Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

<< November 2015 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

2015.11.30 Monday

パリとブリュッセルには行けません。

まいど! 今年最後のヨーロッパ出張のために朝の通勤ラッシュを体験しながら羽田空港へ向かうシカゴ社長でございます!!  朝の山手線はこんなに混むのですね…。テロの混乱騒ぎかと思いました(嘘)

12月のラオス出張は夜中発なので胸を撫で下ろしております。

テロと言えばパリの事件、その影響でパリとブリュッセルには行けません。「 君子危うきに近寄らず」デスね! 

な・の・に、お客様から言われました。

シカゴ社長の事やから「テロがなんぼのモンや! テロが怖くて鉄砲屋は出来んワ!! パリ直行便で行って来るデ!!」って…。

シカゴ社長は君子ではございませんが、ワザワザこの時期にパリやブリュッセルへ鉄砲を買いに行くほどのアホでもございません。 行って何かあったらブログネタ的には面白いと思われていた方、ごめんなさい。
シカゴ社長には、シカゴ会長と言う君子がついていますので、密かに計画していたベルギー(ルクセンブルクとの国境の街なので、シカゴ社長的にはベルギーやないと思っていましたが)のイベント行きを見破られてしまいました…。


いつもは出発前に旅程を発表するのですが、今回は念には念を入れて(テロリストに待ち伏せされたらイヤですからね)出張後にお知らせいたします。 敵を欺く為に元外人部隊とは別行動です。←意味チャウやろ!!

という事で、本日から○○日間ヨーロッパの何処ぞの国へ行って参ります!



さて東京本店一階の改装工事ですが、着々と進んでおります。


古式銃の専門店ですので、一階だけは名前をチョット変えて「The Chicago Gallery!」 
古式銃だけで100丁を超える予定で「日本唯一の専門店」として相応しい品揃えをしています。

専用フロアが出来たからもっと古式銃を仕入れなアカンわ! って言っているとまた四丁ほど買取り品が入荷しました。 四丁ともシカゴ初入荷のお品でございます。


左上より時計回りで
お手製の木箱&付属品が揃ったマンハッタン バーハンマー ペッパーボックスはこちら

特殊なローディング・ゲート兼用のエジェクション・ロッドを備えたH. Comblain パテント リボルバーはこちら

珍しい英国製のペッパーボックスからのトランジショナル パーカッション リボルバーはこちら

エッジがピシッ!と立ったマンハッタン ネービー シリーズ V (4インチ・バレル) リボルバーはこちら


貴重な品々をお譲りくださり、誠にありがとうございました!




本日のワンポイント情報!!

下取りで、スオミ M44 短機関銃(新加工品) が東京店に入荷致しました。
東京店入荷時に一番でお選び頂いた、程度の良い品です。

HP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。

スオミ M44 短機関銃(新加工品) のHPはこちら
スオミ M44 短機関銃(新加工品) の詳細画像はこちら
 

2015.11.29 Sunday

KA1のAKS74u

こんばんは、KA1です。

AKS74u』かつて西側では『AKR』もしくは『クリンコフ』と呼ばれ、幻の銃の一つだった。
その存在を確認するため、各国の諜報機関やジャーナリストが当時のアフガニスタンを捜索したほどだ。
今これを手に取ることができる。

写真で見てみよう。

20140605_648921.jpg

銃右側面。
RPK74の45連マガジンが付き、通称『ビンラディンモデル』と呼ばれる。

20140605_648923.jpg

ハンドガードは合板製。
クーリングホールがあるのは初期型。
(後に無くなり現在ではプラスチック製)

20140605_648924.jpg

ラッパ型のフラッシュハイダー。
発射炎はかなり大きいと思われる。
後部はブースターでありマズルブレーキの役割は無い。

20140605_648927.jpg

レシーバー右側面。
ボルトキャリアーはオープンで固定。
『АВ』はフルオート、『ОД』はセミオート。

20140605_648933.jpg

グリップはAKMと同型。
(ちなみに数字の間にハイフンが入るのはツーラ製)

