Chicago Blog

国内唯一の無可動実銃と古式銃の専門店。
スタッフの日記や元フランス外人部隊の声、新入荷の情報などの各種おしらせ、在庫状況など、リアルタイムにお知らせします。

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2019.03.10 Sunday

Enforce Tac & IWA OutdoorClassics 2019!!

皆様こんばんは、キートンです。

 

さて、本日はドイツ・ニュルンベルクから軍・法執行機関向け装備品の見本市である「Enforce Tac」と、ドイツ最大の民間向け銃器・アウトドア用品の見本市「IWA OutdoorClassics」の模様をお届けしてまいります。

 

IWA OurdoorClassicsについては私キートンも今年で4年続けての参加となり、もはや毎年恒例となった感がありますが、Enforce Tacについては、昨年はスケジュールの都合で参加できなかった為、2年ぶりの参加となります。

IWAに先駆けて開催されるEnforce Tacは、軍・法執行機関向けという性格上、IWAに比べて入場規制もより厳格なものとなっており、業者であっても入場パスを入手するのは容易ではありません。。

 

さて、2年ぶりの参加となったEnforce Tacですが、前回来場時に比べると会場規模も少し大きくなった印象で、会場内も賑やかな雰囲気となっていました。

 

それでは早速会場内の気になったブースを見てまいりましょう。

まずはこちら、ベルギー FN HERSTAL社のブースから。

 

こちらはSCARのサブ・コンパクト・バージョンであるFN SCAR-SCというモデルで、.300 BLK弾という特殊な弾薬を使用する新型だそうです。SCAR-SCは、通常のSCARのアジャスタブル・ストックとは異なるタイプの伸縮式ストックが標準で装備されるようです。

 

こちらはFN MAGの最新のロットのようですが、一見するとフィード・カバーとガス・シリンダーにレールが付いた程度しか違いが感じられません。。 それだけ元の設計が完成されているという事なのでしょうか…。

 

こちらももはや生きた化石ともいえる.50口径 M2HB QCB重機関銃。

 

FN P90もまだまだ健在のようです。 こちらはFN P90 Tacticalにレッド・ドット・レーザーを内蔵したFN P90 Tactical LVというバリエーションだそうです。

 

お次はこちら、先日オーストリアで工場を (外観だけ) 訪れたグロック社のブースです。

 

玩具のようなカラフルなグロックたちが展示されていました。

 

Enforce Tacは法執行機関向けの見本市というだけあり、フルオート射撃が可能なグロック18Cもありました。

 

こちらは大人気のドイツHechler & Koch社のブース。

 

HK社のブースでは、HK416やHK417、G28Eといった自動小銃の最新のバリエーションを中心に展示しており、フランス軍がFA-MASの後継として採用したHK416Fや、ドイツ連邦軍や法執行機関が採用したHK416A5であるG38といった軍用モデルも展示されていました。

 

また、先日オーストリア物流倉庫でも仕入れたG36自動小銃のバリエーションであるG36KAやG36Cも展示されていました。 G36もKeyModに対応したハンドガードを装備するなど、最新のトレンドを踏まえた改良が続けられているようです。

 

今回のEnforce Tacでシカゴ社長の興味を最も引いていたのがこちら。 モジュール化された部品を組み替える事でM4カービンからMG3まで、様々な銃に対応できるガンラックです。 銃身部を支えるスプリングが取り付けられており銃が倒れる恐れもないので、地震の多い日本でも安心ですね。

 

Enforce Tacの会場内を一通り見終わった後は、こちらももはや毎年恒例となった旧市街を流れる川の上にあるレストランへ。

 

社長曰く、「このレストランに来ないとニュルンベルクに来た気がしない」そうです。

 

店内で我々の席の傍に掛かっていた不気味な絵。 子供が見たらトラウマになりそうですね…。

 

さて、Enforce Tacの翌日は、引き続き同じニュルンベルクメッセにて開催されるIWA OutdoorClassicsへ。

IWAは基本的に民間向けの製品の見本市ですが、会場規模はEnforce Tacより遥かに大きく、銃以外にも弾薬メーカーやアウトドア用品メーカー、ナイフメーカーなど様々な業種のブースがひしめきあっていました。

 

こちらはお馴染みイタリアのベレッタ社のブース。 毎回IWAでベレッタ社のブースを見て思いますが、天井にかかっている巨大なベレッタ・ロゴは、イベント期間中以外は一体どのように保管しているのでしょう…?

