Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2018.10.31 Wednesday

「カイザー・ヴィルムヘルム II世」 終の住処 「Huis Doorn城」

まいど!  オランダ中部の小さな街ドールンにある「ドイツ帝国最後の皇帝カイザー・ヴィルムヘルム II世」の終の住処「Huis Doorn城」の中に入り、先月の屈辱を立派に果たしたシカゴ社長でございます!!

 


一カ月前と変わらぬ立派な門、懐かしい…。 9月と10月では全く気候が違い門から続く庭園を散策するのに「コートを持って来たら良かったな!」とチョット後悔致しました。

 


散歩道には当時のオランダ人の生活を表したパネルが等身大で展示されています。

 


博物館になっているHuis Doorn城、この中にお宝が詰まっていると思うと興奮を隠しきれません。 内部はガイド・ツアーのみしか行っておらず英語のツアーを待つも全く始まらないので、オランダ語ツアーに参加しました。 出発は地下から、ツアーを待っている前にトイレに行ってきました。 「カイザーもここで〇たのかな?!」と思いしんみりといコトをいたしていると、目の前に最新のフラシュ(トイレ水洗器)のボタンがあったので「流石にカイザーはここでしなかったよなぁ〜!」 そもそも地下室はスタッフ用でカイザーはここには来た事はなかったのでしょう!

 


同じく地下の台所は城の総人数が少ないせいか普通の館とあまり変わらない規模。 冷蔵庫とかもあったのでこれは当時としては贅沢だったのでしょうね! バイエルンのノイシュヴァンシュタイン城ではセントラル・ヒーティングに料理用のエレベーターがあったのには驚きました!!

 


二階に上がってすぐにホーエンツォレルン家(Haus Hohenzollern)のファミリー・ツリー(家系図)が!

 


そしてその隣は「帝政ドイツ愛好家の聖地」でもあるヴィルムヘルム II世の軍服コレクションを展示してある部屋になっています。 ヴィルムヘルム II世の御祖母様が英国のビクトリア女王様なので数回訪英しており、その時に誂えたスコットランド軍装が正面に飾ってあります。

 

 


第一近衛軽騎兵連隊(1st Guard Hussar Regiment No.1)の礼装軍装。 ヴィルムヘルム II世はこの近衛軽騎兵軍装と護身兵(親衛隊)"Garde du Corps" 軍装がお気に入りで多くの肖像画がこれらの軍装を纏った姿で描かれています。 足元にあるヘルメットは第一近衛歩兵連隊第一大隊のスパイク・ヘルメットで、プロイセン王国の全ての皇太子は10歳になった時点でこの連隊の少尉に任官します。

 


シカゴ・コレクションの中の第一近衛歩兵連隊第一大隊のスパイク・ヘルメット(左)。

 


こちら左側は第一次大戦時の大元帥の野戦制服(Garde du Corps M1915 Service Jacket)です。 胸に刺繍で縫い付けられているのはプロイセン王国の最高位の勲章の一つである「Royal Prussian Order of St. John 勲章」。 ヴィルムヘルム II世は逆子で難産の末に生まれ左手に障害が残り、右手に比べて10cm以上短かかったのが袖の長さでも判ります。 こちらの足元にあるのはヘルメットはカイザー・ヴィルムヘルム II世のお気に入りの連隊「Queen's Cuirassier Regiment (Pomeranian No.2) 」の将校用で息子のヴィルムヘルム 皇太子をこの連隊の「名誉連隊長」に任命しています。

 


息子のヴィルムヘルム 皇太子(Friedrich Wilhelm Victor August Ernst in Queen's Cuirassier Regiment (Pomeranian No.2) uniform)。

 


Attilaと呼ばれる肋骨服で第一近衛軽騎兵連隊(1st Guard Hussar Regiment No.1)のM1915 野戦用軍服です。

 


従者の制服と食器室。 食器棚にはマイセン製の陶器が並んでいます。

 


ダイニング・ルーム。 壁右側には大元帥野戦服に身を包んだヴィルムヘルム II世の肖像画が、左側には皇后の肖像画が掛けてあります。 右側にはヴィルムヘルム II世の第一近衛歩兵連隊(1st foot Guard Regiment)のM1915 通常勤務服と制帽が飾られています。

