Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2015.05.31 Sunday

ミリタリーとアンティークのコラボはシカゴ社長の趣味! 

まいど! シカゴ社長でございます!!

自分の趣味の世界がそのまま
き再現されたようなドイツのイベントに行ってきました!



Ulm(ウルム)はノンビリとしたドイツ南部のWürttemberg州にある地方都市。 中央駅からトラムに乗って20分ほどで会場に到着、まだ街中なのに周りには緑が一杯。

アンティーク・ショーとミリタリー・ショーのコラボは今までもありましたが、一つの会場の中に両方が混ざっているのは初めてです!




ドイツ独特の古い看板を売っていました。
車で来ていたら間違いなく買っていたでしょうね。

どちらかと言うと入り口付近にはアンティーク・ブースが集まっています。
日本とは別の意味で軍隊物に神経質なお国柄なので、これは良いアイデアですね。



市庁舎の大時計があったり(こんなん売っててエエのかなぁ〜⁈)、ドイツ南部で大人気の鹿の角で飾られた家具があったり…。
陶器やアンティークの宝石類に代わって次第にハンティング関係のアンティークを売っているお店が目につくようになります。




油絵も風景画より軍人や貴族(王族)のものが多くなってきます。
嫌が故にもミリタリーの雰囲気が漂ってきますねー!
もうこのあたりでミリタリー・コレクターはワクワクです!!





古式銃を扱うお店が出てくると顔馴染みの業者の顔も増えてきます。
次回8月の東京骨董ショー(骨董ジャンボリー)では「こんな感じで出店するのもイイかなぁ〜!」と色々なアイデアが湧いてきますね。



ああ…悪いものを見てしまった…。
1900年初頭に描かれた大ドイツ帝国海軍の訓練用帆船 SMS NIXEの油絵。
今日はこれから英国まで飛行機で移動なので絶対に買ってはダメ。
知り合いのイタリア人業者だったので次回イタリアに行く時に家まで取りに行くことで商談成立!

しまったぁぁぁぁ…!

彼はローマ(南イタリア)から来ているので私が定期的に行く北イタリアから結構遠い…。
仕切り直してミラノのショーまで持って来てくれることで再商談成立!ありがたいお話です。

そして一番奥にコテコテの軍隊屋が集まっていました。

20150531_679347[1].jpg

最後の最後に一番悪いモノ(一番イイモノ?)を見つけてしまい…。
プロイセン王国M1842竜騎兵連隊予備役将校ピッケルハウべの未使用極美品!
1842年にプロイセンが歩兵用にピッケルハウべを採用したのに続き、竜騎兵連隊も倣って採用した大珍品です。
1857年には、これでは大き過ぎる(背が高すぎる)ので廃止となったモデルです。
1842年当時巨大な陸軍国であったプロイセンですら竜騎兵連隊は全部で6個連隊しかなく、一個竜騎兵連隊は400-600人編成なので、その中で将校は数えるほどしかいないですよねぇ〜、制式から170年以上経った現在にこの状態で残っているのは奇跡です!

今回のイベントはアンティーク・ショーとのコラボだったので、ミリタリー・ディーラーはアンティークぽい品を、アンティーク・ディーラーはミリタリーぽい品を持って来ており、シカゴ社長のツボにバッチリはまりました!

仕事で出張に来て、好きな品をタップリ見られて
この上ない幸せなシカゴ社長でございました。

ではこれからロンドンのイベントに向けて出発です!


シカゴに在庫しているスパイク・ヘルメット類はこちら
シカゴに在庫している油絵はこちら



本日のワンポイント情報!!

下取りで、ルーマニア AKMS 自動小銃(新加工品) が東京店に入荷致しました。
早速 販売済となりました。ありがとうございました。

 


2015.05.30 Saturday

ソリッドな造りです。

カツオの塩辛なるものを見つけて衝動買いしてしまいました。これはこれで悪くないのですが、やっぱり塩辛はイカが一番ですね。
酒盗と塩辛はどう違うんでしょう?アルバイトSです。

DSCN9951.JPG

一見するとPUスコープですが何かが違和感このスコープ。
PUスコープではあるのですがマウントが変わってるというか、です。

DSCN9957.JPG

ネジが一杯で急ごしらえ感が溢れています。

DSCN9952.JPG

そして、そのまま覗くとこんな風になっています。(レンズが曇っているように見えますが、実際はクリアです)

