Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2018.08.31 Friday

映画「スターリンの葬送狂騒曲」見てきました。

皆様こんばんは先日、晩ご飯を食べた帰りルンルン気分で道を横断しようとして
足元の鎖に気がつかずズッコケで顔から着地・・・。
前歯が欠けるわ唇切って血が出るわで「衛生兵〜」とか「ママ〜!」と思わず叫びそうになったナベです。
(・・・比較になりませんがベトナムでブービートラップに引っかかったアメリカ兵ってあんな気分だったのかな・・・)

翌朝、這々の体で歯医者さんに駆け込み治療してもらいやれやれと思ったら
歯医者さんが一言「今度から顔面から転ばないようにして下さいね〜」
・・・誰が好き好んで顔面から転ぶんじゃ・・・
皆様、夜道は足元くれぐれもご注意を!

 

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で痛みすら素っ飛ぶ、映画「スターリンの葬送狂騒曲」を見てきました。 いろいろとネタバレを書きたいところなのですがキヨミズさんが自分も見るからあまり話さないで〜とのことなので程ほどに。

 

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しかしまあ、さすがイギリス映画、ブラックコメディにも程がある〜という映画でございました

(そりゃロシアじゃ上映禁止なるわ・・・)。

 

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映画は1953年スターリンが卒中で亡くなり(遺体の扱いがまた雑)その後釜を目論む、あんまり絵面の良くないの党第一書記のフルシチョフ(左)と恐怖のNKVD長官ベリア(左)の微笑ましくも醜く恐ろしい権力争いが軸となります。

 

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フルシチョフとベリアがまあ取り合えずこいつ首相にしとこ、と担ぎ上げられるマレンコフ首相(右)が実にKYかつ優柔不断で痛々しい。 それに比べ必要以上に勲章ジャラジャラでエネルギッシュなジューコフ元帥(左)は迷いが感じられず颯爽とした感じでした(クーデターとか起そうとしたら軍部を味方にしないとダメですね〜)。

 

シカゴ在庫の勲章類はこちら

 

1953年という時期を考えるともっとAKがワラワラと劇中に登場してもいいような気もしますがそれほどは出ず、ただしジューコフ元帥がコートの中からAKをドラえもんのように取り出すのは印象的。 と言うか一番活躍?していたのは関係者や囚人を無慈悲に撃ちまくっていたTT-33トカレフか?

 

東側スタンダートAKシリーズはこちら

 

他にもPPSh41やSKS、モシンナガンM1891/30歩兵銃、モシンナガンM1938騎兵銃なんかも登場していました(確か)。 PPSh41はNKVDの隊員が多く持っていて軍の部隊の装備はモシンナガンが多かった印象(多分)。

 

NKVD御用達?PPSh41はこちら

 

他には赤の広場上空を飛行するMiG15(17?)やGAZ-69乗用車、ZiS-5トラック、なんでかオペルブリッツのトラック(イギリスで撮影したので集め易かった?)なども登場していました。

 

トラックの荷台にマキシム重機関銃が載せられているのを見た・・・気が・・・

マキシム重機関銃はこちら

 

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映画を見ていて上手いものの役者さんあまりホンモノと似ていないな、という気がしましたが労働大臣カガノーヴィチ、貿易大臣ミコヤン(弟は高名なMiG戦闘機の設計者)、国防大臣ブルガーニンは無駄によく似てました。

 

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個人的にはなんか映画では好々爺になってしまっていたモロトフ外務大臣、WW2では世界を相手に辣腕を振るったり、火炎瓶の代名詞になったり、ゴルゴ13にも登場するような人物なんだからもう少し凄みがあっても良かったような気も・・・。

 

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ブラックコメディ政治劇のため銃器などはあくまで脇役でしたが、スターリンの棺を見送る儀仗兵のモシンナガン歩兵銃に付けられたキャンバス製スリングの鮮やかさ?が妙に記憶に残る映画でございました。

 

スリングなどモシンナガンのアクセサリーはこちら

 

