映画「戦争と冒険」視聴!
皆様こんばんは今年も残す所、あと11ヶ月早いですね〜(?)ナベです。
先日、TVで放映してました映画「戦争と冒険」(原題は「ヤング ウィンストン」)を初めて見ました。 以前から若き日のチャーチルを主人公にした映画でボーア戦争に参戦してモーゼルC96を手に大活躍する映画・・・と漠然と永年思っていましたが見てみますと結構、イメージとは異なる映画でございました。
題名が戦争と冒険なんだから戦争と冒険がメインなんだろうな〜と思っていましたが、本題は野望を達せず若くして病没したチャーチルのお父さんランドルフ(ロバート・ショウ)と微妙な距離感のお母さんジェニーとの家族の話が主題のように感じました。 また、もし見られる方は当時のイギリスの政治状況国際情勢を頭に入れて置いた方が良さそう(ロイド・ジョージ、チェンバレン、バルフォアなどの政治家が出てきます)。
と家庭内や政治の話のウェイトが大きい感じもいたしますが、学校でお尻を鞭でしばかれる幼少時代から26歳で庶民院議員に当選し始めての議会演説を行った時期を描いていますのでその間、チャーチルが参加した1897年のアフガニスタンのパシュトゥーン人の反乱鎮圧戦、1898年のスーダンにおいてのマフディー軍との戦い、捕虜となるものの脱走して名を上げた1899年の第二次ボーア戦争が映画でも取り上げられています。
映画冒頭のパシュトゥーン人との戦いの際にはチャーチルはマルティニ・ヘンリー 小銃を装備したインド兵(シーク教徒兵?)を率いて勇敢に戦います。 が、アフガンでの戦いのいつもの黄金パターン、山岳戦に巻き込まれチャーチルたちは追い返されてしまいます。
インド兵(シーク教徒兵?)が手にしていたマルティニ・ヘンリー小銃はこちら
また負傷した英兵を寄って集ってなます切りにする半月刀のインパクトが強すぎて、よく見えなかったのですがチラッとジュゼイル小銃らしき銃も出ていた・・・と思います。
トライバル感はんぱないジュゼイル小銃はこちら
映画中盤では仲の悪いキッチナー将軍の指揮下、チャーチルは騎兵部隊に参加してスーダンのマフディー軍と戦い戦います。 イギリス軍VSマフディー軍のオムダーマンの戦い、映画では尺の関係で時間は短かったですが砲撃戦あり騎兵突撃ありでなかなか見ごたえがありました(これだけで面白い映画1本作れるんじゃね?)。
映画後半の舞台は南アフリカで今度はボーア人と戦います。 チャーチルは中尉の肩書きを持つ従軍記者としてボーア戦争に参加しますが地の利を生かしモーゼル小銃、野砲、機関銃を駆使するボーア兵に大苦戦、結果捕虜になってしまいます(その後、脱走して有名人になって政界進出)。 ・・・それにしても19世紀末のイギリス全世界で絶え間なく喧嘩してますね〜。
チャーチルが乗った装甲列車(四周を鉄板で囲っているだけの)に同乗している英兵たちが持っていたマガジン リー・エンフィールド MkI* 歩兵銃はこちら
この映画、1972年と古い映画のせいか?監督のせいか?若干散漫な印象(個人の感想です)を受けますが戦闘シーンが凝っていたり、オムダーマンの戦いでは史実通り河川用砲艦が地味に戦いに参加していたり、ボーア戦争に出て来る英軍装甲列車の後尾に英国水兵が操作する艦載砲(臨時に載せられた?)が出てきたりと妙な所を押さえた映画でした。
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