DSCN9954.JPG

レティクルを正常な位置にするとこの状態になります。
レールの位置からして、側面に取り付けるんでしょうね。

DSCN9958.JPG

PUスコープといえば、モシンナガンやSVTですが二つとも専用のマウントでレールは使いません。するとAK用でしょうか?
てな訳で手ごろAKにくっつけてみたのですが、流石にこれはおかしいですよね

DSCN9959.JPG

実際レールの幅が全く合わず固定できません。このレールに合わないようだと、かなりの選択肢が無くなってしまうのではないでしょうか。

DSCN9955.JPG

調べてみても良く分かりません…!
PUスコープは型番によってどの銃に載せるか決まっているそうなので、これらがヒントになりそうですね。

DSCN9956.JPG

マウントの方にもペイントされています。
常連さん曰くZPU-1についている対空サイトの側面に付いてる緊急時用の対地サイトとして使うのでは無いかとのことです。
ソ連について非常にお詳しい方なので、僕としては疑いようはないのですが、明確な答えも無いため断言もできず……。

なんなんでしょうね……これ…!

>>PUスコープ改造型スコープはこちら
>>チラッとでてきたM70B1Nはこちら


本日のワンポイント情報!!

買取りで、MP44 突撃銃(旧加工品) が東京店に入荷致しました。
お客様にご案内中ですがHP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。

MP44 突撃銃(旧加工品) のHPはこちら
MP44 突撃銃(旧加工品) の詳細画像はこちら

 
 

2015.05.29 Friday

古式銃でエナジー補給!

まいど! あと数時間後にヨーロッパへ旅立つというのに、まだ商品の整理をしているシカゴ社長でございます‼

出発間際までこんなことをする必要があるのでしょうか⁇

それよりも出張に備えて体調を整えている方がよっぽど賢明なんですけどね…。

数日前に出張買取りで登録証付き古式銃と無可動の古式銃のコレクション合計30丁弱が入荷しました。
コレクションの全てがお手入れの行き届いた極上品ばかり、寝る間も惜しんで毎晩遅くまで作業場に籠っています。


その整理が楽しいコト!  調べるのが楽しいコト‼

ここまでくると仕事と言うより趣味ですな、余暇の戯れです!
実際、古式銃を扱うようになってからは趣味のヘルメット・コレクションから遠ざかってしまって…。
体のエネルギーは食べることによって、
心のエネルギーは趣味によって充電できるのでしょう。
シカゴ社長の出張前のエネルギー充電はこのような形で行われているのですねー!

今回の出張買取り、沢山のお品を出して頂いて誠にありがたい事ですが、中でも嬉しかったのは「スタール M1863 シングル アクション アーミー リボルバー」を譲って頂いたこと!
ダブル・アクションは2丁扱いましたが、シングル・アクションは初めてです。
前から欲しいなー!と思っていた一丁です。


すでにお嫁の行き先は決まっていますが、古式銃屋シカゴのショーケースに入って記念撮影!



DSCN0004.JPG
 

この一丁だけでもたっぷり一晩使って解説を書かせて頂きました! ←商品なので自分の腹が痛まない最高の余暇の過ごし方ですね!!

スタール リボルバーはシングルもダブルもどちらも軍用としての無骨な魅力の(オトコ)の銃!

コルト、レミントンという有名どころのみが脚光を浴びずに、知る人ぞ知る名銃にご興味を持って頂ける方が増えれば幸いです。←予約者が増えた分だけ商品を揃えられるかが当面の大きな問題ですが…。


「Starr M1863 Single Action Army Revolverはスタール・アームズ社(Starr Arms)1863年に販売を始めたキャップ&ボールと呼ばれる管打ち式リボルバーで、1858年型(M1858) ダブル・アクション リボルバーのシングル・アクション・モデルです。 44口径六連発という基本スペックを変えることなく、シングル・アクションを用いて構造を簡略化した結果コスト・パフォーマンスに成功してM1858の後継銃として25,000丁が合衆国政府に納入され大部分が北軍騎兵隊で使用されました。」 詳しくはHPをご覧ください。




スタール M1863 シングル・アクション アーミー リボルバー!(お客様ご案内中)


スタール M1858 ダブル・アクション アーミー リボルバー‼ (Sold-out)


さて今回の出張は、こんな感じ…。


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元外人部隊とは成田空港で落ち合って打ち合わせのあと、私はドイツ、フランクフルトへ(グリーンライン)。 
彼はイギリス、ロンドンへ(レッドライン)
ヨーロッパではシカゴ英国工場で合流予定です。
出張もスタッフ
二人(私も含め)が別々に行けるようになったので、シカゴの行動力が倍になったようです!!
 