 

こちらはベレッタ社から発売されている「Corvus」という.50口径弾を使用するボルト・アクション・ライフルで、ベレッタ傘下のVictrix Armaments社というメーカーが生産しているようです。 以前は.50口径のライフルというと米バレット社の独壇場といったイメージがありましたが、最近は多くのメーカーが.50口径クラスの対物ライフルを発売しているのですね…。

 

ドイツHK社のブースはIWAでも多くの人で賑わっていました。

 

こちらはHKブースで配られていたノベルティで、同社製ハンドガンの形を模したグミ。 気になるお味はリンゴ風味?のようです。

 

HK社の隣のステアー社ブースでもノベルティとして同社ロゴの入った缶入りのドリンク (炭酸入りのリンゴジュース) を配布していました。 最近はこういった消え物 (?) のノベルティを配布する企業が多くなってきている印象です。

 

こちらはSIG SAUER社のブース。

 

同社が製造するSIG MCXと呼ばれる最新の自動小銃からハンドガンまで幅広く展示していました。

 

SIG SAUERのブース内で異彩を放っていた、ピカピカのクロームメッキ仕上げのP226。。

 

こちらは1911を全体に小さくしたような可愛らしいSIG SAUER P938。 ただ、ロゴがないとSIG SAUER製とは思えませんね…。

 

IWAでは多くのブースが自社の現行製品を展示していましたが、なんと今回オリジナルのベビー南部を展示しているブースもありました! ドイツで日本の拳銃を見る事になるとは驚きです…!

 

ドット・サイト等を製造するAimpoint社では、昨年に引き続きVRを使用したバーチャル射撃コーナーが盛況となっていました。 今回はAimpoint以外にも多くのブースでVR体験が可能な展示が見られました。

 

IWA主催のVR体験コーナーでバーチャル・リアリティを体験するシカゴ社長。 これまでVRを体験した事がないキートンとしては、一体どのような光景が見えるのか気になる所です。。

 

というわけで、ニュルンベルクで2日間にわたって参加しましたEnforce TacとIWAの模様を駆け足でお届けしてまいりましたが、いかがでしたでしょうか。 今回のヨーロッパ出張でのキートンの任務もここニュルンベルクで終了し、以後はシカゴ社長とも別行動となります。 次回はお待ちかねのドイツでの自由時間! ドイツ銃器産業の聖地ズール (Suhl) を訪れてみたいと思います。

 

それではまた!!

 

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2019.03.09 Saturday

グリースとの戦い、オーストリア物流倉庫!!

皆様こんばんは、前回の米国出張からほとんど息つく間もなく、ヨーロッパ出張にやって来ておりますキートンです。

 

今回の出張は、シカゴ社長、元外人部隊氏に同行する形で、ドイツのケルンを経由してオーストリア物流倉庫を目指してクラーゲンフルトへと移動。 物流倉庫での作業後は、元外人部隊と別れてドイツ・ニュルンベルクで行われる軍・法執行機関向けの装備品見本市である「Enforce Tac」及び同会場で開催される民間向けの銃・アウトドア用品見本市である「IWA OutdoorClassics」に参加する旅程となります。

 

今回経由地として最初に立ち寄ったケルン中央駅周辺では、ドイツ三大カーニバルの一つとして有名なケルンのカーニバルが開催中で、仮装をしたドイツ人たちがお酒を飲んでお祭り騒ぎをしていました。 (写真に写っている物々しい警察車両のスピーカーからも楽しげな音楽が流れていました…)。

 

