パリ→ロンドン→ニューキィ→ロンドン→チューリッヒ→クラーゲンフルト→ミュンヘン→ブリュッセル→もう少し…
まいど! 三週間近くもあったヨーロッパ出張の終わりが「やっと見えてきて嬉しい」シカゴ社長でございます!!
前回の続きから始めると、パリのイベントの後すぐに英国に飛び、シカゴ英国工場での仕事を無事終わらせました。←パリのイベントと英国工場の作業は写真が一枚も無かったので省略させて頂きます。
いつものように夜行に揺られ英国工場からLondon のPadington駅に到着。 すぐにHeathrow空港からスイスのZurichまで飛んで昼過ぎには業者のところへ。
業者の会社はスイスの田舎町にあるので、こちらもノンビリとした気分でビジネスができます。
仕入れた品をお見せできないのが残念ですが、仕入れ損なった品はこちら。スペイン製のホッチキス軽機関銃!
スイスSIG製のモシンナガン、それも色々と本家とは異なるフィンランド軍用!←よっぽど頑張って仕入れようかと思いましたが、あまりにも高価なのでココは我慢(涙) 販売価格が高くなってシカゴ資料室へ殿堂入りしそうです!(笑)
画像が無くてすみません。 MGV-176のサイレンサー付は何とか仕入れました。←一挺のみです。
いつも泊まっていたホテルが閉まっていたので新しく開拓したホテルに三連泊! ホテル併設の庶民的イタリアン・レストランが想定以上の味だったので毎晩イタリアン! ←三日連続でイタリアンは普段ならありえません!! ここはイタリアか?! って思うほどイタリア人だらけ。
スイスのZurich郊外から地図のようなルートで珍しく昼間移動しました。 当初の予定ではZurichの 別の業者に会うためにアポを入れていたのですが…。 業者に会って夜行でZurichからオーストリアのklagenfurtまで「ほぼ乗り換えなし」で行くつもりが個室寝台車が取れない!(涙) 一部屋6人のクシェットと呼ばれる簡易寝台車しかなかったので、昼間のローカル線を5回乗り継いでklagenfurtの手前にあるBad Gasteinと言う温泉町で宿泊することに。
スイスの地方都市は駅からして違います。←何が違うかと言われても答えは出ないのですが…。
チロル地方(オーストリア)に近くなると明らかに違います。
オーストリア側の駅です。←スイスとオーストリアに挟まれたリヒテンシュタイン公国を通るのですが、停まらずに通過(涙)
オーストリアの西側は山岳地帯で谷間に小さな村々が点在しており、大きな街は殆どありません。 物騒な都会とは違い銃屋に相応しい場所です。 オーストリアは銃規制が優しいので「この辺りにシカゴ欧州大陸拠点(英国とは別に)持ちたい」と本気で考えるシカゴ社長です。
Bad Gasteinの街(村?)に何回も乗り換えてやっと到着。手前に見えるのは温泉プール、そしてその左の屋根が芝生で覆われている部分は温泉の施設です。次回来る時は水着を忘れないように。←オーストリアの温泉は要水着着用です! ←シカゴ拠点になるには近所に温泉があるコトがマストです。
山間の小さな村ですが古くから温泉保養地として栄えただけあって、駅は小さいながらも趣きがありました。
驚いたのは温泉が駅の片側だけにあるので温泉と駅の反対側のホテルに直結する連絡通路がある事! 温泉客がバスローブのまま(中には水着だけの人も…)駅の上を通って行ききしてます!! これがあれば温泉と反対側にあるホテルも問題なし! ←でも駅に着いて水着だけの人を真上に見ると驚きます!
オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝であったKaiser Franz Joseph公もこのBad Gasteinへ二度訪れており、その記念碑。←日本でも「明治天皇なんたらかんたら」と書いた石碑を時たま見かけますよね! それと同じです。
湖が見えてきたらオーストリア物流倉庫に到着です。私がスイスを回っている間に元外人部隊は英国から発送作業を一区切りさせ、シカゴ英国工場長のスティーブ君と一緒にスロベニア経由でオーストリアに先に入っていました。
オーストリア物流倉庫の春〜秋限定の野外シカゴ・オフィス。 88mm砲の側で仕事をすると捗ります。
今回は初めてまとまった数のFN MAGを見つけました。←と言っても10挺強。 今までは一挺ずつしか仕入れた事がないので判らなかったのですが、FN MAGのフィードカバーだけを見てもこんなに違います。
オーストリアで本格的な加工作業所を作る案は簡単に却下、物流倉庫の作業所を共同で使う事になりました。 今日は天気が良いので元外人部隊とスティーブ君は外で作業!
