Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2013.10.31 Thursday

シカゴの隠れ家

ごきげんいかがでしょうか、アパッチJでございます。

先日、ご紹介しました新しいショーケースですが・・・
先日はあまりに簡単でしたので、もう少し画像でご紹介致します!

こちらは入り口付近から見たところ。
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入って行くと、なんとなく隠れている感じです。
というニュアンスがうまく伝わるかわからないのですが、ここだけ空間が違う感じもありまして・・・
まさに「隠れ家」という感じなのですよ〜

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こちらに並べられるのはちょっと高価なお品や雰囲気重視のものという感じです。

登録証付きの古式銃などはまさにぴったり。
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モールダーなど古式銃用の道具もあったり・・・
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一見、下に敷き詰められているモノも・・・実は「版画原画板」です。

他に一味違うものですとか・・・
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時にはシカゴっぽくないものまで・・・
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※実はこれもシカゴっぽいものなんです〜。

忘れてはいけないミニチュアも・・・
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こんなアングルの写真だと、迫力さえ感じますね。これで実は1/6サイズなのです。
DSCN7198.jpg


絵なども・・・
DSCN7194.jpg

当然商品が売れたりと定期的に商品は変わります。

「シカゴの隠れ家」を是非一度ご覧下さい。
DSCN7203.jpg

>>登録証付き古式銃はこちら
>>モールダーこちら
>>ミニチュアはこちら
>>鍋はこちら
>>絵はこちら
>>版画原画板はこちら
>>ドイツ陸軍将校用短剣はこちら
>>ハンティング・ナイフはこちら


2013.10.30 Wednesday

綺麗なカラシニコフはお好きですか?

こんにちは、キヨミズです。
突然ですが綺麗なカラシニコフはお好きですか?

今回取り上げますのはこちら、
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M70AB2です。旧ユーゴスラビア版のAKMSに相当する銃です。
画像の通り、傷や汚れがほとんど無い、非常に綺麗な逸品でございます。
また単なるストレート・コピーではなく、ユーゴ製AK独特の装備も大きな魅力です。


フロント周り。他のAKMには無い、ガスブロック上に被っている部品に目が行きます。
店頭でもお客様から良く質問を頂くこの部品、これは何かと申しますと、
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…とその前に、マズルブレーキを外しましょう。

基部にあるポッチを押し込みながら、時計回りに回します。外しましたら、
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M70用グレネード・ランチャーを装着!
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はい、例の部品はグレネード・サイト兼ガスカット・スイッチなのでした。
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グレネード発射には専用の空包を使用するのですが、空包のエネルギーロスを防ぐ、
銃への負担を軽減する為、ピストンへのガス流入を止めちゃう訳なんですね。


フォア・グリップの木部もバッチリ綺麗です。
東側の銃によく見られる光沢の強いニス仕上げではなく、落ち着いた色味が新鮮に写ります。
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ピストル・グリップは黒のプラスティック。右利き用フィンガーチャンネルがつけられています。
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サイトも豪華仕様。ナイト・サイトが標準装備。
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蓄光材と思われる物が入っていますので、暗所で確かめてみましたが光りませんでした。
効果が切れたのか、それともただのホワイトなのかもしれません。


リアサイトベース左側面に刻印があります。何故か震えた様な文字です。
1990年…旧ユーゴ末期、動乱の真っ只中に生産されたのですね。
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刻印の下が一段肉厚になっていますね。この辺りはRPKを模ったようですね。
よく見るとオリジナルのAKMに比べ、各部の寸法が違っていたりします。
ライフル・グレネードを考慮した強度で線を引き直しているのでしょうか?

