Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

<< September 2016 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>

2016.09.30 Friday

世界史人・広告掲載のお知らせ

今年台風きすぎでは…??洗濯物溜まってて着るものがない、こんばんはスタッフSです。

 

さてさて今回は広告掲載のお知らせです。
【歴史人別冊 世界史 第二次世界大戦のヨーロッパ戦線大図解】に
弊社広告を掲載して頂いております。

ww2欧州戦線大図解.jpg

第二次世界大戦のヨーロッパ戦線ということで今回もドイツ軍の軍装品を中心に。

以前の画像の使い回…ゲホッゲホッ と同じ商品も載せていますのでちょっとデジャヴ感じますが…
 

ドイツ軍といえば電撃戦!今回は戦車パーツも掲載ですよ〜!

珍しいエレファントの履帯、ヘッツァー転輪、パンター転輪をチョイスしていますが、それ以外もありますのでHPもチェックしてやってくださ〜い

>履帯こちら

>転輪こちら

 

歴史人別冊 世界史人 第二次世界大戦のヨーロッパ戦線大図解
9月28日発売となっておりますので、書店等でお見かけの際はどうぞよろしくお願い致します^^/

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、US M1 カービン (Quality Hardware社製) が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますのでどうぞご覧ください。

US M1 カービン (Quality Hardware社製) のHPはこちら
US M1 カービン (Quality Hardware社製) の詳細画像はこちら


2016.09.29 Thursday

出張最終日 「終わりよければ…」

こんにちは、髪の色は紫やピンク、アニマル柄の服を着て、楽しそうにベンチで喋っている。イギリスと大阪のおばちゃんは初対面でも絶対に気が合うと思うキヨミズです。

 

ついに出張最終日。

001.jpg
時間が許す限り作業をするため、朝食後、直ぐに工場へ出発。

 

昨日はオフだった英国工場スタッフのラスカル君。

002.jpg

主な仕事は頭を撫でてもらう事。

 

昨日、手入れしたBM59のチェック。
シリアルナンバーを控え、繰り返しの状態と全数確認。
絶対に間違えは許されません。
この過程で刻印のバリエーションに気がつきました。

まずはこれ、ベレッタにて新規製造された物。
003.jpg

生産年代は1970年と72年が確認できました。

 

 

こちらは米軍より供給されたM1ガーランドを改造した物。
004.jpg

元の刻印から米軍モデル名だけを消し、シリアなどはそのままで、追加でイタリア刻印を入れています。
このパターンでの、産年代は60年後半に集中。

 

ほとんどがスプリングフィールド造兵廠製刻印でしたが、中にはウインチェスター製も少数見られました。

005.jpg

 

それが終わるとマガジンの手入れとスプリング除去。

006.jpg

マガジンも本体と同様にグリスでベッタベタ。これをキレイにするもけっこうな重労働なのですが、そのため良好な状態が保たれてるので文句を言っちゃいけません。

 

スプリングも抜いていきます。

 

007.jpg

一本でも抜き忘れて日本に出荷すると、全てが台無しになる可能性があるので、元外人部隊と何度も確認をしながら作業。

 

本日、作業が出来るのは午前中のみ。
気がつくともう出発の時間が迫っていました。

急いで整理と掃除。「来た時より美しく」じゃないですけど、キレイにしておくに越した事はありません。不意に落ちていた小さなパーツを発見する事もありますしね…

 

急いで帰り支度を済ませ、スティーブとラスカルにお礼を言い、駅にてお別れ。

008.jpg

別れを惜しんでくれている?ラスカル君。

帰りは3人揃って列車にてヒースロー空港を目指します。

 

このブログはその車中、イングリッシュ・リビエラと呼ばれる美しい海岸線を眺めながら書いております。

009.jpg
9日間、長いようであっという間に終わった気がする出張でした(家に着くまでが遠足じゃなくて出張なので、まだ終わってはいませんが)

初めてシカゴ出張に帯同させてもらい、改めて責任の重さと困難を勉強させてもらいました。そして個人的には初めてのドイツ・オーストリア・イギリスを満喫させてもらいました。なんとか社長たちの足を引っ張る事も無く、出張を終える事が出来そうです。ブログも辛うじて1日も落とす事なくやれましたし…少しは手助けは出来たでしょうか?
次の新入荷品が皆様のお手元に届いた時、ご満足頂けるよう、少しでも貢献出来ていれば幸いです。

あと数時間でヒースロー空港より日本へ戻ります。
また来れるよう、明日から大阪店で頑張ります!