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、下記の無可動実銃コレクション2挺が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)は本日アップしております。 価格は現時点では決まっておりません、何卒ご了承ください。 2挺共ご予約頂いているお客様にご案内の予定ですが、キャンセル待ちも承りますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

三八式歩兵銃 初期型 (お客様連絡中) はこちら

九九式短小銃 初期型 (お客様連絡中) はこちら

 

昨日買取で入荷した FNC 自動小銃 前期型 をHPとD/P(詳細画像)にアップいたしました。価格は現時点では決まっておりません、何卒ご了承ください。

・FNC 自動小銃 前期型  (価格調整中)はこちら


2018.08.30 Thursday

謎多き...オーウェン短機関銃

みなさんどうも〜、ボルシチ系アルバイトのレナートです! 今回はオーストラリアの不思議なフォルム、オーウェン MkI 短機関銃をご紹介! 私的にはこの銃、謎だらけでございます...。

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はじめに申し上げときますと、私はオーウェン短機関銃を「オーストラリアのマガジンが上にあるステンみたいなやつ」という程度しか知らないのですが...。 確かにステンのようなシンプルさで、大量生産しやすそうなデザイン。 しかし、何故マガジンが上になっちゃったんですかね? マガジンが機関部の上にあるものといえば...SMGならベレッタ M1918ぐらいかな? マドセンやブレン等のLMGは伏射をメインに考えての設計だと思いますし...。 う〜ん、オーウェンを伏せ撃ちするのかな?

 

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長方形なセレクター。 私が今まで見たレバー式セーフティーの中で最もシンプルなデザインかも...。 人間工学とは縁のなさそうなデザインですが、 ちょうど親指の上にあるレイアウトのおかげで意外にも操作感は良いですね。 カチカチッと小気味よいです!

 

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オーウェンを持つと何やら違和感が...その正体はグリップの厚みでした。 上がトンプソンのグリップなのですが、オーウェンのグリップは約2/3ほどの厚さ。 そして結構な前後幅があるので、なんと言うかその...指が太く、手の大きいオーストラリア人なら問題なさそうと言った感じです(精一杯のフォロー)

 

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ここ!アップで見るとなんだか蒸気機関車っぽくないですか!?(だからどうした) 煙突状のパーツはスタッフ キートン先輩曰く、バレルを固定するパーツが入っているとか。 今にも煙を吐き出しそうな形状。 実際、連射して加熱したら煙が出るんでしょうね〜。 ぽっぽー! 

 

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スケルトンな機関部後方〜。 なんだかカット・モデルの銃みたいですね。 こんな後ろギリギリまでボルトが後退するということは、スプリングはより前方のどこか別の場所にあるのでしょうか?? 

ちなみに赤印のぴょこんと飛び出したパーツは...

 

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ストック・リリース・レバーでした〜。 トンプソンもよくストックを外して使っている写真を見かけますが、オーウェンもストックを外して運用されていたかも? オーストラリア兵の戦った南方のジャングルでは取りまわしの良さがさぞ喜ばれたのでは?  

 

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ストックの本体との固定金具部分ですが、これまたすごいシンプル...。 スプリングのテンションが掛かったレバーが本体の穴にはまり込むと言うだけの簡単な構造です。 非常に簡素な作りですがストックをリリースできることに関心。 実際便利そうだし、なにせ合体変形には男の子のロマンが詰まってますからね! (そうなの?)

 

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マガジンが真上にあるので、サイトは右側にオフセットされています。 サイトを覗き込むと視界の隅にマガジンぼんやりと...。 他の銃ではなかなか体験できないサイト・ピクチャーですね!

 

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マガジンが色んな方向に生えている銃集合! 左からステン Mk.V、ベルグマン MP35/I、オーウェン、M1928A1 トンプソンです。  あれっ? こういう並び方、ナベ先輩の過去のブログネタと若干被ってませんか...? 今回はSMGなので被ってないってことで一つお許し下さい...! ナベ先輩の記事はこちらから!