 


小物が入ったキャビネット。 ヴィルムヘルム II世が使ったと思われる拳銃が二丁、そして旗手用のゴルゲット、圧巻は父フリードリッヒ III世から受け継いだ18世紀のプロイセン陸軍のRing Collars (楕円形の七宝で飾られた徽章)コレクションなど帝政ファンにはシビれる小物がキャビネット内に満載されています。

 


世界で最も内容が高価なワードローブ。 ヴィルムヘルム II世が実際に使用した軍服、コート、制帽、ヘルメット、飾緒や飾帯などの付属品がところ狭しと並んでいます。 下のヘルメットはプロイセン王国将官のスパイク・ヘルメット。

 


シカゴ・コレクションの中のプロイセン王国将官(パレード飾羽毛付)のスパイク・ヘルメット。

 


ヴィルムヘルム II世の執務室。 サドル型の椅子が特徴で調度品は彼が亡くなった時と全く同じ状態で残されています。

 


皇后の寝室。 ベッドの上にあるのはヴィルムヘルム II世の晩年の近衛軽騎兵軍装に身をまっとった肖像画。 一階にあった近衛軽騎兵軍装を着用したものと思われます。

 


多くの部屋に帝政時代の軍装に身を包んだヴィルムヘルム II世の銅像などが手の届くところにあります。←絶対触ったらダメですが…。 少人数のツアー制限定ならでこその身近な展示が涙ものでございます。 自宅に戻ったら自分のコレクションの銅像をナデナデしましょう!

 


晩年のヴィルムヘルム II世の胸像。

 


ドールン城の前での記念撮影! 普段はあまり記念撮影とかはしないのですが、ここは別格です!!  「カイザーの終の住処」への来て「何か記念になるものを残しておきたい!」ってまるで観光旅行ですね!   この「それほど大きくない館(城)」に5時間もいてもまだ物足りないほど内容が充実していました。 ここの収蔵品と同型のヘルメットなどをコレクションとして持っていますが、そのことを館内を案内してくださったオランダ人のガイドさんに言えば「相当なホラ吹き」と思われるでしょう。←当然言ってませんが…。 ミリタリーの趣味は歴史の一部を所有できる楽しさが沢山ありますね!!

 

今回の出張は予定外にオランダをまたゆっくりと回ったので英国へは帰国前にチョコっと寄っただけとなりました。 10月19日のブログにある旅程は下記のように変更になり無事に帰国致しました!!

実際に行った旅程はこちらは↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

明後日にはまた次のヨーロッパ出張の始まりです!  では行ってまいります!!

 

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2018.10.30 Tuesday

YouTube シカゴチャンネル メンドーザ M1934 軽機関銃

こんばんは、アルバイトSです。 youtubeで月1回更新(を目標にしている)シカゴチャンネルの動画を新たに公開しました。

 

今回はメキシコのメンドーザ モデロC(M1934)軽機関銃です。 非常にマイナーな銃ですので、名前すら初めて聞いた……なんて方も多いのではないでしょうか?

 

メキシコ製で初めての国産機関銃でウンヌンとその辺りは動画をご覧頂ければと思うのですが、僕も知ったのは社長が海外でこの個体を発見した時でした。(社長が海外で発見した際のブログはこちら)

そもそもメキシコ オリジナルの銃なんてあったんですね……モンドラゴン自動小銃も個人的にはスイス製のイメージを持っています。(メキシコに失礼) 動画を撮影する際感じたのですが、メンドーザは非常にシンプルですね……部品の数が少ない印象を受けます。 ですがステンのような「弾丸発射機」と言った感じはしなくて、シンプルに機能を押し込んだように思います。 なかなか写真だけでは伝わり辛いと思う所ですが、動画から少しでも伝わればなと……!

 

ちなみにこの銃を設計したメンドーザさん、その後短機関銃を作ったりもしており、メキシコの銃器設計の第一人者とも言える人物です。 画像は戦後に作ったメキシコ製短機関銃です。 メンドーザはメキシコの南部 麒次郎と言って差し支えないのではないでしょうか!!