今回は新しくドイツのウルムで行われるISUM(Internationale Sammlermesse Ulm 2015)と呼ばれるミリタリー・イベントに参加します。

新しいイベント、新しい試み! これだけでワクワク・ドキドキします!!

 

ミリタリー・ショーとアンティーク・ショーがコラボした最近では珍しい組み合わせです。 (昔、シュトゥットガルトでこれに近いコラボ・イベントがあったの、新しい反面懐かしいです!)

「新しいこと!」 なんと素敵な言葉でしょうか!!

当然の事ですが脳は「学習する」力があります。
しかしその反面、「慣れ」も生じます。
心にとって「慣れ」は時として、厄介なものです。 
楽しい事のハズでも、それが「あたりまえ」になってしまうと、心の充電ができないのですね。

と言うことで、今日もシカゴ社長は「新しいこと」を求めて旅立ちます!

スタール M1863 シングル アクション アーミー リボルバーはこちら

古式銃コレクションは少しずつですが、HPにアップしていきます。
今しばらくお待ちくださいませ。

詳しい解説はシカゴ社長が帰国してから行います。 お楽しみに!


本日のワンポイント情報!!
買取りで、MG42 汎用機関銃
(新加工品) が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。

MG42 汎用機関銃(新加工品) のHPはこちら
MG42 汎用機関銃(新加工品) の詳細画像はこちら

2015.05.28 Thursday

映画と銃「DJINNS」

御機嫌よう、スタッフBでございます。

今回は「ゾーンA」。
確か・・・フランス、モロッコ合作。

ジャンル的には一応ホラーとして紹介されています。
というかジャンル的にはCZ級でしょう。
※つまりCからZ級映画、けれど銃の世界でCZというとちょっと素敵な響きがいたします。

ストーリー的には1960年のサハラ砂漠・・・

この辺りの撮り方が大変美しい。
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砂漠というのは実は大変映画向きなのですが・・・撮影が過酷なのは言うまでもなく、特に機材に砂が入り込む。一回の嵐でセットや機材が吹き飛ぶ等など・・・映画の製作自体が一気にダメになるようなトラブルも多い。

さて、本作は実際観ますと設定年代が思ったより古くて驚きました。
ですが映像はなんとなく近年っぽい。たぶん、役者さんの佇まいとかが現代な感じなのかと・・・
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劇中「インドシナに行ってた」ような台詞が出てまいります。

それ以上に、実はこの年代と場所だけで、鋭い方にはオチがバレてしまうという。
あと、原題でネタがバレてしまかと思います。

この映画、一応宣伝的にはホラー扱いというか、これを観る人はたいていエイリアンとかハムナプトラの化け物みたいのと兵隊が戦う羽目になるのを想像して借りると思うのですが・・・
実際のところは奇譚というか「フランス版世にも奇妙な物語」という方が近いような気がいたします。

ですので、本作はCMや宣伝文句やパッケージが・・・「なんとなく売り所を間違えてしまったかな?」と個人的には惜しい気がいたします。
間違ってもサバイバル・ホラー、スプラッタホラーみたいなファンが観ても面白くもなんとも無い。
つまらないでーす、という感想になっておしまい。

もう少し戦後のフランスを知っているような人が観た方が面白い。

だからと言って大変な名作やお薦め作ではなく、「世にも奇妙な・・・」の1話を2時間モノにしたら冗長になる、というとなんとなくおわかり頂けるかと・・・本作はまさにそのような作品でございます。

しかしながら、ここでご紹介するのは当然、銃が印象的だからで・・・

実は本作MAT映画です。
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MAT Mle 1949 短機関銃を撃ちまくっています。
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撃ち捲くりです。
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MATでのFPSゲームみたいなシーンもございます。
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最初から最後までMATが元気な映画という。
個人的な感想で・・・MATは不思議な魅力があります。折り畳みの面白さと無骨さ。私的には結構好きなのでございます。

他にトンプソン M1A1。
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1人が持っているらしく、チラチラ映り、発砲もしているのでございますが・・・それほど登場が多いわけでもない。
ですが実は簡易サイト(L字型でガードが無いタイプ)のM1A1。かなり珍しいです。

さらにM1ガーランド。
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この辺りは戦後のフランスを象徴した装備でございますね。

しかし横から見るとなんだか・・・狙撃銃のように布巻いてます。スコープ無ければこんなところに布を巻いたら狙えません。
と思っていましたら・・・

スコープ付きでした。
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しかし・・・かなり不思議な位置についております。98kのZF41みたいな位置。
詳細を知りたいところですが、なにしろ布が巻いてあるのでわかりません。