こうして見ると同じSMGというジャンルでも「どうしてマガジンの向きバラバラなの...」と困惑。

レナート的に考察すると、ステンの左マガジンはSMGのご先祖様 MP18I→その改良型のMP28→MP28をさらにパクった改良したランチェスターSMGからの伝統...かな?

MP35/Iの右マガジンはボルト・アクション・ライフルのようなコッキングレバーもありますし、背負うときにマガジンが邪魔にならないように...ですかね?

それにしてもオーウェンは...何故、なぜ上マガジンなんだ (考察を放棄)

初めて見た時は「なんだこの形!」と驚愕しましたが、見慣れるとなんだか良いフォルムです。 私的にはアガサ・クリスティ著「そして誰もいなくなった」のオーウェン夫妻のように謎多き銃でした!

 

マガジンが上にある独創性、オーウェン短機関銃はこちら

マガジンが左にあるのは伝統? ステン 短機関銃はこちら

マガジンが右にあるドイツ人、とっても貴重なベルグマン MP35/Iはこちら

マガジンが下にあるって安心、トンプソン 短機関銃はこちら

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、 FNC 自動小銃 が大阪店に入荷しました (本日すぐに東京店へ移動の為、明日東京店着の予定です)。 HPとDetailed Photos(詳細画像)は近日中にアップ致します。 価格は現時点では決まっておりません、何卒ご了承ください。

FNC 自動小銃 (価格調整中、HP準備中)はこちら


2018.08.29 Wednesday

エルマの22LRライフル

どーも、ケンです。

今回の新入荷は種類が色々あって楽しい。
だが・・・ふと異彩を放つ銃が・・・
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これなんだろう?
ボルトアクションは間違いない。
しかも小口径。

なんとErma。
Erma社は戦中からSMGと拳銃のイメージがありますが・・・
戦後はこんなのもある。
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さらに戦中から近代にかけては軍用のトレーニングライフルなんていうのも作っていましたよ。
戦中はもちろん、今回の銃名前のM1957の通り、戦後改めて22LRのトレーニング及びスポーツガンとして製造されたものらしいです。
つまりそのシリーズが今回の銃という。

ちゃんと22LRであること、1957を入れたマークも打たれています。
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なお、こんな98kそっくりにしたもの(下)もあります。
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機関部はまんまM1957と同じでサイトやストックが変更されてます。

機関部は明らかに小口径の薬室であることがわかります。
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また機関部の裏側にあたる部分にマガジンは無し。つまり単発です。
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本銃は98kに似せているモデルとは違うわけですが、L字のハンドルは98kっぽいですね。
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あとフロント・サイト・ホッドとか、
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バットプレートなんかすごく98kのプレート型バットプレートっぽい。
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実際観るとわかりますが、あちこちすごくしっかり作られています。
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さすがドイツ人。22LRでも抜かりないのだ。

一見普通の凹型に思えるリアサイトは実はピープ。


25から100mまで。確実にクリック。
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造りはしっかりながら、楽に構えられるし、ごろごろしながらお家でふと構えて妄想の世界に浸るのにすごく手頃なサイズと重さの銃です。
さらにKar.98kコレクターの方、コンプリートにいかがでしょう?

結構好きなんですよね、こういう銃。
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>>今回ご紹介したエルマ M1957を含めた弊社のエルマ社製銃の在庫はこちら

本日のワンポイント情報!!

買取りで、 ウエブリー・ベントレー タイプ ダブル・アクション リボルバー (銃砲刀剣類登録証付古式銃、木箱&付属品付) が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)はすでにアップしております。 ぜひHPをご覧ください。

ウエブリー・ベントレー タイプ ダブル・アクション リボルバー (木箱&付属品付) (230万円、税別 ) はこちら


2018.08.28 Tuesday

護衛艦「むらさめ」探訪後編

皆様こんばんは、少し涼しくなったな〜と思ったら真夏の暑さカムバック・・・ナベです。

この暑さのせいでヨーロッパの川や池が干上がって戦時中の遺物がボロボロ出てくるそうですね(小は手榴弾から大はSdkfz. 250/1 Neuハーフトラックまで)若干羨ましい?