ケルン駅の正面には世界最大のゴシック建築であるケルン大聖堂がそびえており、大聖堂周辺も多くのカーニバル見物客でごった返していました。 こちらの大聖堂、第二次大戦中にケルンが連合軍による空襲を受けた際に爆弾の直撃を受けたそうですが、建物の外観のみ辛うじて生き残り、戦後改修されて現在に至るそうです。

 

大聖堂の周囲には終戦直後のケルン周辺の写真が展示されていました。 先日の社長ブログにも出ていたホーエンツォレルン橋も空襲により落ちてしまったようです。。

 

ケルンにて一泊した翌日は、ケルン・ボン空港から飛行機でオーストリア物流倉庫を目指し、クラーゲンフルト空港へと向かいます。

 

飛行機がクラーゲンフルトに近づくにつれて、周囲の景色が険しい山々へと変わっていきます。

 

クラーゲンフルト空港の近郊には、皆様ご存知「グロック」の本社があるそうで、空港敷地内にもグロックのロゴが大きく描かれた倉庫がありました! この空港から各地へグロック社の製品が出荷されるのでしょうか…?

 

物流倉庫に到着後最初の作業は、前回入荷して好評の内に完売となりました「Vz.61 スコーピオン (ブルー仕上げ)」の選別&仕入れ作業です。 今回も程度の良いブルー仕上げのスコーピオンの中から、更にコンディションの良い極美品を厳選して仕入れましたので、前回買い逃してしまったという方も今後の入荷にどうぞご期待ください!

 

スコーピオンの選別が終わった後は、こちらも根強い人気のあるロシア製SKSカービンの入った軍用木箱を開封し、中身を確認していきます。 数十年もの間軍で保管されていた木箱を初めて開封する際には気持ちが高まりますね!

 

今回仕入れたSKSの製造年代にはやや幅が見られましたが、SKSもAKのように生産時期によってガス・ブロックの形状が異なるバリエーションが存在するようです。 SKSは今後オーストリアでも仕入れ価格が高騰する予定との事で、まとまった挺数を仕入れられるのも今回がラストチャンスになるかもしれません。

 

物流倉庫での一日目の作業が終わった後は、宿での夕食まで少しだけ時間があったので、車を走らせてグロック社の工場を (外観だけ) 見に行く事になりました。

カーナビの指示に従ってしばらく車を走らせていくと、高い塀と門に囲まれた工場の前に到着。 さすがに銃器メーカーの工場だけあってセキュリティも厳重のようです。

 

門柱にはひっそりとグロック社のロゴが…。 こちらの施設一帯は「ガストン・グロック・パーク」と創業者の名前を冠しているようです。 グロック社のあるエリアは、町中にも多くの銃砲店があるなど、銃器産業が盛んな土地のようです。

 

さて、オーストリア倉庫での作業二日目は、近年入荷がほとんどなかったシンガポールのSAR80自動小銃の中からコンディションの良い品を元外人部隊氏と相談しながら選別作業を行いました。

グリースまみれでウナギのような (?) 状態となったSAR80をコンテナから1挺ずつ取り出してコンディションを見比べていきます。

 

SAR80は銃本体には大きなバリエーションは見られませんでしたが、スリング・スイベルの形状に二種類のバリエーションが存在するようです。

 

また、少数ですがレシーバー上面に光学機器用のレールが搭載されたタイプも今回仕入れる事ができました。

 

こちらは先日の社長のブログでも登場しました、ハンガリーで製造されたゲパードと呼ばれる対物ライフルです。 ゲパード対物ライフルには外観や作動方式などの全く異なるバリエーションが数多く存在しますが、こちらは12,7×108mm弾を使用する単発モデルで、ゲパードM1と呼ばれるモデルだそうです。

 

こちらのタイプについては、今回仕入れは行いませんでしたが、グリップ・アッセンブリー自体がボルトとして機能する非常に変わった構造となっており、薬室に弾薬を装填する際にはグリップを回転させて本体から取り外して行います。

 

