Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2013.09.30 Monday

オーストリア物流倉庫

まいど! シカゴ社長です!!

今回の出張で最も大変なミッション(早速出ましたシカゴ社長の大好物大風呂敷! 時間的に大変って言うだけです…)が終了しました。

夜中に旧ユーゴスラビア(スロベニア)とオーストリアの国境の町に着き、翌早朝にホテルに迎えに来てもらって、倉庫で黙々と品選び。

お昼も食べずに夕方のフライトまで、秒刻み(またまた大袈裟でした、10分刻み位です…)のスケジュールです。
元外人部隊は「食事抜き」にはうるさくて困ります。

オーストリアの物流倉庫と契約を結んだのはちょうど一年前、その時は在庫が8万丁と言っていたのが、いつの間にか10
万丁以上に(これは大袈裟ではありません)。
物流倉庫にはケージ(鉄カゴ)に納まった銃が山のようにドンドン積み上げられています。

倉庫へ行く時は前もって出して欲しい品を伝えておかなければ、この写真のように銃の山に上って品物を捜しださなければなりません。

今回は元外人部隊がいたので、シカゴ社長自らサルにならなくてすみました…。


なんだかんだと言っても、私にはこのビジネスが性に合っているのでしょうね!

武器商人との会話の中でシークレットな仕入先を探り出したり、生きた銃の輸送ルートを考えたり…。 
そして新しい商品の入った木箱を開ける瞬間は何とも言えません。


そして、その収穫がコレ ↓

 2.jpg
ユーゴ(セルビア) ツァスタバ M21 三兄弟、バレルの長さが違うだけですが…

ショート、スタンダード、ロング・バレルとあります。 ショート・バレルにも光学機器用レールが付いているのには、ちょっと驚きです。 
銃のカテゴリーは短機関銃になっていたんですけど…。 
ドット・サイトならOKでしょうね。
三種類とも銃身長以外のスペックは全く同じです。


ツァスタバ M77 自動小銃 7,62mm NATO口径。
削り出しレシーバーとプレス・レシーバーがありました。
ユーゴの銃と言えばグレネード・ランチャー用のサイトがお決まりですね。 プレス・モデルはそれがないのでユーゴらしさがないような…。
輸出モデルなので仕方がないかも。


4.jpg 
ハンガリーのAMP69! AKMハンガリー空挺 バージョンのAMD65にグレネード・ランチャー機能を付けた品です。 
写真では判り難いですが、折りたたみ式のバット・ストックにリコイルを吸収する構造(ショック・アブソーバー)になっています。 おまけに光学サイトも付いてきます。 空砲を5発入れる短い弾倉も掟通りです。
距離に応じて傾斜をつけるタイプのサイトはよくありますが、プラス光学サイトになっている点が非常にナイスです、国内初ですね!


5.jpg

6.jpg
ロシアのORSIS T-5000 狙撃銃。
バット・ストックが折りたたみ式になったロシアの最新スナイパー・ライフルですね。 
最近のスナイパー・ライフルはゴツイ系が幅を利かしていますが、ストックを折りたたむと結構コンパクトになって中々いい感じ。 口径は
300Win.です。 これはご注文を頂いてからの仕入れとなります、お値段は120万円とコンパクトではありません…。


7.jpg 
スイス・アームズ(SIG)社の40mm グレネード・ランチャー。 米軍のM223とほぼ同じ構造で、SG550系に取り付けられます。 お値段は40万円以上と本家よりもお高くなっています。


この他に今年輸入した品でご好評頂いた品のリビート・オーダーを
100丁ほど致しました。 
頑張って程度の良い品を選びましたのでご期待下さい!!
これらの輸入時期は来年の夏ごろになるので、詳細発表をするにはチョット早すぎますね。 一応シークレットってことにしておきます。

それとお客様からリクエスト頂いている単品物が数丁、こちらも残念ながらお客様の許可なしに発表ができません…。

8.jpg

9.jpg
今、悩んでいるのはドイツ語モデル表記(MP=Machinenpistole)のベレッタ
M1938/42 短機関銃。

刻印がMP Berretta M1938/42となっていますが、アムト刻印も入っていませんし、セレクターもドイツ語表記ではありません。 ドイツのコントロール下で生産された品でしょうかね。 でも口径が「Kal.」ではなくて「Cal.」なのでドイツ語表記じゃないかも…。
一品物ですが、シカゴ社長の調べたい病が疼き始めました。


