Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2016.12.31 Saturday

2016年12月31日20時 恒例のシカゴ・ニュース

みなさまこんばんは、2016年12月31日20時 恒例シカゴ・ニュースの時間がまいりました。
 
この書き出しで始まる年末のご挨拶も本年で6年目(ブログを始めてから8年目)となりました。 これが続けられるのも皆様のお陰でございます。←年度を変えただけの完全な昨年のコピペです、すみません…。

本年もシカゴ レジメンタルスをご愛顧頂き、誠にありがとうございました!

シカゴの大きな出来事はほぼ間違いなく年末に起こります。 例えばシカゴの日本進出(1993年の大阪店オープン)から始まり、東京店と大阪店の建物の契約、古式銃専門店"The シカゴ ギャラリー(東京上野本店一階)"のオープン、英国工場の完成、そして本年も長野県某所に2,000坪の土地を購入して第四の拠点(シカゴ社長自宅隣が長野倉庫/事務所になっていますので、それを入れると第五の拠点)となります。 来年には倉庫兼ショールーム(←ショールームに関してはスタッフの問題があるのでまだ未定です)を建てる予定でございます。 
シカゴ社長のお家芸である「有言実行宣言」を行って自らにプレッシャーをかけて実現させる所存でございます。
これら全てお客様のおかげ、スタッフのおかげでございます、深く御礼申し上げます。

(門松はイメージです)

シカゴではワンマン経営から組織経営への転換がまさに行われようとしています。 来年は次世代経営者を中心とした「チーム型経営」への変革が目標です。 
昔は「シカゴ社長は、エースで4番打者じゃないとダメだ!」から、今はありがたいことにヘッドコーチ、ピッチングコーチ、バッティングコーチ、ベースコーチが育っています。 シカゴ社長は会社組織というチームを指揮する監督になり、お客様は監督の手腕より新しいコーチ陣に期待していただいています。 来年は監督ではなく球団オーナーのようなポジションになればと思っています。

お客様の皆様、来年は「シカゴ ・カブス」ならぬチーム「シカゴ レジメンタルス」のヘッドコーチ、ピッチングコーチ、バッティングコーチ、ベースコーチ、そして選手達を応援してください。 よろしくお願い申し上げます。

毎年のことでございますが年末と言う区切りに目標をたて、口に出すことで自分自身にさらに強く意識させて、2016年末のご挨拶とさせて頂きます。

株式会社 シカゴレジメンタルス 代表取締役 宮崎昌幸 

*年中無休、恒例の「シカゴお正月家族営業(1月1日-1月3日)」は父ちゃん、母ちゃん、元外人部隊、そしてボランティア・スタッフだけでいたします。 日ごろPCに向かってばかりのシカゴ社長ではございますが、三が日は接客重点で行います。 実際の商品を見に、シカゴ社長を見にぜひ遊びに来てくださいまし。


スタッフ一同お客様に感謝の気持ちを込めて御挨拶申し上げます。


どーも、ケンです。
本年もお世話になりました。
本年は写真を撮って、HPを更新して、社長始めスタッフから細かいことなども色々頼まれて・・・あっという間に一年が過ぎました。
うーん、いつもと同じかな?(近年のシカゴは色々やることがあって面白いよ)
さて、来年は酉年ですってね。「飛躍の年」とか「羽ばたく年」っていうとカッコイイですよ。
というわけで、それでは皆様御一緒に羽ばたきましょう!

 


こんばんは、スタッフSです。
本年はお世話になりました。
昨年に増して水面下での作業ばかりであまり表に出ることはありませんでしたが、
印刷物や広告等は締め切り前に無事すべて表に送り出せたので良かったです。
しかし、ガゼットは年内スライディング入稿だったので、1月中旬以降頃の発送となるかと思います。暫しお待たせいたしますが、皆様どうぞお楽しみに!
それでは、来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年を!