他に分隊支援火器。


なかなか見分けられません。あるいはシャテルローか?と期待したのですが・・・
何回か出番があるのですが、判別にまで至りません。ハンドガードのようなものを握っているように見えるため・・・可能性はある・・・くらいでございます。

というわけで、MAT映画でございました。
観たらMATがほしくなるかも知れませんね。

>>MAT Mle 1949 短機関銃はこちら
>>M1A1はこちら
>>過去に販売した珍しいM1A1簡易サイトはこちら
>>M1ガーランドは現在在庫が無いため、参考までに過去の在庫はこちら
>>過去に販売した珍しいシャテルローはこちら


本日のワンポイント情報!!
買取りで、モシンナガン M1891/30 狙撃銃
(PUスコープ付、旧加工品) が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。

モシンナガン M1891/30 狙撃銃(PUスコープ付、旧加工品) のHPはこちら
モシンナガン M1891/30 狙撃銃(PUスコープ付、旧加工品) の詳細画像はこちら

2015.05.27 Wednesday

ツァスタバのRPKも入ってます

何故あの時、確かめなかったのだろう・・・
パスタを塩ではなく砂糖で茹でて、叱られたキヨミズです・・・
同じ形の容器に入れておくのが悪いんじゃないかなチクショー!


前回、ロシア製RPK軽機関銃のご紹介に続きまして、今回は旧ユーゴ版RPKである
ツァスタバ M72AB1 軽機関銃をピックアップ!
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AK47S(ツァスタバM70A)等で見られる、下回転式の折り畳みストックを装備したバージョンです。
旧ユーゴでは機械化歩兵や空挺部隊向けとして使用されました。
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折り畳みストック以外は
固定ストックモデルのM72(B1)と変わりありません。
特徴的なヘビーバレルにクーリングフィン、そしてバイポッド。・・・ん?
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バイポッド基部が見慣れぬ形状をしております。
この刻みが『押せ』と主張しまくっております。
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せっかくだから俺は押してみるぜ!


そうしますとこの通り、バイポッドが外れました!
凹凸の咬み合わせで簡単に着脱が可能。
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外した状態ではこの通り、M70AB3 H-BAR といった趣となります。
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バイポッドをわざわざ外す場面は多くないかもしれませんが、
不必要時はデッドウェイトにしかならないので、外せるに越した事は無いのでしょう。
射撃時の影響は判りませんが、着脱機構によるグラつきや貧弱さは感じられません。
バイポッド自体は持ち歩けるサイズですし、装着も簡単なので、
狭い車両や航空機から乗降する兵員には特に有用な装備なのではないでしょうか。


注:先程は端折りましたが、着脱時はクリーニングロッドを外しておいて下さい。
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バイポッド内部を通っているので、そのままですと引っかかってしまいます。

リアサイト。
前回のロシア製RPKのブログ内で『"П"表記のバトル・ゼロ・ポジションがありません』と書きましたが
ユーゴ製には“O”表記のバトル・ゼロ・ポジションがあります。これは以前入荷分のM72でも同様でした。
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製造時期によるものなのか、戦術思想の違いによる物なのか、ちょっと興味深い点であります。


撮影中、不意にM72AB1+ドラムマガジンの組み合わせを装備したPMCオペレーター写真を
過去どこかのサイトで見た記憶がよみがえって参りました。
あ、そうだ!中国製のドラムマガジンがまだあったじゃないか!やってみよう!と・・・


ジャン!より迫力が増しました。AKよりも大火力、RPDやPKMよりも軽便な組み合わせ。
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どんな銃でもドラムマガジンと組み合わせると、妙に迫力が増す物ですが、
このM72AB1のような折り畳みストックタイプとの組み合せは、
射撃安定性より機動性と火力を優先するプロっぽいチョイスなのかな、カッコイイな・・・と、一人で感動。

バイポッドを外し、ストック収納状態でドラムをつけますとこのような感じ。
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突撃強襲仕様、弾丸撒布仕様です。なんだか一種独特な凶悪な雰囲気に。


最後に固定ストック型と並べての一枚。
12.jpg
どちらもツァスタバ製らしくシャープな造りの逸品でございます。
お好みに合わせて、コレクションの一丁にご検討下さい!それでは今回はこれで!

>ツァスタバ M72AB1 軽機関銃はこちら

>固定ストックモデルのツァスタバ M72(B1) 軽機関銃はこちら
>中国製 75連AK用ドラムマガジンはこちら



本日のワンポイント情報!!

買取りで、M14 ライフル(旧加工品) が東京店に入荷致しました。
早速 ご売約を頂きました。ありがとうございます。

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