こちらが本体から取り外したグリップ・アッセンブリー。 グリップ・アッセンブリーの先端部分はロッキング・ラグとなっており、グリップを回転させる事で薬室との閉鎖が解かれる構造となっています。 撃発はグリップ後部に独立して設けられたハンマーをコックして行います。 なんともシンプルな構造ですが、これで.50口径弾を問題なく発射する事ができるというのは驚きです。 極めて特殊な装填システムのため、もし無可動実銃として入荷するとなった場合には加工方法が大きなネックとなりますが、構造的には他に類を見ないユニークなシステムですね。

 

他にも、これまでまとまった挺数が入荷した事の無かった、中国製PPS43の四三式短機関銃も今回複数挺仕入れる事ができました。

 

四三式の選別作業は、グリースまみれの銃を高い位置にあるコンテナから1挺ずつ取り出して行いました。 写真はAK用銃剣のワイヤー・カッター機能を駆使しつつ、結束バンドで固定された四三式短機関銃と格闘する元外人部隊氏。

 

こちらはバリエーションではなく現場での改造品と思われますが、銃身をバレル・ジャケットごと短縮した奇妙な四三式短機関銃も見つけました。

 

命中精度よりもコンパクトさを重視した改造のようで、フォールディング・ストックも取り外されていますが、フロント・サイトを移設して残すといったこだわりも少しだけ見られます。

 

こちらも今回仕入れた銃の一つ。 フランキ SPAS15 ショットガン。 SPAS12の発展型で、ポンプ・アクションとセミオートの切り替えシステムを継承しながらも、着脱式のボックス・マガジンやサイド・フォールディング・ストックを備えるなど、各部に改良が見られます。

 

さらに、再入荷がほぼ絶望的と思われていたHK社のG36自動小銃も、スタンダード・モデルのG36Vの他、短銃身モデルのG36KV、そしてコンパクト・モデルのG36CVといったバリエーションを含めて少数ずつ仕入れる事に成功しました!

 

今回も物流倉庫での制限時間ギリギリまで粘って作業を行った甲斐もあり、売れ筋の銃から希少モデルまで幅広い銃を仕入れる事が出来ました。 次回はドイツ・ニュルンベルクで開催されるEnforce TacとIWA OutdoorClassicsの模様をお届けしたいと思います。

 

それではまた!!

 

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2019.03.01 Friday

ダラス観光案内 (Cavanaugh Flight Museum/DFW Gun Range)

皆様こんばんは、キートンです。

さて、本日はルイビル出張後に乗り継ぎで訪れたテキサス州ダラスでの自由時間の模様をお伝えしていきます。

今回のダラスの旅のお供はシボレー・マリブというセダン。 比較的手頃なサイズでデザインもソコソコ、装備もそれなりに充実、エンジンのダウンサイジングで燃費も良好…とアメ車らしさをほとんど感じさせない使い勝手の良い車です。。

今回最初に訪れたのはダラス・フォートワース空港から車で約20分のアディスン空港に隣接した「カヴァナー航空博物館」です。 個人コレクションの航空機を多数展示した航空博物館で、1993年に開館したそうです。

入館してまず最初に目に飛び込んでくるのは、ノースアメリカン B-25J 爆撃機 “How ‘Boot That!?” 号です。 こちらのB-25J、1944年に製造された後、イタリア戦線に実際に投入された機体だそうで、機体の装備もほぼ完全にオリジナルの状態が保たれているそうです。

機体のノーズアートは元々アルベルト・バルガスの絵を参考にジャック・コワリクという方が1944年に描いたものだそうですが、1995年にコワリク本人によって約50年ぶりに描き直されたとの事で、細部までこだわりが感じられます。

爆撃機の銃座はいつ見てもわくわくしますね。

博物館内は4カ所のハンガーに分かれており、ハンガー同士をつなぐ中庭にはF-105 サンダーチーフが鎮座していました。

屋外にはMiG-17F "フレスコC" やF-104A スターファイターなど、往年の名機がズラリ。

こちらはMiG-21の複座練習機型MiG-21US "モンゴルB"。 冷戦後のポーランド空軍からの放出品だそうですが、塗装は北ベトナム空軍風 (?) になっていました…。

こちらは博物館所有のもう一機のB-25爆撃機。 1943年に製造されたB-25H型の2機目のプロトタイプだそうです。なんとこちらの博物館、4名以上揃えば実際にこちらのB-25Hに搭乗してフライトを楽しむ事も可能だそうです。 気になるお値段は一人$400との事ですが、これだけの大型機を特別に飛ばしてくれる事を考えるとお手頃価格かもしれません…?