 


御機嫌よう、スタッフBでございます。
皆様、本年は大変お世話になりました。
縁の下に居すぎまして、店頭ではなかなかにお客様方にお会いする機会も少ないのでございますが、来年もブログでの「映画と銃」など、他のスタッフとはまた違った切り口で商品紹介ができればと思います。
では来年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

 


皆様こんばんは。アルバイト・ラクーンNです。
本年も大変お世話になりました。私の力不足もあり、スタッフはもちろん、お客様にも助けて頂いたと振り返ればそんな本年でした。手に取るたびに『うわ!すごい!』と思わず声に出してしまうほど素晴らしい品を沢山取扱わせて頂き、またこれらを皆様のもとへお届けできたのが何よりだったと思います。
私も来年は卒業から就職が控え、シカゴレジメンタルスでお世話になるのも残りわずかですが、あとしばらく皆様のお役に立てるよう精進致してまいりますので、来年もどうぞよろしくお願い致します。

 


皆様こんばんは、キートンです。
本年もほぼ一年中ガゼット制作等に追われていたような気がしますが、その間2回ほど海外出張にも同行させていただきました。 3月のドイツ・ニュルンベルクでのIWAショーや10月の英国ウェールズでの長距離射撃ツアーは非常に貴重な経験となりましたが、社長たちと離れて一人スイス某所まで某業者との商談に行く事になった時はさすがにびっくりしましたね…。
来年も皆様の無可動実銃/古式銃コレクションが益々充実しますよう全力でお手伝いして参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

 


もうこの季節!?シカゴ関西軍所属の新兵社員ナベであります。
皆様、皇紀2676年はシカゴをご愛顧頂き誠にありがとうございました。
本年度は二式小銃や九九式軽機、三年式重機、三十五年式海軍銃等々を拝観することが出来て眼福な1年でございました(来年はどんな品が入荷するのかな♪)・・・それでは皆様、良いお年を!皇紀2677年もシカゴを(ついでに大阪店も)宜しくお願い致します。

 


お雑煮は白味噌派、大阪店スタッフのキヨミズです。
2016年は新兵社員ナベさん(←もう新兵じゃなくて古参軍曹ですよ!)を迎えた大阪店は
多くのお客さまに支えられ、無事に一年を終える事が出来ました。
個人的にも大きな買取り出張の手伝いや、初のシカゴ海外出張にお供したりと、実りの多い一年となりました。これらの経験を生かせるよう、精進してまいりますので、2017年もよろしくお願いします。

それでは皆様、良いお年を!

 


どうも皆さまこんばんは、アルバイトSです。
今年も大変お世話になりました。徐々に任されることが多くなっていく一方、力及ばずで失敗を重ねてしまいました。ご迷惑をお掛けすることも多く大変申し訳なく思っております。
しかしながら、来年はより成長していきますので、どうぞもうしばらく温かい目で見逃して頂けると非常に、非常に助かります……!
来年もどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

皆様ご無沙汰しております、スコープ部門兼任のシカゴ会長です。
本年中は格別のお引立てを賜わり厚くお礼申し上げます。
お陰様でお店も代表も私も元気に本年を過ごさせて頂きました。
馴染みのお客様、初のご来店という言葉が出てくるのはお店にとっては大変ありがたいことだと、最近は感じております。近年では買取、下取りで懐かしいお客様にお会いする機会もございました。
何か御用の旨がございましたら、どうぞお声をかけて下さいますよう。またお近くにいらした際には是非お顔を出して頂けましたら幸いです。
スコープ部門としましては、お陰様でスコープの方は残りの数もかなり少ない数となって参りましたが、まだまだご紹介できる品もございます。
では新年も、昨年同様のご愛顧をどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 


今年もまた気がつけば大晦日・・・今年も気づきたくなかったボブです。
今年もたくさんのお客様にご来店、お電話、メール等々を頂きまして誠にありがとうございました!!
今年は後半新たに頼もしいスタッフも加わりましたので、ボブもしっかり頑張っていかなくては!と心新たにしております。
来年はもっともっとお客様のコレクションのお手伝いが出来るよう頑張っていく所存でございます。
来年も、たくさんのお客様の笑顔が見れる一年になりますようにくま

 


こんばんは、フォックスです。
11月に入社してから2か月ほどですが大変お世話になりました。
お客様にご迷惑をおかけしているのではないかと、ひやひやしながらの毎日でした。
皆様に安心していただけるようなスタッフになるべく努力して参りたいと思います。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!