20140605_648935.jpg

ストックはAKS74と同形状だがバットプレートは異なる。

20140605_648940.jpg

星のマークの造兵廠刻印はツーラ造兵廠を示す。
製造年、6ケタのシリアルナンバー。

20140605_648941.jpg

リアサイトは2段切り替えのフリップサイト。
『П』は近距離を表す。



バットプレート。
AKS74と違い、リブが入っている。

20140605_648950.jpg

銃左側面。
ストックを折りたたんだ所。
かなりコンパクトになる。マガジンだけ大きいような…。

20140605_648951.jpg

ストックはレシーバー前部のラッチで止められているのが分かる。
マガジンの25の数字はロットナンバー

ハンガリーではAMD65やAMP69等短縮型が作られたが、ソビエトでは5.45mm口径になって初めて短縮型が作られた。7.62mmでは反動がきつかったからだろう。なお制式は1975年と言われ、初期ではイジェフスク造兵廠で作られていたが、現在では全てツーラ造兵廠で作られているようである。(AKMの製造が終了したので製造する物がなくなったのではないか?)
エアガンでも数多くの商品があるがこれは実物。

値段も¥180,000(税別)と現用銃にしてはお手頃。

是非コレクションに加えてみてはいかがだろうか。


本日のワンポイント情報!!


下取りで、マンハッタン バーハンマー ペッパーボックス(銃砲刀剣類登録証付古式銃) が東京店に入荷致しました。
表示製作中ですがHPにアップしておりますので、どうぞご覧ください。
なお、詳細画像は近日中にアップ予定です。

マンハッタン バーハンマー ペッパーボックス(銃砲刀剣類登録証付古式銃)のHP(表示製作中)はこちら

 

2015.11.28 Saturday

KA1のStgw.57

こんばんは、KA1です。

さてこのStgw.57、持ってみるとやはり大きい、重い。まるでBARみたい。
まさに鉄のカタマリ。でもさすがスイスのSIG製、パーツの形状、仕上がり具合を見るとまさに精密機械。
他の銃と比べてみても一味も二味も違うよ。

写真を見てみよう。

20140619_658645.jpg

銃右側面。(この姿、アサルトライフルというよりむしろライトマシンガン)

20140619_658647.jpg

マズルブレーキとバレルは一体型。
中央のリングはライフルグレネード用。
(高度な加工法である)

20140619_658652.jpg

フロントサイトは可動式である。(ロックがあるので簡単に倒れない)
上部の白い点は夜間用。

20140619_658660.jpg

バレルジャケットのクーリングホールはまさにマシンガン。

20140619_658663.jpg

ハンドガードは硬質ゴム製。小型だから手になじむ。

20140619_658667.jpg

レシーバー右側面。
仕上げのよさが分かる。コッキングハンドルはシュミット・ルビンの形に似ている。

20140619_658677.jpg

グリップは細身だが握りやすい。(AKに似ている)

20140619_658679.jpg

ウィンタートリガーをつけたところ。(寒冷地で手袋をつけた時使いやすくするため)

20140619_658682.jpg

ストックは硬質ゴム製。(ライフルグレネードを発射するため肩を痛めないように)

20140619_658692.jpg

バイポットを開いたところ。使用する距離の表示がある。

20140619_658699.jpg

レシーバー左側面。
セレクターレバーはグリップを握ったままでは回せない。

20140619_658702.jpg

レシーバー上面には盾に十字の国章が見える。数字はシリアルナンバー。

20140619_658705.jpg

リアサイトも可動式。この辺はFG42に似ているかな。



SIGのマークが見える。



マガジンは大きい。前後をロックするAKタイプ。


流石SIG、加工が丁寧。車で言えばベンツだな。
名銃P210と同時期の製品で、所有することに喜びを感じられると思う。是非手に取って確認して下さい。

値段も¥210,000〜230,000(税別)、このクオリティでこの値段はお買い得ではないだろうか?

