マーライオンって知ってはる?
どーも、ケンです。
一昨年、友人がシンガポール行きまして・・・
ゴミ捨て罰金の国か・・・と行ったら・・・あれ?と思ったとか・・・
ラーメン食べたらスゴく高かった(なぜ、シンガポールでラーメンを?)とか・・・
夜のマーライオン怖ええとか・・・(海外慣れしてないやつが夜出歩くなバカ)
なんだかんだで楽しかったようです。
というわけで、今回はこの銃2種のお話。
と見た目からしてかなり個性的ですよね?
そしてお国はシンガポール。
元々シンガポールは普通にM16を使用していたわけですよ。正確にはライセンス生産品のM16S1(パッと見は見分けつかないです)。
その後、国産ライフルに意欲を示し、AR18の製造に関わった技術者を招き、設計したのがCIS社のSAR80。
SAR80に関しては弊社にも過去に入荷がありました。
AR18の弱点を全て改良してかなり頑丈になったイメージがあります。
一方でトリガー・システム周りは以前のM16に似ているという銃でもありシンガポールの銃の流れが良く反映された銃と思います。
なお、CIS社は(チャータード・インダストリー・オブ・シンガポール)でシンガポールの銃の話には必ず登場しますので覚えておいて損は無い。
そしてSAR80を経て、今回のSR88になります。
SARではショート・ストロークだったガス・ピストンをロング・ストロークに変更して、折り畳み式のキャリング・ハンドルを取り付け・・・
しかしそれでは満足できなかったのか、SR88Aという今回シカゴで入荷した改良型を製造します。
何を変えたかと言うと、ストックとハンドガードね。このためにすごくイメージが変わりました。
っていうか、「あ、シンガポールの銃だ!」とわかるようになったくらいに目立ちます。
まず機関部は如何にもM16的配置。
大きな刻印に、大きなマガジン・キャッチ。カート・デフレクター完備。
EJPカバーが樹脂なことに結構驚きました。
ボルト・リリース、セレクターなどもまさにM16。
コッキング・ハンドルの位置はFALとかFNCとかっぽい。あとマガジン・キャッチがなんだか大きくて、実際触ると目立って感じます。
テイク・ダウンもM16系と同じ。
まあ、こうして見ると如何にもAR18っぽいフレームですね。
リア・サイトのガードもなんだか大きいね。頼もしい。
ハンドガードを含めた銃身部は自衛隊の89式に似ております。
これもFNCっぽいと言えるのかも。
ガスカット付のハイダー周りの形状を見るとライフルグレネード撃つ気満々です。
さて、SAR80にはなかったキャリング・ハンドルが付きました。
しかもこのキャリング・ハンドル、ロック付きです。
畳んだ状態ではこのロックを押さないと動きません。誤った動作でロックは外れにくいのが良いです。
スゴーク親切です。
キャリング・ハンドルは大変便利なのですが、使わないときにブラブラしていると照準の妨げになったりうっとおしい。
ちなみに起きた状態ではロックはありません。これは正しいですね。
まあ、親切すぎるくらいの機構です。
しかしSR88Aと言えばなんと言ってもストックです。
未来から来ましたよ、ゲームの世界から来ましたよ、と言ってもうなずいてしまう。
ここにはスリングが付きます。
まるでスナイパー・ストックみたいなスケルトンですな。
どんなコンセプトでこの形状になったのか?容易には推しがたい。調べてもわかりませんでした。
しかしこのストックがあるからこそ88Aなのです。この銃のアイコンと言っても過言ではない。
カービンも見ていきましょう。
基本的なシステムは変わりません。
しかしまず銃身 (上がライフル、下がカービン)。
単に銃身を短くしたのではなく、実はハンドガードまで前後の部分をカットしたようなデザインにして、パッと見以上に短縮化されています。
ライフル用ハンドガードのここをカットしたような形状。
ハイダーも周りも変更されています。
ガスカットは健在ですよ。
そしてやはり何よりはストック。
まるでMINIMI パラトのストックじゃないか?
おかげですごくカッコイイ。
固定ストックのデザインといい、なんかもう、シンガポールはストックにこれほどまでにこだわる国なのか?と思ってしまいます。
使い方はMINIMIのパラトとほぼ同じ。
引っ張って回す。
引っ張ることでロックが解放されます。シンプルです。
引っ張るのはそれなりに力がいるので、ちゃんと支えて行ってくださいね。
こんな感じに回転。
押し込みー
このように畳まる。
畳んだ際にもロックがかかるので、バットプレートの畳んだ際に上部に来るこのボタンを押して下さいな。
総じて・・・シンガポールって妙に銃にこだわりがあるお国柄なのかと思います。
日本だったらここはこんな風にせず、理詰めで地味になると思うのです。
シンガポールは仮に理があっても、個性的な方向に行くというか・・・あるいは「この方がカッコイイよね?」とか設計しているのではないかと・・・
だってUltimaxもそうじゃない?
というわけで次回はUltimaxの予定。
>>SR88Aシリーズはこちらです。
>>なんとスリングもある!こちらです。
本日のワンポイント情報!!
先日入荷致しました新入荷在庫品につきまして、下記個体のHPとD/P(詳細画像) を新たにアップいたしました。
ぜひHPをご覧ください。
SR88A 自動小銃 (#600522) 27万円(税別)
M49/57 短機関銃 (#K15673) 6万円(税別)
スオミ M31 短機関銃 (前期型、#79812) 15万円(税別)
スオミ M31 短機関銃 (前期型、#35091) 15万円(税別)
ベレッタ BM59 Mark Ital TA 自動小銃 (#586723) 27万円(税別)
東京大阪両店にて順次アップしておりますので、また進捗状況を当速報にて報告させて頂きます。