 


こんばんは、シカゴの妖精さんことアルバイトЯです。
シカゴ・ブログで年末のご挨拶をするのも彼是四回目、気付けば大学生活も間もなくおしまい。
今年は妖精っぷりがいよいよ加速してしまい、今年店頭に出たのは一度か二度か・・・
来年も、シカゴ東京の縁の下の力持ちとしてお役に立てるよう、
日々精進して行きたいと思いますので宜しくお願い致します。

 


社長の心の声を、大声にして出す秘書H美です!
本年もシカゴをお引き立てくださり誠にありがとうございましたハート
今年社長の東京店出勤日数はたったの○○日、社長がいなくても東京店が回っているのですね! 社長も「長野の新倉庫にショールームを作ってずっと長野に篭りっきり」って夢を見ているようです。
その夢が実現したら東京店や大阪店以上に非日常的、そして非日本的な世界に皆様をご案内出来るかも知れませんね!
皆様の夢を作り出すお手伝いを来年も出来ればと思うH美でした!! よろしくお願いいたします!!!

 

 

モデルガンを担当しておりますKA1です。
昨年もこの時期に挨拶をさせて頂きました。そう考えると、私も皆様とシカゴにお世話になって1年以上。早いもの、と言えば月並みですが、そんな時の流れを感じざるをえません。
来年も皆様がちょっと楽しめてご興味が沸く内容のブログを書いていきたいと思います。
それでは来年またお会いいたしましょう。

 


皆さまこんばんは。 元外人部隊です。
今年を振り返って見ますと、国内外の出張続きであまり店頭に出る機会がなく、そろそろ皆様に忘れられてしまっていないか心配です。
その分見えない所で入荷の準備などを頑張っております。
来年からはアメリカ開拓(再来?)など、新たなことへの挑戦をしていく年になります。
これも日頃から入荷を楽しみにしてくださっている皆様のおかげと思っております。
その期待に答えれるよう精一杯頑張って参りますので、来年も宜しくお願いいたします。

 


皆様こんばんは、アルバイト・キャンディです。
今年は大変お世話になりました。
今年4月からここシカゴで働き始め、あっという間に今年も終わりです。
不慣れな点が多々あったと思いますが、日々精進致します。ついでに予備自の射撃もパッとせずだったのでそちらも頑張りたいと思います。来年も何卒宜しくお願い致します。

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、ロシア製 RPD軽機関銃が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。

ロシア製 RPD軽機関銃のHPはこちら
ロシア製 RPD軽機関銃の詳細画像はこちら


2016.12.30 Friday

不遇な故に珍しいのか DS39 重機関銃

クリスマスが終わって直ぐのお正月って、なんだか祝い過ぎな気がしませんか?  こんばんはアルバイトSです。

DSCN9589.JPG

入荷前にチラッとブログに出てきた際は、なんかちっちゃいDSHKだなーくらいに思っていたDS39 重機関銃。

重機関銃と言う一方、中機関銃と呼ばれる場合もあるようですが聞き慣れませんよね……

 

抱えてみるとイイ感じの重量感です。見た目は重機関銃ですがマキシムほど重くありません。三脚が軽いのが素敵ですね……!