ではこれからイギリスの工場へ飛んで、次回分の輸出の用意を致します。


2013.09.29 Sunday

なんとか冬物に合わせられないでしょうか……

 たまには普通にこんばんは。アルバイトSです。

DSCN5672.JPG

パウチ、ですね。ご覧とおり革製で、二個連なるような造りですね。

DSCN5687.JPG

さすがに年月が経っているだけあって、シミができてしまっていたり、開け閉めの度に曲がる蓋の取付部は、少々お疲れな様子が伺えます。

しかし欠品は無いようですし、縫い目も綺麗で十分現役でいけそうです。

DSCN5682.JPG

なんだか、ちょっと変わった形状をしていますね。これは多分……

DSCN5688.JPG

こういうことかなと。
どうやらこれで正解のようで、本当ならパウチの底に付いているループとスリングの端の輪っかを、ベルトを通して固定するそうですよ。
なんだかタクティカルベストのような雰囲気ですが、革製のおかげかものものしさが少なく感じます。オシャレと言ったら言い過ぎかもしれませんが、個性的ではありますよね。

さてこのマガジンパウチ、スイス軍のスオミMP43/44用でして、マガジンが別売りで在庫にあります。
マガジンはフィンランド・スオミを始め、スイス・スオミ、デンマーク・スオミと共用です。 ついでに言えばカールグスタフ m/45にも使えます。

DSCN5680.JPG

それがこちら。
ダブルカラムのマガジンを、2つ並べてくっつけた複々列マガジン。名前というか、モノ自体は多くの方がご存知かと思います。
しかしモノ自体は有名でも、まさか本物があるとは思っていませんでしたので、見つけてから興奮気味です。

表面には何やらシールのような物が貼られていますね。一番したの一見白いシールは、どうやら黄色いシールが退色したものではなさそうです。
何かの目印でしょうか?普通の用途以外で使用されたものかもしれません。

もちろん、複々列マガジンが目の前にあるとなったら、やっぱり中身は見てみたい。

DSCN5679.JPG

という訳で、フロアプレートを外して中身を抜いてみました。

気持ちはわかりますが、どうしてこんなマガジンを作ろうと思ったのでしょうか?銃本体に、装填口を二つつけるとかじゃだめだったんでしょうか。

DSCN5676.JPG

中身を出して気づきました、フォロアーも不思議な形状をしています。
他のマガジンによくあるような、プレス加工のぺらいのやつではありません。これは鋳造ですかね?

DSCN5678.JPG

こんな感じで中に収まっていました。フォロアーの不思議な突起が、マガジン側面の溝に沿って弾を持ち上げるようになっています。溝がよりリップに近い、向かって左側のマガジンの方が装填数が多くなるのでしょうか?スプリングも左側の方が長いですしね。

DSCN5675.JPG

フロアプレートには紐を通せそうな金具が。こういうところってフィンランドっぽいですね。(この品はフィンランドのスオミをライセンス生産したスイス製ですが…)

DSCN5674.JPG

空のマガジンでも思いの外ずっしりきます。普通の形状ではないのですから、当たり前といえば当たり前ですよね。

でも、パウチの形状がサスペンダーのようになっているのは、実はこの形と重さのせいなんかなーと思います。根拠なんて無いただの予想ですけどね……!

>>スオミ MP43/44短機関銃 マガジンパウチはこちら
>>スオミ MP43/44短機関銃 50連マガジンはこちら




本日のワンポイント情報!!
本日 買取りで、ノリンコ AK47 自動小銃(旧加工品、TAG製) が東京店に入荷致しました。人気のある商品です。
近日中にHPにアップ致しますので、是非ご覧ください。



2013.09.28 Saturday

復活のご報告

こんにちは。 
スタッフY復活のご報告です。

7月の初旬から長〜いお休みを頂いておりましたが、
大阪店スタッフとして9月より復帰させて頂きました。 現状は土日のみの出勤となりますが、
徐々に完全復帰を目指しますので宜しくお願い致します。長期期間ご迷惑をお掛け致しました事をお詫びいたします。
申し訳ございませんでした。 頑張りますので宜しくお願い致します。


それと、もう一つお知らせがあります。
スタッフYは今後季節を問わず、マスクの着用をさせて頂きます。
ちょっと(すご〜く?)怪しいですがお許し下さい。
マスクを着用してのお客様対応は大変失礼な事と承知しておりますが、
体調管理上の事とご理解頂ければ幸いです。


さてさて、今回はイギリスのスパイク銃剣です。と思ったら、
SMLE No.4 MK-I*にバッチリ装着出来るのはアルバイトSさんが詳しくレポートしてくれております。
それなら、ステンMK-5にも装着出来ることを書こうと思ったら、
これまたアルバイトSさんが詳しくレポートしてくれています。
下にリンクを張っておきますのでそちらもご覧下さい。
これで終わっては、怒られちゃいますので得意のコネタを一つ。

因みに大阪店の商品には「Stevens-Savage社」の刻印が打たれています。


ステンMK-5のバレルジャケットに穴の数の違うタイプが
ありました。薬室側の穴がが3個少ない銃が一丁ありました。生産時期の違いなのでしょうか?

