Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2014.03.31 Monday

祝1周年!!

 随分と気候も落ち着き暖かな日が続き春らしくなってきましたね

ご無沙汰してます元外人部隊です。
昨年の暮れから東京店勤務のはずが、あまり東京店は出勤する機会がなく「シカゴ別働隊」として各地を飛び回っている状況です。
今現在も昨日の浜松町のVショー出店後搬出作業をした後大阪へ行き、本日は大阪店出勤でこのブログも大阪店から書いています。


さて、話は戻り春らしくなってきたと言えば、なんとも自分が外人部隊を除隊してから早くも一年近くになるんですね!
正確に言えば四月の終わりに除隊したのですが、四月の終わりは外人部隊最大の行事カメルーン祭の関係で実質二週間程前倒しでの除隊でした。
前倒しされたのはラッキーでしたね。
ちなみに前倒しされても、その分は休暇扱いになり正式書類には変更が無いんです。

そして除隊して一年経ったということは入隊したのは六年も前なんですね!!
なんだか知らぬ間に時間が経過していく、、、。
最近外人部隊の入隊方法などを聞かれても思い出せないことがあるんですが、なるほど、確かに六年前の話ですからね。

そんなこんなで懐かしの地コルシカ島へ四月にフランスの免許証の関係で行く予定です。
そしてどうせ行くならカメルーン祭にも顔を出して見ようかとも思ってます。
他にもオーストリアでの新入荷情報や、ベルギーなどで買い付けのイベントなどもあるので丁度いいのですが、なんと四月は今週末からもヨーロッパ出張が控えてるんです!

なので今月は二回のヨーロッパ出張になります。
次回入荷分や、武器庫の引越しなどイベント盛りだくさんですよ!

明日からとうとう増税ですが増税後もめげずに新たな商品入荷の為、ヨーロッパと日本を駆け巡っていきますので、今後とも皆様宜しくお願い致します。

退役して娑婆に踏み出した瞬間ですね。懐かしいです。



本日のツーポイント情報!!

*お客様各位

先日お知らせいたしました「弊社HPに記載されている全ての価格は、4月1日より自動的に消費税8%に換算した表示になる予定です。」につきまして、誠に申し訳ございませんが不具合が生じてしまいました。

HPに記載価格の更新には、数日お時間を頂けるようお願い申し上げます。
なお、消費税は4月1日より8%となります事、ご理解頂けるようお願いいたします。

株式会社シカゴレジメンタルス
代表取締役 宮崎昌幸



*買取りで、三八式砲兵銃(ハッコー商事輸入品、旧加工品)が東京店に入荷致しました。 先日入荷した固体とは別の商品です。

すでにHPにアップしてありますのでご覧下さい。


2014.03.30 Sunday

かみばこ!

鼻炎に見舞われ鼻づまりから寝不足のコンボ…こんにちはスタッフSです。

新生活、お引っ越しの時期ですね、お引っ越しと言えば段ボール、段ボールと言えば紙箱(無理矢理)というわけで今回は7.62mmモーゼル弾15発用の紙箱です。
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こちら、組み立ててないものと組み立て済みのもの、と、数は結構あるんですが、
ラベルがびっみょ〜に違うんですよね。同じのもありますけど。
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こういうレトロな紙物が大好物なので、カメラのレンズを接写レンズから通常のに付け替えるの面倒だしちょっとアップで見てみましょう〜

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ブラックレターの書体がまじってる所とか、文字の掠れとか、紙の色褪せとか、すごくいい感じです。
一番最後のはFür MGと朱のスタンプがしてあるので、98kのではなくMG34や42用のだったのでしょうかね。
口径一緒だし別になんでもいいんじゃね…?と思う大雑把なスタッフSであります…^q^

そしてですね、この紙箱にプラス、ダミーカート15発がセットになったお得?なセット商品も御座います。
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雰囲気バツグン!!

15発みっちり入ってて結構重いです。
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そして更に更に、この15発紙箱を20箱仕舞える300発用の紙箱もあるんです。
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布の取っ手付き…ですが実際に300発入れて取っ手を持つと、紙の経年劣化で「ブツリ」といってしまいそうな感じなのですけれども;
雰囲気はいいですよ!雰囲気は!!
寧ろ当時の紙箱がこうして形を留めて残っていることにちょっとした感動を覚えますね。


というわけで、大戦期ドイツ軍関係の銃をお持ちのお客様、ダミーカートをしまう場所にお困りのお客様、雰囲気アップにどうでしょう?

>>Kar.98k 7,92mm モーゼル弾 15発用 オリジナル紙箱はこちら
>>Kar.98k 7,92mm モーゼル弾 15発用 オリジナル紙箱3箱セットはこちら

>>Kar.98k 7,92mm モーゼル弾 ダミー・カート&紙箱セットはこちら
>>8mm(7.92×57)モーゼル弾ダミー・カート5発セットはこちら

>Kar.98k 7,92mm モーゼル弾300発用オリジナル紙箱はこちら


本日のワンポイント情報!!