実際、マキシム重機が攻撃に使うには重過ぎる(前進の際にその重量が重荷になる)問題を解決するために設計された経緯があります。

DSCN9590.JPG

一見太く見える銃身回りも、殆どがバレルフィンです。銃身本体は存外細身で、見かけよりも軽量なのに納得がいきます。

一方で射撃性能はイマイチだったようですね…!。設計に無理があったのか、薬室から薬莢を抜き取る際に薬きょうが破れてしまったり、連続した射撃に難があったりと弱点が目立ったとか……

 

よっぽど評判が悪かったようで、生産されたのは2年ほど約1万丁と少ない上に、それでも前線に配備した数百丁を今度はフィンランドに奪われてしまっています。

1939年と言えば冬戦争が始まった年ですもんね、仕方ないですよね(?)

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そしてどうもこのDS39、シカゴにやってくる前までは湖に沈んでいたそうで、表面には遥かヨーロッパの泥がまだ薄っすら付着しています。付着というか、こびりついているというか、試しに自分のツメでコリコリしてみると、ちょっとづつ落ちては来るもののなかなかに厄介です。もはや表面処理のように固く膜を張っています。

 

一方で本来表面処理は焼付け塗装のようです。泥越しでは分かりづらいですが、所々で剥落しつつも、湖に沈んでいたイメージ以上に綺麗に残っています。

DSCN9591.JPG

驚きでしたのがフィードカバーの内側。外側と雰囲気が違ってツルツルです。

エキストラクターとボルト・フェイスが面一になったロックは、マキシム重機を髣髴とさせます。

 

加えて興味深いものがありまして、

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ベルトのラッチが、機関部に沿うように上下に動かせます。

と言うのも、このラッチは機関部と連動しておりましてフィード・カバーの役割をします。

個性的な配置ですよね。最初は射撃の途中でベルトを引き抜くためのものだと思っていました……!

DSCN9344.JPG

薬莢の排出はマキシムと同じく底面からです。しかしながら、ここだけ見るとDPっぽくもありますね。

同じデグチャレフの設計ですから不思議ではありませんが、マキシムっぽくありDSHKっぽくありDPっぽくあるとソ連の機関銃大集合な印象です。

DSCN9343.JPG

やっぱり軽い三脚は、比較的シンプルな見た目ながらショックアブソーバーまで備えており、機能が詰め込まれています。

 

 

>>DS39 重機関銃 はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、ブレン MKI 軽機関銃 初期型が東京店に入荷致しました。
お客様ご連絡中ですがHP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。

ブレン MKI 軽機関銃 初期型のHPはこちら
ブレン MKI 軽機関銃 初期型の詳細画像はこちら


2016.12.29 Thursday

Nachtsichtgerät NSP-2 !!

皆様こんばんは。

年末も差し迫り慌ただしく走り回っておりますキートンです。
結局今年のクリスマス時期も毎年恒例 (?) としておりました自宅でのダイ・ハードDVD鑑賞をできず仕舞い…。 来年こそはぜひリベンジしたいものです…。
Let it snow…let it snow…let it snow…


その甲斐もあって(?)本年分のガゼットも無事出稿が完了し、皆様のお手元には1月下旬頃から届き始めるかと思います。 楽しみにお待ちいただいているお客様には申し訳ございませんが、今しばらくお待ちくださいませ。

 

さて、今回ご紹介致しますのはこちら。
DSC01274.jpg

東ドイツ NSP-2 暗視スコープ・セットです。

(一部の細かなアクセサリーは個体によって同梱されていない可能性が有ります)

 

こちらの暗視スコープはシカゴ東京店の目立たない場所でひっそりと保管されていた商品なのですが、仕入れた張本人であるはずのシカゴ社長ですら「そんな商品仕入れた記憶ないんやけど…」と言うほどの掘り出し品です。。


このNSP-2は近赤外線を照射し、目標からの反射波を増幅して検知する第0世代の暗視装置で、原理的には第二次大戦末期のドイツのStg44用ヴァンピール暗視装置やアメリカのM3カービンに付いている暗視装置とほぼ同様です。

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【暗視装置の付いたM3 カービン (過去販売品)】

 