余談になるけどドイツのStg45を参考にしたのになぜこのサイズか?
実は試作の段階ではドイツの7.92×33を参考にした7.5mm短小弾で作られていたのである。しかしNATOが7.62mm×51を採用したので対抗上7.5mmGP11を採用したとの事。小さいサイズも見てみたかったね。(SIG550は生まれなかったかも)

今回ご紹介したStgw.57はこちら


本日のワンポイント情報!!


買取りで、H. Comblain パテント リボルバー(銃砲刀剣類登録証付古式銃) が東京店に入荷致しました。
表示製作中ですがHPにアップしておりますので、どうぞご覧ください。
なお、詳細画像は近日中にアップ予定です。


H. Comblain パテント リボルバー(銃砲刀剣類登録証付古式銃)のHP(表示製作中)はこちら

 

2015.11.27 Friday

エース・パイロットが履いてたかも!?ドイツ空軍飛行ブーツ

皆様こんばんは、お元気ですが今年も残り少なくなってきましたね・・・大掃除でもしようかな・・・ナベでございます。

本日のお題はこちら「ドイツ空軍飛行ブーツ」です。
11.jpg

このブーツ、写真などを見るとどうやら戦闘機パイロットたちが多く履いたタイプのブーツのようです(スヌーピーか?)。
6.jpg

ドイツ空軍の戦闘機と言えば・・・Me109メッサーシュミット(生産機数約30,000機)と
1.jpg

Fw190フォッケウルフ(約20,000機)の2機種で語れてしまいますね(たぶん)。我が国が最も多く生産した零戦生産機数は約10,000機でした。
2.jpg

このブーツもメッサーかフォッケを駆ったパイロットが履いていたのでしょうか?墜落等した際に燃料に火花が引火したりしないようにする為か鋲などは打っていません。
DSCN9990.JPG

古いもののため踵に小さな穴や


解れなどが見られますが
DSCN9989.JPG

ジッパーの部分等、全体に良好な状態です。
DSCN9988.JPG

内装はこんな感じ(暖かそう)、写真上部の布タグにメーカー名か所有者の名前があったのかも知れませんが文字などを読み取る事は出来ません、残念。
DSCN9987.JPG

で本日のブログのお題「エース・パイロットが履いてたかも!?」ですが実際ドイツ空軍、WW2の際には恐ろしい数のエース・パイロット(撃墜王)を輩出し100機以上撃墜した人が100人近くも居たそうです(それでも戦争に負けるのか・・・)。ということは5機10機落としたエースなんか一体何人いたのでしょうか(因みに日本のトップエースは上坊良太郎陸軍大尉で76機、欧米のトップエースでも30機ぐらいだそうです)。
5.jpg

・・・とそう考えると他国の飛行ブーツに比べると、このブーツはエース・パイロットが履いた確率が高いかも知れませんネ。ところでどうもこのブーツ足の甲にもバンドがあったようですが赤い➡のところでカットされてしまっているようです、まあ機能的には無くてもいい・・・のかな?


同形状のブーツを誰か著名な方が履いている写真が無いかな・・・と探していると有りました有りましたワンちゃんとツーショット、葉巻とミッ○ーマウス大好きアドルフ・ガランド中将(若干32歳で空軍中将!?漫画か!?撃墜数104機、戦後も元気に83歳で大往生)・・・の足元にご注目下さい。
3.jpg

一部形状が異なりますが非常によく似ております。ひょっとしてシカゴの飛行ブーツは高級士官用だったのかもしれませんね。
7.jpg

このブーツが飛んだのはドーバー海峡上空か?白銀の東部戦線か?もしくは熱砂の北アフリカか?「ドイツ空軍飛行ブーツ」はこちら

本日のワンポイント情報!!
取りで、トランジショナル パーカッション リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃)が東京店に入荷致しました。
登録証訂正終了まで非売品となっておりますが、HP・詳細画像ともアップしておりますので、どうぞご覧ください。

トランジショナル パーカッション リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃) のHPはこちら
トランジショナル パーカッション リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃)
の詳細画像はこちら
 