ストックは折り畳み式。バットストック折り畳み、基部左側のボタンを押し込みまして、
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下側にスイングして収納。しょっちゅう書いてる気がしますが、う〜んカッコいいですね!
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如何でしたでしょうか?
AKシリーズと言いますと無骨で堅牢、なので多少の傷や汚れも様になる、と
勝手に思っているのですが、今回のM70AB2の様に、綺麗なAKもとても良い物ですね。

前回の新入荷時よりご好評を頂き、在庫も僅かとなりつつあります。
(まことにありがとうございます!!)
もしお気になるようでしたら、どうぞお気軽にお問合せ下さい。それでは!

>ユーゴ AKMS (M70AB2) 自動小銃はこちら
>ユーゴ M70 グレネード・ランチャーはこちら


本日のワンポイント情報!!


下取りで、五六-1式 自動小銃 が東京店に入荷致しました。新加工品になります。
近日中にHPにアップ致しますので、是非ご覧ください。


2013.10.29 Tuesday

ガンラック

こんにちは。
皆様そろそろ鍋の時期ですね!!
フランスでは食べれなかった鍋。
今シーズンは鍋を食べまくろうと考えております元外人部隊です。

そういえば今までちゃんこ鍋というものを食べた事が無いのですが
ちゃんこ鍋とよせ鍋と男鍋は何が違うのでしょうか?
その時のシチュエーションですかね??

さて本日ご紹介しますのはこちら!
 


何かおわかりですか?
いつも東京店の三階入口に置いてあるものなのですが。

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正解はライフルスタンドです。
アンティークな雰囲気ですね。

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まぁ19世紀のものなので当たり前ですが。
普段は銃を置かず寂しく展示されていますので
常連のお客様でも目についてない方が多いのではないでしょうか?
見本に置いてみたのも19世紀の銃。

DSCN6430.jpg

シカゴといえば無可動銃ですがこちらは登録証付き古式銃です。
やはりこういうものには古式銃が良く似合います。

個人的には家に飾るなら古式銃がいいなと思っていますが
今のアパートは飾るスペースも金もないのです。


話をガンラックに戻しますが
皆様お買い上げになられた銃をどのように保管されていますか?
壁などに飾ったりですかね?
しかしガンラックなんてなかなか売っているものではありません。
なので自分で作られたりなんて方も多いのではないのでしょうか?
もちろんシカゴで使われている物も作っていただいた物ですが
もしこれから作られる方の為にシカゴのガンラックを紹介しようと思います。

まず東京店。
入口を入りますと階段がありそこで出迎えてくれるのがKar.98k達。

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初めてご来店される方はなかなかインパクトが大きいのではないのでしょうか。
ちょっとこれはお店でしかできない荒業ですね。

その他は2Fの小銃ガンラック。

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木製で自由に場所を付け替えられます。


同じく2Fの軽機関銃達も同じシステムですが自立両面式です。

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意外と折れません。
しかしバランス配分を考えないと倒れる可能性があるので注意が必要です。
もしものことを考えて重たい物は下側に置くようにしていますが
軽機関銃はどれも重いんですよね。

3Fは短機関銃などが多いコーナーですので縦に展示しています。

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このタイプはゴムを貼ってやらないと傷むのでラバー加工です。

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4Fはガラスケースですね。

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この中は縦に付け替え可能なタイプですが横には動かせません。
さてこのショーウインドーだけは丁寧にヘアゴムで留めてあります。

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これは地震対策なのですがなぜ4Fだけかと言いますと
基本的にシカゴで扱ってる商品は軍用品なので
ガンラックから落ちた程度ではビクともしませんし
出来るだけお客様に自由に手にとって見てもらいたいからですが
4Fはガラスのショーウインドーなので商品が傷つかなくてもガラスが割れてしまいますからね。


地震対策と言いますと大阪店のガンラックはシカゴ最新版なのでヘアゴム無でも大丈夫です。

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東京店の木製ガンラック金属製バージョンにプロテクター付きです。

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この樹脂が揺れにもかなり有効です。
木製の物も震災時銃は全く被害なしでしたが
プロテクターなどを付けたり改善した方が安心ですよね。


番外編ですがこんなタイプもあります。

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こちらはシカゴが造ったものではありませんが
マガジン挿入口を使った面白い展示方法です。
これなら展示できる幅が広がって面白いですね。

いかがだったでしょうか?
皆さま色々と保管方法があると思いますが
いつもとは違う場所に置いてみたりしてみるのも
たまにはよろしいのではないでしょうか?