このような赤外線を投射するアクティブ方式では、敵が同様の暗視装置を装備していた場合はこちらの居場所が検知されてしまう為、後に赤外線を投射する必要がないパッシブ方式のスターライト・スコープが登場すると急速に前線から引き上げられる事となりました。

 

今回のNSP-2は元々旧ソ連で開発された物ですが、東ドイツやポーランド、チェコ、ハンガリーといった旧ワルシャワ条約機構加盟各国でも1960年代に制式化されました。

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こちらは木製ロア・ハンドガードとマズル・リングが付いた初期のMPi-KM自動小銃に搭載された、シカゴ在庫品と同じ東ドイツのNSP-2。 Stg44やM3カービン用暗視装置に比べると装置は少し小型化されましたが、それでも銃本体に比べて暗視装置がかなり大きく使い勝手はあまり良くなさそうです…。

 

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こちらはチェコのVz.58自動小銃に搭載された状態のNSP-2。

 

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最後はハンガリーAKM-63自動小銃に搭載された状態のNSP-2(制式名NSzP2)です。 取り付ける銃によってかなり印象が変わりますね。

 

さて、シカゴ在庫品の東ドイツ NSP-2暗視装置は本体と付属品類が金属製のコンテナに収められたセットとなっています。

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金属製コンテナにはモデル名及び重量を示すドイツ語の銘板が取り付けられていますが、総重量が16kgもあり、一般的な軽機関銃よりも重くなっています…。

 

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こちらが暗視装置本体です。 全体に黒色の縮み塗装が施された丁寧な作りとなっています。

 

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暗視装置に取り付けられた銘板には、暗視装置のシャッターを開けた状態で電源を入れたり、明るい光源に向けたりしないよう警告文が書かれています。
また、警告文の下には、「MPi-KM」及び「LMG-K」に装着して使用する際の100mから600mの間の各距離におけるエレベーション・ノブのセッティングが書かれています。 LMG-KとはRPK軽機関銃の東ドイツにおける制式名です。

 

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こちらがエレベーション・ノブで、先ほどの表に基づき射撃距離に応じてダイヤルの数字を合わせます。

 

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こちらの大きな円盤状の部分が赤外線照射装置で、暗視装置を使用しない時はヒンジ付きのカバーを閉じる事が出来ます。

 

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カバーを開くと黒色の赤外線フィルターが現れます。

赤外線フィルターの内部には電球が装備されており、この電球から照射された光のうち、近赤外光のみがフィルターを透過して照射される仕組みとなっています。

 

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本体下部の筒状の部品は目標から反射してきた近赤外光を増幅して可視化する受像装置となっています。 日中等に使用する際には、中央に円形の穴が開いたカバーを対物レンズ側に装着する事が可能で、側面のつまみを回すとシャッターが開閉します。

 

初期の暗視装置は高電圧を必要としたため、本体を駆動するための電池も当然ながら非常に大型の物が装備されています。

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こちらが駆動用電池を収める金属製ボックスです。 本体と同様に全体が縮み塗装で仕上げられています。

 

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電池ボックスの裏側にはベルト・ループが付いており、ベルトに装着して運搬する事が出来るようになっています。

 

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本体から伸びるゴムでコーティングされたケーブルの末端には電池ボックスと接続するための3本ピンのコネクターが装備されています。 各コネクターには1から3までの数字が書かれており、電池ボックス側の数字と対応する向きで取り付けます。

 

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電池ボックスの内部は、上部の蓋に電極が組み込まれている以外は非常にシンプルな構造となっています。

 

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こちらは金属製のコンテナ内にセットされている小型の金属製ボックスで、予備の電池を収納しておくものと思われます。 残念ながら今回の商品には電池は含まれておりませんが、箱の大きさから考えて恐らく予備電池2本分程度は収納できるのでしょうか…。

 

NSP-2には電源スイッチが2か所設けられており、一か所目は電池ボックス自体に設けられています。

DSC01259.jpg

 