エンジンオイルが滴るカウルなど、静態展示機にはない迫力があります。

ハンガーの奥には戦後スペインで製造されたCASA-2.111Eと呼ばれるハインケル He111のコピーがレストア中でした。 こちらも将来的に飛行させる予定なのでしょうか…?

別のハンガー内には第二次大戦中の零戦のライバル (?)、FM-2 ワイルドキャット 戦闘機や、TBM-3E アヴェンジャー 雷撃機も展示されていました。

シンプルかつ合理的に設計されたワイルドキャットの翼の折り畳み機構は、いつまでも眺めていたくなりますね。。

こちらは実際に朝鮮戦争に投入されたグラマン F9F-2B パンサー。 セイバーの陰に隠れてそれほど知名度は高くはありませんが、朝鮮戦争中にはMiG-15相手に善戦していたようです。 朝鮮戦争中の同機の写真も展示されていました。

こちらのF-4C ファントムIIもベトナム戦争に実際に投入された機体のようです。

…と盛り沢山の館内を見ていた所、何やらハンガーの外からエンジン音が…。

急いで外に出てみると、なんとカーチス P-40N ウォーホークがエンジンを実際に始動していました! こちらの機体も第二次大戦中の1944年に製造されたものだそうで、アリソンエンジンの爆音を響かせながら滑走路へと向かっていきました。

さて、航空博物館を一通り見学した後は、ダラス・ラブフィールド空港近くのシューティング・レンジへ。 こちらの射撃場、昨年末にアルバイトS氏とダラスを訪れた際にも一度訪れた場所で、初回こそ個人情報を登録したり銃の取扱いに関する安全講習を受ける必要がありましたが、今回は2回目という事で特に手続きもなく射撃ができました。

今回レンタルしたのはこちら、チェコのCz75と…

無可動でもおなじみ、ミニUZI短機関銃! こちらの射場ではなんとサブマシンガンのフルオート射撃もOKで、他にもトンプソンやグリースガン等もレンタル可能です。 ミニUZIは前回こちらの射撃場を訪れた際にも射撃しましたが、見た目に反して反動はそこまで強烈ではなく、しっかりとハンドガードを保持すればフルオート時のコントロールも比較的容易に感じました。 (無可動実銃のミニUZI短機関銃はこちら)

さて、気になるお値段ですが、ハンドガン50発+短機関銃50発 (銃レンタル料込) で$108ほどと比較的リーズナブル。 (初回のみ講習料が別途かかります)。 ハンドガンは口径が同じであれば好きな銃を気軽に交換する事も可能と比較的フレンドリーな射撃場でした。

というわけで出張最終日の自由時間も盛り沢山の内容でお届けしました。 残すは日本に帰国するのみとなり、ようやく一安心…と思いきや、なんと日本に帰国してから5日後には再びヨーロッパ出張に出発する予定です。

なんとも慌ただしい (シカゴらしい?) スケジュールですが、何事もなければ次回はドイツからお送りできればと思います。

それではまた!!

本日のワンポイント情報!!

買取りで、和製管打式 ゲベール銃 が東京店に入荷しました。 HPとDetailed Photos(詳細画像)はアップしております。 すぐにご案内可能な商品となっております。 ぜひHPをご覧ください。

和製管打式 ゲベール銃(25万円、税別)はこちら


2019.02.26 Tuesday

ルイビル出張2019!!