出張取りで、ル・フォーショー 20連発 リボルバー(銃砲刀剣類登録証付)が大阪店に入荷致しました
近日中にHPにアップ致しますので、ぜひご覧下さい。




2014.03.29 Saturday

銀色に光るダミーカート

どーも、ケンです。

ダミーカートは弊社で定期的に売れている商品で、お手頃価格ながら、というかお手頃価格ゆえに、来店のお土産にされるお客様も多いわけですよ。

しかしダミーカートいうものは様々な事情で、売り切れたらすぐに入荷というわけにもいかず。さらに世界情勢にも左右されるため・・・(そこまで大げさな話ではない)
あんなにいっぱいあったのにー!という事態がよく発生します。

というわけで、いつもの台詞じゃないですが、まさにダミーカートは「あるうちに買ってください」という品だったりします。


さて・・・今回はそんなダミーカートの中でも単発で入ってきたお品です。
9mmダミーカート。
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お尻にもちゃんと9mmLUGERと書いてあります。
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一昔前はシカゴにも数があったんですが、最近は在庫がございません。
もちろん、機会があれば入れたいです。

9mmと言えば、大戦時にはMP40やステン、もちろん拳銃もありましてP38やP08も9mm。
さらに現代では拳銃やサブマシンガンの世界標準です。
映画だって、現代モノになるとほとんどの登場人物が拳銃は9mm撃ってるじゃんと。
マクレーンもジャック・バウワーもホレイショ・ケインも9mmです。

そんな9mmですのでシカゴにあれば売りやすいし、お客様もいつでも買えて安心という感じ。

で、今回入ってきたのはシルバーカートの現代的な感じですね。ですので、MP5、あるいはトイガンのお傍にも良いかも。

というわけで、現代9mmの代表格MP5においで頂きました。
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だが・・・げっ!MP5も在庫がもうこの1丁しかない?!
MP5は間違いなく人気銃です。ゆえに入荷した思えばまた売れていく・・・という感じですね。

弊社でJPと呼んでるやつです。
実際にS〇Tから仕入れたとかではありません、念のため。

ゴム製ショルダー・パッド付きリトラクタブルストックに
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HKマズルブレーキが付いた仕様なので
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便宜上JPとしております。
お買い得なのは間違いないです。

20mmベースのローマウントも付けてみたいですね。

さて、それはともかく・・・
ダミーカートはこのように・・・
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3発くらいマガジンに装填しておくとフルロードの雰囲気が味わえますし、スプリングもヘタりません。
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あ、本物のマガジンのスプリングならヘタらないと思っている方、お気をつけ下さい。
フルロードして長年放っておいたらヘタります。
ですので、実銃のユーザーはディフェンスガンやサバイバルガン(有事の際の銃)数本のマガジンを空とロードとで両方管理して、定期的に込め換えたりします。

とりあえず3発込めて、余った弾は飾っておくか、他の銃に詰めるとか。
案外、アモケースに入れて飾っておくのもカッコイイですよ。

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こんな感じです。

では購入のご検討よろしくお願いいたします。

>>9mmダミーカートはこちら
>>MP5JPはこちら

本日のワンポイント情報!! 

買取りで、MG34 機関銃(新加工品)とMP40I 短機関銃(新加工品)が東京店に入荷致しました。

すでにHPにアップ致しておりますのでぜひご覧下さい。


 


2014.03.28 Friday

古式銃より古い銃(砲)、ランタカ砲入荷!

まいど! 出張買取りのラスト・スパートに入っているシカゴ社長でございます!!
明日の夕方には何とか東京店に辿り着けそうですので、戦利品にご期待ください。


よくお客様に「社長! 海外で一番商売をし易い人種はどこですか?」と聞かれます。
国ではなく人種であれば間違いなくオランダ人(もしくはオランダ語を話すベルギー人=フラマン人)でしょうね。 
資源が少なく小さな領土しか持たないので、海外に活路を求める努力=ビジネスを上手く行う努力に結びついています。

彼らは日本人、いや関西人に似ています。

Sometimes the best gain is to lose. (時には損をすることが最上の利益である)が彼らの口癖ですからねぇ〜!

まさしく関西商人の合言葉「損して得取る」ですね。
そんなワケでシカゴのビジネス・パートナーもオランダ系が多いです。
シカゴに多くの情報が入ってくるのも、彼らの力があるからでしょう!