 

 

 

本日のワンポイント情報!!

 

買取りで、シュミット・ルビン K31 騎兵銃 が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますのでどうぞご覧ください。


シュミット・ルビン K31 騎兵銃 のHPはこちら
シュミット・ルビン K31 騎兵銃 の詳細画像はこちら


2016.09.28 Wednesday

出張八日目 「Mein Gott!」

こんにちは、いま血液型を調べたらWD型になるんじゃないかと思うほど、WD-40を吹いているキヨミズです。

 

昨晩もぐっすり眠れ、気がつくともう朝。

予定作業は山のようにあるので気合を入れるべく、英国式フル・ブレックファーストにチャレンジ!

001.jpg

(胃もたれで動けなくなっては元も子もないので、お願いして量を少なくしてもらいました。それでもこのボリューム!!美味しかったです)

 

担当作業は昨日に引き続き、次回入荷予定品の手入れと組み立て。

見落としが無いように隅々まで丁寧に(かつ迅速に!)行います。

002.jpg

イタリア、BM59自動小銃の組み立て途中の画像です。

画像の固定ストック・モデルと、山岳用の折り畳みストック・モデルの他、空挺用モデルも少数あります。

 

003.jpg

こちらはフィンランド スオミ M31 短機関銃!

前期型と後期型が揃っております。どちらもとても良好な状態ですよ!

 

こちらは加工を待つ、ステアー MPi-81 短機関銃です。

004.jpg

以前入荷時にご好評を頂いたロングバレル、スコープ搭載のモデルです。

今回の品も非常にキレイですね。ほぼ未使用の品かと思われます。

 

005.jpg

その他にも細々としたパーツや付属品も多数、手入れをしました。

今日だけでゴム手袋とWD-40をどれぐらい消費したのでしょうか…

 

疲れてドロドロになった体を引きずり、洗面所にて手を洗っている時、

ふと横を見ると、こんな女神様が。

006.jpg

ヤー!まだ俺の出張は終わっていません!

残りも全力で頑張ります!

 

 

 

本日のワンポイント情報!!

 

買取りで、レミントン ローリング・ブロック m/1867-89 ライフル が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますのでどうぞご覧ください。


レミントン ローリング・ブロック m/1867-89 ライフル のHPはこちら
レミントン ローリング・ブロック m/1867-89 ライフル の詳細画像はこちら


2016.09.27 Tuesday

出張七日目 「英国工場到着」

こんにちは、英国工場での呼び名を決めるべく本名をもじってみた所、スティーブ曰く「何だかよく解らない、人の呼び名としては違和感のある」呼び名になりかけたキヨミズです。響き的には薬品みたいな感じでしたね…

 

昨夜遅く、英国工場があるニューキーに向かうべく、パディントン駅より寝台列車に乗り込みました。

早めに着いたのでラウンジにて暇つぶし。受付にチケットを見せて、出発時刻やホームを確認。安心してくつろいだ後、いざ出発しようとしますと、先の受付が「あなたが乗る便は発車ホームが変わったからね」的な事を言ってる!

理由は解りませんでしたが、予定のホームから一番遠いホームに変更されており、かなり焦らされました…発車時刻ギリギリに来ていたらパニックになっていたでしょう…余裕を持った行動の大切さを痛感しました。

 

寝台車は一人部屋。ロンドンでは無駄に歩き回った事もあり、すぐに眠りにつきました…

翌朝、モーニングコールとして朝食が運ばれてきます。夜中のため車窓からは何も見えなかった事もあるのですが乗車後すぐに寝て、降車ギリギリに起きたため、ネタになる画像は撮り損ねました…

 

なので唯一撮っていた朝食画像だけでも…白い袋にはベーコンロール。

02.jpg

コーヒーか紅茶を選べたので、何時も通りにコーヒーを頼もうとしたのですが、英国に来てまだ紅茶を飲んでなかった事に気づき、ティーをプリーズ。何の変哲もないティーバッグでしたが、本場で飲んでいると思うとより美味しく感じました。

 

ニューキーには予定通りに到着。駅に降り立つと、社長と元外人部隊が握手で迎えてくれました。この出張で何回目かのホッとした瞬間です。駐車場では英国工場のスティーブ氏と愛犬のラスカルがお出迎え。スティーブが運転する車で早速、工場に向かいます。

 

工場に入ると大量の銃と大小様々な工作機械に圧倒されます。

あ!これが理系スタッフ・キートンさんがブログに上げてたヤツだ!03.jpg

 

やるべき作業はたくさんあります。

内部の案内とミーティングを済まして早速、作業開始!