 

そんなわけでYoutube シカゴチャンネル、今回はメンドーザ  モデロC(M1934)軽機関銃です! どうぞご覧ください!!

 

>>YouTubeのシカゴチャンネルはこちら

>>メンドーザ  モデロC(M1934)軽機関銃はこちら

 

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2018.10.29 Monday

National Military Museum in Soest

まいど!  前回のオランダ出張の時に行けなかったNational Military Museumへ行ってまいりました!!

 

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飛行場(後で調べたら元Soesterbergオランダ空軍基地)のような場所に真新しい博物館らしくない建物がありました…。 ポツンと黄昏れるアメリカ製M270MLRS(多連装ロケットシステム)が無ければ不安になりそうなくらいです。

 

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昔ここには空軍博物館があり、それにデルフトの陸軍博物館の展示品が合わさって国立軍事博物館となったようです。 入館するとすぐに大きなスクリーンがあり、壁にはカナダ製のM16A2である「C7NLD/C8NLD 自動小銃」が掛けてあり自由に手に取れるようになっています。 NLDはオランダのNetherlandsの略で、伸縮式のCAAバット・ストックとアッパー・レシーバーとハンドガードのピカティニー・レールが標準装備されています。

 

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この博物館の特徴は大型スクリーンが多数あり、動画ビジュアル的な解説に力を入れています。 ここでは20世紀初頭頃の渡河用ボートを曳いた軍馬の後ろにはオランダの地形を軍事面から見て解説されています。

 

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第二次大戦の展示コーナーには20mm Flakと同じく20mmの対戦車ライフル Solothurn S-18が展示されています。

 

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20mmクラスの高射機関砲(これって旧軍の九八式20mm高射機関砲じゃ・・・)とお馴染みのブレンガン・キャリアー、手前は小さな歩兵砲(これって旧軍の九二式70mm歩兵砲じゃ・・・)です。 火砲2門がもし旧軍のものとしたら、このコーナー戦後のインドネシア独立戦争のジオラマでしょうか?(ナベ談)

 

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ボスニア内戦コーナー。 オランダ軍は旧ユーゴスラビアに国連保護軍として約600名の軍を派遣しており、1995年に「スレブレニツァ事件」などが起こりました。 オランダ軍はSFOR(平和安定化部隊)として2004年まで参加していましたが、その後も任務を引き継いだ欧州連合部隊へ今も少数の兵力を派遣しているようです。

 

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アフガニスタンにもオランダ軍は派兵していました。

 

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ここからナベです、宜しくお願い致します。まず手前はM3ハーフトラックにも搭載したM45四連装対空機関銃架、防楯付の40mmボフォース?などの対空砲、左中央にはF-16A戦闘機、右奥にはウェストランド ウェセックス ヘリコプター、その上の見切れているのはホーカー シーフューリー戦闘機、奥のゴチャと固まっているのはゲパルト対空戦車やM36?自走砲などなど、外に見えるのはブレゲー アトランティック対潜哨戒機でしょうか・・・(情報量が多過ぎ)。

 

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WW2中にオランダ軍で使われたBSA(バーミンガム・スモール・アームズ)G14オートバイのサイドカー付です。 サイドカーの銃架に載せられているのはルイスはルイスでもBSA社がオランダ軍向けに納入したM20ルイス軽機関銃のようです。それにしましても状態がいいですね〜。

 

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これはスゴイ!ドルニエDo24 3発飛行艇。 ドルニエ飛行艇は当時植民地のインドネシア等に配備され侵攻してきた日本軍対して哨戒活動を行い、インドネシア陥落後も一部はオーストラリアに脱出して活動を継続しました。 その内の1機?と思ったらこの機体はどうやらオランダを占領したドイツ軍がフォッカー社に海上救難用に作らせた機体のようです。 ドイツ軍が使用した際はMG15航空機関銃を搭載していましたがコチラのドルニエは銃塔にブローニングの航空機関銃(Mk2?)を搭載しているようです。