 

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本日は引き続きまして護衛艦「むらさめ」探訪でございます。 砲塔のある前部甲板は見ましたので順路に従いまして中央部や後部甲板へ向かいます。 通路には夜間も見易くするため?の白線が引かれています(1/700の自衛艦模型を作る時、いつもどう塗装するか迷う・・・)。

 

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艦橋や煙突の間にモップやデッキブラシが、こういう生活感を感じさせるアイテムっていいですね〜(1/700で再現するのは無理そう・・・)。 それにしても就役してから20年以上経っているのに手入れがキレイに行き届いています。

 

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杉玉?船舶用防舷材?

 

68式324mm3連装短魚雷発射管(大戦中の61cmや53cm魚雷に比べるとコンパクト)、水雷担当?の方たちの顔写真が張ってありました何か深い意味があるのだろうか?

 

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何気なく貼ってあった離艦の際の注意事項プレート、もし船が沈没したりすると沈下の渦や水中爆発に巻き込まれたりするから大変・・・しかしサメは嫌だな・・・。

 

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90式艦対艦誘導弾、まあハープーンですね。 あれ?4連装2基のはずが3連装2基になってる?

 

哨戒ヘリコプターを一機収納する格納庫から後部飛行甲板を望む、「かが」の格納庫に比べれば小さいですが普通の家一軒くらい入る大きさは余裕でありました。 ラッパの演奏や自衛艦旗をバックにした記念撮影も行っていました。

 

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格納庫にはSH-60哨戒へリから投下するMK46対潜用短魚雷・・・

 

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の擬製魚雷も展示。 1993年?製か古いな・・・防衛省ではなく防衛庁というのがチョッと懐かしい。 そして製造はなんとあの渡辺鉄工株式会社!

 

現在渡辺鉄工株式会社さんは鋼板処理設備や産業機械などで有名な会社ですが、戦前も海軍へ水雷兵装を納入していて戦中には九州飛行機株式会社(戦後渡辺に戻る)として哨戒機「東海」や上の浪漫戦闘機「震電」などの航空機も製作しました。 戦後73年が経ちましたが連綿と続いているんですね〜。

シカゴ航空関連アクセサリーはこちら

 

飛行甲板に鎮座するSH-60Kヘリコプター、最近は海自艦艇とセットでよく見ます。

 

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操縦席には安房神社の御守りありました、日本ならではの光景。 そういえばシカゴ商品の旧軍鉄帽の内張りから御守りが出てきたこともあったな・・・。

 

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さらば「むらさめ」また会う日まで〜(海自さん今度は「こんごう」「あたご」あたりお願いします。)

 

本日のワンポイント情報!!

大阪店在庫品の 中華民国 マキシム 二四式 重機関銃 のHP解説と画像 を本日追加いたしました。 ぜひHPをご覧ください。

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2018.08.27 Monday

映画と銃「The Magnificent Seven (2016)」

御機嫌よう、スタッフBでございます。

「七人の侍」は言うまでも無く、その権利を買って基にした西部劇が「荒野の七人」。
それを近年リメイクしたのが今回ご紹介する「マグニフィセント・セブン」で・・・

実は原題は新旧共に「The Magnificent Seven」という。

Magnificentは聞きなれない言葉ですが、壮大な、雄大な、の意味。
単純に偉大な、スゴイとするならGreatを使えば良いわけで、あえてMagnificentを使っているため・・・
このタイトルの場合、助けられた人たちの視点での「崇高な7人」のような意味合いが近いかと思われます。

公開当時、私の周りにあまり観た人間がおらず、しかしながら当時のネットの評判を観ると悪くない感触でしたので、一度観たかった作品です。

ストーリーは旧作と大きくは変わりませんが、盗賊から農村を守るのではなく、悪徳資本家から町を守る、という話になっております。

一番の変更はキャラクターで、皆、よりクセの強い人物になっています。
旧作ではユル・ブリナーの演じたリーダーは知性派もアクションもできるデンゼル・ワシントン。
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この方、SAAを普通に無駄なく撃ちますね。他の作品を観ても思うのですが・・・運動神経がいいのか、異常なくらい練習熱心なのかも知れません。