久々のステンシリーズなので在庫のある内に色々と見比べてみようと思っています。ではまた。


アルバイトさんのブログ
SMLE No.4 Mk1*&銃剣のブログ編はこちら
ステン MK5 短機関銃&銃剣&ツールのブログはこちら


SMLE No.4 ライフル用 MKII スパイク銃剣はこちら
SMLE No.4 ライフル用 MKII スパイク銃剣 (カナダ軍のMKIIIスキャバード付)はこちら

ステン MK5 短機関銃はこちら
SMLE No.4 Mk1* 小銃はこちら


本日のワンポイント情報!!

明日29日のビクトリーショーに「宮崎商店」が出店致します。
昨日のブログでもご案内していますが、エアガンやモデルガン、今回はプラモやラジコン等も超格安で販売いたします。
みなさま、是非お立ち寄りください!!

 


2013.09.27 Friday

9月29日のビクトリーショーに出店します。


ごきげんよう、フェチなスタッフ「K」です。

 

天高く馬肥ゆる秋(フェチ「K」も肥ゆる秋)

すっかり喧騒の夏も過ぎて、オヤジーには半袖だとキツイかな・・・という季節になりました。

そんな過ごしやすくなった9月29()、マニアの方にはお待ちかねの「ビクトリーショー」が都立産業貿易センター浜松町館にて開催されます。

 

今回も「宮崎商店」として参加いたします。

いつもどおりエアガンやモデルガンも販売いたしますが、今回は無可動銃買取りの際に併せて仕入れたプラモやラジコン等を超格安で販売いたします。


IMG_2708.JPG

 
ジャンルは戦闘機、船、ガンダムといろいろ。

IMG_2705.JPG


中にはニットー時代の
SF3D(マシーネンクリューガー)なんかもありました。

IMG_2706.JPG

フェチ「K」もモデラー時代に組んだモノもあり、箱を開けてパーツを暫く見入ってしまいました。

ここはこんな塗装したなとか、この部分は組み易いとか組み難い等など・・・

ブースは3階ミリタリーエリアの右手奥の5−Kです。



    お待ちしております!!

 


「第70回 ビクトリーショー」について
開催日時や会場の詳細につきましては下記をご参照頂くか
ビクトリーショー公式ホームページにてご確認下さい。


ビクトリーショー公式ホームページはこちら


「第70 ビクトリーショー」
929日(日)
開催時間 午前1030分〜午後5
    :東京都立産業貿易センター・浜松町館 
    :東京都港区海岸1−7−8


2013.09.26 Thursday

ツァスタバ・アームズから荷がとどきましたぁ〜!

まいど! シカゴ社長でございます!!
今日から10日間のヨーロッパ出張です。

ユーゴ(現セルビア)のツァスタバ・アームズに注文していた品がオーストリアにある
シカゴの物流倉庫に到着ーーー!

ちょうど南ドイツでミリタリー・ショーがあるので、「一緒に行ってみよう!!」ってことになりました。
日本からはフランクフルトまでひとっ飛び!
私にとってはJALで行くフライトはまだ国内にいる気分ですね。
JALのキャッチ・フレーズ「日本の翼」、まさしくその通り。



フランクフルトから電車に乗ってニュルンベルク(戦後ドイツ戦犯が裁かれた場所ですね)で一泊。
そしてミュンヘン(ヒトラーらナチス党員がクーデター未遂事件を起こした場所ですね)近郊まで、また電車。
それからオーバーザルツベルク(ヒトラーや多くのナチス高官の別荘があった場所ですね)を通って、
ドイツ南部(当時のオーストリアはドイツ領)の最後の砦のクラーゲンフルト(ここはギリシャやユーゴ、バルカン半島から撤退したドイツ軍が目指した場所ですね)まで楽しい歴史の旅!
戦史に興味の無い方にとっては、このルートはオクトバーフェスト、オーストリアン・アルプスなどの名前が浮かびますよね。

ツァスタバ・アームズから届いたのは、こんなのとか(ツァスタバ M21 自動小銃)


こんなのとか(ツァスタバ M77 自動小銃)




こんなのとか(ツァスタバ M77 軽機関銃、7.62mm NATO)が届きました。



全て新品とのことですが、実際に見てみなければ判らないのがこの業界の常識!
ではこれから、私の目で確かめに行ってきまーーーす!!


本日のワンポイント情報!!

買取りで、旧日本軍の軍装品が東京店に入荷しました。
下士官兵用戦闘帽、防塵眼鏡、帯革の入荷です。
最近では程度の良い品が少なくなった旧軍モノ。
すでにHPにアップしておりますので、是非ご覧ください。


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