江戸時代、鎖国下の日本で唯一外交関係があったヨーロッパの国はオランダだけ。
ポルトガルが外交に宗教を絡ませたので、失敗しましたがオランダ人はビジネス最優先、その血が今のオランダ人にも流れているのでしょうね。




そんな時代に
オランダ人がオランダ領東インドから日本に持ってきた南蛮渡来の大砲が入荷しました。


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ランタカ砲と呼ばれる指火式点火法の旧式大砲で、ポルトガルが現在のインドネシアやマレーシア方面に伝えた「船(艦)載砲」が原型です。


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砲身のほぼ中央部に支柱(ピントル)があるのが特徴です。
船のガンネル(船の縁部分)の穴にこのピントルの突起を差し込んで固定する形式ですので、台座(砲座)は当初よりありません。
ピントルを中心に砲身を左右に回転でき、さらに仰角の上下も簡単に合わせられるので、あらゆる方向に発射することが可能でした。
初弾発射後に砲身を180度回転させて次弾を装弾が出来るため 射手は移動しなくて済むという利点もありました。


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17世紀頃の青銅製大砲の形式をそのまま継承しており、東南アジアに伝わってからは砲口部分が八弁の花びら状となり、砲身に鋸歯文(きょしもん)を組み合わせた文様を施すなど、アジアン・テイストな装飾が施されています。
大きさは小さいもので約1m(有効射程約100m)、大きい品でも約1.6m(有効射程約2-300m)と前装式大砲としては小型の軽砲です。

これは襲ってくる海賊に対しての防衛用としては十分な威力と言われています。



さて、シカゴでは古式銃の買取りに力を入れている訳ですが、一番苦労するのは登録証です。

登録証が無いのは論外ですが、登録証が付いていても記載事項に相違があれば教育委員会の審査にもう一度提出して再審査(現物審査)を行うというとっても手間のかかる作業が起こります。

このランタカ砲は銃刀法上「指火式点火法」と呼ばれる「手で火種をそのまま火口に付けて点火する原始的な銃砲」には登録証を付けなくてもよいことになっています。

 


リア・サイト?の二つの突起の間にある穴に直接火をつける、なんて原始的なのでしょう!
なので登録は不要なんですね。
後ろに付いている取っ手を持って発射位置を定めます。

海外では登録証とか関係なしに自由に古式銃の売買をしているので、日本の登録制度は私にとっては悩みの種です。
折角良い品を見つけても登録証がなければ買うことが出来ないのですから…。

今回のこのランタカ砲、品を見て「これエエね、いくら? それじゃ、頂いていきます、(車に)ドン!」ってとっても簡単! ヨーロッパで古式銃を仕入れている感覚でした!!


このように簡単にできる商売がしたいものです、チャン! チャン!!


シカゴでも初めて入荷したランタカ砲はこちら
 

本日のワンポイント情報!!
*
出張取りで、ランタカ砲(銃砲刀剣類登録証不要の指火式点火法)が入荷致しました。週末には東京店に移動予定です。
近日中にHPにアップ致しますので、ぜひご覧下さい。

 


2014.03.27 Thursday

PMKSの小ネタ

あのとき、あんなこと言わなきゃよかった……やらなきゃよかった……誰にでもあることでしょう。
あのときの僕はなぜ、「青春系」などという恥ずかしいネーミングをしたのでしょうか。


それでも僕は、アルバイトSです。

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先日常連さんとの会話の中で出た話題に、PMKSのちょっと気になる話があります。

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ポーランド製のAKMであるPMKSですが、並べて見比べると、意外にも細かな仕様に気づきます。

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例えば、ハンドガード。基本的には単材製なのですが、画像の一番下の個体のように合板製があります。
更に真ん中の個体のように、単材製の多くには機関部のシリアルとマッチした刻印が右端に打たれていますが、合板製にはそれがありません。中には、画像一番上の個体のように、単材製でもシリアルが打たれていないものもあるのですが、在庫の合板製にはひとつもシリアルが打たれていませんでした。
ここで常連さんいわく、劣化や欠損したハンドガードを取り替えたんじゃないかとのこと。
途中で製造過程が変わったんじゃないかという説もありましたが、単材の中に、よりシリアルが新しいものがありましたのでその線は無さそうです。

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グリップも、大半は木材製ですが中にはベークライト製も。
ここでまたしても常連さんいわく、AKMの部品じゃないかとのこと。
ベークライト製のグリップが付いた個体は1961年製。AKMは1959年にはありましたので、可能性は十分にあります。
ただ、現在在庫しているポーランド版AKMのPMKSは黒いプラ製のグリップです。なぜそちらを使わなかったのか少々疑問が残ります。
DSCN1541.JPG
なんと今回のブログはここでおしまい。真実は定かでありませんが、確かに合板製のPMKSは存在するのです。

>>PMKSはこちら


本日のワンポイント情報!!

出張取りで、古式銃コレクションの英軍ウィルソン 小銃、エンフィールド-タワー 小銃(和製銃身、許可を得て黒色火薬射撃可)、和製シャープス 騎兵銃、和製ゲベール 小銃、和製菅打ち式銃(全て銃砲刀剣類登録証付)が入荷致しました。

週末には東京店に移動予定です。 近日中にHPにアップ致しますので、ぜひご覧下さい。


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