皆様こんばんは、今年最初の米国出張に来ておりますキートンです。

昨年に引き続き、今年もケンタッキー州ルイビルで開催されたミリタリー・アンティークのショーに参加してまいりました。

今回の出張行程はこのようになっております。

今回、ルイビルへはテキサス州のダラスで一度飛行機を乗り継いで向かいましたが、ダラス行きの飛行機に乗ってから2時間ほど経った頃、CAさんによる重苦しい口調の機内アナウンスが…。 何事かと驚いていた所、なんと機内に7か所あるトイレの内、4カ所が故障して完全に使えなくなってしまったとの事。

故障したトイレは復旧の見込みが全くなく、一旦成田に引き返す事も検討されたそうですが、なんとか残り3カ所だけで飛行を続けられると判断したとの事で、ダラスへのフライトはそのまま続行され、無事時間通りにダラスに到着する事ができました。 (故障したのがトイレだったのは不幸中の幸いでした…)。

ダラスからルイビル行きの飛行機はマクダネル・ダグラス スーパー80。

今は無き「MCDONNELL DOUGLAS」のロゴが入ったブラインドは飛行機好きにはたまりませんね。

ルイビル到着後は、シカゴ経由で一週間ほど先に米国入りして極秘ミッションを終えたばかりの元外人部隊氏と合流し、夕飯のため昨年も訪れた宿の近くのブリトー屋さんへ。

店内にミッドウェイ製のパックマンなど、80年代頃のレトロなゲーム機筐体が並ぶ不思議な雰囲気のお店です。 (前回訪れた時はVHSでターミネーターが流れていました…)。

さて、イベント初日となる翌日は、早朝からイベント会場まで徒歩で向かいます。

会場到着後、なんと今回我々のために出展者用のテーブルが用意されている事が判明!

昨年このイベントに参加した際に、今年分の出展者テーブルのキャンセル待ち申し込みを行っていたのですが、直前になってキャンセルが出たため我々に順番が回ってきたようです。

出発直前までテーブルが確保できたという情報がなかったため、日本からはテーブルにディスプレイする商品等を全く準備していない状態でしたが、さすがにテーブルを空のまま放置する訳にもいかないため、急遽日本にいるシカゴのデザイン担当スタッフSさんに連絡してテーブルに設置するポスターと名刺用のデータを作成してもらい、現地の印刷屋さんでポスターサイズに印刷したものを準備。

さらに会場内で購入したオリジナルの日章旗 (陸軍用?) をテーブル・カバーとして被せて何とかそれらしいブースに仕上がりました。 (テーブルの上に載っている鷲の壁掛けは隣のブースの業者さんに貸していただきました)。

今回はテーブルの準備をする時間が殆どなかったため、臨時でのディスプレイとなってしまいましたが、来年は我々のテーブルが既に確保されているとの事ですので、より充実した出展が行えるかと思います。

さて、テーブルの一件が落ち着いたところで、イベント会場内を回ってメインのお仕事である銃の買い付けを行いました。 今回も広大な会場内を何周も歩き回って、旧軍系ボルトアクションを中心に相当数の買い付けに成功しました。

(初日の買い付けの途中で、購入した銃の詳細を記録する元外人部隊氏。 写真には写っていませんが、狙撃銃等の珍しいタイプも含めてかなりの数を仕入れる事ができました)。

また、今回もミリタリー・アンティークが中心のイベントとは別に、銃の売買がメインのガンショーが会場内の別のホールで開催されており、こちらも多くの人々で賑わっていました。 (案内板のイメージと実際に販売されている品のギャップが激しいですね)。

イベント4日目の夜、会場での仕事を終えて宿に戻った所、なんと我々が泊まるホテルの車寄せにトラックが突っ込んで屋根が大破していました。 どうしてこうなった?という感じですが、アメリカはちょっとした接触事故でもスケールが桁違いですね。。

ルイビルでのイベント最終日は、午前中にガンショー会場内をもう一周し、知り合いの業者達への挨拶などをした後、午後は残った時間で昼食も兼ねてルイビル市街地を少しだけ観光しました。