06.jpg

僕の本日の作業は、銃の手入れです。

まずは画像の次回入荷予定品である、スターリング MK4 (L2A3) 短機関銃を受け持ちます。

 

あらゆるブラシ類を駆使し、WD-40を吹きかけて、一つ一つを丁寧に洗浄。

キレイにする事も目的ですが、必然的に細部まで観察する事となり、個体の差異やパーツ異常を確認する大切な作業でもあります。

08.jpg

 

次に強力なコンプレッサーにつながれたエア・ダスターで、ゴミや余分なオイルを吹き飛ばします。

誤って細かい部品まで吹っ飛ばさないよう細心の注意を払います。万一、飛ばしてしまったら見つけるのは困難でしょう…

05.jpg

 

分解済みの銃をネジ一つまで徹底的に清掃していきます。

07.jpg

仕上げに軽く拭って、分類、数量チェック。

こういった作業を入荷予定の丁数分を行うわけです。

 

本日はこの他にレシーバーや加工済みのボルトも手入れを行いました。

まだまだやるべき事は沢山!出張後半となり、作業する時間は限られていますが、少しでも良い品を良い状態でお届けできるよう、明日も頑張ります!

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、ステアー・マンリッカー M95 騎兵銃 が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますのでどうぞご覧ください。

ステアー・マンリッカー M95 騎兵銃 のHPはこちら
ステアー・マンリッカー M95 騎兵銃 の詳細画像はこちら


2016.09.26 Monday

出張六日目 「大英帝国かく戦えり」

こんにちは、ドイツ語で話しかけられる夢を見たキヨミズです。全く理解できなかったのは夢でも現実でも同じでした…
昨夜の遅くにミュンヘンからロンドン近郊のガドウィック空港に到着。出発遅延により、一時間遅れの到着でした。
クタクタに疲れた体を引きずり、空港近くのホテルにチェックイン。部屋に入るとホテルからのこんな心遣いが…
01.jpg
…男三人が相部屋で泊まるのにハートマークは無いだろう!と笑いながらも脱力。
翌日も早くから行動するため、脱力しながらすぐに就寝。

早朝、ガドウィック空港に戻り、社長達は英国工場のあるニューキーに向け飛行機にて出発!
僕は丸一日の休暇と電車のチケットと旅程の注意点メモをもらい、いざロンドンへ!!
02.jpg
初めての土地、初めての英国鉄道なのでちゃんとか乗れるか緊張しっぱなし。間違えないよう何度もディスプレイを確認していると、構内アナウンスが乗車予定の列車が遅れるから次に来る列車に乗れ的な事を言っているような気がする!もう直ぐ来るじゃん!
駅員を捕まえて、この便はファーリントンに行くか聞くと、Yes!イエス!飛び乗る!
いや、本当に危なかった…下手に音楽でも聴いてたら、初っ端から途方にくれる所でしたよ…
無事にファーリントン駅に到着!
03.jpg
まだ朝早く、どこも歩く人は疎ら。
街並みを見てみたいので、少し街を歩く事にしました。
前日までとはうって変わり大都会。
05.jpg

近代的なビルの間に雰囲気のある建物がそこらにあるので、ただ歩くだけでも非常に楽しい!
04.jpg
 
最初の観光先は「IWM」こと帝国戦争博物館。
正面にはHMSラミリーズに搭載されていた15インチ砲が鎮座しており、度肝を抜かれます。
06.jpg
確認すると展示によっては撮影OKとの事でしたので、コンデジ片手にいざ入場。

メインホールにはハリアーとスピットファイヤ、V-1、V-2がぶら下げられております。
07.jpg
 
ハリアーを真下からじっくり鑑賞。
08.jpg
 
ソ連 Tー34/85 中戦車。
見た人は硬さを確認するためか、何故かペチペチ叩いていました。そりゃ硬いだろう。
09.jpg
 
前方機銃のDT/DTMが外されておりました。
帝国博物館には無くてもシカゴにはあるぞ!とちょっと自慢。
ノルマンディ上陸作戦時に英軍が使用したM4A4シャーマン戦車です。
10.jpg
 