 

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こちらもフォッカー社製のフォッカーD.VII、ちょうど100年前の1918年に帝政ドイツ軍によって使用され連合軍に大変恐れられた戦闘機です。 ヘルマン・ゲーリングなども当機を駆りエースパイロットとなりました。 WW1が終わった際にD.VIIは連合国へ全て引き渡すべし!と命令があったそうですが何機かはフォッカー社の支配人アントニー・フォッカーがオランダへ持って行ってしまったそうです。 その内の1機? 機体のラウンデルが日本の日の丸ですので日本軍が使用したD.VII・・・ではなくオランダ軍もこの赤丸ラウンデルを使用したそうです(シカゴ社長情報)、へぇ〜

 

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言わずと知れた第二次世界大戦時の最高傑作機(異論はあるでしょうが)アメリカ製ノースアメリカンP-51Dマスタング戦闘機。 戦中アメリカで1万6千機近くも作ってしまったため余剰となった機体は戦後、オランダなどの友好国へ配備されました。 しかし直ぐにジェット機の時代となったためそれほど酷使されずに退役したそうです。 そういえばこちらの機体も良い状態ですね。

 

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イギリスのウエストランド リンクス汎用ヘリコプターのオランダ海軍輸出型でオランダではUH-14Aと呼ぶそうです。 オランダやフランス、ドイツなどの各国で使用中の地味ながらも信頼性の高い機体です。 機首のマークは山猫(リンクス)でしょうか?扉の絵や上の格子模様などカラフルですね。

 

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上にはV-2ロケット(大戦中ドイツ軍がオランダのマーストリヒトに向けて発射)、V-1飛行爆弾(ドイツ軍がオランダからイギリス本土に向けて発射)、V-1の横にはオランダ軍ラウンデル入りのスピットファイアMk.IXc戦闘機(スピットファイアがV-1を迎撃する際、機銃で撃つと大爆発するので翼端でひっくり返して撃墜したそうです)、手前は救急馬車?、左下には日本軍も愛用したフォード(1938年型?)トラック。

 

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ロッキード エレクトラ?双発輸送機の下でお茶と何か美味しそうなケーキ(いいな〜)、軍用水筒にブッ刺してあるチューリップがオシャレ(?)ですね・・・ココまでナベでしたおそまつ!

大阪店のナベさんに解説を頼んだら社長の百倍も濃い内容にしてくれました、ありがとうございます!  二階のカフェでケーキとお茶をいただきました。 水筒の花瓶?の安定性が悪く何回もひっくり返って困りましたが…。

 

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この博物館のもう一つの特徴は一階には小展示室がいくつもあって、それらのドアは閉め切られており、完全に個室になっています。 ここは小火器の部屋、マンリッヒャー 小銃の製造過程を実際の加工途中の部品を用いて展示してあります。

 

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またも撮影者泣かせのガラス貼りのショーケース。 おまけにバックが鏡とはシカゴの一階展示室のようになっています。 オランダ軍の制式小銃が並んでいます。中には単発のボーモン 小銃を連発式に改造した涙ぐましい試作品がコレクター心を擽ります。←オランダ軍はこれらよりもっと単純なビタリ式のマガジンを採用してボーモン・ビタリ M1871/88 歩兵銃として採用しました。 シカゴ在庫のボーモン・ビタリ M1871/88 歩兵銃はこちら

 

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19世紀末にオランダ軍はマンリッヒャー式の歩兵銃と各種騎兵銃(砲兵銃など色々な名称が付いたカービン銃)を採用し第一次と第二次大戦で使用しました。←第一次大戦ではオランダは中立。 ここではマンリッヒャー小銃のカットモデルで特徴的な給弾システムを紹介しています。 

シカゴ在庫のマンリッカー騎兵銃はこちら

 

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戦闘機の座席の進歩?  第一次と第二次大戦の座席のイメージは判りますが、それ以降の座席はどれが新しくてどれが古いのか全く判りませんでした(笑)

 

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オランダ警察による対テロ組織の展示。 重要な式典ではこのように警察の狙撃班(特殊部隊?)が高い建物からも警備しているのですね。

 

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シカゴではよく見かける軍用木箱の山がありました。 蓋を開けてみるとこのような展示が…。

 

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確かに面白いアイデアですが、何人の来館者が全ての木箱を開けてくれるのでしょうか?