そしてもう一か所のスイッチは暗視装置本体に設けられています。 スイッチ・レバーには夜光チップが組み込まれており、夜間でも操作可能となっています。 また、スイッチの基部にはゴム製のシーリングが施されており、防水についても考慮されているようです。

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NSP-2にはこれらの電源スイッチやエレベーション/ウィンデージ・ノブ以外に目立ったスイッチ類は見られず、操作系自体は非常にシンプルな印象です。

 

DSC01281.jpg

暗視装置の裏面にはAK等のサイド・レールに装着するためのマウントが設けられており、レールの付いたAKであれば、多少の調整が必要になる可能性はありますが比較的簡単に装着可能です。

 

というわけでポーランド製のサイド・レールが付いたKbk AKML自動小銃にNSP-2を装備した姿がこちら!

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ポーランド製AKMLにはNSP-2の後継であるパッシブ方式のNSP-3等も装備する事が可能ですが、取り付け時の迫力という点ではNSP-2に軍配が上がる気がします。。

 

今回シカゴでNSP-2暗視装置とKbk AKMLの銃本体を特別セットとしてHPに掲載しましたところ、ありがたいことに早速販売済みとなりました。

 

そして本ブログがUPされる本日Kbk AKML自動小銃の残り1丁も販売済みに・・・

さすがに年末、銃も師走という感じです。

この為、現在シカゴには大阪店で発掘されたNSP-2暗視装置の単体一点のみの在庫となってしまいました。

特に東ドイツ製のNSP-2は近年入手が難しくなっている品ですので、気になる方はぜひお早めにどうぞ。

(尚、こちらのNSP-2につきましては暗視機能の動作確認は行っていない関係上、あくまで銃の付属品としてお考え下さい。)

 

>> 販売済みとなってしまいましたが Kbk AKML 自動小銃 (NSP-2暗視装置付) はこちら

 

>> ラスト1つ!、単品のNSP-2暗視装置セット (金属製コンテナ入り) はこちら

※Kbk AKML 自動小銃 (NSP-2暗視装置付)がすでに販売済になり、Kbk AKMLも本日全て販売済みとなりました。ありがとうございました。

NSP-2 暗視装置セット(金属コンテナ入り)単品も残り1つです。この機会を是非お見逃し無く。

 

>> ポーランド製 PPN-3 暗視スコープ (木箱入り) はこちら

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、M84 短機関銃(ユーゴ製 スコーピオン) が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。

M84 短機関銃(ユーゴ製 スコーピオン) のHPはこちら
M84 短機関銃(ユーゴ製 スコーピオン) の詳細画像はこちら


2016.12.28 Wednesday

はじめまして☆

シカゴブログをご覧の皆さま、はじめまして。フォックスと申します。

店頭でご挨拶させて頂く機会もありましたのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、
あらためまして・・どうぞよろしくお願いいたします!!


商品知識含め至らぬ点が多いことが大変心苦しい限りです。

お客様には可能な限りご迷惑をお掛けしないように心がけておりますが、
しどろもどろになっていた際には温かい目で見守って頂ければと思います。


さてさて、初めてのブログに何を書こうかと緊張していますが・・

ここから下は箸休めのつもりで読んで頂ければ・・・
↓↓↓

 

先日、社長ブログでも触れられていましたが有難いことに歓迎会を開いて頂きました。
(ありがとうございました!)

 

その時となりに座っていたアルバイトSさんから、

「フォックスさん、シカゴに入社して気に入った銃とかありました??」と聞かれたわけですが・・


気に入った・・?というか気になった銃を思い出しました。

DSC01300.JPG

 

「レバーアクションの銃です!」

ボルトアクションは映画とかで撃つたびにガチャってボルトを引くのを見たことありましたが、
シカゴの2階入ってすぐにあるウィンチェスターの列を見ながら

レバーアクションってなんだろう・・レバーって・・・と一番最初に疑問に思ったんです。

 