ルイビル市街はオハイオ川を挟んでお隣のインディアナ州と接していますが、前日の大雨の影響かオハイオ川の水量が増して濁流となっていました。

川沿いの道路は川からの水が流れ込んで一部完全に水没状態になっていました。。

ルイビル出身のボクサー、モハメド・アリを記念したモハメド・アリ・センターの駐車場もご覧の通りの有様。。

その後、ルイビルの歴史をより深く知るため (?)、近くのフレイジャー歴史博物館なる場所を訪れてみました。

ケンタッキー州はバーボンの一大生産地ですので、こちらの博物館の展示もバーボンに関連した物がメインでしたが、ペンシルベニア・ライフルなど、アメリカで18〜19世紀頃に使われていた銃も少しだけ展示されていました。

こちらはブラピ主演で映画にもなった西部時代のアウトロー、ジェシー・ジェームズが所持していたコルトSAA。 他にも西部時代のガンマン、”バッファロー・ビル” のウィンチェスター イエローボーイといった歴史的な品も展示されていました。

というわけで、一週間にわたる今回のルイビル出張も終わりに近づき、残すはダラス経由で日本に帰国するのみとなりました。 次回はお待ちかねのダラスでの自由時間の模様をお届けできればと思います!

それではまた!!

本日のツーポイント情報!!

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2019.01.25 Friday

スピゴンって一体…?

皆様こんばんは。 キートンです。

さて、先日よりガゼットVol.16をご登録いただいているお客様に発送させていただいていますが、皆様お手元に届いておりますでしょうか? (ご住所登録されていてまだ届いていないというお客様がいらっしゃいましたら、お電話もしくはメールにてご連絡ください)。

 

ところで、今回のガゼットVol.16には聞き慣れない名前の短機関銃が掲載されておりましたが、皆様お気付きでしょうか?

こちらのハンガリー製短機関銃、以前シカゴにて、「スピゴン」というウ〇トラ怪獣のような不思議な名前で販売しておりましたが、今回のガゼットVol.16発行を機に「ダヌビア53M/K1 短機関銃」という少しだけ格好良い (?) 名前に生まれ変わりました。

因みに以前の販売名称の「スピゴン」ですが、インターネットなどで調べても全くヒットせず…。 なぜスピゴンという名前で販売していたのかシカゴ社長に尋ねてみたところ、「仕入れた時にスピゴンという名前の銃だと仕入先から聞いたんちゃう?」との事で、今となっては真相は闇の中です。。 (ハンガリー語で何らかの意味があるのでしょうか…?)

 

そんなダヌビア53M (元スピゴン)、共産主義時代のハンガリーで1950年代に独自開発された短機関銃で、設計者はJosef Kucherという方だそうです。 ダヌビア53Mは「K1」という名称でも呼ばれたそうですが、これはKucher技師のイニシャルに因んでいるようです。

 

ちなみに現在シカゴには、ダヌビア53Mが登場するおよそ10年前の第二次世界大戦中に同じハンガリーのダヌビア社 (Danuvia Gepgyar) で製造された「ダヌビア43M」という短機関銃もございます。 ダヌビア53Mはマガジンの折り畳み機能こそないものの、円筒形のレシーバーやストックの折り畳み方など、ダヌビア43Mとの共通点がいくつか見られます。

 

さて、ダヌビア53Mはハンガリーで1953年に制式採用されましたが、その頃すでにハンガリーではPPSh41のライセンス生産品の配備が進んでいたため、ダヌビア53Mの配備は警察組織や国境警備隊、準軍事組織など限定的なものに留まったようです。

 

さらに1956年にはハンガリー動乱が発生し、ソ連軍が介入して鎮圧する事態となりましたので、ハンガリーが独自開発した短機関銃を国産する事に対してソ連からの圧力がさらに強まった可能性も十分に考えられますね…。

 

東京店在庫品のダヌビア53Mの製造年は採用年と同じ1953年と思われ、レシーバーに「1953」の刻印が入っています。 1953年にはソ連でスターリンが死去した事から、ハンガリー国内でも非スターリン化の気運が高まり始めた年だそうです。 ハンガリー独自開発の本銃もそうした流れの中で制式となったのでしょうか…。

 