 

ここの博物館はオランダの歴史(軍事史)全般に興味がある方にはお勧めで、実際に社会科の校外学習の一環のような小中学校からの生徒が団体で見学に来ていました。 第二次大戦時のオランダ戦線に興味がある方は他の博物館の方がマニアックな展示がされているので良いかと思います。 明日はまたまた前回のオランダ出張の際に行けなかった(入れなかった)Huis Doornでのレポートをお届けします! 

 

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2018.10.28 Sunday

プロフェッショナル感溢れるSWATモデル

皆さんどうもこんばんは、アルバイト レナートです。 今回も先日買取りで入荷した銃について取り上げますよ〜

 

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SIG 550-1 SP SWATモデルです! SWATの名が示すように警察仕様であり、セミオート・オンリーとなっております。 アメリカのSWATか!?と早とちりしましたが、スイス警察が使っていた物のようです(特殊部隊向けだよ〜というネーミングなんですね。)

個人的に「SIGのアサルト・ライフルはグリーン」なイメージが強かったので、ブラック(金属部はグレーっぽい)はちょっと新鮮かも!?

 

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SG 551-1 SP SWATとシリアルNo.の刻印が見られます。 SIG 551-1はより新型のSS109 NATO弾に合わせて設計されており、551-2は古いM193弾に合わせた設計。 さらにこのSWATモデルはタフな使用環境を想定したのか、金属部の耐腐食性も向上されています。 耐腐食性の秘密はこのグレーっぽい表面処理?

 

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本体のシリアルNo.と下四桁で一致したマウントが取り付けられています。 警察仕様と言うこともあってか(人質がいる状況で犯人を狙撃...とかを想定した)正確な射撃には光学照準器が必要なんでしょうね! 現役時代には一体どんな照準器が付けられていたか気になるところ。 マウントの背はかなり低いので、照準線に干渉する事なくアイアン・サイトが使えます。  

 

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SIG 551-1 SWATモデルには専用のキャリング・バッグが付属します! 中のクッションはフカフカで柔らかく、ぬいぐるみのような癒し効果がありそうです(多分無いぞ)

 

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「ストックを折り畳まないと入らないかな〜」と思っていたのですが...あれれ?

 

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完全に杞憂でした...。 専用ケースと言うだけあってピッタリ収まります。

それにしてもSIGのロゴが格好良いですね! 個人的にプ〇マとかアディ〇スより全然好きです(笑)

外側には大型のポケットが付いていて収納力も高そうです。 現役時代は予備マガジンや取り外したスコープとか入っていたのかな〜と妄想が膨らみます。 バッグは非常に綺麗な状態で、ほぼ使用されなかったかも?と言えるコンディション。

 

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SWATモデルと、軍用モデルの551-2を並べてみました!

SWATモデルはガス・カット・ノブやガス・チューブが銀色になっていてます。 これが外観上の良いアクセントになってますね(ちょっと目立ちそうですが...)。

ロア・ハンド・ガードの形状が違いますが、SWATモデルは近接戦闘を考慮し、専用のマウントを介してライト等が付けられるようです。

 

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2丁ともSIGのアサルト・ライフルらしい非常にしっかりした造りです。 如何にも軍用!なグリーンの551-2か、ちょっと特殊用途で珍しいSWATモデルか迷ってしまいます...。

「真っ黒い戦闘服に身を包み、目標の建物へダイナミック・エントリー!」 いいですねぇ...(しみじみ)

SIG 551-1 SWATモデルとSIG 551-2でしたー!

 

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こちらもオススメ! SIG 551-2はこちら

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2018.10.27 Saturday

L85を体感!

みなさんどうもこんばんは! ボルシチ系アルバイト レナートです。

今回は先日買取りで入荷したL85A1(SA80)を紹介しますよ!