旧作でマックイーンの演じた役どころはクリス・プラットが。「ジュラシックワールド」の主役の人と言った方がわかりやすいかも知れません。
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今後出演が多くなりそうな役者さんです。
なお、ギャンブラーというより手品が目立ちます。

三番目に来ているアウトローですが・・・日本の宣伝では6番目。実際観ると確かにその辺りが順当な印象です。
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二丁拳銃が目立ちますが、実は本作では何人かが当たり前のように二丁拳銃をします。

イーサン・ホーク演じる遠距離射撃の名手。
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ですがPTSDも抱えているという、なかなか印象に残る役どころ。

暗殺者・・・旧作でのナイフ投げのコバーンの位置付けかと思われますが全くの別物・・・今回はいかにも暗殺者という感じです。
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ライフルから刃物までなんでも使います。気が付くとあちこちに出てくるイ・ビョンホンが演じています。

ネイティブアメリカの戦士。こちらは旧作には全く居なかったキャラです。
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見た目から戦い方まで、当然ながらすごく印象に残ります。

トラッカーがいます。実際には山の人と言う感じ。
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戦いではクマが刃物持って暴れるような戦い方をします。背中のライフルはいるの?みたいな。
旧作には居なかった役どころですね。

キャスティングを見て、すぐにおわかりかと思われますが、旧作で印象的だったチコ的な役がおりません。
これが良いか否かは皆様でご判断下さい。

登場する銃はデンゼル・ワシントンを始め多くがコルトSAAを。
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前述しましたが、皆当たり前のように二丁拳銃をします。昔のように如何にも二丁拳銃というより、それぞれの考え方で二丁の持ち方が全く違っています。それどころか三丁拳銃まで。

あとデンゼルはストロングサイドに逆手状態で下げてツィストドローで銃を抜いています。
この件は友人になんで?と聞かれたのですが、「たぶん、元騎兵隊なんではないかな?騎兵隊は剣を右手で、銃を左手で抜くように入れているので」と答えました・・・ええ、推測の域を出ておりませんが。

なお、デンゼルのSAAの空薬莢一気抜き(手だけのカットなのでたぶん別人?)が見事です。真似したくなります。
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というか、実際オモチャでやってみました。可能ですね。

ウィンチェスターは言うまでも無く普通に登場。主にイエローボーイとM73を多く確認できました。
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レバーの動きと排莢のカートがやたらと綺麗なシーンがあります。

スナイパー的なイーサンホークが一番印象的。
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この方、左利きなんですね。

やたらと出てくるコルトのオープントップ。
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7人の中での使用は無かったように思うのですが、意外に重要なシーンで登場するので結構目立っています。
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クリス・プラットが使用するかなり古めの銃。
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たぶん、ウェブリー・ブルドックかと。シャーロックホームズとかに出てくるイメージがありますね。

そしてやはりクリス・プラットがランダル・カスタム(Mare's Leg)を敵から奪って撃っています。
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おそらくはマックイーン演じた役どころのため、マックイーン=拳銃無宿繋がりのオマージュかと。

他にトラップドアやスプリングフィールド銃があちこちに登場。
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悪魔の銃としてガトリングガンが・・・
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本作では準備から装填をわりと良く見せてくれます。
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銃以外ではネイティブアメリカの戦士の弓(やたらカッコイイ)、
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熊が襲ってくるように見えるトマホーク。
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刃物をぶら下げ過ぎなイ・ビョンホン。
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個人的には楽しめた作品です。
すでにレンタルも有り、DVDも安く販売されているのでご覧になるのもいかがでしょうか?

久しぶりに西部劇関連の銃に触れたくなった作品でございました。

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本日のワンポイント情報!!

東京店在庫品の ノリンコ M87S 自動小銃 のHP解説と画像 を本日追加いたしました。 ぜひHPをご覧ください。 

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