さて、今回のダヌビア53Mは、各部の設計にPPSh41やPPS43の影響を強く受けていると思われ、使用弾薬が7,62mm×25弾となっている他、マガジンもPPS43の物に非常に近い形状となっています。 (試しにPPS43とマガジンの互換性を試してみた所、マガジン自体は差し込めましたが、ロックがかからず互換性はないようです…)。

 

コッキング・ハンドルにはPPSh41のようなボルトを前進もしくは後退位置で固定するロック機能が取り入れられていますね。

 

このように大戦中のソ連製短機関銃の影響を強く受けている53Mですが、各部にハンガリー独自の設計も見られます。

PPS43との最も大きな違いは本体の製造方法で、PPS43ではレシーバーのほとんどがプレス製ですが、ダヌビア53Mではレシーバーやトリガー・ハウジング、マガジン・ハウジングといった主要部品が削り出し製となっており、PPS43等に比べて製造コストは高そうな印象です。

 

レシーバー左側にはセレクター・レバーが装備されており、セミ/フルオートの切り替えが可能となっています。 因みにEがハンガリー語でEgyes (単射)、SがSorozat (連射) を意味しているそうです。

 

ダヌビア53MにはPPS43のようなレシーバーのテイクダウン機構はなく、ボルトはレシーバー後端のエンド・キャップを取り外して後方から取り出す方式となっています。

レシーバー後端下部にはエンド・キャップのロック・ボタンがあります。

 

このロック・ボタンを前方に押しながらエンド・キャップを回転させると、レシーバーとの噛み合いが解除されてエンド・キャップが外れてきます。

 

レシーバー内部を覗いてみると、グリップ・フレーム上部がレシーバーに嵌まり込む形で強固に固定されている事がわかります。

 

ダヌビア53Mのストックは回転式のフォールディング・ストックですが、銃本体の下に折り畳む構造となっており、グリップ上部にあるストックのロック・ボタンを後ろから押し込む事でストックを回転できるようになります。 ストックのロック・ボタンの操作方法はダヌビア43Mとほぼ同じとなっています。

 

こちらのフォールディング・ストック、マガジンを取り付けた状態ではバット・プレートがマガジン下端に接触しないように上手く回避しながら回転させる必要があり、あまり使い勝手が良いとは言えません。 (その点、PPS43では本体上面にストックを折り畳む構造ですので、マガジンとの干渉を考慮する必要が無い点では優れているかも知れません)。

 

銃身にはPPSh41やPPS43に比べて細身のバレル・ジャケットが装備され、銃口部にはマズル・ブレーキを兼ねたコンペンセイターもしっかり装備されています。 魚の口のような (?) 銃口部は他には見られない独特のデザインですね。。 (この部分だけ見ると "スピゴン" という名前の方が似合っていたかも…?)

 

PPSh41との競合 (ソ連からの圧力?) によって少数しか配備されなかったため、一般にあまり知られる事のないダヌビア53Mですが、随所に戦前から銃器製造を行っていたハンガリーの銃器産業の意地のようなものを感じますね。

元々生産数も少なく稀少なダヌビア53M短機関銃、現在東京/大阪店合わせて2挺のみの在庫となっておりますので気になっている方はお早めにどうぞ。

 

それではまた!!

 

>> ハンガリー ダヌビア 53M/K1 短機関銃はこちら

>> 53Mのご先祖様? ダヌビア43M 短機関銃はこちら

 

 

本日のツーポイント情報!!

* 買取りで、下記の無可動実銃コレクション3挺 が東京店に入荷しました。 本日HPとDetailed Photos(詳細画像)をアップしております。 ぜひHPをご覧ください。

マキシム MG08 重機関銃 (80万円、税別) こちら

35M 小銃 (23万円、税別) こちら

ペルー モーゼル M1909 歩兵銃 (18万円、税別) こちら

 

* シカゴレジメンタルスでは引き続き東京上野本店アルバイト・スタッフを募集中です。 銃やミリタリーに興味のある方、土日勤務可能な方大歓迎です。 詳しくは下記のアルバイト募集ブログをご覧ください!

東京上野本店アルバイト募集ブログはこちら


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