と言ってもL85について潤沢な知識がある訳でも無いので(PCゲームでよく使った思い出はありますが...)じっくり見ていきたいと思います! 

 

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直線的なレシーバーがなかなかゴツイ銃ですが、その反面曲線的なハンド・ガードとグリップはどことなく優雅な印象です。 紅茶が飲みたくなってきた...。

今回入ってきたL85ですが、かなり程度が良いです! 金属部はほんの僅かなコキズこそあるものの、殆ど使用されなかったのでは?と思えるコンディション。

 

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銃の全長が短く、十分な照準線が確保できないブルパップ式には光学照準器が必要なんですね。

付属のSUSATサイトですが、傷や表面塗装の剝げが殆ど見られない点がGOOD! 径の小さいレンズですが、覗いてみると意外と明るくクリアで驚きました! もちろんレンズも綺麗な状態で、ラバーのアイ・ピースも柔らかさを保っています。

 

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L85の持病? 弱点?である劣化しやすい樹脂製チーク・パッドも大変綺麗で、割れ等はありません。

 

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同様に劣化が心配なバット・プレートですが、硬質ゴム製のものが装着されており、割れやヒビは無くしっかりしています。

 

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エジェクション・ポート後方のダスト・カバーはボルト・キャリアーに引っかかって閉じています。 M16系列のように初弾が発射されると自動で開く構造なんですね。 もちろん指で押してあげれば開閉可能です。 このパーツもまたまた樹脂製ですが、劣化はありません!

 

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(画像が横になっていました...スミマセン)

付属のマガジンはHK社のプレス製、改良型のようです。 L85もその...昔は色々ありましたからね。 日々改良を重ねていくのが大切ですな。

 

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こちらのL85ですが、SUSAT サイトだけでなくアイアン・サイトも付属しちゃいます!

 

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ジャーン! 早速付け替えてみました、素直にカッコいいです! リア・サイトを兼ねたキャリング・ハンドルが目を惹きますね〜。

取付けはリア/フロント共にレールに差し込んでねじ止めするだけで非常に簡単です。

リア・サイトはM16系列の様な切替式のピープ・サイトとなっています。

 

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AR18と全長対決! ブルパップ式の大きなメリットであるコンパクトさが遺憾なく発揮されています。 L85はコンパクトですがギュッと詰まっている印象で、構えるとずっしり! (AR18が軽すぎるのか...?)

L85はAR18由来のショート・ストローク・ガス・ピストンを採用しています。 つまり形や時代は違えど、この2丁は親子ってことですね(それにしても形変わりすぎ!)

在庫品のAR18は米国 アーマライト製ですが、英国のスターリング・アーマメンツ社でも1979〜85年に生産されたそうです。 L85の開発に当たってAR18のノウハウが参考にされたことは容易に想像できますね。 

L85だけでなく色々な銃のオヤジさん(お袋さんか?)、AR18はこちら

 

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ちゃんとした方法ではないですが、大体マガジンの位置を合わせて銃身長対決!

お互いフラッシュ・ハイダーは無視するとしても、全長は短いけどL85の方が銃身が長い、これもブルパップ式の大きなメリットですね!

しかし、AR18と比べるとフロントとリア・サイトの距離が結構近いですね。 十分な照準基線長(照準精度)が得られなければ折角の長い銃身が勿体ない...その為L85にはSUSATスコープが標準装備されたのも頷けます。

L85自体出物が少なく、コンディションが良い物となるともっとレアになってきます...。 なかなかここまでコンディションが良い物は滅多に無く、まさに「レア中のレア!」なL85となっております。 

ご検討の方がいらっしゃいましたら、ぜひお早めにどうぞ!

 

アイアン・サイトも付いた一点物! L85A1はこちら

その他在庫品のL85A1はこちら

L85のアクセサリーはこちら

 

本日のワンポイント情報!!

買取りで、火縄銃 細筒 (在銘:榎並勘左衛門 重恭) が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)は本日アップしました。 ぜひHPをご覧ください。

火縄銃 細筒 (在銘:榎並勘左衛門 重恭) ( 20万円、税別 ) はこちら


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