早速、家に帰ってからYouTubeで検索してみたわけですが

『撃つ!→レバーをカシャ!→上の穴から空の薬きょうがピョーン!・・・!!!』


完全に初めて見た代物でした。


アルバイトSさんからは、「僕の7歳レベルです」と言われましたが・・

フォックスの現状はやっとつかまり立ちできた所で小学校入学すら遠いレベル。

 

来年は光の速さで成長し早く成人式(一人前に)を迎えたいと思っております!
※実年齢の話ではありません。

 


そんなフォックスが気になっているレバーアクション(ウィンチェスター)の銃はこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、M1 ガーランド ライフル が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。

M1 ガーランド ライフル のHPはこちら
M1 ガーランド ライフル の詳細画像はこちら


2016.12.27 Tuesday

ケンが見る今年のシカゴレジメンタルス

どーも、ケンです。

今年最後のブログになると思います。

うーん・・・今年最後にふさわしい銃とか無いかなぁ・・・と。
ここは1つ・・・今年のシカゴっぽい銃。

なんだかどっかのテレビ番組みたいですね。

で、選んでみたのがこれ。
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あくまで私が思う今年のシカゴかな?まあ、近年という意味も含めて。
わかりますか?

まずこちらMGV-176 短機関銃。
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つまりですね。こんな銃が入ってくるなんて思わなかったわけですよ。
人によっては「知らない」銃です。
Casull Model 290、アメリカン180の経緯から考えるとそれのヨーロッパ版かな?とわかりやすい銃です。
かなり珍しいCasull Model 290
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戦前に設計され、当時としては「用途不明」のわりに「高価すぎる銃」ということで成功しなかったようです。

しかし290発ってスゴイね。


さらに戦後にアメリカン180(とか言いながら実はオーストリア製)は簡単にテイクダウンも可能で、分割して小さく持ててしまうという。

こちらは警察や刑務所でも採用され(ライアットガンとしも)成功の収めます。だがその後、.22LRとはいえ180発もの弾をしかも自在にコントロールできちゃうフルオートは逆にヤバイ、と言われて・・・

現在ではセミオート・オンリーがアメリカ国内で生産されているようですね。

そしてMGV-176 は片手でも扱えちゃうポータブルサブマシンガン。
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これって、禁輸政策のために「とりあえずすぐに作れるサブマシンガンを作って来た」というユーゴらしいサブマシンガンだと思うのです。

ともあれ「意外な銃が入荷する」というのはまさに近年のシカゴレジメンタルスだなぁ、と。

そういう意味での入荷はもう1つ。
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一見普通のUZI(なんて言って騙される人はこのブログにはいない)

そう、カッタウェイですよ。
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やはり「カッタウェイが入るなんて思わなかったよ」みたいな。
カッタウェイこそマニアにしかわからぬ品ですよね。


最後がこちら。
7.jpg

買取品なのですが・・・
珍しいものもあったりで・・・

これも80年代くらいのOlympic Arms製ですからね。
8.jpg
見た時はびっくりしました。
つまり買取、下取品の充実というやつです。これ近年はこれまでに無く多く、それがどのくらいかと言うと・・・私はHPUPに追われる毎日というわけです。
さらには買取品の中で珍しい銃が来たりしますので・・・まさに近年のシカゴレジメンタルスを象徴するような銃というわけです。

というわけで、今年のシカゴレジメンタルスなお話で、本年は締めくくりたいと思います。
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皆様、本年もお世話になりました。そしてどうぞ良いお年を!

>>MGV-176 短機関銃はこちら
>>UZIだけじゃない、カット・モデルはこちら
>>AR15 ショーティ 自動小銃 (Olympic Arms社製CAR-AR)はこちら



本日のワンポイント情報!!

買取りで、SMLE No.1 MkIII 小銃 が東京店に入荷致しました。
HP・詳細画像ともにアップしておりますので、どうぞご覧ください。

SMLE No.1 MkIII 小銃 のHPはこちら
SMLE No.1 MkIII 小銃 の詳細画像はこちら


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