本日紹介しましたライフルスタンドと登場してきた銃の詳細は下記のとおりです。
ご参考になさって下さい。

19世紀 鉄製ライフル・スタンド
ゲベール 2 バンド 管打ち式散弾銃
Kar.98k
SMLE No.4 Mk1
UZI
SIG SG551-1 自動小銃
Gew.3A3

 


2013.10.28 Monday

異国博物館訪問記 Part3

Part2のギリシャだけで終わると思った?いいえまだやります。スタッフSです。



 
というわけでギリシャの次はイギリスです。
 

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ロンドンの帝国戦争博物館です。天気も悪くて「まさにイギリス!」な雰囲気。元々は精神病院だった建物、とのこと。
R級戦艦の15in連装主砲がお出迎え。でっけええええ
 
第一次世界大戦から第二次大戦、朝鮮戦争、冷戦、フォークランド戦争、湾岸戦争、イラク戦争など、今日までの英国の軍事史を伝える博物館です。
都市部にある博物館なので手広く…という感じ。
普通に観光などでロンドンを訪れる人で興味があれば行くような場所だそうです。ですから現地の学生さんが課外授業か何かで来ていました。
ダックスフォードのほうの帝国戦争博物館じゃないのかよ!という声が聞こえてきそうですが、イギリス滞在3日弱でしたので…ご容赦ください。
 

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入場すると早速頭上がコレ。展示方法が凝ってて素敵です。
航空機のお腹をまじまじ眺める機会なんてあまりないので入場直後からテンション爆上げであります。

 

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エントランスには戦車などの軍用車両や砲、艦船などが並んでいます。イギリスの兵器だけじゃないんですね。


 

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ルドルフ・ヘスがイギリスに渡った際のBf110のエンジンと翼。

 

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このヤークトパンターは側面が開けられていて中が見られます。

よーしお姉さんも英国男子生徒諸君に混ざって中を覗いちゃうぞー


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こんな感じ。想像以上に狭いです…。



上から。そしてこの穴… (((((((( ;゚Д゚)))))))

 

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建物が吹き抜け2階建てなので、こうして上から見れたり、上に吊った展示物は横からも見られるわけですね。もうここ住みたい。
 



さて、エントランスもそこそこに、2階にあがります。
 

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「スパイコーナー」です。ジェームズ・ボンドの話をちらっとしつつ、スパイ道具がみっちり展示してあります。

 

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スパイコーナーなのでやっぱり拳銃が多いです。


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このナガン、スパイ感溢れるスマートさです(?)

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Wz1935までありました。生で見たの初めて
 



UD42…の、マガジンがジャングルスタイルのやつ。スパイコーナーだからもしかしたらあるかなーと思ったらやっぱりありました!
これについては以前ケンさんがブログネタにしてらっしゃいましたので、にわかのスタッフSは何も言うまい…
諜報員の銃なのだ
 


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ここらへんは皆さんお馴染み。最後のほうスパイコーナーからいつの間にか特殊部隊コーナーになってました。
 
 
スパイコーナーはわりとはっちゃけてますが、ホロコースト、ユダヤ人虐殺という深刻なテーマを扱った展示(写真撮影禁止)と、あと特別展もあります。
 
なお、帰国してから知ったのですが、1階にメインの展示コーナーがあった模様です。
見忘れたのか、やっていなかったのか定かでありません…(大英帝国戦争博物館分館になっている軽巡ベルファストが、ちょうどロンドン・オリンピック前の改装で見られなかったりもしたので。)
展示スペースには、いろいろ凝ったアトラクションもあったらしく、塹壕を歩いてみるコーナーや空襲時のシェルター避難するコーナーなんかもある らしいです。
行きそびれたのが悔やまれます。
 
