波々しているところが素敵。
しかしプレス加工で生産性を向上させているのはマガジンも然りですが・・・本当に生産性向上してる?という造りの凝ったマガジン。
フォロワーなんてローラー付きだよ。
これがあるとマガジン掴んで撃ってもトラブル起きにくいとか・・・
結構聞かれるここの部分。
昔、ブログでやりましたが、バレルジャケットの握るべき手の位置を教えるパーツ。
これは過去LOG参照。
>>過去LOG「その小さな突起に課せられた重要な役割とは…?」
銃身がそれなりにあるスターリングなので、あんまり前に手を出す人はいないですけど、
うっかりEJPを隠してしまうことはあるかも知れません。
アンシンメトリーな銃口も個性的。
実は左斜め下の位置に銃剣を着けるので左右非対称なのです。
リアサイトガードの後部だけにある溝。
サイトピクチャーのためとは考えにくいし・・・(付いてるのはガードだからね)
ストックの折り畳み時にも・・・使いそうで使わない。
あるいは分解かな?
ちょっと謎なのです。
ボルトにある螺旋の溝。
実は埃や泥を動作時に自動的に排出するものなのです。
やっぱり凝ってます。
しかしなんと言ってもストックですね。
別名パンタグラフ(菱形伸縮)式なんて呼び方もされているやつです。
いや、菱形じゃないけど・・・でもそういう気持ちもわかりますね。
これがあるからスターリングと言えるほどです。
詳しくはやはり過去LOGで。
>>折り畳む銃床 「スターリング短機関銃」
今回は過去の折り畳む銃床の補足として・・・
スターリングのストックの注意点。
個人的に大好きな銃で、このストックも好きなんですが・・・絶対挟むだろ?というネタ。
まず・・・ここに折り畳みのためのリリースがあるのです。ボタンね。
ここを押しながら畳むわけですが・・・
こう押さざる得ない。
しかしそのリリース時に、矢印方向にテンションがかかっていて、個体差もありますが結構な勢いで・・・閉じます。
しくじるとこうなる。
画像はわざとらしいですし、実際は滅多になりませんが・・・
パチンッ!!と閉じるので挟みそうな怖さがありますね。
あと畳むときにストックを押さえている手も・・・
ヤバイ。
という感じで、大好きなんで思わずツッコンでしまいました的ネタでした。
ホント、大好きなんですよ。
それにしてもこれだけスターリングが並ぶのも久しぶりですね。
っていうか私も初めてなんですけど・・・
いい眺め。
数があるうちにご検討下さいね。
>>スターリングSMGはこちら
今日のワンポイント!!
本日 買取で、Kar.98k 小銃(ノルウェー軍7.62mm仕様・旧加工品)が東京店に入荷しました。
価格は未定ですが、近日中にHPへアップする予定です。是非ご覧下さい。