まいど! もうこの歳になると出張前のオール(徹夜)はキツイな…、シカゴ社長でございます!!
某国に束の間の休暇へ旅立つ前のスタッフ・キートン氏と東京店で「次回キートンさんと会うのはいつかなぁ?」と聞くと「今度はミュンヘンです!」とのこと。
つい先日ロンドンのヒースロー空港ラウンジで別れたばかりなのに! 次の彼の出張はドイツ、スイス、フィンランド…。 これから約三週間の出張へ行くシカゴ社長と途中で合流するのですが、出張と出張の間の休暇まで海外に行くなんて…。 若いってすごいですね。ヨーロッパ+アメリカ+某国=シカゴ社長よりグローバルです。
スケジュール的にはかなりブラックなシカゴ海外出張ですが、出張の楽しみは何と言ってもお買い物! 「仕入れに行ってるのに、個人的な買い物か!! 」 って言われそうですね!
同じ仕入れでも何か特別な品が買えれば出張がより楽しくなります!! シカゴのメイン商品と少し異なりますが、シカゴ社長は油絵が大好物なのでつい買ってしまいます。 ←全ての油絵には価格は付けてあるので一応商品です。←売れた時の社長のガッカリ感は半端ないですが…。
二週間前フランス出張の際にパリで手に入れたお気に入りの品物はコレ。
1830年代に仏領北アフリカで編成された植民地兵(ズアーブ兵)がモチーフの油絵です。 独特のヒゲ、派手な軍服、赤いフェズ、青いサッシュ(これは見えません)で身を固めたズアーブ兵は絵になりますね! 流石19世紀の品、額縁も年季が入っています。 このモデルの兵士はクリミア戦争以来精鋭部隊として有名になったズアーブ兵で普仏戦争時の典型的な軍装を身に纏っています。 義勇兵とタイトルに入っているのでピエ・ノワール(Pieds-noirs、フランス植民地の北アフリカに住んでいたフランス人)かもしれませんね、アラブ人より西欧人のような顔立ちです。 外人部隊フェチなので植民地兵のモチーフにはシビレます! 1882年の作です。
この兵士の手にしているのはシャスポー M1866 小銃です。 普仏戦争の初戦では新兵器のシャスポー 小銃が世界最強の軍用小銃と言われたプロイセン軍のドライゼ 小銃相手に奮戦しフランス議会に「"Les Chassepots ont fait merveille!" シャスポー(小銃)が見事にやってくれました! 」の報告が入ったとか。 しかしプロイセン軍の戦略には最新小銃も敵わなかったようですが…。
今回の旅程はこちら↓↓↓↓↓↓
何の変哲も無いようなスケジュールですが、夜行寝台列車が二往復…。 しかも英国で夜行に乗ってドイツまで飛び同日ミュンヘン(ドイツ)⇆ミラノ(イタリア)はホテルでの宿泊無しの夜行三連チャン。 ヨーロッパの業者達にはCrazy guy!と呼ばれています。(ある意味誇りです!)
イタリアへ行く途中にシカゴのオーストリア物流倉庫の側を真夜中に通過します。 残念なことに時間がないので物流倉庫には寄れません←こんなコトを考えるだけでもCrazy guyですね。 このようなタイトなスケジュールに加えてメチャクチャ・エキサイティングなオファがポーランドからあって…。 ←コレはかなり自慢出来る内容ですが、残念ながらどー考えても無理、オファがあってから4日間も融通の利かないスケジュールを捏ねまわしても1日の余裕がなく今回はパス。 ポーランド国境から1,000kmも離れていない場所にいるのに行けないとは(涙)。
イタリアと言えばシカゴ社長もまだ行った事の無い軍事博物館があることが判明。 Rovereto War History Museum(ロベレト軍事史博物館)! 北イタリアなので行けないことはない。 (今回のミラノも北イタリアです)
かなり洒落たディスプレイですね、もう行く気満々です! 第一次大戦後すぐの1921年、Rovereto城内に開館し現在に至っています。
こんなレアな短機関銃があるのですね! シカゴ社長でも名前すらハッキリと言えない…、「イタリアン・パルチザンが使ったバリアラ 短機関銃だったけ????」イタリア軍はドイツ軍以上にコレクター心をくすぐる謎の兵器満載です!!
ロベレト軍事史博物館から山道を車で二時間、イタリアン・アルプスの山中(Monte Grappa)に第一次大戦時(対オーストリア=ハンガリー帝国)の有名なモニュメント+博物館があります。 夏は風光明媚な場所ですが、第一次大戦(冬季)では西部戦線を遥かに凌ぐ悲惨な戦場になったそうです。 地球温暖化の影響で今でも当時行方不明になった兵士達が氷河の中から発見されることがあるそうです。 そんな環境で戦った兵士たちの手の中にあったのはイタリア軍はカルカノ M1891 小銃、オーストリア軍はステアー・マンリッヒャー M1895 小銃だったのでしょう。 山岳兵なので短い短小銃や騎兵銃も多かったと思います。
滅多に行く事の機会のない博物館なので「これらの場所の価値が判るシカゴ・スタッフ」を連れて行こうと思います。 シカゴ レジメンタルス 秘境イタリア博物館ツアーのお申し込み(スタッフ限定)は本日解禁です!
本日のワンポイント情報!!
東京店在庫品で、 58式 小銃 (北朝鮮製 AK-47 自動小銃) の新たな個体をHPとD/P(詳細画像) に本日アップいたしました。ぜひHPをご覧ください。