もしブログを御覧のお客様で、ロンドンにご旅行の際は、スタッフSの無念を代わりに果たして頂きたいと思ったりしたのでした…
 
 
イギリス諜報員気分や特殊部隊気分を味わいたい方はこちら
ステン Mk II 短機関銃
UD42 自動小銃
M1カービン 
M1 ガーランド 
SMLE No.4 Mk1* 小銃
RP46 軽機関銃 
スターリング MK4(L2A3) 短機関銃
MP5 A3 短機関銃

2013.10.27 Sunday

言葉で伝えにくい魅力です

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なんとなく引きで撮りました、箱です。そしてこんばんは、アルバイトSです。
ここからでも、なんとなくドイツっぽい形をしているのは分かりますが、流石に見づらい

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上面のリブの形状など異なりますが、MG34の弾薬箱っぽい形をしていることが分かります。

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しかし反対側を見るとこのような文字が。ドイツ語のようで、このWerkzeugkastenを訳すると、工具箱って意味が出てきました。
というのも、こやつはMG34用工具セットでして、残念ながら内容物の工具は欠品してしまっているのですが、中はなかなか(シャレじゃないですよ)面白い仕組みをしています。

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留め具は両端に付いています。片方は蓋のロックになっていますが、もう片方は、外すと蓋自体をを少し持ちあげることができます。

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恐らく、ふたがカップ型になっていて、少し持ち上げないと上手く開かないからかなと思います。

それにしても、なんだかモヤモヤするところが一点。

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(HPの画像です)
MG34の弾薬箱と言えば、上の画像のように留め具が片方だけのイメージでした。

Q.留め具が両端に付いているのは工具箱だからなのでしょうか?
A.社長
「それは単に年式の違いで、両方とも弾薬箱なんよ」

さすが社長……!
留め具が片方だけなのが1934年から、留め具が両方に付いているのが41年から作られたそうです。
どっちも元は弾薬箱として作られて、工具箱だからっていうのは全然関係ないそうで……。

それにしても、弾薬箱に色々突っ込みたがるのはどこも同じなんですね。
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さて、肝心の中身ですが、引っ張り出すとこんなものがピッタリ収まっています。
パッと見厚手のファイルのようですが、まさにそんな感じで、

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開いてみるとこの通り。なんというか非常にドイツっぽい眺めですね。シルエット付きって…!
ホルダー……と言ったらいいのでしょか?これに工具を収めておくのは、一目でお分かり頂けるとおもいます。

アングルで少々分かりづらいですが、真ん中の長方形の箱、ここにも一工夫ありまして、

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スライドさせて外してみると、小物入れになっています。引き出しが両端に付いていまして、薄い鉄板の割にはかなりしっかりとしています。

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芸が細かいのがこの小物入れ、ヒンジで横に倒れるようになっているのですが、倒しきらないと赤丸の板が引っ掛かって、中身が勝手に飛び出さないようにっています。

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単なる台座かと思いき、ひっくり返すと工具を入れると思しきスペースが。ここにはシルエットが描かれていませんので、ここに何が収まるのかは分かりませんが、この創意工夫には興奮を覚えます。それにしても、なんだか弁当箱と一緒に使う箸ケースみたいですね。

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上二つの大物、これは何でしょうか?ニッパーとかは分かるのですが……
取っ手の下の棒2本はポンチでしょうか。l

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ペンチにハンマー、下にたくさんあった細いのは、ヤスリですかね。
左上のはノギスでしょうか?繊細な道具ですから、それにだけカバーが付いているのも納得がいきます。
そして、その隣のひょうたんみたいなのは一体…?

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個人的に、外側のリベットとか、リブの並びがお気に入りです。

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