2015.11.26 Thursday

魅惑のルーマニアン74

こんにちは、MX4Dの劇場でスターウォーズEP7上映を観たいのですが、
蒸れたトルーパーやチューバッカあたりが臭ってこないか、今から心配なキヨミズです。
意外と石鹸の香りがするのもイヤだな・・・と、公開前から余計な心配ばかり。


今回ご紹介するのはこちら、

001.jpg
ルーマニア製AKS-74 自動小銃 でございます。

ソ連製AKS-74のルーマニア生産版で、1986年より同国軍に配備が開始されました。


ルーマニアでは“PA md.86”、国外では“AIMS-74”の名称で知られています。
前作AIMSより引き継いだ特徴的なバーチカル・グリップと折り畳み式のストックを装備。

AK74シリーズ特有の大型フラッシュ・ハイダーを除けば、AIMSと同一に見えますが、
小口径化に伴い、細部に変更が加えられています。
例えば、細かいところですがバレル外径はAIMの約15mmから約14mmに変化。
本家AK74と同じく着剣方法の変更により、フロントサイト下にも着剣ラグが設けられています。

002.jpg
特徴的なのはガスブロックの角度。
本家や他国のAK-74シリーズは高くなったガス圧に対処すべく、

003_2.jpg
(画像は東ドイツ MPi-AKS-74N)
このように90度近い角度のガスブロックを採用しているのですが、
ルーマニアは7.62x39mmのAIMシリーズと同じ角度のガスブロックを採用しています。
内部で調整しているのかもしれませんが、外側からは窺い知る事が出来ず。
どのような判断や設計があって採用されたのか、大変興味を惹かれる部分であります!

このバーチカル・グリップがたまりません!
AIMS後期型と同じく、下が少々前に突き出した形状です。

004.jpg
アッパーハンドガードは樹脂製です。


本銃のよく知られた特徴として、3バーストを備えています。
セレクターをレシーバーからはみ出すまで下に押しますとバースト・ポジションに。
当時の小銃設計の流行を反映したのでしょうか、この時期に開発されたAKシリーズで
3バーストを備えるた機種は珍しい気がします。

005.jpg
そして隠れた良設計でありますボルトハンドルの角度。
上方向に角度が付いており(右利き射手のみですが)、グリップを握ったまま、
添え手でのコッキングを行い易くしています。


リアサイト。AIMと同じく1000mまで。

006.jpg
もちろん弾道に合わせてサイトの昇降率は変更されています。


こちらも特徴的なワイヤーストック。東ドイツ MPi-KMSに装備されたストックを元に開発。
東独ストックとほぼ同じですが、ロックがレバーから基部中央部のボタンに変更。

007.jpg

右側にスイングさせて収納。ワイヤーの曲げは収納時、セレクター操作を阻害しない設計。
009.jpg
当然、3バーストポジションに入れても問題ありません。

そして最後はこのマガジン。
重ねた上がAIMS-74で下が7.62x39mmのAIMのマガジンです。
ロシアをはじめ、5.45mm用マガジンはベークライト製に切り替えたのですが、
ルーマニアはAIMに類似した鉄製マガジンを採用。

010.jpg
薬莢のテーパーに合わせてカーブが緩やかになった他はリブまで同一なので、
うっかりすると間違えそうになります。




011.jpg
ISAF派遣のルーマニア軍兵士が素のままのAIMS-74を装備した画像等を見る限り、これら独自の改良点は現代でも通用するようです。コレクションとしても個性際立つルーマニアンAKでしかも5.45mmモデル。お好きな方(僕含む)にはたまらない一丁ではないでしょうか?
現在の所、東京・大阪両店に少数在庫がございますので、どうぞご検討の程を。
それでは今回はこれにて!

>ルーマニア AKS-74 自動小銃 はこちら

本日のワンポイント情報!!
買取りで、エンフィールド 管打式騎兵銃(無可動古式銃) が入荷致しました。
現在東京店へ移動中のため表示製作中ですが、HPにアップしておりますのでどうぞご覧ください。
11/27(金)に東京店へ到着予定、詳細画像は到着後にアップ予定です。

エンフィールド 管打式騎兵銃のHP(表示製作中)はこちら


▲top