今回加工作業するのは英国工場には輸入できないロシア製の銃ばかり、PPSh41、PPD、モシンナガン、サイガ など。
PPSh41は初期型が何と3挺も! 初期型はそんなに簡単に見つかる物ではないのですよ!! 弊社の企業努力によって入手できました。←「初期型見つかったら高く買うから教えてね!」と言って数千挺の中から見つかったのは僅か3挺、もう一挺は初期型のリアサイトを取り外して、後期型サイトに付け代えていた品もありました。←ある意味この一挺の方が珍しいかも!
今回はロシア製だけを選んで日本に送ろうと思い物色していたらコレがありました。AGS-17 グレネード マシン・ランチャー!
マガジンと三脚が無かったので諦めましたが…。 この品は特に珍しいモデルです!
今回は多くの部分で全く異なる二挺(初期型と後期型)のFN MAGを仕入れました。 これらは一旦英国工場に送ってから加工をして日本に行きます。
銃身も頑張って同じ番号がある品を捜し出しました。 このように銃身と本体が別になっている場合は地味に大変です。 まず程度の良い本体を見つけて、そのシリアルと同じ銃身を見つける。 折角素晴らしい本体を見つけても銃身とシリアルが合っていなければ、それはボツ…。こんな事が数挺続くと悲しいです。
今回はスロベニアとの国境近くの山の中にあるホテルを拠点にしました。ホテルで朝食を取って、ゆっくりとホテルの庭で寛ぐ元外人部隊とスティーブ君。
天気が良ければ必ず行く不思議なエメラルドの池。 ←ホテルからは歩いても行けますが、今回は車で…。
スティーブ君もオーストリアはたいそう気に入ってくれたようです。 これから年に2回ほど英国からオーストリアに来て物流倉庫に届いた品を無可動に加工する仕事は問題ないようです。 オーストリアから日本へ直接送る便が増えるので年間の新入荷品の回数も増えますね!
物流倉庫での無可動加工はかなり難しいと覚悟していましたが、25年間一緒に無可動加工をしていたスティーブ君がこちらに来てくれて、物流倉庫のエンジニアも英語が話せるスタッフが入ったので何の問題もありませんでした。 シカゴの加工が素晴らしいのは「無可動加工経験25年以上のスティーブ君の腕」と「必ず現地で一挺一挺考えて考えて加工指示を出すシカゴ・スタッフの努力」によるモノです!
私はドイツとベルギーで仕事があるので元外人部隊とスティーブ君とはオーストリアで別れ、一人klagenfurtからドイツとの国境の街Salzburgに到着。 外が明るいうちにSalzburg駅に着いたのは何年振りでしょうか? 駅から山が見えるとは知りませんでした! ←20回以上この街で泊まっているのに今更ですが…。
翌日ゆっくりとSalzburgからドイツのMunchenへ移動。Munchenに着いたらここに行くしかないでしょう。 Loewenbraeukeller酒場!
この酒場に来た際のスタッフ・キートン氏のブログはこちら
この酒場に来た際の社長ブログはこちら
Munchenではドイツ軍の小火器を主に捜す為に来たのですが、第二次大戦中の珍しい品はほぼ皆無となりました。 そこで見つけたのがドライゼ 小銃の砲兵モデル! こんなマイナーな品(ドイツ国内だと超希少品)は日本ではビジネスになりません。←これを仕入れたら間違いなくシカゴ資料室行きです!
さて、これからドイツMunhenからベルギーの首都Brusselsへ明日一番の飛行で向かいます。
シカゴ在庫の希少な旧加工FN MAGはこちら
シカゴ在庫のモシンナガンはこちら
本日のツーポイント情報!!
期間: 5月1日(火)〜5月5日(土)
時間: 10:00〜19:00 (初日は18:00閉場、最終日は17:00閉場)
会場:東京プリンスホテル(東京都港区芝公園3-3-1)
入場料:無料
ザ・美術骨董ショーの公式HPはこちら
平和島古民具骨董まつり
時間:10:00〜17:00 (最終日のみ〜16:00閉場、入場は15:00まで)
会場:平和島東京流通センタービル(東京都大田区平和島6−1−1)
入場料:無料
日本最大かつ唯一の古式銃専門店の名に相応しい古式銃の展示を行う予定です。
■骨董祭期間中のシカゴレジメンタルス各店舗での古式銃展示販売について
同期間中はシカゴレジメンタルス東京店での登録証付古式銃の展示品が通常より少ない状態になります。
特に平和島骨董まつりの期間中(5/3〜5)は短銃系はほとんどない状態になります。
期間中に弊社店舗にて登録証付古式銃のご検討もしくはご購入希望の場合は、お早めにメールもしくはお電話にてご連絡頂けますようお願いいたします。
※日程によってはご希望の日時にご覧頂くことができない場合もございます。
本日アップした商品は下記の通りです。
・ ハンガリー AMD65 自動小銃 (#BR27434、価格調整中) はこちら