こちらの前方機銃も外されていますね。
ダミーにしないのはそれなりの理由があるのでしょう。
横にあった工兵用小型ブルドーザー。
ナベさん案件ですね。帰ったら詳しく聞こう。
11.jpg
 
零戦と「寄せ書き日の丸」
12_1.jpg

 
12_2.jpg
はっきりと文字が読めます。
思わず胸が熱くなりました。

 
フォークランド紛争時、アルゼンチン軍が使用したエリコン20mm連装対空機関砲。
13.jpg
ハリアーを狙う位置に展示してあるのが芸コマ。
 
企画展として「シークレット・ソルジャー」と称し、SOEやSASの活動を紹介。
1980年4月30日に発生した駐英イラン大使館占拠事件。
SASが投入され5月5日「ニムロッド作戦」が実行されました。
14.jpg
その際に使用された装備品が展示されています。

作戦立案時に使用された大使館内部の模型(レプリカ?)
15.jpg

 
フォークランドやオマーンで使用した装備や鹵獲品の展示。
16.jpg
 
17.jpg
RP46はオマーン内戦時の鹵獲品だそうです。
(これもシカゴに在庫あります!)


 
…ここまで全体の1%も満たないでしょうか。
正直、全てをここで紹介すること事はとうてい叶いません。
企画展、常設展共に、どの展示も非常に興味深く、じっくりと巡る価値は十分にあります。
機会があれば是非とも訪れることをおすすめします。
基本無料ですが、素晴らしい展示に敬意を表して寄付を必ず忘れずに。
あとやたらと設けられたショップでも、面白いオリジナルグッズがありますのでお土産にも困りません。


地図を見て、スマホでググって、予定変更。
18.jpg

 
19.jpg
テムズ川を越え、バッキンガム宮殿を囲む数々の公園で昼食をとったり、
リスと遊んだり、でかいガチョウに凄まれたりしながて、プリンシーズ・ゲートへ。

 
20.jpg
 
そうです、占拠事件当時と同じ場所に存在する在英イラン大使館を訪れました。21.jpg
と言っても前を通るだけ(当たり前ですが)
報道写真と見比べても、窓の飾りなどは当時と同じでしょうか。
突入時に爆破された箇所は復元修理されていたようです。

 
大使館前では在英イラン人による自由化デモが行われていました。
22.jpg
偶然にもサイレンを鳴らした何台ものパトカーが突如として走り去り、妙に臨場感抜群でした。

ハイドパークコーナーと呼ばれる一画には戦争関連の記念碑が集まっております。
第一次、第二次両大戦で戦士した英連邦諸国兵士を慰霊する記念碑です。
23.jpg
 
傍らのパビリオンの天井には、英国で最高の戦勲章であるビクトリア十字勲章の英連邦での授与者の名前が記されております。
24.jpg
 
すぐ近くにはオーストラリア兵の慰霊碑。
25.jpg
 
こちらは第一次大戦で勇猛果敢に戦った王立砲兵隊を讃えた慰霊碑。
26.jpg
砲は当時使われた9.2インチ榴弾砲を模した物との事です。
 
他にも様々な碑が存在しているのですが、時間切れで全てを見回れなかったのが悔やまれます。
オーストリア、ドイツの各地と同じぐらい、ロンドンは楽しかった…
幸い天候にも恵まれ、独特な街並みと素晴らしいIWM、美しい公園を「気の向くまま」巡れて大満足!
非常に充実した休日となりました。

 
それではこれからパディントン駅から英国工場のあるニューキーへ寝台列車で向かいます。
27.jpg
明日からは作業に取り掛かります。それではまた明日!
 
ニムロッド作戦でも使われたMP5 短機関銃はこちら
フォークランド紛争でも使われたM16A1 自動小銃はこちら
オーマンの内戦でも使われていたRP46 軽機関銃はこちら


本日のワンポイント情報!!

買取りで、モーゼル M/937A 小銃 (ポルトガル Kar.98k 小銃、旧加工品) が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますのでどうぞご覧ください。


モーゼル M/937A 小銃 (ポルトガル Kar.98k 小銃) のHPはこちら
モーゼル M/937A 小銃 (ポルトガル Kar.98k 小銃) の詳細画像はこちら


▲top