オーストリア物流倉庫
まいど! シカゴ社長です!!
今回の出張で最も大変なミッション(早速出ましたシカゴ社長の大好物大風呂敷! 時間的に大変って言うだけです…)が終了しました。
夜中に旧ユーゴスラビア(現スロベニア)とオーストリアの国境の町に着き、翌早朝にホテルに迎えに来てもらって、倉庫で黙々と品選び。
お昼も食べずに夕方のフライトまで、秒刻み(またまた大袈裟でした、10分刻み位です…)のスケジュールです。
元外人部隊は「食事抜き」にはうるさくて困ります。
オーストリアの物流倉庫と契約を結んだのはちょうど一年前、その時は在庫が8万丁と言っていたのが、いつの間にか10万丁以上に(これは大袈裟ではありません)。
物流倉庫にはケージ(鉄カゴ)に納まった銃が山のようにドンドン積み上げられています。
倉庫へ行く時は前もって出して欲しい品を伝えておかなければ、この写真のように銃の山に上って品物を捜しださなければなりません。
今回は元外人部隊がいたので、シカゴ社長自らサルにならなくてすみました…。
武器商人との会話の中でシークレットな仕入先を探り出したり、生きた銃の輸送ルートを考えたり…。
そして新しい商品の入った木箱を開ける瞬間は何とも言えません。
そして、その収穫がコレ ↓
ショート、スタンダード、ロング・バレルとあります。 ショート・バレルにも光学機器用レールが付いているのには、ちょっと驚きです。
銃のカテゴリーは短機関銃になっていたんですけど…。 ドット・サイトならOKでしょうね。
三種類とも銃身長以外のスペックは全く同じです。
ツァスタバ M77 自動小銃 7,62mm NATO口径。
削り出しレシーバーとプレス・レシーバーがありました。
ユーゴの銃と言えばグレネード・ランチャー用のサイトがお決まりですね。 プレス・モデルはそれがないのでユーゴらしさがないような…。
輸出モデルなので仕方がないかも。
写真では判り難いですが、折りたたみ式のバット・ストックにリコイルを吸収する構造(ショック・アブソーバー)になっています。 おまけに光学サイトも付いてきます。 空砲を5発入れる短い弾倉も掟通りです。
距離に応じて傾斜をつけるタイプのサイトはよくありますが、プラス光学サイトになっている点が非常にナイスです、国内初ですね!
ロシアのORSIS T-5000 狙撃銃。
バット・ストックが折りたたみ式になったロシアの最新スナイパー・ライフルですね。
最近のスナイパー・ライフルはゴツイ系が幅を利かしていますが、ストックを折りたたむと結構コンパクトになって中々いい感じ。 口径は300Win.です。 これはご注文を頂いてからの仕入れとなります、お値段は120万円とコンパクトではありません…。
この他に今年輸入した品でご好評頂いた品のリビート・オーダーを100丁ほど致しました。
頑張って程度の良い品を選びましたのでご期待下さい!!
これらの輸入時期は来年の夏ごろになるので、詳細発表をするにはチョット早すぎますね。 一応シークレットってことにしておきます。
それとお客様からリクエスト頂いている単品物が数丁、こちらも残念ながらお客様の許可なしに発表ができません…。
今、悩んでいるのはドイツ語モデル表記(MP=Machinenpistole)のベレッタM1938/42 短機関銃。
刻印がMP Berretta M1938/42となっていますが、アムト刻印も入っていませんし、セレクターもドイツ語表記ではありません。 ドイツのコントロール下で生産された品でしょうかね。 でも口径が「Kal.」ではなくて「Cal.」なのでドイツ語表記じゃないかも…。
一品物ですが、シカゴ社長の調べたい病が疼き始めました。
ではこれからイギリスの工場へ飛んで、次回分の輸出の用意を致します。